全会津文化祭 会津エンジン06
空気の冷たさが日に日に厳しくなってきましたね。
風邪をひかないように、気をつけなきゃです。
さて、番組でもお話ししたのですが、
昨日、会津大学で開かれた
『全会津文化祭 会津エンジン06』へ行って来ました。
毎年仕事でなかなか参加できなかったのですが、
2006年に開催された『エンジン01文化戦略会議』以来
久々にお邪魔することができました。
5年前も感動して帰ってきたのですが、
やっぱり素晴らしいイベントですね~!
日本を代表する各界のエキスパートがこれだけ多く集まって
お話しを聴かせてくださることなんて
なかなかありません。
林真理子さんだったり、奥田瑛二さんだったり、
勝間勝代さんだったり。テレビや雑誌でお馴染みの方々が
会津大学の中を行ったり、来たり。その光景にも驚きですが、
講義がとっても興味深いのです。
今年は「どっこい福島、さぁこい会津。
~どこ吹く風評!みんなで前へ!~」。
という大きなテーマのもと、教室ごとに様々な講義が展開されたのですが、
1講座が90分で夜学やワークショップもあわせると約60の講座が
あったそうです。
どれを受講しようか迷ってしまうくらい魅力的な講座が
並んでいたのですが、まず私が参加したのは
「おいしいは元気のみなもと!。」
講師陣の名前をみてすぐに決めました!(笑)
料理やグルメ情報が大好き!という方なら
知らない人はいないのではないでしょうか?
(ピンとこなくても、お顔や本をみればきっとわかると思います。)
料理評論家のマスヒロさんこと、山本益博さん。
フレンチの世界ではと~~っても有名な
東京青山にあるフランス料理店『ラ・ブランシュ』の
オーナーシェフ田代和久さん。
田代さんは川俣町のご出身です。
そして東京人形町にある日本料理店
「きく家」の女将志賀キエさん。
阿部寛さん主演のドラマ「新参者」で、加賀刑事が
一人で料理を食べていた料亭が、
この「きく家」さんなんですよ。
憧れの食の達人がずらり並んだ授業は、90分が
本当にあっという間でした。
食材と対話をしている方々は、みなさんお話し上手♪
“食べることは、作っている人の気持ちを頂くこと”。という
マスヒロさんのお話し、とても印象に残っています。
また震災後に何度も被災地を訪れて食を通して
支援活動をされている皆さんのお話、
こみ上げるものが沢山ありました。
もう一つ私が参加したのが、俳優で映画監督の奥田瑛二さん
華道家の池坊美佳さん、
ウェーバー・シャンドウィック・イワールドワイド株式会社
元代表取締役社長 久保明彦さんの講座。
こちらも、ものすごく興味深い授業でした。
奥田さんと、奥様の安藤カズさんとの出会いの話や
家での様子、それぞれの人生のターニングポイントなど
池坊美佳さんのナビゲートで
楽しいお話しが続きました。
池坊さんの男性2人対する、ツッコミがするどすぎて
ドキドキしちゃいました。
女性ならではのツッコミに、奥田さんと久保さんが
ちよっと動揺されているのがわかって
思わず笑っちゃいました。
やはり女性は強し!?
この授業の中で、それぞれが震災や被災地に対する考え、
思いをお話ししてくださったのですが、
そのお話しが胸を打つものでした。
奥田瑛二さんが途中、涙でお話しできなくなるという
場面もありました。
奥田さんが「皆さんに聞きたいことがあります。」と
問いかけたときがあったのですが、
今、津波の被害にあった町で
映画の撮影をするとしたらどう思いますか。という
お話しでした。
50年、60年、100年先にその記憶を刻むことは
もちろん、その場所で撮影が行われば
町にクルーが入り、臨時のお店ができ
沢山の人が訪れ復興に繋がるのではという思いと
まだ時期尚早、被災者の気持ちを考えれば・・・と
映画撮影となれば、様々な批判も飛び交うということを
ふまえての問いかけでした。
どちらの意見も間違いではないと私は思うのですが、
撮影していい、撮影したてはいけない、ではなく
こんな風に真剣に福島、東北のことを考え
悩み、苦しみ、行動をして下さる方がいることは
本当に心強いことです。
こちらの講座も90分があっという間でしたよ
普段はなかなか聞くことのできない方々の
お話しを目の前で沢山聴かせていただいて、
エネルギをたっぷりチャージした時間でした。
まだ参加されたことがないという方、
来年はぜひぜひご参加ください(*^_^*)