「マラウイ」に派遣されていました、 松田 洋平さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/25放送

こんにちは、DJイタルです!

ねぇ、みなさん、‘ざくざく’って知ってます?
番組エンディングのJICA二本松インフォメーションでもご紹介しましたが、二本松市で「ざくざく世界選手権」が開催されるんです。

が、この‘ざくざく’って何?って話でござんす。
二本松の伝統的な具だくさん汁を‘ざくざく’って言うそうです。
庶民的で気軽に食べられる郷土料理で、具材をザクザク切るから’ざくざく’と呼ばれているそうです。

の、世界選手権って?まさかの世界大会ですぜ!
さすが世界大会、この‘ざくざく’をアレンジしたオリジナルざくざくで競うらしいのです。ルールは具材をザクザクに切ること?

で、なんと今週のゲスト松田さんが出場するらしいのですよ!
どんなオリジナル‘ざくざく’か聞いたら、もうスゲェっすよ!
フランスパン、にんにく、とうがらしで肉団子を作るとか?
ビールに合う男の料理だとか?!その名も「ざくお」とか?!
あれ?汁は?もう自由すぎて、‘ざくざく’はどこに行ったの?

ま、気になる方は6/26、二本松市市民交流センターへ!!

さ、改めまして今週のゲストは、107人目。
青年海外協力隊 平成24年度2次隊で「マラウイ」に派遣されていました、
松田 洋平(マツダ ヨウヘイ)さんです。
職種は「理数科教師」です。
江戸のご出身です。あ、東京です。
現在はJICA二本松のスタッフとして、立派な青年海外協力隊員を世界に送り出しています!


幼少の頃から機械いじりが好きだった松田さん。
バイクいじりが好きで、親に心配かけた時期もあったそうです。
まさか集団暴走行為の方ではないと思いますが。笑

機械いじりは理系なんですね。
大学は工学部に進学すると、そこで学んだCAD(キャド:コンピューターで設計するためのソフト、システム)を使った製図が好きになったそうです。
となると、就職は建築関係へ。
好きな製図の仕事で就職するのです。
そして希望通り設計のシゴトを担当していたんですが・・・
意外に合わず、すぐに辞めてしまったそうです。
好きなモノを仕事にするってのは難しいんですね。
その後は、学生時代にアルバイトしていた塾講師のシゴトをすることになったそうです。

ん〜いや〜まだ見えてこないですねぇ、協力隊の道・・・

実は松田さん、大学時代に1ヵ月間インドを旅したそうです。
いわゆるバックパッカーってやつですね。
なんでインドかって言うと、友達の一言だったそうです。

「インド!あの国はヤバイぞ!」
「人生で一度は行ってみた方がいいぞ!」

時間がある学生の今しかないと思ったそうです。
それから必死にアルバイトしてお金をためたのです。

初めての海外、インド、1ヵ月、バックパッカー。
いやー正直ハードル高いっすよね?!

ちょー刺激的だったそうです。
最初の1週間は日本人の知り合いのところで農業の手伝いや幼児教育のボランティアなどをして、まずはインドに慣れる。
残りの3週間は、おおまかな行き先だけ決めて、その町が良かったら長く滞在して、次の町に行っては宿を探して、と言う旅をしてきたそうです。
旅の仕方も友達流です。
「行ってみないとわかんない。行ってみて決めればいいんだよ!」

初めて着いたインドは真っ暗だった。
首都の駅でもスラム街だと思った。
日本との違いにカルチャーショックが大きかった。
勇気を出して一人で外に出た。
切符を買った。次の町に行った。
度胸がついた。
地元の祭りに参加した。
はじめてインドの人と繋がった気がした。
触れ合ってみると日本人とあまり変わらないと思った。

騙されたりもしたけど、とても刺激的な1ヵ月だったそうです。
このインドの経験が人生を大きく変えることになるんですね。


話は戻って、塾の講師を続けているとふと思うことがあったそうです。
このまま塾の講師を続けていていいのだろうか?
それとも何か他の道があるのだろうか?

人生に悩む時、誰でもありますよね。
松田さん、この時25才!
さて、人生思い返してみて、今までで一番おもしろかった事は何だろう?と考えてみたのです。

そうだインドだ、異文化に触れたその時だ!
現地の人と触れ合って、刺激を受けて自分がステップアップする、その成長過程がとても面白かった。
またあの激しいエネルギーに触れたい。と思ったのです。

そんな気持ちを家族に相談してみると、父親から‘青年海外協力隊’を勧められたそうです。

いやーお父さんナイス!!
マジ、お父さん大好き!!
もう、お父さんに乾杯!!

