2013年1月10日

CINEMA日和:レ・ミゼラブル

映画「レ・ミゼラブル」を観てきました。
見応えたっぷりの素晴らしい映画でした。

学生の頃、読んだことのある、
世界中で愛され続けている、
ミュージカルの映画化で、
どんな風にストーリが展開されて
いくのだろう?と
思っていたのですが、一瞬のうちに、映像の
世界に引きこまれていきました。

主演のヒュージックマンをはじめ、
ラッセル・クロウ。アン・ハサウェイ、
キャスト陣のパフォーマンスが圧巻です。

監督は、『英国王のスピーチ』を手がけた、
トム・フーパー監督。
フーバー監督が今回こだわったのが、
キャスト陣が、その場で唄ったものを
ライブ収録するという手法だそうです。

この映画は、セリフの
99パーセントが歌なのですが、
前もってスタジオで録音した歌を流しながら
撮影する方法ではなく、このライブ収録に
徹底的にこだわったとか。

それぞれの唄う、お馴染みの歌が
本当に素晴らしいのです。

ヒュージャックマン演じる、
ジャン・バルジャン。
歌にのって伝わってくる
台詞の一つ一つに
鳥肌がたってしまいました。
パン1個を盗む、そのたった1つ罪によって
もたらされる激動の人生に
おける心の葛藤が
痛いくらいに伝わって、
胸が苦しくなるくらい。

バルジャンを執拗に追い続ける、
法の下で生きるシャベール演じる、
ラッセル・クロウ。
歌も唄えたとは!!

個人的には、アンハサ・ウェイの「夢やぶれて」を
もう一度聴くために、
この映画をもう一度みたい!と
思うくらい、彼女演技にひきこまれました。

それぞれの苦悩、不安、恐れ、愛。
沢山の感情が入り混じった、
心を揺さぶられる映画です。

子供の頃『風と共に去りぬ』を読んで感動し、
映画を観たときは、しばらく現実の世界に戻って
これなかった私。
この作品が好きすぎて、大学では
卒論のテーマにもしてしまったのですが、
今、私が学生だったら、「レ・ミゼラブル」を
選択するかも、と思うくらい感動しました。
(あっ、でも私が専攻してたのは、
英米文学だから、だめか。。。)

皆さんが最近ご覧になって、感動したのは
どんな映画ですか??