「インド」に派遣されていました、 今野 亜耶さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/28放送

こんにちは、DJイタルです!

いやー、暑い日が続きますねぇ。
梅雨入りもまだなのに、この暑さって・・・
もう夏がきちゃいますね。
そろそろ水着と足ヒレとシュノーケル準備しないとですね。笑

さ、105人目の今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成25年度3次隊で「インド」に派遣されていました、
今野 亜耶(コンノ アヤ)さんです。
職種は「日本語教育」です。
岩手県のご出身です。
今年1月に帰国して、今は郡山にある専門学校で日本語教師として働いていらっしゃいます。
訓練は長野のJICA駒ヶ根訓練所だったそうですから、特に福島県につながりがあったわけではないんですが・・・いや、無いわけじゃないわけじゃない。
縁ってやつですかねぇ。
なぜに福島にやってきたのかは、また来週にしましょ。


今野さんの初めての海外は中学生の時。
岩手県の地元の町がやっていた国際交流プログラムで、オーストラリアに2週間の短期留学だったそうです。
よくありますね、「なんとかの翼」的なやつ。たしかに子供の時、ちょっと憧れましたよね。
壮大な自然、道も広い、カンガルー注意の看板。
初めて見た海外は、見るモノ全てが新鮮だったそうです。
現地の小学校では子供たちと触れあい、片言だったけど、身振り手振りを交えてだけど、英語が通じたことに感動したそうです。
世界はつながっていると感じたそうです。

それから、海外でできるシゴトがしたいと思ったそうです。
その後の進路を決める大きなキッカケになったんですね。


実は、小さい頃から夢があったそうです。
小学1年生の時にはもうすでに書いていたそうですよ。
「大きくなったら学校の先生になりたい」

学校の先生になりたいと言う夢と、海外で仕事がしたいと言う思い。
これが結びついたのが、日本語教師というシゴトだったのです。

中学生の時にもらった進路の冊子に書いてあった日本語教師というシゴト。
自分の夢を叶えるシゴトはこれだと思ったのです。
そう、気付いちゃったんです!
将来のビジョンが見えちゃったんです!

でも、日本語教師ってどうやってなるの?
教員免許が必要なの?
日本語って国語を勉強するの?
外国人に教えるためには英語が必要?
あれ、意外と分からないことだらけですね。
高校の先生に相談したそうですが、日本語教師で食ってくの難しいよとも言われたそうです。せっかく夢を見つけたのに、結構ヘコみました。

今野さんは大学の国際学部に進学します。
日本語教師とはちょっと離れますが、国際文化学科で、広く世界を学んだそうです。日本語教師を諦めたワケじゃないんです。海外で働くための可能性を広げる選択だったわけです。
そして、大学の交換留学制度でオーストラリアに留学します。
人生2度目のオーストラリアで、1年2ヵ月の留学生活だったそうです。

はじめは語学学校に通いながら寮生活をしていたそうですが、現地の大学に通うようになると、シェアハウス生活も体験したそうです。
日本では少ないように思いますが、海外ではシェアハウスで共同生活する外国の方って多いですよね?
今野さんが住んでいたシェアハウスは、オーナーは韓国人で、台湾人やドイツ人とも一緒に生活されていたそうです。
もちろん共通語は英語ですよね。
こう言った環境に身を置くことで、英語が身についていくんですね。
語学を学ぶ一番の方法は、やっぱ生活することなんですね。だって恋バナとか下ネタは教科書に載ってないもんね。笑

さて1年2ヵ月の留学を終えて日本に帰ってきますが、さぁ大変!
帰ってきていきなり大変って。笑。
何が大変かって、帰ってきたのが大学4年生の夏です。
そうです、もう日本では就職活動がほぼ終わっている時期です。
周りの同級生たちは就職が決まって、卒業を待つばかり。
そこからいろいろとあがいてみましたが、健闘むなしく?
とりあえず大学を卒業して、英会話教室の講師をされたそうです。

