CINEMA日和:麒麟の翼

早いもので、もう2月。
暦の上ではまもなく春だというのに、
まだまだ寒くて、一番冷え込むころですよね。

インフルエンザの流行警報も発令されたようですので、
うがい手洗いをしっかり、そして睡眠もたっぷりと
とって予防していきましょうね。

さてさて、観て来ましたよ~!
東野圭吾さん原作、阿部寛さん主演の映画『麒麟の翼』。

やっぱり阿部寛さんの加賀刑事は、とってもはまっています。

小説を読んでも、加賀刑事の文字をみると
阿部寛さんを想像してしまいます。

犯人を追い詰めることなく、
心の奥深くに語りかけることで
犯人をはじめ、家族を含む関係者、
そして被害者が、この先しっかりと生きていけるように
導いていく捜査は、やはり胸がいっぱいになります。

大好きな小説の映画化というのは、
その世界がどのように描かれているのか、気になるものですよね。

何百ページにも及ぶ作品を、2時間におさめるには
当然、小説にはある色々な場面をカットしなくては
いけないわけで・・・。

映画によっては、“え~。
あそこはカットしないで欲しかったよ~”と
思うことも多いのですが、
麒麟の翼は、小説にとっても忠実で、
観ていてまたまた感動してしまいまいした。

ちなみに『麒麟の翼』の小説では、
容疑者とその恋人は福島県の出身ということになっておりましたが、
そんなことを認識させてくれる場面もありました!

容疑者役の三浦貴大さんと、恋人の新垣結衣さんが
福島県から上京し、日本橋の麒麟の像の前で
降りるシーンがあるのですが、
トラックは福島県のナンバープレート!
そして田中要次さん演じる、トラック運転手さんの
シャツの胸元には「I♡FUKUSHIMA」と描かれていました!!

ご覧になった方は気付きましたか?

(ちなみに、田中さん、三浦さん、新垣さんは
撮影の時、3人で福島弁の講座を受けたそうです!)

まだ観ていないという方は、そんなシーンにもぜひ注目してみてくださいね。