2017年度1次隊卒業スペシャル

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/24放送

こんにちは、DJイタルです!

先週、2017年度1次隊が卒業しました。
晴れて青年海外協力隊になった187名は、6月下旬から7月上旬にかけてそれぞれの任地に出発します。

で、今頃、慌ただしく出発準備をしているはずです。
荷造りはもちろん、お世話になった方への挨拶まわりに、送別会たる飲み会でしょ、あとは日本での思い出作りもあるみたいですね。笑

実はこの間に各都道府県や市町村で表敬訪問があったりするんです。
そして福島県では、これから派遣されるJICAボランティアが「うつくしま国際協力大使」に任命されます!

この、うつくしま国際協力大使は、福島県出身のJICAボランティア(青年海外協力隊員、シニア海外ボランティア等)に、県民と世界の人々とを繋ぐ友好の架け橋として活躍していただくため、知事が任命するものなんですね。
2017年度1次隊も、今週しっかりと任命されたようです!

そうです、ふくしま代表っす。
震災で世界各国からいただいた支援に対する感謝の思いと今の福島県の正確な状況を任国で発信するという大役を仰せつかるのございますよ!


さ、今週は2017年度1次隊卒業スペシャル!
なんと先週6月14日に行われました修了式の様子をお届けします。

当日はね、なんか皆んなソワソワしてるんです。
訓練生もJICAスタッフも、そして僕もね。

9:50から修了式が始まる予定ですが、早めに会場を下見します。
講堂と呼ばれる大きなホールが修了式の会場です。
187名の候補生と、関係者、来賓などなど200人以上が集まります。
はりつめた空気、緊張の雰囲気、なんかいつもと違いましたね。

そうこうしてると、候補生がぞろぞろと会場に集まってきました。
修了式が始まる前に、講堂に集まって式の流れを確認します。
修了証書の受取り方や隊歌の練習など、リハーサルとまではいきませんが一様に練習をして式に備えます。

なんかバタバタしてあっと言う間に開始時間です。
当日は心の準備とか言ってる場合じゃないんだね。
おそらく候補生は、前日までに荷物をまとめて、仲間との別れを惜しみ、いろんな準備をして、修了式当日を迎えているんでしょうね。


4月6から始まった70日間の訓練もこの日で終了。
187名の候補生が、晴れて青年海外協力隊員となります。

派遣国別に名前が呼ばれ、JICA二本松訓練所の洲崎所長から修了証書が授与されます。
「ハイ!」という返事が、講堂中に響き渡ります。
大人になって200人に聞こえるような大きな声で返事するってことないですよね?みんなイイ返事です!
立派やねぇ、なんか保護者の気分です。
派遣国数26ヵ国、187名の青年海外協力隊員が今日ここに誕生しました。

沢山の門出を祝うメッセージや記念日品が贈られ、多くの祝福の拍手が彼らを包みました。

そして、隊員代表謝辞ではモザンビークに派遣される元木正義(モトキ セイギ)隊員がすべての隊員の思いを伝えてくれました。
「お互いを支え合うことで、ここまで辿り着くことが出来ました。
2年後に再会するという新たな目標を持って、この二本松訓練所を去ります。
2017年度1次隊187名は、2年間の活動を全力で取り組みます。
必ず無事に帰ってくるコトをここに約束いたします。」

元木隊員の謝辞全文はJICA二本松のホームページに掲載されています。

修了式の後には、みんなで思い出を語る壮行会もあり、最後の最後の別れを惜しんでいました。

70日間のJICAボランティア派遣前訓練。
これだけ濃い時間というのも、そう人生であるわけじゃないでしょ。
限られた時間だからこそ、そう感じるのかもしれません。

この訓練というのは不思議な空間なんです。
知らない人たちが集まって、共同生活をする。
年齢も性別も出身も職業も経験もみんな違う。
上も下もない、みんな同期。

この訓練というのは不思議な時間なんです。
与えられた時間は70日間。
それぞれの派遣国で生きるための語学と知識を学ぶ。
上も下もない、みんな仲間。

ここで得たモノが、その後の人生に大きく役立つのです。
長い人生の中のたった70日間ですが、ここでは一生の仲間と出会うのです。

これから開発途上国ではいろんなコトがあります。
楽しいコトも、嬉しいコトも、そして辛いことも。
きっとこの日のコトを思い出す日がきます。
支えてくれた人、応援してくれた人、そして仲間の顔を思い出すのです。
同じ志しを持つ仲間が世界のどこかで頑張っている。

