「フィジー」に派遣されていました、 後藤 祥与さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/27放送

こんにちは、DJイタルです!

はぁ、夏休みも終わりかぁ・・・
って、ため息ついていませんか??

これ以上夏休みが続いたら学校行きたくなくなっちゃうでしょ?
寂しく思うくらいがちょうどいいんです。笑
あ、でも大学生はまだまだ夏休みやんね?
大学生諸君!社会人になったらそうはいかないからねっ!
今のうちに、長い長い夏休みを満喫しておくようにっ!
あ、ただ羨ましいだけです。笑

さ、今週は111人目のゲストさんです。
青年海外協力隊 平成26年度1次隊で「フィジー」に派遣されていました、
後藤 祥与(ゴトウ サチヨ)さんです。
職種は「栄養士」です。
福島県福島市のご出身です。
2014年7月から2016年6月までフィジーに派遣されていました。


栄養士さんって、食事とかめっちゃ厳しそうですね。
商品パッケージの裏に書いてある原材料とか成分表とか、めっちゃ見てそうですよね?
僕も最近はカロリーを気にして、必ず見るようにしていますが、栄養士さんはもっと見方が違うんでしょうね。原材料を見るだけでカロリー計算とか出来そうだもん。

実は後藤さんが厳しいってよりは、母親が昔から食事に厳しかったそうです。食品に含まれる成分や農薬など食の安全についても厳しかったので、自然と家庭での食生活の中で食について興味を持ったそうです。
そして進学の時におもしろそうだと選んだのが栄養学科だったのです。
高校を卒業後、大学で栄養学を学びます。
ここでは食に関するあらゆるコトを学びますが、特に医療に特化した学科でもあったので病院での研修にチカラを入れていたそうです。
栄養士になりますと病院や給食センターなどが働き口になるそうですが、後藤さんは大学卒業後、埼玉の病院に就職されます。
それから2年間の埼玉の病院勤務の後、2011年福島に戻って参ります。

大学で栄養学を学び、病院で実務を積むなかで、海外の食についても学ぶ機会があるそうです。国際栄養、世界の食糧事情、貧困、飢餓など、食は世界と繋がっているのです。生きることは食べることですからね。
学べば学ぶほど、働けば働くほど、もしかしたら自分に何か出来るのかもと思ったそうです。

そのためにも、もっとしっかり経験を積もうと考えたのです。
2011年震災後の福島では、原発事故の問題もあり食の安全について語られるコトが多かった。震災後、福島に戻ってきたことも運命なのかもしれないと感じたそうです。
震災後の福島で働くことは、改めて食の安全ついてじっくり考える時間にもなったそうです。

埼玉の病院で2年、福島の病院で3年。
自分の中では最低5年、実務経験を積んでから協力隊に参加しようと思っていたのです。

小さい頃からボランティアや国際交流に参加する機会もあったようです。
海外に興味はあったし、協力隊もなんとなく聞いたことがあった。
でもやっぱり、背中を押すのは人なんですね。
同じ福島出身、同い年、同じ栄養士で国際協力を目指す人に出会ったのです。
この出会いがスゴイんです!
なんとこの出会った方ってのが、伊東みずほさん!!
平成24年度1次隊でブータンに派遣されていました栄養士さん、この番組にもご出演頂いた方なんです!!(※ブログ2014年10月参照)
偶然、埼玉で出会ったそうですよ。笑
同じ派遣国や同じ隊次ならまだしも、協力隊に参加する前に出会うって。
不思議ですよね、なんかお互い惹かれる何かがあったんでしょうか?
国際協力っていう‘志し’でしょうか。

いろんな出会いやタイミングが青年海外協力隊に繋がっているんですね。

5年の実務経験を数え、いよいよ協力隊にチャレンジです。
とは言え、何をどう準備すればいいのか分からなかったそうです。
通勤中に英語のリスニングをしたりと語学はちょっと勉強もしたけど、後は、今の経験が必ず活きるから仕事をしっかり頑張ろうと思ったそうです。

あら、またいらっしゃいましたよ〜秘密の人!
家族にも職場にも秘密だったそうで・・・
受験後、2013年8月に合格通知が届きました。まだ職場には秘密です。
平成26年度1次隊ですから、訓練が始まるのは2014年4月から。
まだ訓練まで半年以上時間があります。でも職場には秘密です。
結局、年末に退職を伝えますが、訓練が始まるギリギリ3月まで病院で働いていたそうです。

