インタビューDAY
今、福島市のスタジオから帰ってきました。
ずっとお会いしたかった方が、ゆっくりと紡ぐ
一言一言は、心の奥をそっと染めていく
優しい光と力強さが溢れていました。
お聞きしたいことが沢山あって、
インタビュー収録の前後1時間、お話しを伺ってしまいました。
共感すること、教えられることがいっぱいの1日でした。
今週の“モーニングフリーウェイふくしま”は、
通常の放送時間(7:30~10:00)を1時間拡大して(7:30~11:00)
福島に元気を届けて下さる方の声をご紹介しています。
10:00~の10分間は、望月理恵さんのナビゲートで
TOKYO FM、FM岩手、Datefm、ふくしまFMを結んで
<復興へ向けた取り組み>や<未来への希望>をお届けしています。
今日水曜日は、ふくしまFMのスタジオから4局を結んでの
生放送ということで、1階の第1スタジオから三吉がお送りしました。
スタジオに来て下さったのは、原発事故の影響で避難区域になっている
富岡町の支援にあたられている富岡町生活復興支援
おだがいさまセンターの吉田恵子さん。
郡山市にある多目的ホール、ビッグパレットふくしまに
避難されている皆さんに生活情報を届けようと
お互い様の方言を交えて、「おだがいさまFM」が立ち上げられた際、
その中心となって動かれていたのが、吉田さんです。
最初は、情報を届けていたのが、いつのまにか
お笑い中心の放送になっていたそうです。
過酷な状況の中、多くの人が求めていたのが
笑顔になれる笑いの声だったのですね。
「おだがいさまFM」は、ビッグパレットふくしまの避難所閉鎖に伴い
その役割を一度は終えたわけですが、原子力災害の影響で、
いまだ故郷に帰れず、郡山市内にいらっしゃる富岡町の皆さんにむけて、
災害FM「おたがいさまFM」を復活させようという動きがあります。
すでに予備免許もおり、後は3月11日の開局にむけて
総務省からの認可がおりるのを待つだけという状態。
ちなみに、本来災害FMは、被災した地域で開局するFM局ですが、
原発事故の影響により、福島県の状況が特殊なため被災地域から
放送はできません。
避難先の一部、郡山からの送信となり、
認可がおりれば、災害のおこった地域以外で開局する
日本で初めての災害FM局となります。
また避難されている方が北海道から沖縄まで全国にいらっしゃることから
インターネットでの「サイマル放送」を活用し、
全国に向けて放送を再送信するそうです。
全国に避難されている富岡町の方々の心を
つないでいくメディアとして、「おだがいさまFM」が
3月11日に開局することを私も心待ちにしています。
ご自身も大変な思いをされている吉田さん。
それでも顔いっぱいの素敵な笑顔で、
お話しを聞かせてくださいました。
前へ進みだす大きなエネルギーに溢れて
そのパワーがこちらにも伝わって来ました。
午後からはTOKYO FMで平日の13:00~13:55まで放送されている
「シナプス」に出演させていただきました。
震災後、福島県をはじめ、被災地を訪れ支援を続けていらっしゃる
山田ひさしさん。心強い存在です。
「シナプス」。
今日の放送は、ふくしまFMのスタジオからの生放送でした。
私も色々とお話しをさせていただいたのですが、
マイクの前に座っていると、思い浮かべているの
ふくしまFMのリスナーの皆さんで、
“あっ、これは、東京だけで、
ふくしまFMでは放送されていないんだ!”と思い出しては忘れの繰り返し(笑)
ふくしまFMのスタジオで喋っているのに、
ふくしまFMでは放送されていない・・・なんとも不思議な感じでした。
慌ただしく過ごしながらも、ここ福島で力強く生きている人、
福島を思いエールを届けてくれる方々から
沢山のエネルギーをもらった水曜日でした。