今日ここで胸に誓ったコトを忘れずに頑張って下さいね。

そして、
JICAボランティアの一番の使命は、必ず生きて帰ってくるコト。
当たり前のように思えることですが、それが何より大事なコトなんです。


さぁ二本松駅に向かうバスの時間です。
ここJICA二本松を出れば、一人の公人として歩まなければなりません。
それぞれの旅立ちの時間がやってきました。
2017年度1次隊、彼らの活動は今始まったばかりです。

キミノチカラ 海をこえて
僕らは、そのチカラを信じています。




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

今週JICA二本松訓練所では2017年度1次隊187名の修了式が行われました。

70日間の訓練を終えた候補生は晴れて青年海外協力隊となり、出発までの残された時間を有意義に過ごしていることと思います。

さて本日6月17日、JICA二本松訓練所では「ふくしま人材育成指導者セミナー2017」を開催いたします!
このセミナーでは、国際協力に興味のある方やコミュニケーションの手法を体験的に学びたい方を対象に実施しています!

JICA二本松訓練所では、様々なセミナーやイベントを定期的に開催しております。
詳しくはJICA二本松のホームページをご覧下さい!


またJICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
こちらもJICA二本松のホームページからどうぞ!
ぜひご活用下さい!

訓練の様子はJICA二本松のフェイスブックで紹介しています!
候補生の生き生きした表情をぜひご覧下さい!!

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あなたの「いいね!」お待ちしております。

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2017年6月24日(gy) 08:30

「マレーシア」に派遣されていました、 小手川 雄樹さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/17放送

こんにちは、DJイタルです!
早いもんですなぁ、もう1次隊が卒業ですかぁ。
修了式での訓練生代表謝辞、感動しましたよ!
2年後、無事に日本に帰国して、お家に帰るまでが青年海外協力隊ですからね。
がんばれ、2017年度1次隊!

さぁ今週は先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成26年度4次隊で「マレーシア」に派遣されていました、
小手川 雄樹 (コテガワ ユウキ)さんです。
職種は「環境教育」です。
現在は南相馬市にあります南相馬ソーラー・アグリパークで協力隊での経験を活かしています。

2.4ヘクタールという敷地に太陽光発電と植物工場を設けた子供たちの体験学習の舞台が、この南相馬ソーラー・アグリパークです!
もともとは農地で、東日本大震災の津波被害にあった土地でもあるんです。
震災から2年後の2013年3月に完成し、現在では小中学校の総合学習での活用はもちろん、企業研修の場としても利用されているそうです。
ふくしまの再生可能エネルギーの発信の場として、また復興のシンボルとして、県内外から注目を集める施設なんです。
今回はそんな南相馬ソーラー・アグリパークにお邪魔しております。
建物自体は昨年の12月に完成したそうです。
まだ新築の匂いがします。ちょっとオシャレなカフェみたい!
今回はそんな新築のオフィスで収録です。

小手川さんが派遣されていた国が「マレーシア」
東南アジアの中心に位置する国です。
じつは今、定年後にマレーシアに移住される方が増えています。
定年後のセカンドライフを過ごす長期滞在国として大注目なんです。
物価が安く、日本人に合う気候で、比較的治安も良いので、生活のしやすい国だそうです。いいなぁ憧れるわ〜!

