「ウズベキスタン」に派遣されていました、 古澤 香織さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/29放送

こんにちは、DJイタルです!


さぁ、今週は131人目のゲストさんです!
青年海外協力隊 平成26年度2次隊で
「ウズベキスタン」に派遣されていました、
古澤 香織 (フルサワ カオリ)さんです。
職種は「看護師」です。
群馬県のご出身です。
この4月から福島県立医科大学看護学部の教員として
働いていらっしゃいます。
古澤さん、福島県立医科大学の卒業生でもあります。

ハッ、気づいたら看護師さんになっていたそうです。
看護師になることがあまりに当たり前すぎたのかもしれませんね。
なんともご両親は消防士でいらっしゃいまして、
人の命を助けるコトを小さい頃から身近に感じていて、
特別なことではなく日常だったのかもしれません。
協力隊に参加する前に、実家の荷物整理をしていたら
幼稚園の卒園アルバムを見つけて、
そこに書いてあった将来の夢が看護婦さんだったそうです。
ほーら、もうこの時には決まっていたんですね。
でも自分では覚えてないんですって。笑

高校卒業後は福島県立医科大学看護学部に進学、
大学卒業後は地元群馬県の病院に就職して
8年間看護師として働いていたそうです。

まさに看護師になるために人生を歩んできたと思うでしょ?
ところがどっこい。
中学生の時に、20歳の自分に宛てた手紙を書いたそうです。
時は流れその手紙が20歳になった自分に届きました。
15歳の自分が20歳の自分に宛てた手紙に書いてあった夢が
「青年海外協力隊」だったのです!
これ、マジすげーよ!そんな映画のような展開あります?!

しかし、看護を学んでいた20歳の学生の心にはピンとこなかった・・・
手紙が届いたところまではめっちゃドラマチックだったんですが、
20歳の古澤さんはスルーだったんです。笑

しかーし、その時はついにやって来ます。
20歳の手紙が届いてからおよそ10年、
30代になり仕事に少し余裕ができて、
看護師としても人としてもいろんなモノが見えて来た。
ふと人生を考えた時に思い出したのが青年海外協力隊だったんです。

誰しもが悩む人生の岐路に、選択肢として青年海外協力隊があったんです。
15歳の古澤香織さん、ありがとう!
中学生のあなたの手紙のおかげで、
古澤さんの青年海外協力隊の道が始まったのです。

古澤さんの「ウズベキスタン」での活動については、また来週!
お楽しみに〜!



                                                                                                                                                             
☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2017年度2次隊の派遣前訓練が行われています。

早いもので、もう訓練の3分の1が経過しました。
今週の講座は、「OV-DAY任国事情」です。
この「OV-DAY任国事情」とは、
現在訓練を受けている候補者と派遣国の先輩隊員が意見交換を行う場なんです。
派遣国の状況や配属先の省庁の様子など、
詳細な情報が手に入る機会となっており、
この機会に候補者は様々な質問も先輩隊員にぶつけます!

さて、JICA二本松訓練所ではJICAボランティアの派遣前訓練以外にも
様々なイベントを行っています。
9月23日、24日の二日間にわたって「ふくしまグローバルセミナー2017」を
開催いたします!
県内最大の国際理解教育イベントとなっており、
毎年県内外から多くの方々が参加しております。
すでに今年の受付が始まっております。
参加ご希望の方はお早めにお申込み下さい!

また、訓練の様子はJICA二本松のfacebookやホームページで随時更新します。
ぜひチェックしてください!

JICA二本松 facebookはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。
キミノチカラfacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2017年7月29日(gy) 08:30

ドミニカ共和国」に派遣されていました、 松岡 京子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/22放送

こんにちは、DJイタルです!

