詩人 和合亮一さん
特別編成でお送りしてきた今週のモーニングフリーウェイふくしま。
最終日の今日は、震災発生から6日目の3月16日からツイッターで
詩を書き始められ、福島の状況、思いを全国に発信し続けた
福島市在住の詩人、和合亮一さんをお迎えしました。
ずっとお会いしたかった方。
先日、福島に来てからずっとずっとお世話になっているお姉さんの
ような存在の人に「和合さんにお話しを聞きたいんです」と伝えたところ
その日には和合さんへインタビューをさせて頂くことが決まって来ました。
人と人との繋がりって本当に不思議だなぁとしみじみ。。。
和合さんが丁寧に紡がれる一言一言がとても心に響きました。
和合さんがツイッターを始められた3月16日前後というと、原発事故がおき、
私自身スタジオで放射線量を読み上げながらも
心の中で感じる不安や苦しみがどんどん大きくなって
どうしていいのかわからず、スタジオで泣いてしまったりと
精神的にもとても不安定な時期だったように感じます。
そんな3月16日に、“修羅のように書きます。”と詩を書き続けることって
どういうことなのか、ずっとお聞きしたかったのですが
その答えが分かると同時に、自分自身を振り返ったときに
気付くことが沢山ありました。
和合さんのお話しを聞いて、あのとき喋り続けることで
自分が救われていたこと、マイクの前に座り続けることで
日常と、リスナーさんと繋がっていられたこと。
そのことが何よりの救いになっていたことを改めて
気付かされた気がします。
和合さんが書かれた本を沢山読ませて頂いていたので、
お会いする前はドキドキだったのですが、
ラジオや音楽が大好きなとっても気さくで優しい方でした。
またスタジオに遊びに来て頂きたいです。
今週の番組では、ふくしまFMの放送に対して
“ありがとう”というメッセージを
沢山頂きました。
でも、“ありがとう”の気持ちを伝えなくてはいけないのは
私のほうです。不安に呑み込まれそうになる中、
世界が全く変わってしまった中、
ラジオを聴いてくださって、励ましてくださって
そしてラジオを通して手を繋いでいてくれて
本当にありがとうございまいました。
これからもふくしまFMをどうぞよろしくお願いします。