松炊祭~どんと祭 大崎八幡宮①~

東北に来てから、いつか必ず行ってみたいと思っていた
小正月の送り行事。
仙台にある大崎八幡宮で毎年14日に開催される
どんと祭へ足を運んできました。
大崎八幡宮では松炊祭ともいわれてるんですね。
正月飾りを燃やして無病息災を祈る行事。
様々な思いを抱えて、御神火を目指しました。


仙台の駅前には、どんと祭行きの臨時のバス停ができていたのですが、
“どんと祭のりば”という文字もしっかりと入っていますし、
バスのアナウンスも通常のバスと同じようにテープの音声でした。
1年に1度の行事でもここまでしっかりと整備がなされていることに
驚きました。やっぱり特別なお祭りなんですね。

バスに乗っていると、シャンシャンシャンという大きな鐘の音が
聞こえてきました。
この鐘の音色は、神様にこれからお参りに行くことを知らせる音だそうです。
一つ一つにしっかりと意味があるのですね。
バスを降りて大崎八幡宮へ向かう途中に
『裸参り』の行列と一緒になりました。
大崎八幡宮の御神火を目指して参拝するこの裸参り。
白のさらしに白の鉢巻きを巻いた男性と、白い装束に白の鉢巻きをした
女性が、口に紙を含みながら黙々と歩いていました。


皆さんが口に含んでいる紙は<含み紙>といわれ、私語を慎むため
のものなんだそうです。
凍りそうなくらい冷たい空気ですもの。
皆さんやっぱり寒そうでした。


仙台の国宝。大崎八幡宮に到着です。
出店も沢山並んでいてとっても賑やか。


大きな鳥居をくぐり、境内へ向かう階段を上るのですが、
階段は裸参りの列と、一般参拝者の列が別になっていました。


階段を上がると、注連縄や門松などが積まれた小高い丘に
御神火が炊かれ、勢いよく炎があがっていました。
(↓②へ続きます。)