家族にも職場にも、ほぼ事後報告でしたねぇ。
最近、事後報告系、秘密系の隊員さん多いですよね?
受験するまで言わない。合格するまで言わない。
不思議なのは周りの反応も意外とあっさりしているんです。
寂しがられるけど、むしろ応援される傾向にありますしね。
半世紀ですか、国際協力・海外でボランティアも普通のコトになったんですね。
協力隊も認知され理解され市民権を得てきたってこと。で・・・いいっすね?!
多大に個人の性格、人徳、環境に由来するところも大きいですが。笑
まぁいいでしょう!応援あってこそ、協力あってこそですから。

さ、辛くて楽しい訓練を終えて、いよいよ「フィジー」へ!
フィジーって響きだけで、南国感たっぷりですね。

後藤さんの南国フィジーでの活動は、また来週です!




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2016年度2次隊の訓練生144名が訓練を受けています。

今月は8月8日に中間試験、8月10日にシニア海外ボランティア18名の修了式を行いました。

先週の金曜・土曜には、野外訓練を実施いたしました。
野外訓練では与えられた条件の中で、訓練生自身が役割を見つけ率先して行動するチカラが求められます。

そして、本日は午後から語学交流会を実施します。この交流会では派遣国出身の方を訓練所に招き、これまでに学んだ語学を活かし交流を図ります。
多くの訓練生が協力隊でやりたい活動の話や、相手国の人々とどのように関わりたいのかを話していくことでしょう。

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

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2016年8月27日(gy) 08:30

「ボリビア」に派遣されていました、 菊地 直樹さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/20放送

こんにちは、DJイタルです!

お盆は楽しみましたか?
高校野球、リオ五輪に、寝不足が続きましたね。
あとは、渋滞に巻き込まれながらの車の運転に、ファストパス取るために開門ダッシュしたり、家族サービスにがんばったお父さんも多いでしょう。
みなさん、お疲れ様でした!

さ、先週に引き続き110人目のゲストさんですよ。
青年海外協力隊 平成26年度1次隊で「ボリビア」に派遣されていました、
菊地 直樹(キクチ ナオキ)さんです。
写真のボリビアのポンチョがうかれている感じでイイでしょ!笑
職種は「小学校教育」です。
福島県伊達市梁川町のご出身です。
現職参加で、2014年6月から2016年3月まで派遣されていました。
今年の4月からは福島市の小学校に勤務されています!

もうね、帰国して2日研修して、次の日には学校に行ったそうです。
つ、次の日って・・・
余韻に浸る間も無く、時差ボケすら感じるヒマも無く。
そりゃまぁ現職参加の辛いところではあるんですが・・・でも、協力隊の経験をすぐに現場で活かせる環境があるってのは、現職参加の特権ですよね。
まぁまずは学校に慣れんとね。笑

今回はお出かけ収録です!
夏休みってことで、菊地先生が勤務しております福島市立庭塚小学校にお邪魔しています。ご協力ありがとうございます!
夏休み中とは言え、やっぱ学校は緊張しますよね?特に職員室ね。笑
さ、教室で机を並べて収録です。学生に戻ったようで何か嬉しっす。


菊地先生が派遣されていた国が「ボリビア」です!
最近は、死ぬまでに絶対に見たい絶景的なやつで必ず取り上げられるのがボリビアのウユニ塩湖。憧れている方も多いでしょ?
菊地先生も行ったそうですが、日本人と韓国人ばっかりだって。
ボリビアは、南米大陸にある内陸国。日本の3倍以上もある大きな国。
国土が広いので、アマゾン地帯のような熱帯の地域もあれば、乾燥地帯、アンデスのように山岳地帯もあります。
首都のラパスは、世界で最も標高の高い首都と言われていまして、なんと富士山の頂上とほぼ同じ標高3700mだって。
菊地さんもラパスに住んでいたそうですが、やっぱ上り坂や階段では息が上がるそうです。まぁそれは運動不足のせいもあるのかな。笑
食べ物はお米が主食で、そのほかイモとお肉がボリビアの一般的な食事。
菊地先生は、ボリビアのご飯を「ボリ飯」って呼んでいたそうです。
イタリアンを「イタ飯」みたいな、ちょっとバブルの匂いがするネーミングですが。笑
ボリビアには日系社会がありますので日本的なものが手に入りやすいそうです。納豆、豆腐、おから、醤油、日本米も、現地で作られた「ニッポン」が手に入るのです。そしてなんと標高が高いのでお米を圧力鍋で炊くそうです。なんかある意味、贅沢ですよね。


