ポール・マッカートニー『アウト・ゼアー ジャパン・ツアー』東京ドーム公演

そういえば、入社してまもない頃
上司や先輩たちが、ポールが来る!
と大騒ぎしていたような・・・。

今年のポールマッカートニーの来日が
決まったとき、そんな出来事が
頭をよぎり、今回は絶対に見ておきたいと
思い、東京ドーム公演へ行ってきました。

夢を見ているような時間でした。
そして感動のあまり
何度も鳥肌が立ちました。

私はビートルズをリアルタイムで
聴いてきたわけではなく、
生まれた時にはすでにビートルズは解散していて
物心ついたときには
ジョン・レノンは他界していたので、
ある意味、ポール・マッカートニーは
教科書にでてくる
ベートベンやモーツアルトと
同じくらいの存在の人。

アーティストの皆さんが
その偉大さを語るのを聴いて
イメージを膨らませてきましたし、
村上春樹さんや伊坂幸太郎さんなど
大好きな作家さんの中にも
度々登場する偉大なアーティストです。

そんな伝説のミュージシャンが
パワフルにお茶目に
パーソナルな部分をみせながら
ステージを
繰り広げていることに、
とても不思議な感覚にとらわれながら
拝見したLIVEでした。

あまりに楽しくって、嬉しくって
ずっとワクワクしっぱなしの3時間。
ポールマッカートニーは
こんなにお茶目で、あたたかさを
持った人だったんですね。

今回のステージでは、ジョン・レノンや
リンダ・マッカートニー、ジョージ・ハリスンなど
先にこの世を去った、人たちのために
歌うコーナーがあるのですが、
「次はリンダのためだ」
「次はジョンのため」と
故人を想いながら歌う姿は、胸いっぱいになりました。

そして「福島のために。」と
歌ってくれたイエスタディ。

涙が溢れました。

この人が今のミュージックシーンを
作ってきた人なんだと思うたびに
夢の中にいるような気持ちになった
今回のLIVE。
名曲がいっぱいで、
私自身の大きな宝物になりました。

LIVEスタート前の会場です。


スーツ姿の方もとても多かったです。

70歳とはとても思えない
圧倒的でスタイリッシュなステージ。

もう一度、見ることができますようにと
心から願います。