青年海外協力隊。
名前くらいは知っていたけど、まさか自分が行くとは。

松田さんのマラウイでの活動は、また来週です!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

本日6/25、JICA二本松訓練所では一泊二日の日程で「国際理解教育セミナー」を実施しています。
このセミナーは、県内で国際理解教育に携わる教育関係者や、今後、国際理解教育の道に進んで行く大学生など、グローバル人材育成を目的としたセミナーです。
国際関係のNPOで活躍している方々を講師に招き、これから毎年開催していく予定です。

また明日6/26は、二本松市市民交流センターで「ざくざく世界選手権」が開催されます。
このイベントは二本松市の郷土料理「ざくざく」の新たな魅力を発見するために開催されるイベントです。
当日はJICAスタッフや講師の先生方も参加する予定です。
ぜひ会場にお越し下さい!!

イベントの様子やJICA事業については、ホームページやフェイスブックをチェック!!

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2016年6月26日(gú) 08:30

「パラグアイ」に派遣されていました、 山田 祐子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/18放送

こんにちは、DJイタルです!

やっぱり梅雨はきた。
今年は来ないと思ってたのに、やっぱり来るんですね。笑
都合良く忘れていたのに・・・
まぁ植物・農作物にとってみれば、恵みの雨ですもんね。
水不足の心配もありそうですし、ちょいと降って頂きましょうね。
梅雨の‘わびさび’的な情緒もまた良し。ですね。


さ、先週に引き続き、今週のゲストは106人目。
青年海外協力隊 平成18年度2次隊で「パラグアイ」に派遣されていました、
山田 祐子(ヤマダ ユウコ)さんです。
職種は「家政」です。
埼玉県のご出身です。
現在はいわき市在住で、楢葉町で農業をされているのです。
今流行の‘農業女子’です。

さて、山田さんが派遣された国が「パラグアイ共和国」
いやーこりゃまたドコにあるか分かりますか?
んー、音の響き的には南米っぽい?!
正解は、南米大陸のほぼ中央、ボリビア、アルゼンチン、ブラジルに囲まれた内陸国です。南米の心臓=コラソンと呼ばれているそうです。
海が無いのは分かりますが、なんと、山も無いんですって。笑。
まぁまぁ平らな国のようです。
日系人社会もあり、日本は非常に高い評価を受けており伝統的に友好関係が続いているそうです。
日本を感じるモノと言えば、車!日本車が大人気!世界のトヨタ!
ですが、TOYOTAの看板には、必ず「TOYOTOSHI」と名前が入ってるらしい。
TOYOTOSHI?トヨトシ?え?パクリ?
むしろトヨタの車じゃなくて、トヨトシの車に乗ってんの?と言われるくらい。
なぞのトヨタのトヨトシ、気になりますね〜。笑


山田さん、パラグアイでは修道院で寝泊まりしていたそうです。
まさかの修道院生活、今までで初めてですよ。
まさか出家したわけでもないようですし・・・
そもそもキリスト教では出家とは言わないですよね?!
実は修道院が経営している学校が山田さんの派遣先だったのです。
ってことで、学校と同じ敷地内にある修道院が寮のような感じでしょうか。
でも、日本人である山田さんは宗教的なルールや規律はなく、けっこう自由だったそうです。


派遣されたのは、首都アスンシオンの隣町ルケにある私立の小学校です。
首都の隣りだから、日本で言うと千葉県くらいだそうです。
隣町ルケは千葉県、えーっと船橋くらいにしておきますか。笑

はて?小学校に派遣されるってことは学校の先生なの?

