松炊祭~どんと祭 大崎八幡宮②~

吐く息が真っ白になる中で、ここは別世界。
とっても暖かくて、確かにこの火にあたると
元気でいられるような気がします。

裸参りの人達もこの御神火の周りを歩き、拝殿へと向かいます。


もの凄く寒そうだったので、ゆっくり温まって欲しいのですが、
そういうわけにもいかないのですね。。。


私もお正月飾りと、昨年の破魔矢を持って行ったのですが、
裸参りの列と重なってしまい、タイミングがなかなか
つかめないでおりました。。。
すると・・・


係りのおじまさまが、「タイミングつくってあげるから、
しっかりお参りしておいで」と、御神火へと案内してくださいました。
この火にあたりしっかりと無病息災をお願いしてきました。
火が高く立ち上っていて、近づくとあついくらいなんですね。


大崎八幡宮を後にすると、外では御神火を目指す裸参りの列が
続いていました。
なんと、118団体2862人の方が参加したんだそうです。
そして参拝客も昨年より2万人も多かったそうです。

思いはみんな同じですね。

福島では放射線の影響で今年は、伝統のどんと祭を執り行うことが
できない神社もあります。
その神社にあるお札やお守りを、来年は神様の元へ返すことができますように。
そしてそれまで、しっかりと私たちを守ってくださいますように。

そんなことを思いながら、極寒の中、シャンシャンカランカランと響き渡る
鐘の音を聞きながら帰って来ました。

今年のどんと祭の景色。一生忘れないと思います。