と言うくらいですから、水、電気などのインフラも整っています。
小手川さんが生活していた1年間では、停電なし、断水なし、インターネットはもちろん、みんなスマホを持っているくらいだそうです。
こりゃアフリカの隊員が聞いたら泣くな・・・いや怒るかもしれん。
たしかにアジアの隊員とアフリカの隊員では話しが合わないって聞いたことがあります。笑
JICAボランティアが派遣される国によっても、それだけ違いがあるんです。
これは良いとか悪いとかじゃなくて、開発途上国では経済発展や教育レベルの向上などそれぞれスピードや過程が違うんですよね。
だからこそ、JICAボランティアがそれぞれの国の課題や要望に合わせて派遣されているんです。
国際協力には、現地の事情に合わせた順序や段階があるんですね。


小手川さんの職種が「環境教育」
マレーシアのゴミ問題を解決するために、ゴミの収集事業や最終処分場の管理、環境教育など、ゴミ処理を管轄する役所に配属されます。
マレーシアの北部、クダ州アロースターと言う町の廃棄物処理管理公社が小手川さんの職場になります。

マレーシアでは人口の増加や経済発展に伴いゴミが増え続け、このままではゴミを埋め立て処分する埋め立て地が枯渇してしまう問題があるのです。
ゴミの減量化は国をあげての喫緊の課題になっているそうです。

そしてもう一つ、個人レベルの問題がゴミのポイ捨て!
とりあえずゴミはどこでもポイ捨てが基本なんですって。
えーっと、となると、
まずはそのゴミに対する意識を変えないといけないんですね。
そうです!意識改革です!啓蒙活動です!

小手川さんの主な活動が、環境教育の授業をするコト。
学校や企業、地方自治体、地域コミュニティで出前授業をするそうです。
子どもから大人まで幅広い対象に授業する先生です!!
あれ、小手川さん先生の経験ってありましたっけ?

ここがスゴイぞ、協力隊!
青年海外協力隊では、職種によって‘技術補完研修’という派遣前訓練とは別に任地で必要な専門技術・知識を身につけるための研修が用意されています。
小手川さんもその研修で、‘コンポスト’と言って微生物を使って生ゴミを堆肥化する方法や、ゴミ問題や環境に関する教育手法を学んで、それらを活かして授業をされていたのです。

さ、いざ授業ですが、幼稚園から大学まで、まぁ対象が幅広い。
小手川さんがチカラを入れていたのが子どもの教育です。
日本のアニメのキャラクターを使ったり、日本の学校の掃除文化を紹介したり、日本を紹介しながらゴミ意識を考える授業をしていたそうです。
実際にゴミ箱を用意してゴミの分別をするワークショップをしたり、教室の掃除や近所のゴミ拾いなどを体験してもらうことで、記憶に強く印象付ける授業を心がけていたそうです。

正直言って、環境教育は時間がかかります。
意識を変えるってことは、文化・風習を変えることになります。
それまで何年も何十年も続けてきた生活習慣を変えるわけですからね。
特に大人の意識を変えることはとても大変です。すぐには変わりません。
だからこそ子供達の教育が大切になるんですよね。
子どもが学校で学んだことを家族に話したり、大人の行動を注意することもあるかもしれません。
その子供達が成長した時に新しい意識、習慣が生まれるんですね。

小手川さんの活動は、現地のテレビでも紹介されたそうですよ。
消防署にリサイクルのゴミ箱の設置する活動だったそうですが、別件で取材に来ていたテレビ局がゴミ問題に取り組む日本人を珍しく思い、突然取材されたそうです。笑
それが話題になり、町を歩けばちょっと有名人。
ぜひウチの学校に来て欲しいと言うオファーも増えたそうですね。
1年間の活動で5000人以上の人に出会い、授業をしてきたそうです。

小手川さんは「民間連携ボランティア制度」で参加されていましたので、派遣期間は1年間。(※民間連携ボランティア制度については先週のブログを参照)
あっという間の1年間の活動で、日本に帰国します。
帰国後は、元の会社「凸版印刷」の総合研究所で商品開発の仕事に戻るんですが、また新たな人生の転機が訪れます。

福島への出向の話がきました。
一般社団法人あすびと福島が運営する南相馬ソーラー・アグリパークへの出向です。
JICA二本松での訓練で被災地へのスタディーツアーで訪れた場所だったんです。
そんな縁もあり、今年の4月からおもしそうだと二つ返事でやって来た南相馬ソーラー・アグリパーク。
太陽光パネルを動かして太陽光発電を学んだり、水力発電を体験したり、なんと植物工場で育てたトマトと太陽光の電気を使って焼いたベーコンを挟んだサンドウィッチが食べられたりと、見て触れて食べて学べる施設なんですって。
現在ここで、小中学生の体験学習を担当しているそうです。
お、マレーシアで培った先生役は得意ですよね?!
難しい科学の言葉を、子供達にどうわかりやすく伝えるかが、まだ試行錯誤だそうですよ。でもこんなに協力隊の経験が活かせる場所もないかもしれませんね。小手川先生、頑張って下さいね〜!!