山田さんの職種は「家政」です。
「家政」は、各国の要請としては途上国の女性グループなどに技術を教え、所得向上を目指したりするモノが多いのですが。
山田さんの要請は、小学校で授業をする先生だったのです。
1〜6年生に家庭科のような?図工のような?授業をするのですが、もちろん教科書やマニュアルはありません。
まぁ正直、先生と言っても、子供たちの手先を器用にさせて売れるモノを作るというのがマジメの要請だったのです。

もう全てが実践だったようです、実用的というか商売的モノ作りです。
低学年の始めは折り紙で慣らしながら、高学年になればアクセサリーなども作ったそうです。ブレスレット、キーホルダー、ロザリオ、お土産ショップに並びそうなラインナップです。
家庭科や図工と聞くと、全員横並びの簡単なモノを作るイメージですが・・・
そんな子供だましなモノは作りません。
ガチで売れるやつ、利益を生むモノを作るのです。
そう、‘商品’を作るのです。
これは授業なのか?はたまたシゴトなのか?学校で教えるコトなのか?
この線引きは難しいですが、何より現地の子供たちが喜んで続けられることが大事なんですね。

まぁこうして子供たちも喜んでやっているんですが、ひとつ問題が・・・
ん〜なんと、作ったモノを勝手に売ってしまうそうです。笑
本当は、みんなで作ってまとめて販売も出来るかなと最初は考えていたそうですが、出来あがったそばから子供たちが勝手に売ってしまったそうです。
友達や親戚に売買するんだそうです。
まぁ材料費も子供のお小遣いから出てるし、その代金が次の商品の材料費などになって、また、よりよい作品が出来上がる。ってこともあるので、悪いことばかりではないんです。
それになんか、わらしべ長者みたいでしょ?!

まぁ勝手に売ってしまうのは別としても、作ったモノが利益になり、また次につながっていく、こうした連鎖が繋がっていくコトは大事なコトですよね。
それが彼らのモチベーションにもなりますからね。
自分たちでモノを生み出す喜び、それが利益になり生活が変わっていくことが実感できれば、また次の喜びになる。
学ぶコトで人生を変えることができる、人生を選ぶことができる。

それともうひとつ、広がっていくんです。
子供たちが学んだことで、大人たちにも波及していくのです。
親や親戚からも、ぜひやりたいと声が上がり、ちょっとしたムーブメントが起きるそうです。学校や家族を超えて地域に広がっていくのです。
コレ、協力隊の活動の大事なところですよね!

さて、山田さんの活動が回り始めると、子供たちもだんだん慣れてくるんです。
授業にも言葉にも慣れてきたある時、現地語を知らないと思って子供たちがグアラニー語(現地語)でバカにしてきたそうです。
いやーもちろん悪気は無いんですよ、ただイタズラしたくなるんですよ。
好きな子にちょっかい出すのと一緒です。笑
そこで、バカにされた事をパラグアイのホスト家族に相談したら、絶対にきくグアラニー語の魔法のフレーズがあると教えられたそうです。

「イッポラッ○△◇※◆、◎☆〆#♪〜」
今でも意味は分からないそうですが、効果は抜群だったそうです。
ってか、子供が泣き叫ぶくらいだからヤバイんだろうね。
愛情のこもった言葉だけど、子供は泣くよ!と言われていたそうですが・・・
まさに!それから子供たちの態度が変わったそうです。
しかし、いったい意味は?放送禁止用語じゃないことを祈ります。


パラグアイで文化や地域の大切さに気づいた山田さんは、帰国後は日本の文化を大切にしながら地域の人達と一緒に家庭科の授業をしたいと思ったそうです。
そこで知り合いに勧められたのが島根の‘隠岐の島’の高校の家庭科教育コーディネーターだったのです。島の文化を取り入れながら家庭科の授業をするコーディネーター兼教員、まさにやりたかったシゴトです。
偶然にも、同じ時期にいろんな人から同じ求人を勧められたのが、この島の家庭科教師だったのです。まさに自分の仕事だと思ったそうです。笑
地域と繋がり、地域の方々がまさに先生だった。
田植えをしたり、しめ縄を作ったり、鳥をさばいたり。
日本だけど、協力隊の延長のような生活だったそうです。

そして4年間、島の家庭科教師を経験すると、今度は提供する側になりたいと農家になるために福島県にやってきました。
今は楢葉町でおコメ作りをされていますが、いつか子供たちの農業体験を受入れたり、農業を伝える活動もしたいそうです。
‘農業女子’は、まだ始まったばかりです!




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

6月15日、JICA二本松訓練所で平成28年度1次隊の修了式が執り行われました。
158名の訓練生は晴れて協力隊員となり、今月下旬から順次派遣されていきます。
派遣国は26ヵ国、JICAボランティアとして世界各地で活躍してくれることを願っております。

そして、来月から始まる平成28年度2次隊の訓練に向けて、JICA二本松訓練所ではすでに準備が始まっています!
次の訓練でも、訓練生が大きな壁にぶつかりながらも前進していけるように全力でサポートしてまいります。

訓練の様子などは、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。
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2016年6月18日(gy) 08:30

「パラグアイ」に派遣されていました、 山田 祐子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/11放送

こんにちは、DJイタルです!