さぁ、今週も先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成2年度3次隊で「ドミニカ共和国」に派遣されていました、
松岡 京子 (マツオカ キョウコ)さんです。
職種は「看護師」です。

中米カリブ海に浮かぶ島国「ドミニカ共和国」
青い海、白い砂浜、パイレーツオブカリビアンの世界?!
このあたり中南米の国はスペイン語圏の国が多いんですが、何やら地域・国によって訛りがあるそうで、最初は全然聞き取れなかったそうです。
せっかく長野県のJICA駒ヶ根訓練所でスペイン語を勉強したのに?!
現地の人たちは訛りでどこから来たのか分かるそうです。
松岡さんもドミニカ訛りのスペイン語なんですかね。笑

派遣されたのは首都から400q離れた「サマナ」という町。
なんとホームステイの家の目の前が、海!
海が大変キレイな町でクジラが子育てに来る湾があるんですって。

このサマナの町にある公立のレオポルドポー病院に配属されます。
現地の病院の看護師への指導と地方巡回が主な要請内容です。
ところがどっこい。さすが?青年海外協力隊!
行って見ないと分からないことが本当にあるんですっ!
松岡さんがサマナの病院に行ってみると、なんとお医者さんがストライキをやってる真っ最中!!
活動の最初の3ヶ月はストライキが行われていたため病院が機能していなかったのです。途上国ではホントにこう言うコトが起きるんです。
なんとか救急対応はしておりましたので、はじめの3ヶ月はそのお手伝いだったそうです。
医師のストライキが終わるとそれを知った患者さんが一気に駆け込んで来ます。
ドミニカでは病院は無料だそうで、病院が通常に戻ればお祭りのように人が溢れるそうです。3ヶ月後に初めて本当の病院の姿を目の当たりにしたのです。

さ、いよいよ活動開始です。
看護師長さんのような立場で現地の看護師さんに指導を始めるんですが、いろんなカルチャーショックがあったそうです。
遅刻は当たり前、雨が降ったら仕事に来ない・・・
技術や知識を伝える前に、環境改善や意識改革が必要だと感じたそうです。
まぁ正直、これは時間がかかります。まずは焦らず地道に自分の姿勢を見せていこうと思ったのです。時間を守る、整理整頓、基本的なコトからです。

松崎さんの活動は、患者さんのケア、病棟や薬品の管理、看護師さんの勤務管理まで多岐にわたりました。
そして、2年目からは地方循環看護にもチカラを入れていきます。
もっと地方の診療所を回って、子供のワクチン接種を広める活動です。
あるらしい制度がうまく運用されてない。と言うか理解されていない。と言うか把握すらされていない。制度が機能してないのです。
そこでワクチンを打つコトだけではなく、母子手帳のようなモノを作って管理できるようにしたそうです。
設備も制度も継続して活用するために大事なコトは「管理」するコトなんですね。
そのために現地でリーダーとなって伝えていく人を育てるコトも松崎さんの大事な役割だったそうです。

そして松崎さん、もう一つ大仕事のために1年間任期を延長しています。
まだまだ病院が整っていない当時、首都まで患者さんを運べるようにと救急車の配備に尽力したのです。地元の人達の署名集め、日本の大使館にまで掛け合い、ついに地域初の救急車を配備することができたそうです。
あ、救急車と言っても荷台に人を乗せられる四駆の車ってくらいですが、それでも地方では格段に医療環境の進歩になってるのです。

大きなコトをしたとは思ってないけど、ただただ任地のために。
HONDAのスーパーカブでドミニカの田舎道を奔走した3年間でした。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2017年度2次隊149名の訓練が行われています。
今週は、語学訓練以外に「放射線勉強会」「歯科衛生」「救急法」など、 JICAボランティアとして2年間円滑に活動を進めるための健康維持について知識を深めました。
来週は、福島の現状や海外における安全対策を学ぶ予定です。
JICA二本松訓練所に入所する候補者は語学以外にも健康管理、精神衛生、コミュニケーション技法などを学びます。

さて、今年も「ふくしまグローバルセミナー2017」を開催いたします!
今年は9/23(土)24(日)の2日間開催いたします。
JICA二本松訓練所に、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、大洋州で活躍した方々を講師に迎え、海外に住んでいたからこそ目の当たりにした問題やそこに暮らす人々の生活など、多くの体験談を通して国際理解を深めて見ませんか?

