「エルサルバドル」に派遣されていました、原 美子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/3放送

こんにちは、DJイタルです!

世間は衣替えですか?
格好が変わるとキモチも夏に近づいていきますよね。
さ、夏仕様にカラダを鍛えましょ!
ま、おそらく今年の夏には間に合いませんが・・・

さぁ今週も先週に引き続きまして、
シニア海外ボランティア 平成26年度4次隊で「エルサルバドル」に派遣されていました、原 美子 (ハラ ヨシコ)さんです。
職種は「障害児・者支援」です。
現在は放課後等デイサービス むすび で児童指導員をされています。

元々は特別支援学校の先生です。
もっと元々は中学校の体育の先生です。
定年後に新たな人生のチャレンジを決意してシニア海外ボランティアに参加されたのです。

原さんが派遣された国が「エルサルバドル」
言葉の響きから想像して下さいね?
そうです、中米ラテンアメリカの国です!
中米と聞くとすぐにカリブ海の青い海を想像してしまうんですが、中米で唯一カリブ海に面していないのがエルサルバドルです。
四国よりやや大きいくらいの国土に約613万人。中米で最も人口密度の高い国だそうです。

原さんの任地が首都からバスで2時間半くらいのサンミゲルという街。
実は、福島より都会じゃないかって言うくらいの街だそうです。笑
ピサ屋さんもあるし、ハンバーガー屋さんもあるし、それって開発途上国かい?って思うことも・・・
近年、中南米やアフリカだって、まして東南アジアでも、開発途上国と言われている国々の首都では、経済発展が進みビルが建ち並ぶような開発が進んでいる国も多いのです。
僕らが思う開発途上国のイメージとはちょっと違っていたり、すこし違和感を感じたりするそうです。
まさに原さんも現地でそう感じたようですが、これはシニア海外ボランティアだからって言うのも、ちょっとあるかもしれませんね。
シニア海外ボランティアは専門的な職種が多いために、首都や大きな都市に派遣されることがほとんどで、待遇や立場もある程度確立されているのです。
セキュリティー面などを考えると、ちょっと良い部屋に住めたりするんです。
でも誤解のないように、ある程度ですからね。笑
セコムもALSOKもありませんから、鉄格子がついてて、冷蔵庫があって洗濯機があって、スーパーで醤油が手に入るくらいの暮らしです。
でも、アフリカの奥地に派遣されている協力隊員が聞いたら泣いちゃうな。笑

原さんの職種は「障害児・者支援」
サンミゲル市にあるサンミゲル特別学校に派遣されます。日本のODAで建てられた学校で日本で言う特別支援学校です。4歳から25歳までと幅広い年齢の生徒が通う学校だそうです。

当初の要請内容は、特別学校での作業学習の指導、現地教員への指導法などの技術移転だったんですが・・・やっぱ行ってみないと分からないもんですね。
なんと市長が変わってしまって、要請されていた内容が変わっちゃったんです。
まぁまぁJICAボランティアでは、稀にこう言うことがあるんです。
シゴトの中身から人員から変わってしまって、まぁとりあえずみんなビックリですわね。原さんは作業学習の指導のはずが、なんと体育の先生に変わってしまったんですから。
まさかの体育の先生なんですが、良かったですよ、原さん元々体育教師でした。
日本では障害者スポーツなどにもチカラを入れていましたので、その経験をかわれて体育指導になったのではないかと、推測されます。
実は自分でも体育指導の方が向いてると思っていたくらいですから、変わって残念じゃなくて、素直にラッキーって思ったそうですよ。
不思議ですよね、なんか引きがあるんですね。

さ、ジャージとスニーカーと水着と水中ゴーグルを持ってはりきって授業です。
授業はなんと午前5コマ午後5コマ、一日10コマもあるんです!
7:15に学校が始まるって、朝から晩まで体育を教えていたそうです。
え、日本より働いてないかいっ?

