「パラグアイ」に派遣されていました、 山田 祐子さん |
「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/18放送 こんにちは、DJイタルです! やっぱり梅雨はきた。 今年は来ないと思ってたのに、やっぱり来るんですね。笑 都合良く忘れていたのに・・・ まぁ植物・農作物にとってみれば、恵みの雨ですもんね。 水不足の心配もありそうですし、ちょいと降って頂きましょうね。 梅雨の‘わびさび’的な情緒もまた良し。ですね。 さ、先週に引き続き、今週のゲストは106人目。 青年海外協力隊 平成18年度2次隊で「パラグアイ」に派遣されていました、 山田 祐子(ヤマダ ユウコ)さんです。 職種は「家政」です。 埼玉県のご出身です。 現在はいわき市在住で、楢葉町で農業をされているのです。 今流行の‘農業女子’です。 さて、山田さんが派遣された国が「パラグアイ共和国」 いやーこりゃまたドコにあるか分かりますか? んー、音の響き的には南米っぽい?! 正解は、南米大陸のほぼ中央、ボリビア、アルゼンチン、ブラジルに囲まれた内陸国です。南米の心臓=コラソンと呼ばれているそうです。 海が無いのは分かりますが、なんと、山も無いんですって。笑。 まぁまぁ平らな国のようです。 日系人社会もあり、日本は非常に高い評価を受けており伝統的に友好関係が続いているそうです。 日本を感じるモノと言えば、車!日本車が大人気!世界のトヨタ! ですが、TOYOTAの看板には、必ず「TOYOTOSHI」と名前が入ってるらしい。 TOYOTOSHI?トヨトシ?え?パクリ? むしろトヨタの車じゃなくて、トヨトシの車に乗ってんの?と言われるくらい。 なぞのトヨタのトヨトシ、気になりますね〜。笑 山田さん、パラグアイでは修道院で寝泊まりしていたそうです。 まさかの修道院生活、今までで初めてですよ。 まさか出家したわけでもないようですし・・・ そもそもキリスト教では出家とは言わないですよね?! 実は修道院が経営している学校が山田さんの派遣先だったのです。 ってことで、学校と同じ敷地内にある修道院が寮のような感じでしょうか。 でも、日本人である山田さんは宗教的なルールや規律はなく、けっこう自由だったそうです。 派遣されたのは、首都アスンシオンの隣町ルケにある私立の小学校です。 首都の隣りだから、日本で言うと千葉県くらいだそうです。 隣町ルケは千葉県、えーっと船橋くらいにしておきますか。笑 はて?小学校に派遣されるってことは学校の先生なの? 山田さんの職種は「家政」です。 「家政」は、各国の要請としては途上国の女性グループなどに技術を教え、所得向上を目指したりするモノが多いのですが。 山田さんの要請は、小学校で授業をする先生だったのです。 1〜6年生に家庭科のような?図工のような?授業をするのですが、もちろん教科書やマニュアルはありません。 まぁ正直、先生と言っても、子供たちの手先を器用にさせて売れるモノを作るというのがマジメの要請だったのです。 もう全てが実践だったようです、実用的というか商売的モノ作りです。 低学年の始めは折り紙で慣らしながら、高学年になればアクセサリーなども作ったそうです。ブレスレット、キーホルダー、ロザリオ、お土産ショップに並びそうなラインナップです。 家庭科や図工と聞くと、全員横並びの簡単なモノを作るイメージですが・・・ そんな子供だましなモノは作りません。 ガチで売れるやつ、利益を生むモノを作るのです。 そう、‘商品’を作るのです。 これは授業なのか?はたまたシゴトなのか?学校で教えるコトなのか? この線引きは難しいですが、何より現地の子供たちが喜んで続けられることが大事なんですね。 まぁこうして子供たちも喜んでやっているんですが、ひとつ問題が・・・ ん〜なんと、作ったモノを勝手に売ってしまうそうです。笑 本当は、みんなで作ってまとめて販売も出来るかなと最初は考えていたそうですが、出来あがったそばから子供たちが勝手に売ってしまったそうです。 友達や親戚に売買するんだそうです。 まぁ材料費も子供のお小遣いから出てるし、その代金が次の商品の材料費などになって、また、よりよい作品が出来上がる。