2012年1月28日

小説『麒麟の翼』の町を訪ねて。

今日から公開されている映画『麒麟の翼』。

東野圭吾さん原作、大人気、加賀恭一郎シリーズの
最新作です。
皆さんはご覧になりましたか?
(私は・・・まだです。。)

シリーズ1つ前の作品『新参者』は
阿部寛さん主演でドラマ化されたんですよね。
同じキャストでも映画化ということで、
もの凄く楽しみです。

もともと加賀刑事リシーズの大ファンだったのですが、
特に『新参者』『麒麟の翼』は、はまりました!

歴史と伝統を持った小粋な東京の下町、人形町を舞台に
繰り広げられる人間模様に心奪われ、
人形町巡りにまででかけてしまったくらい(笑)
(しかも!!このとき『新参者』のロケに遭遇したのです!)

映画『麒麟の翼』もドラマと同じキャストで、
この人形町が沢山出てくるんですよね。
主演の阿部寛さんは“人形町は第2の故郷”とお話されているそうです。

東野圭吾さんの小説には日本橋~人形町が沢山でてくるんです。
町の描写がとても正確なので、そのたびに、足を運びたくなります。

映画公開前に、小説『麒麟の翼』も読み返したところで、
再び、人形町へ行ってきました!

この景色を見ただけでわかった方は、かなりの人形町好きな方ですよね。
もしくはドラマ『新参者』のファンでしょうか?


人形町の細い路地に佇む老舗の料亭<きく家>さん。
ドラマ『新参者』では、第2話で夏川結衣さんが女将をつとめる
<まつ矢>として登場しました!

実は、<きく家>の女将さん、志田シエさん。
昨年会津大学で開催された「全会津文化祭 会津エンジン06」
講師としていらっしゃっていて、楽しいお話を聞かせてくださいました。
私も受講していたのですが、とってもお話しがお上手です。
そして、その夜に行われた、
お酒やお食事を頂く「夜学」でも、ご一緒させて頂き、
楽しい時間を過ごさせて頂きました。
そんな不思議で嬉しいご縁もあり、今回<きく家>さんを訪問させて
頂くことになりました。


女将の志田さんはとってもお話しの楽しい方。
私もず~っと喋っていたような気がします。


そいうえば、もしかして、東野圭吾さんも志田さんのお話しを
聞かれたのなぁと思うことが、昨年あったんです。
「全会津文化祭 会津エンジン06」で、志田さんが挨拶をされる際
“人形町は東京の下町で~”と人形町についてお話しをされたんです。

その際、人形町の有名スポット水天宮について触れられ
“水天宮は安産の神様として沢山の方が参拝しますが、水難除けとしても
ご利益があって有名なんですよ”とお話しされていたのです!!


そうなんですよね~。小説『麒麟の翼』を読んでいらっしゃる方は
うんうん。と頷いてくださるのではないでしょうか?
私も人形町の水天宮に、水難除けとして
御利益があること、知っておりました!!
きっと小説を読んで知った方も多かったのではないでしょうか?
そうです!!『麒麟の翼』でも、重要キーワードとして出てきます。


『麒麟の翼』を読むまで、水天宮に水難除けの神様が祀られている
ことを全く知らなかったという方、多いのではないかぁと思うのですが
いかがでしょうか?
読まれた方、(または映画をご覧になられた方)いかがですか?
もしや!東野圭吾さんも、きく家さんで志田さんにお話しを聞かれたの
かなぁと勝手な想像をしてみたり(笑)


志田さんは、私が東野圭吾さんの大ファンだとうことをご存じで、
「そうだね。そんな話したねぇ。」とニコニコ可愛らしい笑顔で
お話ししてくださいました。

やっぱり作家さんも色々と歩いて取材をされるのですね~。


温かいお蕎麦と冷たいお蕎麦を頂きました♪


ドラマ『新参者』でも撮影秘話も沢山聴かせてくださいました。

とっても嬉しいことに、撮影で使われた各お部屋も案内して
くださったんです!


写真が上手く撮れなかったのですが、
こちらは、板前見習、石川英雄さん演じる修平が掃除をしていた階段箪笥。
思い出しますね~。


こちらは、夏川結衣さん演じる女将さんが、
人形焼きに山葵を入れていたお部屋です。


ドラマ『新参者』をご覧になった方、このお部屋はどのシーンで
使われていたかわかりますか??

そうです。夏川結衣さん演じる女将さんが、寺島進さん演じる
旦那さまの浮気写真を燃やしたお部屋なんですよ~。
志田さんが、一つ一つお部屋の明かりをつけながら
教えてくださいました。

完全に私、東野圭吾さんの小説の中に入り込んでしまいました。


東野圭吾さんの小説についてや、人形町という町の歴史について
そして日本酒について、沢山お話しを聞かせてくださった
<きく家>女将の志田キエさんと♪
今年のカレンダーもお土産に頂きました。
本当に素敵な女将さんです。
ありがとうございました。

あっ!映画『麒麟の翼』でも、<きく家>の前の通りが
登場するそうですよ。


日本橋にある“麒麟の像”。
何度かこの前を通ったことはあったのですが、
小説を読むまで、麒麟だとは思っておりませんでした。
龍??ドラゴン?

小説を読んだ後に、じっくり見ると、
感じことが沢山ある“麒麟の像”です。

そうだ!『麒麟の翼』は、重要人物が福島県出身だったりします!
映画でその辺りが描かれるかはわかりませんが、
映画を観るのがますます楽しみになりました。
早く観に行かなきゃ。

東野圭吾さん。大好きな作家さんです。