興味、関心のある方、ぜひJICA二本松ホームページをチェックして下さい!

また、訓練の様子はJICA二本松のfacebookやホームページで随時更新します。
ぜひこちらもチェックしてください!

JICA二本松 facebookはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。
キミノチカラfacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2017年7月22日(gy) 08:30

ドミニカ共和国」に派遣されていました、 松岡 京子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/15放送

こんにちは、DJイタルです!

さぁ、今週は130人目のゲストさんです!
青年海外協力隊 平成2年度3次隊で「ドミニカ共和国」に派遣されていました、
松岡 京子 (マツオカ キョウコ)さんです。
職種は「看護師」です。

協力隊として派遣される多くの「看護師」の条件が2〜3年以上の実務経験が必要となります。
松岡さんも6年間の病院勤務を経て協力隊にチャレンジされています。

小さい頃から漠然とした海外への興味はあったそうです。ただそれは憧れであって、進路や進学を考える上では現実的なものではなかったそうです。

協力隊を知ったのは高校生の時。
通学の近鉄線の電車の中吊り広告で見かけた協力隊の募集広告。
当時は携帯やスマートフォンなどもありませんから、電車に乗ると外を眺めるか車内広告を見るしかなかったと言います。笑

でも、その日、その時、その車両に乗っていなければ、その募集広告を見ることもなかったわけですから、運命なんだと思います。
その時はなんとも思わなくても、人生の節目でソレを思い出すってやっぱ運命なんだと思います。

看護学校3年、付属病院勤務3年、障害児者支援の現場で3年と、なぜか人生が3年周期で転機があると感じていたそうです。
ずっと頭の片隅にあった青年海外協力隊。
医療現場で働いて6年、ついにその時がやってきました。

もちろん25年前だって訓練がありましたよ。むしろ厳しかった?
当時は90日間の訓練だったんです。ちなみに今は70日間。
訓練の内容も今とは少し違っていて、語学の先生と一緒に語学訓練を兼ねた研修旅行があったそうです。旅行中は日本語が一切禁止、スペイン語のみで旅行するんですって。宿泊先の宿の人にもスペイン語で話かけるワケですから、宿の人がビックリなワケです。笑
予約の時に事情説明をしておけばいいものの、何も知らない宿の人はついには怒り出す始末。そりゃそうですよね。
埒があきませんからルール変更です。日本語を話してもいい通訳を一人だけ立てて、その通訳者を介して会話をする方法でなんとか乗り切ったそうです。
まさに町に出て実践の語学訓練だったんですね!
今の訓練でもフィールドワークなどの語学実践もありますが、地域の皆さんにご迷惑かけないようお願いしますね。笑

来週はカリブ海に浮かぶ島国「ドミニカ共和国」での活動についてお話しいただきます、お楽しみに〜!




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2017年度2次隊149名の訓練が行われています。

7月7日に入所式が終わり、語学訓練も本格的に始まりました!
全ての候補者が無事に終了証書を手にできるようにJICAスタッフも全力でサポートして参ります。

さて、7月17日(月)に福島県教育会館でルワンダの教育を考える会が主催する「ルワンダサマー2017」を開催いたします!
ルワンダの教育を考える会を支援している方々を招いて、年に一度、交流の集いを行なっております。
当日は、ケニア在住28年、マゴソスクール主宰の早川千晶さんとルワンダの教育を考える会理事長 永遠瑠(とわり)・マリールイーズさんのトークセッションを行います。
入場料は500円(中学生以下は無料)です。
チケットのご予約、お問い合わせは「ルワンダの教育を考える会事務局」までお問合わせ下さい。
※ ルワンダの教育を考える会事務局:電話 024-563-6334

また、訓練の様子はJICA二本松のfacebookやホームページで随時更新します。
ぜひチェックしてください!