菊地さんが派遣されたのが首都ラパスにある公立の小学校です。
300人の生徒が通う「ラディスラオ・カブレラ小学校」は、幼稚園2年と小学校6年が一緒になった学校だそうです。
この学校に算数の先生として派遣されるんですが、イメージしやすいのは、日本の学校のALTの先生いますよね?英語の助手の外国人の先生。
その算数版とでも言いましょうか。
算数の授業に入って、スペイン語で算数を教えるそうです。
算数を教える知識や技術があっても、スペイン語で教えるってのがさぁ大変なんです。数字は比較的覚えやすいんですが、小学校とは言え専門的な用語がこりゃまた大変なんだそうです。
数字を繰り上げる?隣りから借りてくる?スペイン語でなんて言うの?
現地の先生に通訳してもらったりと、特に最初は苦労もあったようです。

教室もホワイトボードも、机もイスもある、教科書もある。授業を進めるための国が定めた指導要領もあるし、学校独自のカリキュラムも作られているそうです。
こうやって聞くと、青年海外協力隊が派遣されている開発途上国の中でも教育環境はかなり整っている国ですよね。
あとは運用と言うか運営というか、どう活かせるかが課題なんですね。

ボリビアの新学期は2月からなんですが、新しい教科書が届くのが6月だったり。
1年間で指導要領に定められた範囲が終わらなかったり。
次の学年に進んでも前の学年の教科書をやっていたり。
先生の得手不得手で、授業の内容や範囲が変わってしまったり。

正直、学校や先生によって大きく差が出てしまっていたそうです。
しかし、だからと言って肝心の先生達に疑問や危機感は無かったようです。
結局、そのしわ寄せが子供たちにいってしまう悪循環があったのです。

そこで菊地さんたち教育系の青年海外協力隊員が集まり、現地の先生たちに対するアプローチが始まっていきます。
JICAの協力で作っているグアテマラの教科書を提案したり、‘タジェール’と呼ばれる講習会を開いて、授業のやり方や教材の使い方を教えたりと、ボリビア人教師の質の向上を目指した活動もあったようです。

他の隊員と協力することで情報を共有することも出来るし、他の隊員のやり方を見ることで自分が勉強になることも多かったそうです。
結果、ボリビア国内のいろんな地域で研修会を開くことが出来たそうです。
隊員同士のネットワークを活かした協力隊ならではの活動ですよね!
そして目指したのはボリビア人がボリビア人に講習するタジェール。
現地の先生が自ら発信して伝わって広がって続いていくコトが大事なんですよね。まさに協力隊が目指すカタチですよね。
そして今でも後輩隊員たちがタジェールをおこなっているそうです。
菊地さんたちの思いは今でもボリビアで繋がっているのです。

最後に、協力隊って何?って菊地先生に聞いたんです。
こんなコト言うと誤解されるかもしれないけど、‘夏休み’みたいな感覚なんですって。笑

子供の時の夏休みのワクワクって覚えていますか?
宿題とかやらなきゃいけないコトもあるけど、なんかワクワクした時間でしたよね。

青年海外協力隊は、人生の夏休み。
子供の時のようにワクワクして。
いろんなところに行って、いろんなチャレンジをして。
いろんな出会いがあって、そして限りがあって。
もちろん宿題もあってね。笑

正直、楽しいコトばかりじゃないけど・・・辛いことも泣くことさえある。

でも、夏休みの絵日記には楽しいコト描くでしょ?
夏休み振り返れば楽しいコトを思い出すでしょ?

協力隊って、そんな普通の特別な時間なんじゃないですかね。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松訓練所では、現在2016年度2次隊の訓練を実施しています。
日本には福島県二本松市と長野県駒ヶ根市の2カ所でJICAボランティアの訓練を行っています。
この訓練ではJICAボランティアとして派遣される前に、派遣国の公用語や健康、安全面の確認、体力維持など、2年間の派遣期間を充実したものとなるよう集団生活を通してJICAボランティアに求められる資質を養います。
2016年度2次隊の訓練も今日で45日目。残り25日間の訓練をどのように過ごすのかスタッフ一同見守っていきたいと思います。

さて、本日JICA二本松訓練所では、野外訓練を実施いたします。
この訓練では、与えられた課題にどのように対応するのかなど、現場での対応力が求められます。

語学訓練や講座が詰まっている訓練では、体を動かす機会はそう多くはありません。明日は、約10キロのウォーキング訓練が実施されます。
精神的にも肉体的にも大きく成長してくれることでしょう!