しかし、諦められない日本語教師の夢。
英会話教室の講師をしながら、日本語教師の資格をとる学校に通います。

日本語教師を目指しているくらいですから、青年海外協力隊も知ってました。
日本語教師というシゴトを考えた時から選択肢のひとつとして協力隊があったそうです。
応募条件で資格と経験というところで受験のキッカケが無かったんですが、資格取得のために学校に通い始めたことで、協力隊が目標になりました。

そして今野さんの青年海外協力隊受験が始まりました。
1度目は、日本語教師の資格取得のための学校に通い始めてすぐ。
この時は残念ながら不合格だったそうです。
協力隊受験で二次選考に進みますと技術面接ってのがありまして、職種の技術の観点から適正を見るんですが、職種によっては課題を出されたり、かなり専門的な質問が飛んでくるそうです。
時代によっては圧迫面接って噂もありましたが。笑
今野さんの自己分析でも、この2次選考でかなり苦戦したそうです。
1度目って言ってる時点で、2度目があるんですが・・・2度目のチャレンジで見事合格します!
やはり2次選考対策はかなり重要なようですね。
今まさに1次選考の結果待ちの方も、これから受験される方も、提出した応募書類をしっかり見直すことが大切かもしれませんね。
専門的な技術、知識も大事なんですが、自分を知るということも大事なんですね。

今野さんのインドでの活動はまた来週です。
この番組、実はインド派遣の隊員さん、はじめてなんです。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では平成28年度第1次隊の訓練生158名が訓練真っ最中です。
今日5月28日で、訓練も52日目を迎えています。
訓練生は語学訓練以外にも派遣国で安全に過ごす為の講座や課題研究など休む暇なく過ごしています。
語学訓練を行う「研究棟」では、常に様々な国の言語が飛び交っています。
英語、フランス語、中国語、その他モンゴル語、アラビア語など、派遣される国によって学ぶ言語が決まっています。
また、語学講師もこれまで沢山の訓練生を送りだしているため、新しく入ってくる訓練生との接し方も十分に心得ています。
これからJICAボランティアの応募を考えている方、そして訓練所への入所が決まっている方、語学への不安を一緒に解消していきましょう。

そして、公開講座のご案内です!
6月1日(水)、JICA二本松訓練所で「地球のステージ」を開講いたします。
この講座は、心療内科医であり国際医療支援活動を行っている桑山紀彦さんを講師に迎え、世界が抱えている問題や日本が直面した震災など、映像と歌を通して平和のあり方や命のつながりについて考える講座となっております。
一般の方も聴講できる公開講座です、ご興味のある方はJICA二本松訓練所にお問い合わせ下さい。

訓練の様子など、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。
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2016年5月28日(gy) 08:30

「ベナン」に派遣されていました、 平山 純子さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/21放送

こんにちは、DJイタルです!

さ、104人目の今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成26年度1次隊で「ベナン」に派遣されていました、
平山 純子(ヒラヤマ ジュンコ)さんです。
職種は「青少年活動」です。
現在は、猪苗代養護学校にお勤めの先生でございます!
そう平山さん、先週ご紹介した通り現職参加の隊員さんです。
今年3月に帰国して、4月から新学期が始まっていますから大忙し。
まだほどいていない荷物もあるらしいよ。笑


平山さんが派遣された国が「ベナン」です。
さて皆さん、どこにあるか分かります?
なんせ平山さんでさえ、ベナンじゃなくてペナンだと思ったくらい・・・
なかなか馴染みは薄い国かもしれませんね。笑
ベナンは、西アフリカの国です。
大西洋とギニア湾に面していて日本の3分の1くらいの国土に約920万人の人々が生活しています。
首都はポルトノボですが、首相官邸や行政機関があるのはコトヌーという都市なんです。コトヌーが経済的首都や事実上の首都と言われています。

日本で一番有名なベナン人と言えば、ゾマホンさんでしょう!
北野たけしさんの付き人だったゾマホンさんですが、現在は駐日ベナン共和国大使に就任されています。このゾマホンさんの尽力や、多くの日本人の協力で、ベナンに小学校や日本語学校が建てられています。
そんなゾマホンさんの秘密は、また後ほど。