JICA二本松 facebookはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。
キミノチカラfacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2017年7月15日(gy) 08:30

「パラグアイ」に派遣されていました、 長谷川 伊左子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/8放送

こんにちは、DJイタルです!

さぁ先週に引き続きまして、129人目のゲストさんです!
青年海外協力隊 平成4年度3次隊で「パラグアイ」に派遣されていました、
長谷川 伊左子 (ハセガワ イサコ)さんです。
職種は「野菜」です。
今からおよそ25年前、1993年〜1995年に派遣されています。
ご出身は熊本県です。
現在は、郡山市のあぶくま支援学校に勤めています。

長谷川さんが派遣された国が「パラグアイ」です。
南米の中心からちょっと南に位置する内陸国です。
亜熱帯性の気候で雨もよく降るそうです。
平均気温は17〜24度くらい。なんか暑そうなイメージですが、冬は2度くらいまで気温が下がり、霜が降りることもあるそうです。
日本からの直行便はなく、乗り換えを考えると2日くらいかかるそうです。
公用語はスペイン語とグアラニー語なんですが、現地の方は両言語を交ぜて話すそうです。当時、長谷川さんのホームステイ先の家族も、家族間ではグアラニー語で話し、長谷川さんと話す時はスペイン語になるというバイリンガルだったそうです。
パラグアイ人はとても優しくおおらかな国民性で、家族の信頼関係が強く、生活の中で小さな楽しみや喜びをみつけるのがとても上手な人達だったそうです。

長谷川さんが活動していた場所が、首都から150q以上離れたブラスガライ村という貧しい農村地域。水は井戸水を使っていて、長谷川さんが来る3ヵ月前にやっと電気が通ったそうです。まぁ25年前の話ですよ。笑
長谷川さんは農家にホームステイでしたので、農村地域にあるスタンダードな茅葺き屋根に木の板で作った家の一室を借りて住んでいたそうです。
茅葺きの家ですので、ネズミやヘビが家の軒を走るのは日常茶飯事だったとか。
当時はまだ近くにスーパーなどは無く、まさに自給自足の生活だったそうです。

長谷川さんの職種が「野菜」です。
パラグアイの農牧省に配属され、そのブラスガライ村に派遣されます。
貧しい農村地域の支援をする7年間のブラスガライプロジェクトが行われていまして、長谷川さんが4代目の隊員になります。
野菜隊員や果樹隊員など、7年間で20人以上のJICAボランティアが関わる大きなプロジェクトだったそうです。
協力隊は2年間の派遣ですので、4代目の長谷川さんはプロジェクトのまとめの役割になります。
今まで先輩隊員が培ってきた活動の集大成です。
その中の大きな仕事が、プロジェクトの集計であり報告書の作成だったそうです。
協力隊に派遣される前に勤めていた会社ではそう言った資料作成もされていたので、まさに経験が役立ったそうです。

でも、もちろん野菜隊員ですから、慣れないバイクに乗って直接農家をまわっての野菜栽培指導もあり、講習会や野菜栽培の指導書の作成と言うのもプロジェクトの活動だったそうです。
プロジェクトでは1対1の農業指導だけではなく、栽培から販売まで、この地域の農業の土台作りを目標としていたそうです。
そして最終的には市場ルートの開拓・開発、農業資材の共同購入なども出来るように農協を設立させる大きなプロジェクトだったのです。

土作りから、作物の選定、肥料作り、有機栽培の方法までを指導することで、1本の苗からの収穫量を増やし、合わせて質を上げることができるそうです。
そうすることで、より高く売れる野菜を沢山作ることが出来るのです。
野菜が売れることで農業資材への投資ができ生産サイクルをよくすることできます。
より多くの野菜が売れることで収入が上がり生活の向上につながっていくのです。
生活に余裕がでることで、それが子供の教育にも波及していきます。
そして子供たちは学ぶことで、人生の選択肢が広がっていくのです。