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
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2016年8月20日(gy) 08:30

「ボリビア」に派遣されていました、 菊地 直樹さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/13放送

こんにちは、DJイタルです!

Oh〜Bon!
お盆ですっ!
教師海外研修に参加した先生達も無事に帰国したそうです。
まずは良かった!おかえりなさーい!
人生を変える旅になったかな?
とりあえず楽しかっただろうなぁ!
いや〜、一緒にガーナに行きたかったなぁ。
先生たちのガーナ珍道中はこの番組でもお伝えする予定ですので、お楽しみに〜!

さ、今週のゲストは110人目のゲストさんです。
青年海外協力隊 平成26年度1次隊で「ボリビア」に派遣されていました、
菊地 直樹(キクチ ナオキ)さんです。
職種は「小学校教育」です。
福島県伊達市梁川町のご出身です。
菊地さんは2014年6月から2016年3月までボリビアに派遣されております。
今年の4月からは福島市の小学校に勤務されています、現職参加の隊員さんなんです!

実はですね、菊地さんとは久しぶりの再会なんです。
菊地さんは2012年の教師海外研修に参加していまして、僕も同行取材で一緒に西アフリカはセネガルに行ったんです。
アフリカの地で食を共にし、酒(アフリカの地ビール)を酌み交わした仲なんです。笑
帰国してからも菊地さんのお帰り会を開催したのに、菊地さんが風邪のため欠席するという主役不在のただの飲み会になったりと、まぁ話題にコト欠かない男なんです。笑

4年前、最初に会った印象はお調子者です。笑笑
教師海外研修は8名の先生を海外に派遣するJICAのプログラムなんですが、この8名というのが実にバランスのとれたチームになるのです。
2012年のセネガル組もまさにそうだったんです。
その中で、お笑い盛り上げ担当がまさに菊地さんだったのですよ。
真面目に思われがちな先生方の間で、おちゃらけるユーモア!笑いで滑ることも恐れない精神力!年下なのにタメ口をきく勇気!
これだけで、なんとなく人間性が分かったと思います。笑

もちろん褒めてます!本当に楽しい先生なんです。


さ、今は夏休みってことで、なんと学校にお邪魔しました。
菊地先生が勤務します福島市立庭塚小学校です!
久しぶりの小学校訪問に緊張です・・・
今回は菊地先生が普段教えている教室で収録させて頂きます。

ねぇ、知ってます??
今って、教室にエアコンがあるんですっ!
エアコンですよ!クーラーですよ!
でも、収録にはエアコンの音が入ってしまいますので、残念ながらスイッチはOFFです・・・
さ、額の汗をぬぐいながら収録開始です。


教師海外研修に参加された菊地先生、実はこの時が初めての海外。
初めての海外がアフリカと言うのは、少しは不安があったのかと思いきや、さすがザ・プラス思考!楽しみしかなかったって。笑
ポジティブなのか、あまり深く考えていないのか。笑
でもまぁ、海外に限らず、あまり考えすぎないことも大事だったりしますよね?
その時の思いや勢いが大事な時もありますよね。
菊地さんの協力隊へのチャレンジは、まさにその思いが冷めないうちにだったのです。
教師海外研修で初めて見た海外に、気持ちが熱くなったそうです。
青年海外協力隊の活動する姿を見て、自分もやりたいと思ったのです。
飛行機で隣りに座ったセネガル人からウチに泊まりに来いと誘われ、そのフレンドリーさに心を打たれたのです。笑

教師海外研修から帰って来ると、すぐに校長に相談したそうです。
「青年海外協力隊に参加したい!」
2012年の年末に帰国して、翌2013年の春募集に応募します。
決意して相談して応募するまで、3ヵ月。
勢いに任せて走り出す人もいるんです。まさに鉄は熱いうちに打て!
なんですが・・・実は密かに協力隊に憧れていたそうです。
先生になったばかりの頃、協力隊OVの先生からいろんな話を聞いて、いいなぁと思っていたそうです。
その思いが教師海外研修に参加して一気に加熱したんですね。