さて平山ですが、派遣される前も学校の先生ですので小学校教育などの教育系の職種で派遣されたのかと思いきや、職種は「青少年活動」なんですね。
職種にこだわらずに、要請内容で職種を選ばれる方も多いのはもちろんですが、ご存知の通り「青少年活動」は資格が必要ない要請もありますので倍率が高い職種なのです。
あえて倍率の高い職種にしたのは、平山さんの志しなのです。
開発途上国であれば学校にいけない子供たちもいるかもしれない。
学校以外の場所でも教えたり、教育だけにとらわれずに子供たちに携わりたいという平山さんの思いが「青少年活動」という職種になったのです。

平山さんは首都ポルトノボの教育委員会に派遣されます。
大きな地区をまとめる、何百、何千もの学校を管轄する組織で、日本で言えば県の教育委員会のようなところだそうです。
学校で働く人達に日本の教育に対する技術を伝えることや、学校保健、保健衛生の知識を先生や子供たちに指導することが要請内容でした。

日本では当たり前の‘衛生’について、学校から伝えていくのですが、
日本の様に当たり前に水道があるわけではないですし、もし水道があっても石けんがないのがむしろ当たり前。
学校に井戸があればラッキーなくらいで、遠くの井戸から水を運ばなければならない学校も多いのです。まして石けんなんて、値段が高いモノなので日常的に使えないのです。
モノがない環境の中で、どう工夫するのか、どう改善するのか。
同僚と話し合い、できるコトを見つけていく地道な活動だったのです。

そして、こう言った環境の中で、なぜ手を洗うのか、なぜゴミを捨てちゃいけないのか、どうして学校で保健衛生を学ぶのかを伝える啓発活動も大事なシゴトだったそうです。

ちょうど平山さんが派遣された時期に学校の衛生コンクールというプロジェクトが行われていたそうです。
選ばれた学校同士が‘衛生’で競い合うコンクールです。
同僚と選ばれたいくつかの学校を周り校長や先生方にアドバイスし、その中でどの学校が一番改善されたかを評価していくのです。
競争意識を持たせ、より効果を高めようという狙いもあるようですが、じつは選ばれない学校もあり、学校保健・保健衛生の理解や浸透度にはかなり温度差もあったようです。
選ばれた学校にしか伝わっていかないし、公立だけでなく私立の学校もあるし、どうしても偏りが出てしまうのです。
学校ごとに問題や悩みが違う、環境が違う中でどうすれば平等に広く伝わっていくのか、悩んだそうです。

難しいのは、学校保健は授業ではないので強制も出来ないですし、ベナンの国自体も国数英などの主要科目にチカラを入れているので、道徳などの時間もなく啓発のための時間は作りづらかったようです。

そこで平山さんの大英断が下ります。
選抜された学校のみではなく、より多くの学校、子供たちに伝えるために、行われていた衛生コンクールを廃止したのです。
全ての学校が実施できるモノにしなければならない。
もっと身近な組織が自分たちでチェックできる仕組みを考えようと、学校環境改善プランを提案します。

何千もの学校を管轄する県の教育委員会では限界があったので、もっとより身近な市の教育委員会が学校と一緒になって協力できるような仕組みを提案したのです。
一方的に与えられた基準や評価ではなく、それぞれの学校が環境に合わせた自己評価をしていく動きに変えたのです。

そして、県の教育委員会という大きな組織にいると、正直、現場との距離を感じていたそうです。
自分の声が届きづらいし、届くのにも時間がかかる。
もっと現場に近いところで活動できるように、自分が直接学校にいけるようにお願いしたそうです。これまたOKが出るのに時間がかかったそうですが・・・


まずは自分が住んでいる町から変えていこうと思ったのです。
簡単なコトから、まずは手洗いからはじめていこうと学校に通ったそうです。
手洗いの歌を作って広めたり、おもしろがってくれる校長先生の学校に行って授業をしてみたり、組織では出来ない直接ふれ合う活動にもチカラを入れていきます。
実際に現場に行ってみないと分からないコトばかり。
青年海外協力隊は現場に合わせた判断も必要なんですね。
もちろんいろんな準備・順序はありますが、熱意と行動力が現場を動かすコトもあるんですね。