このプロジェクトでは、4代目の長谷川さん達が初めての女性隊員だったそうです。長谷川さんも含めて同期で3人の女性隊員が派遣されました。
実は女性が参加することにも大きな意味があったそうです。
当時、まだまだ男尊女卑の考えが残るパラグアイの農村地域では女性が指導する立場で働くことが珍しかったのです。そんな時代に日本から女性が農業指導に来たと言うのは、大きな衝撃だったようです。
女性が海外に出て活躍できる。
そのためには教育が必要である。
貧しい農村地域であっても教育を受けることで未来を切り開くことができる。
農業の発展と同時に、少しずつ教育を考える人たちが増えていったそうです。

1本の苗木が子供たちの未来に繋がっていくことを実感したそうです。

そして今、25年前に学んだ子供たちは手に職を得て農業以外にも分野を広げているそうです。その子供達がまた親の世代にフィードバックすることで生活水準を維持することが出来ているそうです。
25年前に始まったコトが、しっかりと今につながっているのです。

さて、ブラスガライプロジェクトが無事に終了となりましたが長谷川さんの任期はまだ半年残っています。
その頃になりますと言語もバイクの乗り方も上手くなっています。
活動にも少し余裕が出てきますので、もうちょっと違うコトもしてみたいと思うようになったそうです。
そこで始めたのが、地域のお母さん達がボランティアでやっていた幼稚園のような集まりのお手伝いです。
もう野菜隊員と言うよりはコミュニティ開発や青少年活動に近いかもしれませんね。
地域で生活していることで、いろんな情報が入ってきたり、いろんな声がかかるそうです。こんなコトあるよ。こんなコト手伝って欲しい。
ボランティアってことではなく、一緒に生活している家族、仲間の感覚ですよね。
職種にとらわれず、現地で求められていることに応えていく。
まさにJICAボランティアが目指すカタチかもしれませんね。

さ、日本に帰国後は、まずは結婚されたそうです。
え?ってことは?
なんと旦那さん、同じ青年海外協力隊員ですっ!
キター!同じパラグアイの協力隊員さんっす!
現地で苦楽を共にし、同じ価値観を共有できたからなんですって。
パラグアイで得た一番の価値観は、家族を大事にするコト。
同じ国に派遣された協力隊員同士だからこそ、何よりも深い絆を感じますね。

そしてなんとなんと、旦那さん、福島県の出身です!
あざーす!いやー嬉しいですねぇ!
旦那さんは帰国後、JICA二本松のスタッフとして働きはじめ、長谷川さんも一緒に福島に来ることになったのです。

その後もスゴイっすよ。
旦那さんが海外にあるJICA在外事務所で現地調整員となりまして、旦那さんの仕事に合わせて一緒に海外を転々とすることになります。
ホンジュラス、メキシコ、パラグアイと中南米地域で生活されます。
この時に自分が活動していたパラグアイの任地にも行くことが出来て、変わっていくパラグアイ、変わっていく子供たちを見ることができたそうです。
自分が活動していた国の変化を実際に見ることができるって、協力隊員にとって幸せなことですよね。

その後は旦那さんを海外に残して、子供の教育のために日本に戻ってきます。
旦那さんの故郷であります、この福島に戻ってきました。
福島に来てからは、臨時職員として特別支援学校で働きはじめたそうです。
ここで新たな夢を見つけるコトになります。
もっと子供たちと一緒にいたい。
そのためには臨時職員ではなく、特別支援学校の教員になろうと考えたのです。
それから学校の先生の資格を取るために勉強を始めます。
53歳からの新たなスタートです。
2年間の通信教育で教員免許を取得して、現在はあぶくま支援学校の教員として働いていらっしゃいます。

根底にはいつも、パラグアイで教えてもらった幸せのカタチ。
誰かの笑顔と一緒にいたい。
相手にいつも笑っていてほしい。

本当の笑顔ってなんだろう、から始まった国際協力の道。
今の特別支援での仕事を出来るだけ長くしっかりと勤め上げた後は、次はその経験を活かしてシニア海外ボランティアという野望もあるそうです。
まだまだ国際協力の道は続きますね。
その時は旦那さんを連れてですね!





☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在JICA二本松訓練所では2017年度2次隊の訓練が始まりました!

訓練は3日目、今日から本格的な語学の授業が開始されます。
JICAボランティアは、それぞれの派遣国に合わせた言語を学びます。
語学を学ぶ研修棟では、英語やフランス語、アラビア語、スワヒリ語、インドネシア語などの言語が飛び交っています。

さて今回で21回目となる県内最大の国際理解教育イベント「ふくしまグローバルセミナー2017」が開催されます。
開催は9月23日(土)、24日(日)の2日間、今回も様々な内容のプログラムを準備して皆さんの参加を心よりお待ちしております!
世界の現状に関心のある方や将来国際協力の分野で活躍したい方、初めてセミナーに参加される方も大歓迎です。
皆さんの参加、心よりお待ちしております!
詳しくはJICA二本松のホームページをご覧下さい。

また、訓練の様子はJICA二本松のfacebookやホームページで随時更新します。
こちらもぜひチェックしてください!

JICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
こちらもJICA二本松のホームページからどうぞ!
ぜひご活用下さい!

JICA二本松 facebookはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。
キミノチカラfacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2017年7月8日(gy) 08:30

「パラグアイ」に派遣されていました、 長谷川 伊左子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/1放送

こんにちは、DJイタルです!

7月です、いよいよ夏です!
と同時に、2017年も半分が過ぎたわけですね。

さぁ今週は、
129人目のゲストさんです!
青年海外協力隊 平成4年度3次隊で「パラグアイ」に派遣されていました、
長谷川 伊左子 (ハセガワ イサコ)さんです。
職種は「野菜」です。
今からおよそ25年前、1993年〜1995年に派遣されています。
ご出身は熊本県です。
現在は、郡山市のあぶくま支援学校にお勤めされています。

はて?不思議ですね。
現在は特別支援学校の教員なんですが、協力隊は「野菜」の職種で派遣されているんです。
農業から学校の先生への転身ってことでしょうか?
まぁ人生は面白いもんですね。めまぐるしく変わる長谷川さんの人生をご紹介しましょう。

長谷川さん、農業も学校の先生も特に目指してわけではありませんでした。
大学では経済を学び、卒業後は化粧品メーカーに就職されたそうです。
大学を出たらどこかに就職しなければと選んだのが、女性が働きやすい職場環境の化粧品メーカーだったのです。
もちろん民間企業ですから利益を上げることが会社の使命であり、会社員としての責任なわけです。
働きはじめてみると、仕事は楽しかったし、やりがいも感じたそうですが、なにか心に違和感を感じてしまっている自分に気付いたそうです。

本物の笑顔って何だろう?
本物の笑顔はどこで出会えるのだろう?

もっと人が喜ぶ仕事がしたい、直接笑顔が見える仕事がしたいと思ったそうです。
そこで思いついたのが、ボランティアだったのです。
それからは化粧品メーカーでの仕事を続けながら、ボランティア活動にも積極的に参加するようになりました。

その後、地元の熊本に戻り、再就職したりと、人生の変わり目がありましたが、ボランティア活動は続けていたそうです。
そしてある時、熊本市が主催する子供の学習ボランティアに参加する機会があったそうです。
そのボランティア講習会で出会った人たちが、養護学校の先生が多く、その中で青年海外協力隊に参加する先生に出会ったのです。
それが一度だけではなく二度続いたことで、青年海外協力隊というボランティアのカタチがあることを知ったのです。
今まで名前は知っていたけど、正直、自分の興味の視線に入っていなかった青年海外協力隊が、いざ自分の身近に協力隊に参加する人を見ると、いてもたってもいられなくなり気付いたら募集要項を取り寄せていたそうです。

