「スリランカ」に派遣されていました 中村 善之さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」2/25放送

こんにちは、DJイタルです!

しかし、寒くなったり暑くなったりなんか忙しい冬じゃないかい?!


今週のゲストは先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成26年度2次隊 「スリランカ」に派遣されていました
中村 善之 (ナカムラ ヨシユキ)さんです。
職種は「バドミントン」です。
九州は長崎県のご出身ですが、現在は福島県在住です。

中村さんの派遣された国が「スリランカ」
なかなか馴染みの無い国のひとつではありますが・・・南アジアの国です。
インド南東に浮かぶ島国で、熱帯性の気候で高温多湿な国だそうです。
日本からは直行便もありまして、およそ9時間の旅になります。
公用語は英語、その他シンハラ語やタミル語と言った現地の言葉もあります。
スリランカ飯と言えば、カレーだそうです。3食カレーが当たり前!
種類も沢山あってお肉もお魚も野菜も、全てカレーで食べる。てか入ってる。
食べ方も様々でおコメもあるしパンもあるし、ロティと言うナンのようなモノもあるし、ミルクライスと言うミルクで煮たお米もある。
気分に合わせていろんな種類のカレーを様々な食べ方で楽しむ!
セブンイレブンって看板のカレー屋さんもあるらしい。笑
まぁ3食飽きずに工夫して食べるのが南アジアのカレー事情なんですって。
前にモルディブの隊員さんもカレー三昧だったって言ってましたよ。笑

スリランカの人が持つ日本のイメージは‘おしん’。
毎年TVで再放送しているくらい大人気だそうで、みんな大好きだそうです。
日本人だと知ると対応が変わることもあるとか。
それくらい親日の国なのですね。

中村さんが派遣されていたのが、
スリランカの最大都市コロンボにありますスポーツ省バドミントン協会。
このバドミントン協会のナショナルアシスタントコーチとして、スリランカ代表チームを指導していたそうです。
6,7才のジュニアから40代のスリランカのトップ選手まで幅広い選手に関わっていたそうです。

日本でもリオ五輪のバドミントン日本代表の活躍が記憶に新しいですよね。
スリランカでもバドミントンは大人気!日本よりも感心が高い!
クリケットに次いでバドミントン選手は子供達の憧れなのです。

ただ、学校にはバドミントン部は必ずあるそうですが、やはり比較的裕福な家庭の子供たちがやっているスポーツだそうです。
お医者さんや国の役人の家庭の子供たちが多かったそうです。
これも途上国あるあると言うか、途上国のスポーツ事情なんですね。
開発途上国でのボランティア活動というよりは、外国チームの外部コーチと言った方がイメージが近いそうです。
ボランティアと言うと幅広い普及と底上げが目的だったりするんですが、時に途上国では出来る人から支援していく場合があるのです。
経済格差や地域格差の問題、環境整備に時間がかかったり、また国の政策の方向性など、いろんな課題が複雑に絡んでいたりして、効率や成果主義の支援は成り立たないのです。
単純に順番に画一的に進めればイイわけではないんですね。

中村さんの活動は普及より強化を目指す活動でした。
日本からのコーチと言うコトでかなり期待も高かったそうですよ。

要請内容は、15才以下の技術指導、青少年の育成(しつけなど)、地方巡回(普及、レベルアップ、底上げ)。

ところが行ってみると、まず強い選手を作ってくれ!!
次の大会では決勝まで進むように育成したいと、結構具体的でした。

国際大会に参加する機会も多かったそうです。
なんと世界大会では日本の選手と対戦することもあったそうです。
外国人との対戦を経験したり、また世界を見せることで、少しずつ選手の意識も変化していくのが見えるそうです。
今までは海外旅行気分だった選手たちも、試合中だけではなく会場での動きや姿勢など海外の選手から学ぶことも多かったそうです。
成績だけではなく、人材育成にもチカラを入れていたのです。

心がけていたことは、
言葉だけではなく、行動でしめす!
言ったことは必ずやる、ウソはつかない!
そして、日本のスタイルを押しつけるだけでなく、日本の良いところ、東南アジアの良いところを合わせた指導を心がけていたそうです。

朝は5時から始まります。朝は子供達の練習、午前中は大人の選手、お昼はスペシャルオリンピックスの知的障害の選手達、午後になって大人の選手、その後、学校が終わった子供達の練習になり、朝から晩まで体育館にいたそうです。
それも毎日、ほぼお休みは無かったそうです。

たまの休みはと言うと、海に行ってサーフィンをしていたそうです。
なんと先輩隊員に習って、スリランカでサーフィンを始めたそうです。


活動が軌道にのり、指導の成果が出てくると、中村さん自身にも欲が出てきます。もっとやりたい、もっと続けたい。
任期終了時期にジュニアの国際大会があって、どうしても選手達を見届けてから帰国したかったのです。
そのために、任期を2ヵ月延長したそうです。


そして、帰国後はまた福島へ戻ってきました。
今はバドミントンの指導でも福島県内も回っているそうです。
福島からも世界で活躍する選手が育ってほしいですね。

そして2020年、東京オリンピックがあります。
スリランカから来る選手やスタッフにいろんなサポートをしたいそうです。

今度は、東京オリンピックで会いたいですね!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2017年度4次隊が訓練を行っています。

今週、JICA二本松訓練所では、地球のステージを実施しました。
この地球のステージは世界の紛争地や貧困地域、震災による被災地で医療活動を行っている桑山紀彦医師の映像と音楽のコンサートなんです。
地球のステージを通して多くの候補生が、派遣国での役割をより具体的にイメージすることが出来るようになります。

JICA二本松訓練所では一般の方にもご参加頂ける講座を準備しております。
海外や国際協力の興味のある方は、ぜひご参加下さい。

訓練の様子はJICA二本松ホームページやフェイスブックで紹介しています!
またJICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
ぜひご活用下さい!

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2017年2月25日(gy) 08:30

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