すべては子供たちのために。

日本の子供たちから勇気をもらって、協力隊になった。
日本の子供たちからもらった勇気で、ベナンのこどもたちを笑顔に変えた。
そしてベナンでもらった笑顔を、今度は日本の子供たちへ返す時がきたのです。
4月から新学期が始まった平山さん。
これから先生として、元協力隊員として、子供たちにどんなことを伝えていくのでしょう。

日本からベナンへ、ベナンからまた日本へ。
子供たちを通して、勇気や笑顔が連鎖するんですね。
こうやって世界はつながっているのですね。


最後に、平山さんに聞いたゾマホンさん情報。
ゾマホンさんは、ベナンの英雄、神様と崇められているそうです。
でも、ゾマホンさんってベナンにはいっぱいいるんですって。
日本で言う、佐藤さん、鈴木さんくらいいっぱいいる名前だそうです。笑




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では平成28年度第1次隊の訓練生158名が派遣国の言語や異文化理解など、派遣国の生活に適応するための訓練を受けています。

5月21日は1泊2日の野外訓練を実施しています。
昨日から行っているこの野外訓練では、与えられた環境の中で柔軟に対応できるよう、訓練生自身がアイデアを出し合いながら様々な困難を解決していきます。
またこの野外訓練では訓練生自身が講師となり、これまで培ってきた知識や経験を他の訓練生と共有し派遣国でも活用できる技術の習得に励みます。

さて、JICA二本松訓練所では、語学や野外訓練など派遣国に向かうまでに学ぶ講座がたくさんあります。
そんな訓練の中で人気なのが来週26日(木)に実施される所外活動です!
所外活動では、訓練所をはなれ二本松市内の農家や保育施設、仮設住宅などに伺い、いろんな方々とのコミュニケーションを図りながらボランティア活動を行います。限られた時間の中で「相手の目線」になって活動することが求められます。そのためにも訓練生は初対面の方々と協力しながら「自分たちにできること」を考えます。

そして、JICA二本松のホームページでは「なんでも相談室」を設けております。
疑問、質問、難問、奇問などJICAボランティアに関することなら、どんなことにも対応しております。もちろんあなたのお悩み相談も。
ぜひご活用ください!!

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2016年5月21日(gy) 08:30

「ベナン」に派遣されていました、 平山 純子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/14放送

こんにちは、DJイタルです!

さーて、GW疲れしていませんか?
GWが終わった途端に、次の連休はいつかとカレンダーをめくった方も多いでしょう。次は7月海の日でしたっけ?まだだいぶ先ですな。
夏まで待てない皆さんもGWの疲れが出る頃ですからね、体調管理は十分に!
あとは5月病に注意やね。
なんか最近眠いもんね・・・zzz。

おっと。
さ、104人目の今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成26年度1次隊で「ベナン」に派遣されていました、
平山 純子(ヒラヤマ ジュンコ)さんです。
職種は「青少年活動」です。
ご出身は、福島県須賀川市です。
現在は、猪苗代養護学校にお勤めです!
学校の先生でございますよ。

あれ?気付きました?
平成26年度1次隊って・・・
そうなんです、協力隊通の方なら分かりましたね。
平成26年度1次隊は、実はまだ派遣中です。今年の7月くらいまで派遣される隊次なんです。
では、なぜ?
イヤになって帰ってきた?何か問題があったの?

では、説明しよう!
JICAの制度の中に、現職参加制度というものがあります。
これは企業や官公庁などの所属先に身分を残したまま青年海外協力隊に参加する制度なんです。社員・職員の 自発的な意志を尊重し、帰国後の活躍にも期待ができる制度なんです。
そして、学校の先生のための制度が、現職教員特別参加制度なんです。
公立学校、国立大学付属学校及び私立学校の教員が「教員」としての身分を保持したまま協力隊へ参加する制度です。
身分を残したまま参加するんですが、帰国後、学校に戻るためには帰って来る時期が重要なんです。
学校は4月から新学期が始まりますので、4月の新学期に間に合うように帰国する必要があります。
そのために教員が現職参加できるのは1次隊のみになります。
4月から訓練が始まり、2年後の3月に帰国するのです。
ようは訓練期間込みで2年間なんです。
通常の協力隊員は70日間の訓練のあと、丸2年間派遣されるのですが、教員の現職参加は派遣期間が少し短くなるのです。

