1月17日希望の灯り

6434人の方の尊い命が奪われた
阪神淡路大震災から、
18年の歳月が流れました。

毎年、この日になると
何を伝えなくてはいけないのか
様々な言葉を探してしまいます。

今朝、神戸で行われた<1.17のつどい>で
追悼の言葉を述べられた藤本圭子さんの
言葉に涙が溢れました。

『阪神淡路大震災を風化させないと同様に、
東日本大震災も忘れてはいけない。
東日本大震災があった年の夏、
小学校の夏まつりで阪神淡路大震災で
お世話になった感謝の心をもって、
東北物産展を開きました。
昨年は、東日本大震災忘れてないよ、
という気持ちをプラスして物産展をしました。

忘れないという思い、風化させてはいけない
という気持ちは同じです。
私も本当に微力ですが
あの日の話を語っていきたいと思います。』

阪神淡路大震災で、10歳のお嬢さんを亡くされた
藤本圭子さんの言葉です。

“忘れない、風化させない。”
その言葉に、また気持ちが強くなります。

今朝の<1.17のつどい>では
「1.17」の形に蝋燭が並べられ、
同じ敷地内には、
灯籠によって並べられた
「3.11」の文字もありました。

それと同時に東北の被災地でも
蝋燭に灯を灯し、
神戸に想いを馳せる光景が見られました。

そんな光景をみて、また
人と人との繋がりの強さを教わります。

神戸から、南相馬市、岩手県陸前高田市、大槌町に
分灯された“希望の灯り”。
取材で訪れた南相馬市にも
希望の灯りが灯っていました。


本日「1・17」「3・11」を形を作った
ろうそくに点火する光は、
南相馬の“希望の灯り”からも届けられました。


避難生活を送っている南相馬の人たちが
古里へ戻るための道しるべになるようという祈りを込め
灯されている、神戸から届けられた希望の灯り。

1月17日。そして3月11日。
これからもずっと大切な1日です。