もう6月ですか〜。
なんか梅雨は来るのでしょうか?
そろそろ扇風機でもだそうかと思ってます。


さ、今週のゲストは、106人目。
青年海外協力隊 平成18年度2次隊で「パラグアイ」に派遣されていました、
山田 祐子(ヤマダ ユウコ)さんです。
職種は「家政」です。
埼玉県のご出身です。
流れ流れて福島県にやってきまして、現在はいわき市にお住まい、楢葉町で農業をされているのです。
今流行の‘農業女子’やってます!!
まだふくしま歴は半年ですが、楽しくお米作りをされているそうです。
今は田植えも終わり一段落、これからは草刈りが大変なんですって。

山田さんが派遣されていたのは2007.1〜2009.1まで。
訓練は2006年の秋から冬にかけて。
あ、まだ協力隊が3隊次の時代ですから2次隊でも秋冬の訓練だったんですね。
ちなみに、平成19年度から1年間に4隊次派遣になっております。


さてさて、およそ10年前の記憶を辿ってお話いただきましたよ。
えーもうそんなになる?恐ろしいっ。って、言ってましたが。笑

山田さんの子供の頃の夢は・・・美味しいモノを沢山食べるコト!
具体的な職業とかじゃなくて、食いモン??笑
小さいころから食べるコトが大好きだったのです。

いや〜でも、‘食いしん坊’って職業は難しいですよ。
辰巳琢郎さん、山下真司さん、宍戸開さん、現在は松岡修造さんでしょ?
えっ?食いしん坊って言ったら「食いしん坊!万才」でしょ?!笑

はい、話を戻しますよ!
美味しいモノを食べたかった。その欲求は本当です。
ですから、山田さんが選んだ道は「栄養学」です。
食べ物に関する学問って考えたら、栄養学だったそうです。
もっと食べ物のことを知りたいと大学の栄養学部に進学します。
身近な自分の食事記録から海外の食文化まで、幅広く食全般について学んだそうです。

まぁここで、ある意味、運命的な出会いをするんですが。
そうです、協力隊はいろんな出会いが絡み合って導かれていくことがあるんです。
大学の研究室に入ってみると、その研究室の先生は海外の栄養について研究している先生だったそうです。
って、それだけじゃないっすよ。
なんと、こちらの先生、JICAの技術顧問を務める方だったのです!

えーっとですね、JICAの技術顧問は各職種の二次選考で行われます技術面接の面接官でもあるんです。
たま〜に厳しい面接もあるとかないとか?あくまで噂レベルですが・・・

身近にそれだけ青年海外協力隊を知る方がいるってことは、さぞかし勧められたかと思いきや・・・日本で苦労したら行ってもいいぞと言われたくらいで、全然勧められてないそうです。
えー?でしょ?
協力隊を知るから故の、厳しさだったのでしょうか。

大学で栄養学を学んでいるうちに、教職にも興味が出たそうです。
栄養学を学んで先生になると言うと、家庭科の先生になるんですね。
自分は食べ物について学ぶことが楽しくて、ぜひ子供たちにも伝えたいと思ったのです。

そして、大学を卒業して高校の家庭科の先生になります。
ところが、あれだけ楽しいだろうと想像していた授業は、正直大変だった・・・
クラスによっても、個人によっても、家庭科に対する温度差があったそうです。

特進クラスになれば、家庭科は自習時間や自由な時間にすら思われていたとか。
海外の食文化や食糧事情を話してみても、化学式で説明を求められる始末・・・
意地になって黒板いっぱいに化学式書いてみせることもあったけど、伝わらない。
海外の貧困の話をしても、どんなに熱く語っても、興味を持ってもらえなかった。他人事だったそうです。
スゴイ、ショックだった・・・

Doすれば?
じゃ、自分の実体験なら聞いてくれるかな?

まさか自分が海外に行くなんて思ってもいなかったけど、
「やれるもんならやってやろう」と思ったそうです。

そこで思いついた青年海外協力隊。
じゃあ、あのJICAの技術顧問の大学の先生に相談したのかと思ったら、まさかの相談なし。
てか、逆に最後の最後まで協力隊に応募することを隠していたそうです。
てか、怖くて近づけなかったそうです。笑
わー、そんなこと言ったら、怒られるよ!

