2012年12月17日

門田隆将:死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

先日、RADIO GROOVEにご出演いただいた
みどり書房桑野店の東野のりあきさんがご紹介して
くださった本。
ブログの掲載が遅くなってしまい、ごめんなさい。

東野さんが今一番紹介したいと思われた本。
私もちょうど読んだばかりの一冊でした。

とても衝撃的で、初めて知ることが沢山書かれている。。。

それが門田隆将さんの
『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』です。

2011年3月に起きた福島第一原子力発電所事故。
その事故現場で何が起こっていたのか、
どんな思いで作業にあたっていたのか。
事故対応にあたった方々だけでなく、そのご家族の話なども
書かれていて、涙が溢れてくる部分が多くあります。

事実を綴る文章や当時の会話が胸にせまり、
途中は息が詰まる思いで読み進ました。
私自身が放射線の恐怖に怯えていたとき
福島原発で、死と隣り合わせの作業が行われていたこと、
故郷と日本を守るために命をかけて働いて人たちの
思いを知り、胸があつくなりました。

多くの人に手にとってもらいたい一冊。
忘れてはいけないこと。そして語り継いでいかなくてはいけないことが
沢山書かれ本です。

今までニュースでは“作業員”とした報道されてこなかった人たちが
実名で書かれていて、その時、その時の苦悩や悲しみを
改めて知ります。

途中、背筋が凍るようなお話しもあり、、

ぜひぜひ、手にとって読んでみてください。