小手川さんの人生の選択の基準は、おもしろいコト。
協力隊を選んだコトも福島に来たコトも、おもしろそうだったから。
小手川さんの次のおもしろいはドコに向かっていくのでしょうか。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

今週JICA二本松訓練所では2017年度1次隊187名の修了式が行われました。

70日間の訓練を終えた候補生は晴れて青年海外協力隊となり、出発までの残された時間を有意義に過ごしていることと思います。

さて本日6月17日、JICA二本松訓練所では「ふくしま人材育成指導者セミナー2017」を開催いたします!
このセミナーでは、国際協力に興味のある方やコミュニケーションの手法を体験的に学びたい方を対象に実施しています!

JICA二本松訓練所では、様々なセミナーやイベントを定期的に開催しております。
詳しくはJICA二本松のホームページをご覧下さい!


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2017年6月17日(gy) 08:30

「マレーシア」に派遣されていました、 小手川 雄樹さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/10放送

こんにちは、DJイタルです!

ついに梅雨がやってくるかぁ。
今年はうっかり来ないのかと思ったら、
やっぱり来るかぁ。
ま、夏が近づいてるってことですよね。

さぁ今週は、
128人目のゲストさんです!
青年海外協力隊 平成26年度4次隊で「マレーシア」に派遣されていました、
小手川 雄樹 (コテガワ ユウキ)さんです。
職種は「環境教育」です。
現在は南相馬市にある、南相馬ソーラー・アグリパークにお勤めなんです。

ってことで、今回は南相馬ソーラー・アグリパークにお邪魔しました!
めっちゃ広いで!
ソーラーパネルがめっちゃ並んどる!
2.4ヘクタールという敷地に太陽光発電と植物工場を設けた子供たちの体験学習の舞台が、この南相馬ソーラー・アグリパークなんです!
もともとは農地で、東日本大震災の津波で被害にあった土地でもあるんです。
震災から2年後の2013年3月に完成し、現在では小中学校の総合学習での活用はもちろん、企業研修の場としても利用されているそうです。
ふくしまの再生可能エネルギーの発信の場として、また復興のシンボルとして、県内外から注目を集める施設なんです。

南相馬ソーラー・アグリパークについては、また来週ご紹介しましょう。

さて、
小手川さんは北九州のご出身です。
なんかね、JICAとは不思議な縁があるんです。
JICAは、ボランティアなどの派遣だけでなく、海外からの研修生の受入れも行っているんです。
様々な分野で日本の技術を学びに外国人が研修にやってきます。
その海外から来た研修生のホームステイ先が、小手川さん家だったんです!
ホストファミリーってやつです!!!
すごくない?!なんて国際的な家族なんでしょう。
え、なぜ?って思いますが、小手川さんも理由は知らず・・・
物心ついた頃には、外国人と生活していたそうです。
月に1度のペースで外国人が入れ替わっていくそうです。
メキシコ人にタコスを作ってもらったり、中国人には水餃子を作ってもらったとか、食べ物の記憶だけがあるそうです。笑
まぁ実はそれも後々、協力隊に合格してから思い出したくらいですから、外国人との生活が直接海外を目指すキッカケにはなっていないのです。

大学では生物学と化学を学びます。
仕事もそれ活かしてモノ作りがしたいと思っていたそうです。
選んだシゴトが印刷会社です。
「凸版印刷」という印刷業界大手ですよ!
この凸版印刷の総合研究所で、商品開発を行っていたそうです。
例えば、ホログラムなどの偽造防止の研究だそうです。

