CINEMA日和:東京家族

RADIO GROOVEでもお話しをしたのですが、
ずっと楽しみにしていた山田洋次監督の最新作
『東京家族』を観てきました。

とっても素敵な作品でした。

この映画は、日本映画界の巨匠、
小津安二郎監督が手がけた
「東京物語」へのオマージュ作品にもなっています。

震災の影響で、制作を1年間延期され、
足かけ4年という中で、封切りとなった
この作品。<南相馬>というフレーズも
出てきましたよ。

ストーリーは、、
瀬戸内海の小島で暮らす老夫婦が、
東京で暮らす子供達に会いにくるのですが、
両親を歓迎しながらも、
3人の子供たちには、それぞれ仕事や家庭があり、
親を気にかけながらも
なかなか両親たちに時間を費やすことできない。

子供達の態度に、寂しさを感じながらも
その成長を喜ぶ夫婦。

家族のあり方や絆を随所に感じ、
じわりと込み上げてくるものがあって
観ていると涙が零れ、胸がじんわり温かくなりました。

どの世代の人でも共感する部分が、
きっとあるのではないなぁと思います。

早くも世界各国から、配給のオファーが
届いているとのことで、海外の人たちがこの映画を
観て、どんな風に感じるのか、
その感想もとても楽しみです。