あの日から2年

あの日から2年目の3月11日がやってきました。

今日は朝からラジオもテレビも東日本大震災のことを
取り上げていて、進まない復興を改めて目の当たりにし、
自分の無力さを痛感させられると同時に、
全国から寄せられる東北への祈りに
人の優しさ、温かさ、強さを感じています。

先日訪れた都路町、川内村は
人がほとんどいなくて、すれ違う車はパトカーだけ。
除染作業からでた廃棄物の入った
大きな黒の袋が道の両側を埋め尽くすように
並べられていて、現状を突きつけられたような
気持ちになりました。

それでも、村を警備する人たちの笑顔は
とても優しくて、訪れた私たちが不安を感じないように
話をしてくださるのです。

その気遣いに、胸がいっぱいになりました。

一瞬にして大切な人を失った方々の悲しみ、
大好きな故郷へ帰ることのできない方たちの苦しみを
推し量ることなどできません。

それでも悲しみを抱えながら
ラジオを聴いてくださる方達が
未来への希望を持って前へ進むことができるよう、
もっともっと福島が笑顔でいっぱいになるように、
毎日の放送を届けていきたいと思います。

3月11日。改めてその気持ちを強くする一日です。

昨日と今日、郡山駅前で行われていた『春蛍』。


郡山の伝統工芸である海老根和紙で作った灯ろうに
東日本大震災からの復興の願いをこめ
『春蛍』として郡山駅前に飾られました。



小さな子供たちが書いた文字やイラストが浮かび上がる
灯りはとても優しく幻想的でした。