業界大手の会社ですから、もちろん海外にも子会社やグループ会社があるわけです。
あるからには海外部署への異動の希望や、海外出張の可能性もあるんです。
「いいなぁ、いつかは海外で働きたいなぁ。」
実際に海外に行く同僚などを見て羨ましいと思っていたそうですし、海外への異動希望は毎年出していたそうです。

就職から7年、研究所で黙々と研究を重ねる日々。
しかし、毎日研究所にこもっていると外に行きたいエネルギーが溜まってくるそうです。積もりに積もって、そして一気に海外へ行きたいモードが高まったのです。

そんな時に、会社内の公募で「青年海外協力隊」を知ります。
海外研修として開発途上国に行きませんか?
青年海外協力隊として東南アジアの国に行きませんか?

なにやら魅力的な募集じゃないですか!!
これを見てすぐに社内公募に応募したそうです。

ん?民間企業がJICAボランティアを募集してるの?

これ、「民間連携ボランティア制度」と言います。

企業活動がグローバル化する中、それに対応するためのグローバルな視野や素養を備えた人材の確保も喫緊の課題となっています。
このようなニーズに応えるため、JICAと企業が連携してグローバル人材の育成のために創設したプログラムが民間連携ボランティア制度なんです。

この制度は、各企業のニーズに合わせ、受入れ国や要請内容、職種、派遣期間等をカスタマイズすることができるのです。

凸版印刷では3人の社内募集があったそうです。
東南アジアの国で、環境教育、理科教育、マーケティングの3つの職種があったそうですが、自分では職種は選べなかったそうです。
それぞれの専攻や経験によってマッチングされたそうですが。多分って。笑
後から聞くと、社内で50人くらいの応募があったとか。人気ですね!

エントリーシートを書いて社内で面接があって社内選考で選ばれると、JICAでの最終面接になったそうです。
そして合格して初めて、派遣国と職種、要請を知ったそうです。
「あなたは、マレーシアで環境教育の職種です。」
でも、まぁ驚きは無かったそうです。
大学では生物学と化学を学んでいましたので、環境教育ならその土台の上でなんとかなるかもしれないと思ったそうです。

小手川さん、青年海外協力隊にこだわっていたわけじゃないんです。
ぶっちゃけて言うと、別に青年海外協力隊を目指していたわけじゃないんです。笑
海外で働きたい。その選択肢が協力隊だったんです。

企業の一員でも、選択肢として国際協力がある。
その経験が、きっと企業のチカラになる
その人材は、きっと企業の財産になる。
JICAボランティアのチャレンジにはいろんなカタチがあるんですね。

民間連携ボランティア制度では随時応募・選考をおこなっております。
興味のある企業担当の方、ぜひJICAまでお問い合わせ下さい!
かわいい社員には、海外派遣を。

さ、小手川さんのマレーシアでの活動はまた来週です。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2017年度1次隊188名が訓練を行っています。

4月6日から始まった訓練も今日で66日目、残すところあと4日。
訓練所に入った頃と比べますと、候補者の顔つきもだいぶ変わったように感じます。
2017年度1次隊は来月から順次それぞれの国へと旅立っていきます。
2年間の協力隊活動が実りあるものとなるように願っております。

さて、JICA二本松訓練所では様々なイベントを実施しております。
6月17日(土)、18日(日)は「ふくしま人材育成指導者セミナー2017」を開催いたします!
このイベントでは、国際理解教育に関して次世代の指導者になりうる人材の育成を目的に教育関係者、青少年育成団体など様々なフィールドで活躍している方が参加しています。
詳しくはJICA二本松のホームページをご覧下さい!

またJICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
こちらもJICA二本松のホームページからどうぞ!
ぜひご活用下さい!

訓練の様子はJICA二本松のフェイスブックで紹介しています!
候補生の生き生きした表情をぜひご覧下さい!!

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2017年6月10日(gy) 08:30

「エルサルバドル」に派遣されていました、原 美子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/3放送

こんにちは、DJイタルです!

