「パラグアイ」に派遣されていました、 長谷川 伊左子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/1放送

こんにちは、DJイタルです!

7月です、いよいよ夏です!
と同時に、2017年も半分が過ぎたわけですね。

さぁ今週は、
129人目のゲストさんです!
青年海外協力隊 平成4年度3次隊で「パラグアイ」に派遣されていました、
長谷川 伊左子 (ハセガワ イサコ)さんです。
職種は「野菜」です。
今からおよそ25年前、1993年〜1995年に派遣されています。
ご出身は熊本県です。
現在は、郡山市のあぶくま支援学校にお勤めされています。

はて?不思議ですね。
現在は特別支援学校の教員なんですが、協力隊は「野菜」の職種で派遣されているんです。
農業から学校の先生への転身ってことでしょうか?
まぁ人生は面白いもんですね。めまぐるしく変わる長谷川さんの人生をご紹介しましょう。

長谷川さん、農業も学校の先生も特に目指してわけではありませんでした。
大学では経済を学び、卒業後は化粧品メーカーに就職されたそうです。
大学を出たらどこかに就職しなければと選んだのが、女性が働きやすい職場環境の化粧品メーカーだったのです。
もちろん民間企業ですから利益を上げることが会社の使命であり、会社員としての責任なわけです。
働きはじめてみると、仕事は楽しかったし、やりがいも感じたそうですが、なにか心に違和感を感じてしまっている自分に気付いたそうです。

本物の笑顔って何だろう?
本物の笑顔はどこで出会えるのだろう?

もっと人が喜ぶ仕事がしたい、直接笑顔が見える仕事がしたいと思ったそうです。
そこで思いついたのが、ボランティアだったのです。
それからは化粧品メーカーでの仕事を続けながら、ボランティア活動にも積極的に参加するようになりました。

その後、地元の熊本に戻り、再就職したりと、人生の変わり目がありましたが、ボランティア活動は続けていたそうです。
そしてある時、熊本市が主催する子供の学習ボランティアに参加する機会があったそうです。
そのボランティア講習会で出会った人たちが、養護学校の先生が多く、その中で青年海外協力隊に参加する先生に出会ったのです。
それが一度だけではなく二度続いたことで、青年海外協力隊というボランティアのカタチがあることを知ったのです。
今まで名前は知っていたけど、正直、自分の興味の視線に入っていなかった青年海外協力隊が、いざ自分の身近に協力隊に参加する人を見ると、いてもたってもいられなくなり気付いたら募集要項を取り寄せていたそうです。

それから協力隊について調べてみると、あまりの職種の多さに、いったい自分は何の職種で参加出来るのだろうと迷ってしまったそうです。
経済学部の出身、メーカー勤務、実家はお菓子屋、ボランティア活動はしてきたけど、これと言って専門的な知識や技術はないかもしれない・・・
でもここで諦めることはありませんでした。
きっと何か出来るのコトがあるはず。
まず、とりあえず受験してみようと、協力隊のチャレンジが始まったのです。
最初に選んだ職種が日本語教師。もちろん教員経験もありませんし、残念ながら不合格となりましたが、ここで終わる長谷川さんじゃありません。
高校の時に好きだった教科が生物。じゃあ生物が応用できる職種は野菜かな?
こうして3回目のチャレンジで見事合格するのです。

一次試験の合格まで家族には秘密で受験していたそうです。
二次試験では面接がありますので、東京のJICA本部に行かなくてはいけません。
ここで初めて家族に相談・・・いや、報告したそうです。
「受かったんですけど、行っていいですか?」
父親には猛反対され泣かれてしまったそうです。
やっと地元に帰ってきたのに、なぜわざわざ遠いところに行くんだ、と。
そりゃ父親としては近くにいてほしいってのは正直な気持ちですよね。
でも母親は、自分がやりたいことを見つけて、一生懸命になれるコトがあるなら行ってきたらと、背中を押してくれたそうです。
こういうときに強いのは女性なのかもしれませんね。
もちろん最終的には、父親も応援してくれたそうです。さすがお父さん!

さ、見事合格となりましたが、長谷川さん、農業の経験はゼロです。
職種が野菜ですから、野菜栽培のことを知りませんってワケにはいきません。
安心して下さい!
青年海外協力隊には、訓練に入る前に、職種によって専門的な知識や技術を学ぶ「技術補完研修」というのがあります。
長谷川さんも、もちろんこの対象になります。
ここから9ヵ月、農家としての生活が始まります。
東京農大の先生のもと、協力頂いている農家に実際に住み込みで働かせてもらいます。
直に土に触り、土作りから野菜の育て方、野菜の選定まで働きながら経験として学ぶのです。
野菜が生きてるコトを、ここで初めて感じるコトが出来たそうです。

そして、この農家での住み込み研修が終わると、いよいよ派遣前訓練です。
パラグアイ派遣は、長野県にありますJICA駒ヶ根訓練所です。
農業の勉強から、今度は語学の勉強です。
規律正しい生活、もちろん窮屈なところもあるんですが、自分たちのために環境が整えられ、学ぶありがたさを感じたそうです。
充実した楽しい訓練だったと言います。

この時、31歳。
三度の受験で合格まで1年半、農業9ヵ月、訓練3ヵ月。
あしかけ3年の夢がいよいよ始まります。

来週は長谷川さんのパラグアイでの活動をお届けします!
お楽しみに!!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

6月に訓練を終えた2017年度1次隊が、今まさに2年間のJICAボランティア活動に向けて出発しているところです。

そして、いよいよ7月6日から2017年度2次隊がJICA二本松訓練所に入所します。
全国各地から150名以上のJICAボランティアの卵がJICA二本松訓練所で多くの研修を通して成長していくことでしょう。
語学や安全管理・健康管理以外にも福島県内の方々と触れ合うことができるフィールドワークや東日本大震災の被災状況や復興の歩みを学ぶスタディツアーを実施致します。

訓練の様子はJICA二本松のfacebookやホームページで随時更新します。
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2017年7月1日(gy) 08:30

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