それから協力隊について調べてみると、あまりの職種の多さに、いったい自分は何の職種で参加出来るのだろうと迷ってしまったそうです。
経済学部の出身、メーカー勤務、実家はお菓子屋、ボランティア活動はしてきたけど、これと言って専門的な知識や技術はないかもしれない・・・
でもここで諦めることはありませんでした。
きっと何か出来るのコトがあるはず。
まず、とりあえず受験してみようと、協力隊のチャレンジが始まったのです。
最初に選んだ職種が日本語教師。もちろん教員経験もありませんし、残念ながら不合格となりましたが、ここで終わる長谷川さんじゃありません。
高校の時に好きだった教科が生物。じゃあ生物が応用できる職種は野菜かな?
こうして3回目のチャレンジで見事合格するのです。

一次試験の合格まで家族には秘密で受験していたそうです。
二次試験では面接がありますので、東京のJICA本部に行かなくてはいけません。
ここで初めて家族に相談・・・いや、報告したそうです。
「受かったんですけど、行っていいですか?」
父親には猛反対され泣かれてしまったそうです。
やっと地元に帰ってきたのに、なぜわざわざ遠いところに行くんだ、と。
そりゃ父親としては近くにいてほしいってのは正直な気持ちですよね。
でも母親は、自分がやりたいことを見つけて、一生懸命になれるコトがあるなら行ってきたらと、背中を押してくれたそうです。
こういうときに強いのは女性なのかもしれませんね。
もちろん最終的には、父親も応援してくれたそうです。さすがお父さん!

さ、見事合格となりましたが、長谷川さん、農業の経験はゼロです。
職種が野菜ですから、野菜栽培のことを知りませんってワケにはいきません。
安心して下さい!
青年海外協力隊には、訓練に入る前に、職種によって専門的な知識や技術を学ぶ「技術補完研修」というのがあります。
長谷川さんも、もちろんこの対象になります。
ここから9ヵ月、農家としての生活が始まります。
東京農大の先生のもと、協力頂いている農家に実際に住み込みで働かせてもらいます。
直に土に触り、土作りから野菜の育て方、野菜の選定まで働きながら経験として学ぶのです。
野菜が生きてるコトを、ここで初めて感じるコトが出来たそうです。

そして、この農家での住み込み研修が終わると、いよいよ派遣前訓練です。
パラグアイ派遣は、長野県にありますJICA駒ヶ根訓練所です。
農業の勉強から、今度は語学の勉強です。
規律正しい生活、もちろん窮屈なところもあるんですが、自分たちのために環境が整えられ、学ぶありがたさを感じたそうです。
充実した楽しい訓練だったと言います。

この時、31歳。
三度の受験で合格まで1年半、農業9ヵ月、訓練3ヵ月。
あしかけ3年の夢がいよいよ始まります。

来週は長谷川さんのパラグアイでの活動をお届けします!
お楽しみに!!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

6月に訓練を終えた2017年度1次隊が、今まさに2年間のJICAボランティア活動に向けて出発しているところです。

そして、いよいよ7月6日から2017年度2次隊がJICA二本松訓練所に入所します。
全国各地から150名以上のJICAボランティアの卵がJICA二本松訓練所で多くの研修を通して成長していくことでしょう。
語学や安全管理・健康管理以外にも福島県内の方々と触れ合うことができるフィールドワークや東日本大震災の被災状況や復興の歩みを学ぶスタディツアーを実施致します。

訓練の様子はJICA二本松のfacebookやホームページで随時更新します。
ぜひチェックしてください!

またJICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
こちらもJICA二本松のホームページからどうぞ!
ぜひご活用下さい!

JICA二本松 facebookはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。
キミノチカラfacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2017年7月1日(gy) 08:30

ID
Pass

Generated by MySketch GE 1.1.4

Remodelling origin is MySketch 2.7.4