ルワンダ特集パート2

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」1/20放送

こんにちは、DJイタルです。

今週も「ルワンダ特集」お送りしますよ!
4週連続のアフリカ・ルワンダ特集。
さすがに、もうどこにあるかわかりましたね?
まだ自信がないと言う方は、このブログのバックナンバーをご覧ください!
あ、ラジオクラウドで過去の放送も聴けますよ!

さ、今週のゲストは先週に引き続きまして、
JICAルワンダ事務所 所長 高田浩幸(タカダヒロユキ)さんです。


先週もご紹介しましたがご両親が福島県のご出身なんです。勝手に親近感です!そしてなんと青年海外協力隊の経験者でもいらっしゃいます。もっと親近感です!経験者として数えますと、この番組140人目のゲストになりますね。
青年海外協力隊 昭和63年度2次隊としてザンビアに派遣されていたそうす。

来たよ、来ましたよ!
久しぶりの昭和の隊員さんです!
当時、なんせまだJICA二本松訓練所はありませんから。東京ど真ん中の広尾にあった訓練所で、今では考えられない17人部屋での共同生活だったとか。
まさに合宿、まさにタコ部屋とはこのことですね。笑
ちなみに今の訓練所は個室です、安心して下さい。

まだインターネットもない時代に、当時は奥地漸進主義と言って、まあ今では考えられないようなフロンティアスピリット派遣だったそうです。
現在は病気やケガ、治安も含めて安全を優先した派遣になっていますので、時代とともに派遣のカタチも変わってきているんですね。
もちろん、そう言った先輩方の努力があったからこそ、今のJICAボランティアがあるんですよね。センパイ、あざーす!

高田所長が協力隊員としてザンビアに派遣されていたのは約30年前。
で、職種がちょっと珍しい「社会学」と言う職種。
えーっと、社会科の先生ですかね・・・?
実は今のJICAボランティアには無い職種なんです。

文化人類学を学んでいた高田所長・・・大変失礼ですが、ここでは高田青年と呼ばせていただきます。
大学で文化人類学・社会人類学を学んでいた高田青年(当時23才)は学者になるために大学院進学を目指していました。ところがある時、青年海外協力隊の募集要項を見てみると、アフリカで人類学的な農村調査ができる、それも公費で派遣される。働きながら研究調査ができるなんて!それがザンビアで「社会学」だったんです。
当時はバブル期で就職すれば高い給料が約束されてた時代でしたが、賃金にあまり興味が無かった高田青年は、ついに途上国での開発支援を選んだのです。

青年海外協力隊としてザンビアに派遣された高田青年のシゴトは、畜産農家の開発のプロジェクトを実施するための農村調査だったそうです。
1ヵ月の半分以上も水も電気も無い村で過ごし、夜になれば村長さんや村人と一緒に食卓を囲み、夜空を見上げて満点の星空を眺めながらお互いの国や将来の事を語り合う日々だったそうです。
夜空をゆっくりと飛んでいく人工衛星を説明しようと苦労もしましたが、そうやってお互いを知ることが開発の格差を考える機会にもなり、その後の人生が開発支援の道に進むキッカケになったそうです。

それから27年。
現在はルワンダ事務所の所長としてJICAボランティアを支える立場になりますが、ご自身も協力隊の経験者として、ボランティアの気持ちを大切にしたサポートを心がけているそうです。

そんな高田所長、さすがっす!
やはりデキる男は手ぶらじゃ来ませんね!
なんとですよ、お土産をいただきました!ありがとうございますっ!
まぁ見てください!このゴリラグッズ!めんげぇでしょ!

先週ちょっとご紹介しましたが、今ルワンダは観光に力を入れています。
その観光の目玉が野生のマウンテンゴリラに会えるゴリラトレッキングツアーです。そして、もちろん観光に付きものなのがお土産品ですよね。
今ゴリラツアーで人気のお土産品がまさにコレなんですって。
で、このゴリラグッズ誕生には二人のJICAボランティアが携わっているんです。

一人目はNGOが運営する聾学校で活動している三浦隊員(障害児・者教育)です。聾学校では生徒の就業支援のため、観光客向けのお土産を制作しています。そこで三浦さんが考案したのが「ゴリラ鉛筆」。小さくてかわいい木彫りのゴリラが鉛筆のキャップのようにペン先にはまっています。これがウケて初回制作版は完売したそうです。

二人目は小澤隊員(コミュニティ開発)。現地のNPOと一緒に女性グループの収入向上のために、こちらは羊毛のフェルトで出来たマウンテンゴリラのぬいぐるみを開発しました。一つ一つの表情の違いやフェルトの優しい風合いも手作りならではですね!こちらも大人気で生産が追いつかないそうです。
このNPOでは商品制作のため多くの女性の雇用を増やすことができて、三浦隊員の聾学校を卒業した生徒も働いているそうです。
収入を上げるだけでなく、繋がりを持って継続できるような仕組みづくりも大切なんですね。


ルワンダに限らず、これから世界は相互依存が深まっていくことが予想されています。また変化のスピードが早くなっている世の中で、ボランティアの経験を通じて世界の動きを吸収して、その経験を日本へ還元することも、これからのJICAボランティアに期待されているそうです。
長い目で見て世界と関わっていくが必要になっていくそうです。
国際協力は一方的なものではなく、双方向の協力が大切なんですね。

まだまだお互いに遠い国と言うイメージのアフリカ。
これから日本とアフリカの相互の架け橋になりたいとおっしゃっていました。
中学生からの趣味である写真を通して、ルワンダの風景や様子、歴史を伝えていきたいそうです。

高田所長のルワンダ写真展、期待してます!
はるばるルワンダから、ありがとうございました。


                                                                                                                                                             






☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在JICA二本松訓練所では2017年度4次隊の訓練を実施しています。
訓練も今日で16日目。
今週は派遣国でも実施可能な体力維持講座を学びました。
今日の午後から実施されます「救急法」では、医療設備や医薬品が日本より不足している環境でケガをした場合の適切な対処法を学びます。

JICA二本松訓練所では、JICAボランティアの派遣前訓練以外にも国際協力の理解促進を促すため、様々な団体、個人での施設案内も行っております。
国際協力に関心のある方や学校教育で国際理解教育を実践したい方など、ぜひJICA二本松訓練所をご活躍ください!
また開発教育の一環として「出前講座」も実施しています。
ぜひお気軽にJICA二本松までお問い合わせください!

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookをご覧ください!
JICA二本松 facebookはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc

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俳優の斎藤工さんのスペシャルインタビューも聞けますよ!
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2018年1月20日(gy) 08:30

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