世間は衣替えですか?
格好が変わるとキモチも夏に近づいていきますよね。
さ、夏仕様にカラダを鍛えましょ!
ま、おそらく今年の夏には間に合いませんが・・・

さぁ今週も先週に引き続きまして、
シニア海外ボランティア 平成26年度4次隊で「エルサルバドル」に派遣されていました、原 美子 (ハラ ヨシコ)さんです。
職種は「障害児・者支援」です。
現在は放課後等デイサービス むすび で児童指導員をされています。

元々は特別支援学校の先生です。
もっと元々は中学校の体育の先生です。
定年後に新たな人生のチャレンジを決意してシニア海外ボランティアに参加されたのです。

原さんが派遣された国が「エルサルバドル」
言葉の響きから想像して下さいね?
そうです、中米ラテンアメリカの国です!
中米と聞くとすぐにカリブ海の青い海を想像してしまうんですが、中米で唯一カリブ海に面していないのがエルサルバドルです。
四国よりやや大きいくらいの国土に約613万人。中米で最も人口密度の高い国だそうです。

原さんの任地が首都からバスで2時間半くらいのサンミゲルという街。
実は、福島より都会じゃないかって言うくらいの街だそうです。笑
ピサ屋さんもあるし、ハンバーガー屋さんもあるし、それって開発途上国かい?って思うことも・・・
近年、中南米やアフリカだって、まして東南アジアでも、開発途上国と言われている国々の首都では、経済発展が進みビルが建ち並ぶような開発が進んでいる国も多いのです。
僕らが思う開発途上国のイメージとはちょっと違っていたり、すこし違和感を感じたりするそうです。
まさに原さんも現地でそう感じたようですが、これはシニア海外ボランティアだからって言うのも、ちょっとあるかもしれませんね。
シニア海外ボランティアは専門的な職種が多いために、首都や大きな都市に派遣されることがほとんどで、待遇や立場もある程度確立されているのです。
セキュリティー面などを考えると、ちょっと良い部屋に住めたりするんです。
でも誤解のないように、ある程度ですからね。笑
セコムもALSOKもありませんから、鉄格子がついてて、冷蔵庫があって洗濯機があって、スーパーで醤油が手に入るくらいの暮らしです。
でも、アフリカの奥地に派遣されている協力隊員が聞いたら泣いちゃうな。笑

原さんの職種は「障害児・者支援」
サンミゲル市にあるサンミゲル特別学校に派遣されます。日本のODAで建てられた学校で日本で言う特別支援学校です。4歳から25歳までと幅広い年齢の生徒が通う学校だそうです。

当初の要請内容は、特別学校での作業学習の指導、現地教員への指導法などの技術移転だったんですが・・・やっぱ行ってみないと分からないもんですね。
なんと市長が変わってしまって、要請されていた内容が変わっちゃったんです。
まぁまぁJICAボランティアでは、稀にこう言うことがあるんです。
シゴトの中身から人員から変わってしまって、まぁとりあえずみんなビックリですわね。原さんは作業学習の指導のはずが、なんと体育の先生に変わってしまったんですから。
まさかの体育の先生なんですが、良かったですよ、原さん元々体育教師でした。
日本では障害者スポーツなどにもチカラを入れていましたので、その経験をかわれて体育指導になったのではないかと、推測されます。
実は自分でも体育指導の方が向いてると思っていたくらいですから、変わって残念じゃなくて、素直にラッキーって思ったそうですよ。
不思議ですよね、なんか引きがあるんですね。

さ、ジャージとスニーカーと水着と水中ゴーグルを持ってはりきって授業です。
授業はなんと午前5コマ午後5コマ、一日10コマもあるんです!
7:15に学校が始まるって、朝から晩まで体育を教えていたそうです。
え、日本より働いてないかいっ?