体育の授業以外にも、スポーツの授業があって陸上、水泳、ボッチャをやるそうですが、ところが、学校には体育館もグランドもないです。
はて?あるのはちょっとした空き地?!
しかーし、近くにはサッカーもバスケも出来る立派な陸上競技場があって、そこを借りていたそうです。
水泳にいたってはエルサルバドル軍 第3部隊のプールを借りて授業をするんですって。軍の施設??って、なんて協力的なんでしょう!
これも、同僚のサンドラさんがすごく熱心な方で、いろいろと周りの協力を得て準備していたそうです。
このような周囲の協力や同僚の努力があって、活動が成り立っているわけですね。

授業は、もちろんスペイン語です。
まぁ多少スペイン語が不得意でも体育の授業はカラダで伝わるんですって。
そこで原さんが日本から準備していたのが、ラーメン体操!
知ってます?エルサルバドルで、バカ受けだったらしいですよ。笑
スミマセン、どんな体操かは分かりませんが・・・
伝えたいキモチは、言葉じゃなくても伝わるそうです。
特別支援の学校では生活に繋がる体験をさせることも授業のひとつで、実体験を通して学んでいくことが沢山あるそうです。だからラーメン体操?!
ま、言えることは、日本もエルサルバドルも子供たちの笑顔は変わらないと言うコトですね。

さすがシニア海外ボランティアですね。前のめり過ぎない姿勢がイイんです。

まずは現地の様子を見て、本当に必要なモノを一緒に考えよう。
あまり考え過ぎないようにしよう。
準備しすぎない、自然体、まずは自分を受け入れてもらう。
背伸びをした目標では意味がないから。
現地の人達が興味を持って、自分から参加をしてもらえるように。
授業の進め方を一緒に考えて、それぞれの良い所を学び合って、協力して現地に合ったものに作り上げていけるように。
JICAボランティアは、つなぎ役なんですって!

挨拶をする、お礼言う、時間を守る。

現地の人達が良いと思ってくれたことを残せればいい。
いつまでもボランティアの存在が残っていてはダメ。
ボランティアがいなくても継続されていくように。
そのうち忘れられてしまった方がイイ。って。
国際協力やボランティアが目指す先は、そこなんですよね。

原さんは帰国後、福島ひまわり里親プロジェクトなどのボランティア活動をしながら、放課後等デイサービス 「むすび」で児童指導員をされております。
この「むすび」と言うのは、就学している障害児について、授業の終了後に、また、学校の長期休業日などの余暇を有意義に楽しく過ごす場「むすび」で、運動や学習、遊びを通して子どの自立を支援しているそうです。
詳しくは、放課後等デイサービス「むすび」のホームページをご覧下さい!

原さんは現地では、VIVA!(ビバ!)って呼ばれていたそうです。
いや、正確には、呼ばせていたそうです。
子供達もみんな「ビバ!、ビバ!」と呼びます。
もちろんスペイン語です、意味は万歳!!
なんですが、漢字で書くと「美婆」らしいですよ。笑
美しい婆?なんかカワイイでしょ?
なんと11月に、エルサルバドルに遊びに行くそうです。
本当にエルサルバドルが大好きなんですね。いいなぁ。




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2017年度1次隊が訓練を行っています。

訓練も残すところ約10日となりました。
2017年度1次隊は、東日本大震災後最多となる193名がJICA二本松に入所しました。
全国各地から福島に集まり、青年海外協力隊候補者は70日、シニア海外ボランティア候補者は35日間の訓練を行います。そして、訓練が無事に終了しますと2年間の世界各地でのボランティア活動が始まります。
まずは無事に候補者の皆さんが修了証書を手にしてくれることを願っております。

さて、6月17日(土)、18日(日)にJICA二本松訓練所で「ふくしま人材育成指導者セミナー2017」を開催いたします!
昨年好評だったアクティブラーニングに、今年は異文化間コミュニケーションを組み合わせて、次世代のグローバル人材育成のためのセミナーを開催します。
国際理解教育に関心のある方、様々な異文化間コミュニケーションを体験的に学びたい方、人材育成に関心のある方の参加をお待ちしております。
締切は、6月9日までとなっております。
詳しくはJICA二本松のホームページをご覧下さい!

またJICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
こちらもJICA二本松のホームページからどうぞ!
ぜひご活用下さい!

訓練の様子はJICA二本松のフェイスブックで紹介しています!
候補生の生き生きした表情をぜひご覧下さい!!

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2017年6月3日(gy) 08:30

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