ですので、平山さんは2014年4月から訓練が始まり6月に派遣、今年の3月に帰国しているのです。
まだ帰国して1ヵ月半ですが、ユックリする暇もなく、学校の新学期が始まったところ。帰国して怒濤の日々を過ごしているそうです。
気持ちは日本とベナンの間にあって、まだ気持ちが落ち着かない不思議な感じって言っていましたね。
体内時計も、これからちょっとずつベナン時間から日本時間になっていくのでしょうね。笑


中学生の時に、はじめて見た青い目をした金髪の外国人。
中学校のALTの先生だったそうです。
英語の授業で初めてふれた外国人。話すことが楽しくて、英語が好きになって、
いつしか、英語を使いながら他の国の人と接するシゴトがしたいと思うようになったそうです。

憧れからはじまった英語は、平山さんの人生の大きな選択肢になります。
高校、大学と進学を決める時も英語を専攻するための進路を考えたそうです。
大学では英文科に進学し、大学のプログラムでイギリスに短期留学も。

もちろん英語を使ったシゴトを夢見ていたわけですから、就職もいろいろと考えたと思いきや・・・
就職活動する暇も無いくらい、大学4年になっても授業がいっぱいだったそうです。笑。えーっと普通、大学4年生にもなれば授業は少なくなり学校以外の時間を上手く就職活動に充てたりするはずなんですが・・・
さてはサボってたな?
って言っても遅いワケで、就職活動するより卒業することが第一義となったのです。
この時の経験があるから、‘出来ない気持ち’もよく分かるとか?!

無事になんとか大学を卒業しましたが、さて。
就職活動もままならなかった平山さんが、どうして先生になるかと言うと。
これも運命とか導かれて、って言うとこでしょうか。

正直に言うと、コレだけになると目指していたわけではないですが、学校の先生と言うのも選択肢のひとつだったわけです。
教育に興味もあったので教育課程も受けていたそうです。

大学卒業後は中学校の英語の先生(講師)になります。
これは日本で英語を使える仕事のひとつですよね?
でも、中学校の英語ではモノ足りなかったのでしょうか?
なんと次はワーホリに行ったそうです!!
ワオでしょう?
出ましたワーホリ!ワーキングホリデー!
協力隊参加者の中でもチョイチョイ出てきますね。笑
ニュージーランドとオーストラリアに合わせて3年行っていたそうです。
本人はフラフラしてた頃と言っていましたが、海外で生きることを学び、ある意味、協力隊精神が芽生えた頃でしょうかねえ。笑
おそらく、この海外生活が協力隊の道になっているんでしょうね。

3年間のワーキングホリデーから帰国すると、日本で就職活動です。
教員免許を持っていましたので、先生の募集を探したそうです。
そこで講師の募集があったのが養護学校だったのです。
ここで同僚の先生方の優しさに触れ、教育でこう言った世界もあるのだと思い養護学校の先生を目指すのです。

実は学校の先生と言っても、養護学校などは資格が違うそうです。
通常の教員免許と養護学校で働くための特別な免許がいるそうなんです。
平山さんは養護学校で働きながら、通信とスクーリングで免許を取得したそうです。

いろんな経験を積んで進むべき道が見えてくる、平山さんの道もまさに!
中学校の英語講師からワーキングホリデーに参加して、日本の英語教育の違和感も感じ、学ぶ英語と伝える英語の違いも感じたそうです。
自分の目で海外を見てみれば、世界中にいろんな子供たちがいた。
帰国後養護学校に勤務して、改めて教育の大切さや子供たちへの接し方を考えさせられたそうです。

そして、
何か自分に出来ることはないのだろうかと思ったのが、青年海外協力隊だったのです。

現職参加は責任も大きいけど、それ以上に応援や期待の声も大きいと思うのです。
‘帰る場所がある’‘待っている人がいる’って、大きな支えになりますよね。
自分の夢と志しと、沢山の人の気持ちを胸に旅立って行くのです!

