三浦しをん:風が強く吹いている
読んだ本をブログにアップするといいながら
なかなか更新できずに、すみません。
今日こそ、本のお話しを。
今週読んでとっても、面白かったのが
三浦しをんさんの「風が強く吹いている」。
読みながらも、ドラマをみているように
その先のお話しが気になって、
夜中まで読んでしまいました。
箱根駅伝を目ざし、日夜走りつづける
駅伝素人大学生の物語なのですが、
皆さんは、走ること、お好きですか??
運動が苦手な私には、
子供のころから走ることは苦痛でしかないのです。。。
ということもあり、走ることに全ての青春を捧げ、
箱根を目指すランナーたちが、どんなことを思い、
どんなことに喜びを感じ、走り続けるのか。
正直わからなかったのですが
この小説の中に出てくる
一人一人の登場人物の姿を通して
彼らが感じる走ることの喜びや、目的を
教えてもらったような気がします。
フィクションですが、こんな風に
箱根駅伝には、テレビに映らない
様々なドラマがあるんでしょうね~。
箱根駅伝の前に読めば、
もっともっと箱根駅伝を楽しめたに違いない!と
思うのですが、いつ読んでも、
箱根駅伝に興味のない方でも、
楽しめる一冊だと思います。
マラソンに限らず、誰にでも夢中になって
成し遂げてみたいという思うことがありますよね。
夢を諦めてしまいそうになったときにも
そっと開きたい一冊です。
あっ、『舟を編む』を読んだときも思ったのですが、
三浦しをんさんの文章は、透明感があって
とっても綺麗!!
躍動感があってとても瑞々しい言葉で綴られる
「風が強く吹いている」。
読んだことがなく興味のある方は、是非
手にとってみてください。
おすすめです。