体育の授業以外にも、スポーツの授業があって陸上、水泳、ボッチャをやるそうですが、ところが、学校には体育館もグランドもないです。
はて?あるのはちょっとした空き地?!
しかーし、近くにはサッカーもバスケも出来る立派な陸上競技場があって、そこを借りていたそうです。
水泳にいたってはエルサルバドル軍 第3部隊のプールを借りて授業をするんですって。軍の施設??って、なんて協力的なんでしょう!
これも、同僚のサンドラさんがすごく熱心な方で、いろいろと周りの協力を得て準備していたそうです。
このような周囲の協力や同僚の努力があって、活動が成り立っているわけですね。

授業は、もちろんスペイン語です。
まぁ多少スペイン語が不得意でも体育の授業はカラダで伝わるんですって。
そこで原さんが日本から準備していたのが、ラーメン体操!
知ってます?エルサルバドルで、バカ受けだったらしいですよ。笑
スミマセン、どんな体操かは分かりませんが・・・
伝えたいキモチは、言葉じゃなくても伝わるそうです。
特別支援の学校では生活に繋がる体験をさせることも授業のひとつで、実体験を通して学んでいくことが沢山あるそうです。だからラーメン体操?!
ま、言えることは、日本もエルサルバドルも子供たちの笑顔は変わらないと言うコトですね。

さすがシニア海外ボランティアですね。前のめり過ぎない姿勢がイイんです。

まずは現地の様子を見て、本当に必要なモノを一緒に考えよう。
あまり考え過ぎないようにしよう。
準備しすぎない、自然体、まずは自分を受け入れてもらう。
背伸びをした目標では意味がないから。
現地の人達が興味を持って、自分から参加をしてもらえるように。
授業の進め方を一緒に考えて、それぞれの良い所を学び合って、協力して現地に合ったものに作り上げていけるように。
JICAボランティアは、つなぎ役なんですって!

挨拶をする、お礼言う、時間を守る。

現地の人達が良いと思ってくれたことを残せればいい。
いつまでもボランティアの存在が残っていてはダメ。
ボランティアがいなくても継続されていくように。
そのうち忘れられてしまった方がイイ。って。
国際協力やボランティアが目指す先は、そこなんですよね。

原さんは帰国後、福島ひまわり里親プロジェクトなどのボランティア活動をしながら、放課後等デイサービス 「むすび」で児童指導員をされております。
この「むすび」と言うのは、就学している障害児について、授業の終了後に、また、学校の長期休業日などの余暇を有意義に楽しく過ごす場「むすび」で、運動や学習、遊びを通して子どの自立を支援しているそうです。
詳しくは、放課後等デイサービス「むすび」のホームページをご覧下さい!

原さんは現地では、VIVA!(ビバ!)って呼ばれていたそうです。
いや、正確には、呼ばせていたそうです。
子供達もみんな「ビバ!、ビバ!」と呼びます。
もちろんスペイン語です、意味は万歳!!
なんですが、漢字で書くと「美婆」らしいですよ。笑
美しい婆?なんかカワイイでしょ?
なんと11月に、エルサルバドルに遊びに行くそうです。
本当にエルサルバドルが大好きなんですね。いいなぁ。




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2017年度1次隊が訓練を行っています。

訓練も残すところ約10日となりました。
2017年度1次隊は、東日本大震災後最多となる193名がJICA二本松に入所しました。
全国各地から福島に集まり、青年海外協力隊候補者は70日、シニア海外ボランティア候補者は35日間の訓練を行います。そして、訓練が無事に終了しますと2年間の世界各地でのボランティア活動が始まります。
まずは無事に候補者の皆さんが修了証書を手にしてくれることを願っております。

さて、6月17日(土)、18日(日)にJICA二本松訓練所で「ふくしま人材育成指導者セミナー2017」を開催いたします!
昨年好評だったアクティブラーニングに、今年は異文化間コミュニケーションを組み合わせて、次世代のグローバル人材育成のためのセミナーを開催します。
国際理解教育に関心のある方、様々な異文化間コミュニケーションを体験的に学びたい方、人材育成に関心のある方の参加をお待ちしております。
締切は、6月9日までとなっております。
詳しくはJICA二本松のホームページをご覧下さい!

またJICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
こちらもJICA二本松のホームページからどうぞ!
ぜひご活用下さい!

訓練の様子はJICA二本松のフェイスブックで紹介しています!
候補生の生き生きした表情をぜひご覧下さい!!

JICA二本松 facebookはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

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2017年6月3日(gy) 08:30

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