「シリア」に派遣されていました、菅野 洋二さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/23放送

こんにちは、DJイタルです!
夏休み突入〜!なんでしょ?
いいなー、朝のラジオ体操したいな〜。
いいな−、夏休みの友やりたいな〜。
あれ、今も夏休みの友って言う宿題はあるのでしょうか?
まぁ僕は夏休みの宿題は、夏休み初日に終わらせるタイプでしたので。
まぁ夏休みの絵日記も、想像して書くタイプでしたので。笑
そろそろ夏休みの妄想しましょうかね。


さぁて、今週のゲストは109人目。
シニア海外ボランティア 平成21年度1次隊で「シリア」に派遣されていました、菅野 洋二(カンノ ヨウジ)さんです。
職種は「繊維」です。
福島県飯野町のご出身です。
菅野さんは2009年6月から2011年4月まで派遣されております。
派遣された当時は59才、現在御年67才!
めちゃくちゃ若いっす!
JICAボランティア経験者って年齢不詳な感じなんです。笑
まだまだ夢に満ちあふれています!


菅野さんの家は三代続く織物工場。
ご自身も40年に渡り織物一筋で、織物工場を守ってきました。
学校を卒業してすぐに家業に入り、まさにこの道1本の職人さんです。
ご出身の飯野町は織物産地で発展してきた町だそうです。
もともとは伝統的な織物羽二重や絹から始まり、時代と共に化学繊維、合成繊維に移行していったそうです。
菅野さんの工場でも最初は裏地やスカーフなどを生産していたそうですが、だんだんと工業資材に特化していったそうです。
革新織機を導入することで生産性も上がり、品質を維持することも可能になり、景気に左右されにくい安定した仕事になったそうです。
でも、新しい機械を導入すれば良いという簡単な話ではないそうです。
機械を扱う人、やり方で、とんでもなく変わるそうです。
そうなんです、やはり「人」なんですね。
伝統的なモノを守ることも大事ですが、産業として発展していくための進化も必要だったのです。
まさに飯野町の繊維産業の先頭に立って革新織機を導入して、生産性と品質の向上を目指してやってきたのです。

まさにプロです!
40年横道に逸れずにやってきましたので、
正直に言って、特にボランティアには興味が無かったそうです。笑

と、まぁ、なかなかJICAボランティアに参加する理由がみつかりませんが・・・
ただ、これまた正直に、30代の頃から充実した人生を生きるためには、どうすればいいのか。と、考えていたそうです。
ただ惰性で生きたくはない、人生を変えることが出来るのだろうか。
家業である織物工場を必死に守ってきた一方で、自分の生き方についても考えていたのです。
いやー壮大な悩みですね。聞かれても答えが出ないくらい壮大です。

そんな、ある時。
JICAボランティア募集のポスターを見かけたそうです。
そこに映っていたシニア海外ボランティアの表情が忘れられないと言います。
眩しいくらいに目が輝いていたそうです。
とっても素敵な笑顔に、自分もそうなりたいと思ったのです。

充実した人生を送るためには、人生を変えるためには、自分から行動するしかない。
海外に行けば、JICAボランティアに参加すれば、ハラハラドキドキする人生が送れるかもしれない。

新聞で見かけたJICAボランティアの説明会に参加してみることにしました。
この時はまだ、家族に秘密だったそうです。
けっこういらっしゃいますよ、秘密主義の協力隊!
確信犯的事後報告ってやつです。笑
説明会で協力隊経験者の話や自分が参加できそうな職種を調べてみると、まさに自分のための職種じゃないかと思うくらい、見事にマッチした職種を見つけたのです。
自分がやってきた繊維の仕事が、そのまま活かせる要請があったのです。
もしかしたら。これかもしれない。
この説明会で参加を決意したと言っても過言ではありませんね。

さて、シニア海外ボランティアは実は家族(配偶者)が同伴することができるのです。シニアボランティアの特権ですね。笑
だから、一番大事なのは家族を説得することなんです。
えーと、私の勝手な統計によりますと、大抵のシニア海外ボランティアさんは単身赴任でしたけどね。

菅野さんはと言うと、なんと奥さんも一緒にシリアに行かれたそうです。
いやー理解のある奥様ですね。
当時、奥さんも働いていらっしゃいましたので、仕事を辞めて海外に付いていくって、奥さんにとっても大きな決断だったと思います。

説明会から帰って初めて家族に相談した時も、いいじゃん!だって。
今までボランティアをやりたいなんて言ったこともなかったのに、やってみたらと応援してくれたのです。

59才の選択は、たった2年間のJICAボランティアだけの話ではなく、その後の人生を懸けた大きな決断だったのです。
だからこそ、菅野さんの思いを一番知っていたのは家族だったんですね。

家族には不安や心配もかけるかもしれません。
だから家族と話し合って、理解があって、協力があって、はじめてJICAボランティアになれるのです。
JICAボランティアは、世界も自分も変える仕事なんです。
それ以上に、自分と家族を知る仕事でもあるんです。


菅野さんのシリアでの活動は、また来週です!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では現在、2016年度2次隊の訓練を行っています。
7月7日に訓練所に入所して、まもなく20日目。
訓練生同士の仲もだいぶ深まってきたように感じます。

さて今週は、語学訓練のほかに体力維持講座やコミュニケーション技法の講座を学びました。派遣国では自ら率先して体力作りやコミュニケーションを高める努力をしなければなりません。ボランティアは語学以外にも、自ら進んで行動するという積極性が求められます。訓練生はボランティアとして必要な知識を身につけ派遣国へと向かいます。

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

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2016年7月23日(gy) 08:30

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