ってこともあるので、悪いことばかりではないんです。 それになんか、わらしべ長者みたいでしょ?! まぁ勝手に売ってしまうのは別としても、作ったモノが利益になり、また次につながっていく、こうした連鎖が繋がっていくコトは大事なコトですよね。 それが彼らのモチベーションにもなりますからね。 自分たちでモノを生み出す喜び、それが利益になり生活が変わっていくことが実感できれば、また次の喜びになる。 学ぶコトで人生を変えることができる、人生を選ぶことができる。 それともうひとつ、広がっていくんです。 子供たちが学んだことで、大人たちにも波及していくのです。 親や親戚からも、ぜひやりたいと声が上がり、ちょっとしたムーブメントが起きるそうです。学校や家族を超えて地域に広がっていくのです。 コレ、協力隊の活動の大事なところですよね! さて、山田さんの活動が回り始めると、子供たちもだんだん慣れてくるんです。 授業にも言葉にも慣れてきたある時、現地語を知らないと思って子供たちがグアラニー語(現地語)でバカにしてきたそうです。 いやーもちろん悪気は無いんですよ、ただイタズラしたくなるんですよ。 好きな子にちょっかい出すのと一緒です。笑 そこで、バカにされた事をパラグアイのホスト家族に相談したら、絶対にきくグアラニー語の魔法のフレーズがあると教えられたそうです。 「イッポラッ○△◇※◆、◎☆〆#♪〜」 今でも意味は分からないそうですが、効果は抜群だったそうです。 ってか、子供が泣き叫ぶくらいだからヤバイんだろうね。 愛情のこもった言葉だけど、子供は泣くよ!と言われていたそうですが・・・ まさに!それから子供たちの態度が変わったそうです。 しかし、いったい意味は?放送禁止用語じゃないことを祈ります。 パラグアイで文化や地域の大切さに気づいた山田さんは、帰国後は日本の文化を大切にしながら地域の人達と一緒に家庭科の授業をしたいと思ったそうです。 そこで知り合いに勧められたのが島根の‘隠岐の島’の高校の家庭科教育コーディネーターだったのです。島の文化を取り入れながら家庭科の授業をするコーディネーター兼教員、まさにやりたかったシゴトです。 偶然にも、同じ時期にいろんな人から同じ求人を勧められたのが、この島の家庭科教師だったのです。まさに自分の仕事だと思ったそうです。笑 地域と繋がり、地域の方々がまさに先生だった。 田植えをしたり、しめ縄を作ったり、鳥をさばいたり。 日本だけど、協力隊の延長のような生活だったそうです。 そして4年間、島の家庭科教師を経験すると、今度は提供する側になりたいと農家になるために福島県にやってきました。 今は楢葉町でおコメ作りをされていますが、いつか子供たちの農業体験を受入れたり、農業を伝える活動もしたいそうです。 ‘農業女子’は、まだ始まったばかりです! ☆ JICA二本松インフォメーション ☆ 6月15日、JICA二本松訓練所で平成28年度1次隊の修了式が執り行われました。 158名の訓練生は晴れて協力隊員となり、今月下旬から順次派遣されていきます。 派遣国は26ヵ国、JICAボランティアとして世界各地で活躍してくれることを願っております。 そして、来月から始まる平成28年度2次隊の訓練に向けて、JICA二本松訓練所ではすでに準備が始まっています! 次の訓練でも、訓練生が大きな壁にぶつかりながらも前進していけるように全力でサポートしてまいります。 訓練の様子などは、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。 こちらもチェックして下さいね! アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc あなたの「いいね!」お待ちしております。 合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。 キミノチカラFacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818 |
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