1年をむかえての祈り

東日本大震災から今日でちょうど1年。
私は郡山駅前の「元気発信フェスティバル」会場で
午後2時46分をむかえました。

春の訪れを待ちわび、桜の季節を楽しみにしていた
人々の尊い命が奪われ、あたりまえだと思っていた
日常がなくなってしまった昨年の3月11日。

大切な方を亡くされ深い悲しみの中でこの1年を
過ごされてきた方達が
この1年がどんなに辛かったか、苦しかったか、

帰る場所がありながら、帰ることのできない憤りが
どれくらいのものなのか、
午後2時46分が近づくにつれて、頭の中でこの1年の間に
心にプリントされた様々な景色が甦ってきて
黙祷の時間は涙を堪えることができませんでした。

自分が生きている日常が決してあたりまえではなくて
奇跡の連続。
この週末のように沢山の人たちと一緒に思いを共有し、
笑顔が溢れるイベントが開催できるということに
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

あらためて尊い命を奪われた方々のご冥福をお祈りします。

昨日と今日の2日間、郡山駅前では、
午後6時30分からは海老根和紙の灯篭に
明かりが灯される“春蛍”が開催されました。


一つ一つの灯篭に、それぞれのメッセージが描かれています。


子供たちが一生懸命描いた絵をとっても可愛らしく
見ているだけで、心がほっこりと温かくなりました。


優しい光が溢れていました。


1年が経ったからといって何かが変わるわけではないけれど、
この週末に何度も口にした「ここから元気発信!」。
その言葉をしっかりと胸に刻み、明日からまた新たな気持ちで
笑顔を増やしていきたい、そんな風に思いました。
皆さんはどんな週末をすごされましたか?