動きだしてからはあっと言う間、応募して受験して、夏には合格発表。
僕の元に噂が届いた時には「菊っちゃん、協力隊行くらしいよ!」だった。笑
現職参加ですので、翌年の1次隊で参加することがもう決まっていたのです。

その時6年生を担任していたので、3月には自分の生徒達をしっかりと卒業させてから、4月に訓練に入る。自分にとっても一つの区切りになったので、気持ちはスッキリしていたそうです。

「子供たちが主役になる授業を目指す」と言うのがボリビアの要請内容だった。
日本の教育でも求められているコトだし、自分が目指してきた教育のカタチでもあったのです。
正直、これってレベル高ぇんじゃね?と、ちょっとビビったそうです。笑
だから、ボリビアに決めたのも菊地先生には挑戦だったのです。
そんな意識の高い場所で熱い思いがある所で自分がチカラになれたら、きっと自分にも勉強になると思ったそうです。

さぁて、菊地先生のボリビアウルルン滞在記はまた来週です!
いいなぁ、ウユニ塩湖にも行ったらしいよ。




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松訓練所では、現在144名の青年海外協力隊候補生が訓練に励んでいます。
今週10日にはシニア海外ボランティアの訓練が無事に終わり、中間試験をクリアした訓練生は一息ついている頃でしょう。
訓練所を卒業していったJICAボランティアが口を揃えて言うことがあります。それは、中間試験後の訓練が非常に早く感じるということです。
これからの語学訓練は派遣国での活動を意識した内容になり、午後の講座もボランティアとしての知識をより掘り下げる内容になります。
訓練生はより実践的な訓練をこなしていきます!
そんな中、来週15日は所外活動を行います。
所外活動とは、訓練生が保育園や農家、社会福祉施設に赴き、それぞれの場所で与えられた課題をこなすというものです。
また自分自身でも課題を発見し、どのような関わり合いを持つのか、訓練生の自主性を育む訓練となっております。

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
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2016年8月13日(gy) 08:30

「シリア」に派遣されていました、菅野 洋二さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/6放送

こんにちは、DJイタルです!

先週は教師海外研修に参加される先生方にご出演いただきました特別編をお送りしました!
そんな先生たちは無事にガーナに着いて、さっそく研修が始まっているそうです。
教師海外研修の様子はぜひJICA二本松のfacebookをチェックして下さい!
なにやら楽しそうでしたよ。

さぁて、通常営業に戻りますよ〜!
109人目のゲストさんでしたね。
シニア海外ボランティア 平成21年度1次隊で「シリア」に派遣されていました、菅野 洋二(カンノ ヨウジ)さんです。
職種は「繊維」です。
もう元気なお父さん、御年67才です!
福島県飯野町のご出身です。
菅野さんは2009年6月から2011年4月までシリアに派遣されております。


菅野さんが派遣された国が、中東「シリア」です。
ここ数年、ニュースなどで多く耳にした国のひとつですよね。
正直、危ない国?危険な国?というイメージもあるかもしれません。
現在でも外務省から退避勧告も出ておりますし、今だシリア騒乱の解決は見えず現在進行形の国際問題になっています。
しかし、シリア内戦やアラブの春以前には多くの青年海外協力隊が派遣されていた穏やかな国だったそうです。
ニュースで見るシリアとはまるで違った、穏やかな生活があったのです。

地中海に面して、北にトルコ、東にイラク、南にヨルダン、西にイスラエル、レバノンと隣接する中東の国です。
中東と聞くと暑いイメージがあると思いますが、地域によって冬は雪が降るそうです。とは言っても冬は大変短いそう。短い秋、冬、春が過ぎるとあっという間に30℃を超える夏がやってくるそうです。でもカラッとした乾燥した気候で過ごしやすいとか。
しかし、こう言った地域の人達は昼間はあまり外に出ないそうです。陽が出てる日中はあまり行動せず、陽が落ちて涼しくなってから活動する夜行性のようなんです。笑。夜中の12時までお茶を飲んで楽しんでいたそうです。

中東と言えばアラブ料理!ホブスと言われるパンに、ひよこ豆のペーストやオリーブオイルをつけて食べる。これまた美味いんですよね!
イスラム教の国ですので豚肉やお酒は口にしませんが、その他のお肉料理なんかとても美味しくて、日本人の口にもきっと合いますね。
まぁ隣国ヨルダンで食べたアラブ料理の個人的な感想ですが。笑