実は、山田さんの周りには強力な協力者がいたのです。
なんと同じ研究室の先輩に、青年海外協力隊OV(経験者)がいたのです!
こりゃ心強いっす。
「(先生は)あんなこと言っているけど、大丈夫だって!」
「山ちゃんみたいな人いっぱいいるから受けちゃいなよ!」
なんとも気軽に勧められたもんです。

先生と先輩の温度差もスゴイっすね。笑

怖い先生のおかげか、軽い先輩のおかげか。
なんと山田さん、第一希望、一発合格!
いやースゴイ、なかなかいませんよ第一希望一発合格。

たしかに専門性のある職種ではありますよね。
火星じゃなくて、仮性じゃなくて、化成じゃなくて、「家政」です。
家政婦は見た、の「家政」です。

山田さんのパラグアイでの活動は、また来週です。


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

昨日6/10に、JICA二本松訓練所では語学の最終試験が行われました。
158名の訓練生が来週15日の修了式で修了証書を手にするコトを願うばかりです。

さて、今週6月7日には、JICA二本松訓練所にキャロライン・ケネディ駐日米国大使がお越しになりました。
大使は草の根レベルで途上国の経済・社会発展に取り組む青年海外協力隊を始めとしたJICAボランティアに興味を持ち、訓練所の視察と訓練生との交流を行いました。
全ての訓練生にとって大きな励みとなったことと思います。
ケネディ大使を始め、JICA二本松訓練所には世界各国から様々な方が視察にやってきます。
世界で活躍する協力隊員がどのような訓練を受けているのか、多くの方々に知って頂いております。

訓練所への訪問学習や出前講座はJICA二本松のホームページ内「開発教育」というカテゴリーからお申し込み頂けます。

訓練の様子など、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。
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2016年6月11日(gy) 08:30

「インド」に派遣されていました、 今野 亜耶さん


 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/4放送

こんにちは、DJイタルです!

さ、今週のゲストは先週に引き続き、105人目、
青年海外協力隊 平成25年度3次隊で「インド」に派遣されていました、
今野 亜耶(コンノ アヤ)さんです。
職種は「日本語教育」です。
岩手県のご出身です。
今年1月に帰国して、4月から郡山市にある専門学校で日本語教師として働いていらっしゃいます。

今野さんが派遣された国「インド」
インドは超メジャーでしょ?聞いたことくらいあるでしょ?
なんとなくでもドコにあるか分かるし、何となくどんな国か想像つきますね。
協力隊員が派遣されている国には、それドコ?って国に派遣される隊員がいますから、インドは割と想像しやすい国のひとつですね。

南アジアに位置し、13億人を超える世界第2位の人口を抱える大きな国です。
2060年頃まで人口が増え続け、いずれ中国を抜いて世界一の人口になると予想される国。ある調査では、世界最大の経済大国になるという予測も。
途上国と言うより新興国と呼ばれ経済成長が著しい国のひとつです。
広大な国土を持つため、気候は地域によって大きく変わるそうです。
なんと今年5月にはインド西部の都市では最高気温51℃を記録し、インド国内の最高気温を更新したとか。今年はインドも猛暑なんでしょうか。
まぁ北部のヒマラヤ地方や一部の北インド地方には冬もありますし、雨季、乾季、また四季のような季節を感じる地域もあるそうです。
今野さんが住んでいた北部は、首都デリーの近くで、こちらの冬はジャケットにストールを着込んでいたそうです。

って、紹介していながら、この番組ではインド派遣の隊員さんは初めて!
今は青年海外協力隊の派遣が再会されていますが、一時期はインドへの派遣が中断されていた時期もあるのです。それも結構最近ですよ。
現在では、日本語教育を中心に10数名の協力隊員が派遣されているそうです。
今野さんが派遣された時は・・・同期隊員ゼロ!
ひとりぼっちの旅立ちだったのです。
まぁ、ですから、この番組でもインドのご紹介は初めてなんです。
何卒お手柔らかによろしくお願い致します!

