森山直太朗ライブツアー2011「乗り遅れた電車を見送るペンギンよ」~福島テルサ

本当に温かくて、楽しくて、優しいライブでした!
昨日、福島市にある福島テルサで開催された
森山直太朗さんのライブへ行って来ました!
『乗り遅れた電車を見送るペンギンよ!』。
ほぼ毎回、森山直太朗さんのライブは拝見させて頂いているのですが、
寸劇があったり、プチ?ゲストがいたり、とにかく楽しいのです。
で、あれだけ唄って、演じて(!?)、大笑いしても
全く声がぶれずに、ぐ~~っと音の世界に観客を引きこませるのだから
素晴らしいです。

個人的には、この曲が聴けるの~と大興奮でした。
昨年リリースされた2枚のアルバムからだったり
来年デビュー10周年を迎えられるということで、
デビュー当時の曲を沢山歌ってくださったり、
私が新人の頃にインタビューをさせて頂いた際に
お話しを伺った曲なども聴くことができて、
そのメロディーとともに色々なことが
甦ってきました。

アンコールの後、グレーのTシャツで登場した直太朗さんの
言葉の一つ一つが胸の奥をつつきました。
言葉はもちろん、表情だったり、声だったりで
言葉を越えた想いが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。

“言葉でいうと軽くなってしまうかもしれないけれど、ありがとうございます”
と深いおじきをされて、
「今回の福島のツアーは当初双葉町でやる予定だったけれど
それができなくなり、スタッフが必死で探してくれて
福島テルサさんがここを使ってくださいと言ってくれました。
当時はまだ、この場所も避難所だったということですが、
12月の頃には、日常生活に戻っていることを願ってということで
この場所で開催できることになりました。」と
福島でのライブ開催についてお話しを聴かせてくださいました。

“東日本大震災をうけて、一時はライブ開催もやめようという
話にもなったけれど、自分はどうしても納得できなかった。
もし、一人でも会場に足を運んでくれる人がいて、
歌を聴きたいと思ってくれる人がいるなら、
行って唄うべきなんじゃないかと、ずっと思っていました”と
涙をぬぐいながらのMCでした。

“いや、こんなはずじゃなかったのに、もっとしっかり話すはず
だったのですが、”と大きく深呼吸されて
最後の曲を聴かせて下さったのですが、
歌の始まりは涙声でした。
あんな森山直太朗さんのライブを観たのは初めてでした。
どんな面白いことを言って、会場中が大爆笑になって
これは歌に入れないでしょう。。というときでも、
ノリノリのお芝居をしながらでも、
歌に入ると信じられないくらいの切り替えで歌の世界に
入るんです。それを観てきただけに、
昨日のライブは、今回のライブや福島のお客さんに対する想いが
伝わってきて私自身も涙が溢れてしまいました。

あの会場にいた方は、誰もがそんな気持ちだったのでははないかと思います。

直太朗さんの歌を、想いをしっかり感じている空気が
会場中に溢れていました。

あ~、素敵なライブでまた元気を沢山もらいました。
外の空気は冷たいけれど、心はとっても温かくなった夜でした。