シリア人はとても親切で道に迷っていれば必ず声をかけてくれるそうです。
困っている人は助ける、お互い様の気持ちが大きいのです。


菅野さんが派遣されたのは首都ダマスカスにある公立の繊維専門学校です。
18〜20才くらいの生徒が通う専門技術を学ぶ学校なんです。
ここで「繊維」の技術指導者として現地の先生に織物の知識・技術を伝えることがシゴト。基本的には先生へアドバイスするポジションなんですね。
菅野さんは日本では織物の工場を経営しておりましたので、織物機を使っていろんな生地を作り出すプロフェッショナルなわけです。
当然、作り出す技術だけではなく、織物機の使い方やメンテナンスという部分でも大活躍するのです。

この専門学校には日本からのODA(政府開発援助)で導入された織物機があったんですが・・・動いておらず。
導入された当初は、担当の先生も1ヵ月の研修を受けて織物機を動かしていたそうです。
が、故障があったりトラブルがあると経験値の少ない先生たちではどうすることもできず、結局そのまま放っておかれていまい、数年間動いていないって状況になってしまっていたのです。
実はこれも途上国でありがちな状況で、修理・メンテナンスが出来ずにせっかくのモノが機能しない状況になってしまったりするのです。
こう言った維持管理を含めた人材の育成というのも国際協力の大きな目標であり課題でもあるのです。

菅野さんの大きなシゴトは、まずこの専門学校の織物機を動かすことだったのです。何年間か動いていなかった機械を動かすっては大変だそうです。
なんで動かないのか?原因の究明から始めなければなりません。
工業用の織物機ですので、そりゃ大がかりですよ。
ひとつひとつ部品や箇所を確認しながら、原因を探ります。
いろいろな可能性を考えながら、織物機の再始動を目指したのです。

そしてついに、数ヶ月をかけて機械が動きだしたのです!
その時の先生や生徒の驚きと喜びの表情は忘れられないと言います。
菅野さんは、一番の教育は実際に織っているところを見せるコトだと思い、織物機の再始動に時間と労力をかけていたのです。
今までは先生が説明するだけだった授業が、実習というカタチで生徒に見てもらえるようになったコトは、生徒にとっても学校にとっても大きな変化になったようです。

そして菅野さんのこの技術は専門学校だけではなく、民間の工場にまで名声が届くことになるのです。
シリアの繊維産業が盛んな地域の工場にも訪問して見て回ったそうです。
大規模な工場ですら機械のメンテナンスなどでも必要なコトが行われていなかったり、商品の管理やチェック体制にいたるまで、菅野さんからアドバイスすることも多かったようです。

工場経営の経験があったからこそ、いろんな角度から指導、アドバイスが出来たんですね。それこそシニアボランティアの強みですよね!

さて、菅野さんが派遣されていたのが2009年6月から2011年4月まで。
そうなんです、ちょっと派遣期間が短いんです。
これはアラブの春からシリア内戦により政情不安となり、日本人は国外退避となってしまったからなんです。
正直、それまでシリアで身の危険を感じたことも無かったそうですし、避難が指示されたその時ですら、なぜという思いが強かったそうです。

今、本当にシリアに派遣されて良かったと感じているそうです。
大きく自分の人生を変えた協力隊とシリアという国。
いつかシリアに恩返しがしたい。シリアの役に立ちたい。
ニュースで見るシリアが全てじゃなくて、その裏側にある穏やかなシリアの生活を知っているからこそ、シリア人の幸せを願わずにはいられないのです。

菅野さんの夢は、もう一度シリアに行くこと。
早く終息して、またいつかシリアに行けることを信じています。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在JICA二本松では、2016年度2次隊163名が訓練を受けています。
本日午後から行われる講座「任国事情」や「職種別活動セミナー」では、最近まで派遣されていたJICAボランティアを訓練所に招き、これから派遣される訓練生と派遣国についての情報共有を図ります。
先輩隊員だけあって、言葉に説得力もあり訓練生の不安を払拭してくれることでしょう。

そして来週8月10日はシニア海外ボランティアの修了式が行われます。
7月7日に入所した19名のシニア海外ボランティア候補生は35日間の訓練を終え修了証書を手にします。

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
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2016年8月6日(gy) 08:30

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