今野さんの職種は「日本語教育」
海外で日本語を教える先生です。
今野さんはインド北部の首都デリーの隣り、ウッダルプラデッシュ州モラナバードという町の私立の学校に派遣されます。
幼稚園から高校までの一貫校で、全校生徒が2000人とか。
これでも小さい方の学校なんですって。
この学校では3年生から8年生が日本語の授業が必修だったのです。
日本で言うと小学校3年生から中学2年生の子供たちに日本語を教えていたそうです。
40分の授業を1日6コマ、土曜日まで授業があったそうです。
まぁ正直、授業多いなって印象ですよね。
一年を通したカリキュラム作りから、授業で使う教材作りまで、自由にやっていいよと任されていたそうです。

一番大変だったのが、クラスコントロール。
授業中に立ち上がる子供もいれば、歩きまわる子供、ついには子供たち同士でケンカが始まってしまう始末。
小学3年生くらいだと英語も通じないし、もちろん日本語なんてもっと通じない。
コミュニケーションをとるためには、現地語を覚える必要があったのです。
特別に勉強すると言うよりは、日常生活の中で身につけていくそうですが、同僚の先生やお世話になっている校長先生の家族など、積極的に現地語を話すようにしていたそうです。
現地語を話すようになると子供たちの反応が変わるそうです。
子供たちの反応を理解できるようになると、対処方法が分かってくるのです。
授業の内容うんぬんではなく、まずはクラスをまとめることが大事なんですね。
日本語の先生というよりは、担任の先生に近かったとか。笑


さて、教育現場で何かと話題になるのが、保護者との関わり方なんですが。
海外のモンスターペアレント事情も気になりますよね?

今野さんの学校では友好的な保護者の方も多く、もっと叱って下さい、厳しくして下さい、という保護者の方もいたそうです。
ただ、インドの教育ではテストの点数や成績を重要視する傾向もあり、保護者によっては、もっとテストを簡単にして下さいという要望もあったようです。
またテスト範囲から出題傾向まで、保護者に問い詰められる面もあったとか。
ある意味、教育熱心な方が多いということですよね。子供より熱心です。笑

日本語教師が今野さんしかいなかったので、なかなか細かい相談ができずに悩んだりする時もあったようですが、それでも少しずつでも良くなるように試行錯誤の2年間だったそうです。

そんな今野さんを支えたのは、日本語を学んだ子供がもっと日本を知りたい、日本に行きたいと言ってくれたこと。
どんな小さなことでも日本を知ってもらえることが嬉しかったそうです。
系列校が集まって年に1度開催される日本文化祭では、歌や踊りはもちろん、お箸を使ってゲームをしたり、日本の文化を伝える活動もしていたそうです。

今や世界に誇る日本の文化と言えば、アニメですよね?
なんとインドで人気のアニメは、「ドラえもん」に「忍者ハットリくん」だって!
ドラえもんは知っているけど、ハットリくんは僕ら30代以上じゃないと知らないでしょ。笑 
子供たちによく忍者ハットリくんについて聞かれたそうですが、残念ながらハットリくん世代じゃない今野さんは答えられなかったそうです。

よーし、これからインドに派遣される隊員には、訓練所で忍者ハットリくんを必修にするでござる!ニンニン!


今年1月に日本に帰って来た今野さん。
もっぱらの悩みは、日本で日本語教師ってシゴトはできるのだろうか?だったんですが、これも縁と言いますか、巡り合わせなんでしょうか。
この4月に郡山の専門学校に新設された日本語学科で日本語を教えることになったのです。
学生時代からの縁で福島に来ることは決まっていたそうですが、福島でこのタイミングで日本語教師のシゴトが見つかったのは、まさにキセキ!?
インドとは違った日本語教師のシゴトを楽しんでいるそうです!
まさに協力隊の経験が活かされる素敵なシゴトですね。

そして、
いつか日本の子供たちの国際理解教育に携わりたいという夢も、応援します!


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では平成28年度第1次隊の訓練生158名が訓練を受けています。
今日で4月6日から始まった訓練も残すところあと11日となりました。
この2ヵ月で訓練生の顔つきもたくましくなったように感じます。

さて、明後日6月6日には、皇太子様との御接見を控えております。
この御接見は、訓練生がJICAボランティアとして、どのような活動をするのかをご報告する貴重な機会となります。
そして、JICAボランティア訓練生は訓練も終わりに近づくにつれ、少しずつ派遣に向けた準備を進めていきます。

さ、まもなく訓練生は最終試験を迎えます。
青年海外協力隊訓練生158名と、5月11日に修了証書を受け取った10名のシニア海外ボランティアと、合わせて168名のJICAボランティアが無事に派遣国に旅立っていけるよう願っています。

訓練の様子など、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。
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2016年6月4日(gy) 08:30

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