2011年11月7日

東野圭吾:マスカレード・ホテル

週のスタート月曜日。ふくしまFMのスタジオでも
マスクをつけているスタッフが多くなってきました。
朝はびっくりするほど空気が冷たく感じる日が
あって冬が近づいていることを感じます。
あ~~寒いの苦手です。
でもイルミネーション巡りは今年も出かける予定です(*^_^*)

冬はどちらかとインドア派の私。
家やカフェに出かけて、ず~っと本を読んでいるという日も
増えてくるのですが、皆さんが最近読んで面白かった本、
ぜひぜひ教えてください!

私が最近読んで面白かったのは、
東野圭吾さんの最新作『マスカレード・ホテル』。
『麒麟の翼』『真夏の方程式』に続く、
東野圭吾さんの作家生活25周年を記念して発売された
小説の3作目です。

前作2作は、加賀恭一郎、ガリレオという人気シリーズの
最新作だったのに対し、今回は全くの新しい物語。
もしかすると、シリーズ化されたりするのかなぁと
思うような刑事さんが出てきます。

加賀刑事に比べると、若くて、優秀なだけに、プライドが高く
ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込んだり、
捻くれたり・・・(笑)
でも全然憎めない、むしろとっても人間味があって
個人的に大好きな加賀刑事とよい勝負です。
(よい勝負っていうのも変ですが・・・)

『マスカレード・ホテル』の舞台となるのは、
東京にある、皆が憧れる一流ホテル。
都内で起きる連続殺人事件の次の現場がこのホテルではないかという
情報が流れ・・・。

ホテルで働く人たちの細やかな気遣いなども描かれていて
事件との間で翻弄される、ホテルでつとめる人たちの働きぶり、
そして刑事さんたちの譲れないプライド。
それぞれが自分の仕事にしっかりとプライドを持っていて
自分のすべきこと、やるべきことを一生懸命しなくては!!と
思わせてくれる部分も沢山あるんですよ~。
豪華なホテルで繰り広げられる様々な出来事に
その世界に引き込まれるように読んじゃいました。

物語の中心となる刑事さんとホテルで働く女性がとっても素敵なのですが、
個人的に脇役のちょっと変わった年配刑事さんが、
お気に入りです。