さて来週は、平山さんのベナンの話です。ペナンじゃないよ。笑


 

☆ JICA二本松インフォメーション ☆

5月9日(月)平成28年度JICAボランティアの春募集受付が終了となりました。
福島県内では3月26日の「1日体験入隊〜入門編」から始まり、4月17日(日)には福島市のAOZふくしまで春募集説明会、4月27日(日)に「1日体験入隊〜合格編」を実施いたしました。
県内外から多くの方にご参加を頂き、ありがとうございました!

さて、5月11日には、JICA二本松訓練所でシニア海外ボランティアの修了式が行われました。
35日間の訓練を終えた10名のシニア海外ボランティアは来月下旬からそれぞれの派遣国へ出発していきます。
そして、158名の青年海外協力隊訓練生は引き続き訓練を受けております。

JICA二本松訓練所ではJICAボランティアについての相談や制度の内容、青年海外協力隊やシニア海外ボランティアになるためのアドバイスや各種セミナーの実施、国際理解教育のご相談を受け付けております。
詳しくはJICA二本松のホームページをチェックして下さい!!

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2016年5月14日(gy) 08:30

「ケニア」に派遣されていました、 熊田 美樹さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/7放送

こんにちは、DJイタルです!

皆さんは今年のゴールデンなウィークはどんなふうに過ごしましたか?
あれ、GW遊びすぎて疲れてない?
遊びの余韻に浸ってシゴトが手についていませんよ〜!

あれれ、まだゴールデンウィークしている人がいるんですか?!
でた、噂の10連休って人ですね?!
あんまり休みすぎると会社行きたくなくなりますからねっ!
連休は、ほどほどにねっ!

って、ただただ羨ましいだけなんです・・・

さ、先週に引き続き、103人目のゲストは、
青年海外協力隊 平成25年度4次隊で「ケニア」に派遣されていました、
熊田 美樹(クマダ ミキ)さんです。
職種は「看護師」です。
ご出身は、福島県郡山市です。

そうなんです、まだ帰国して1ヵ月です。
今は何でも美味しいって!
実家に帰れば、美味しいゴハンが出てくる。
ただただ普通の幸せをしみじみ感じるのです。
別にケニアの食べ物がマズイってわけじゃないんです。
ただ、味付けがシンプルで・・・塩のみ?
何食べても同じ味?!らしい・・・
日本では料理をしなかった女性隊員も料理をするようになるらしいですよ。
必要に迫られると言うか、食べるコトにも工夫が必要になるんだって。
協力隊の2年間は花嫁修業にもなるんですね。笑

熊田さんが派遣された国が「ケニア」です。
インド洋に面した東アフリカの国です。国土の大部分が高原でやっぱり涼しいそうです。ってか寒いそうです。赤道直下なのに寒いんです。
先月ご出演頂きました永瀬さんも同じこと言っていましたね。
東アフリカでは最も経済が発展した国のひとつで、経済発展に伴い都市部などでは貧富の差も拡大しているそうです。
またゴミ問題など、社会のシステムや環境問題の意識が行き届いておらず、今後の大きな課題となっているが、経済格差に加え文化やモラルにも起因するため問題は根深いかもしれませんね。
もちろんケニアだけではなく開発途上国全般に言えることかもしれませんが、まさに協力隊が活動する国では、そういった問題に直面する隊員も多いのです。

まさに熊田さんが派遣された要請内容はそこに関わってくるのでしょう。
熊田さんの職種は「看護師」です。
首都ナイロビから北西に250km離れた、ケリチョという町の公立病院に派遣されます。なんと標高は2000mを超えるとか。
この公立病院で「5S」を広げ実践することが、熊田さんのミッションです。
あれれ、先週もやりましたよね?
「5S」!!では復習です。
「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「躾(しつけ)」でしたね。
日本から始まった5Sですが、世界中でいろんな文字に置き換えられて広がっているのです。
熊田さんが活動するケニアでもスワヒリ語で作られているそうです。
ちょっと無理矢理「5S」に当てはめているそうですが・・・
まぁいいんじゃないですか、5Sの中身が大事なわけですから。

これ簡単じゃん!って思った方。
そうは問屋が卸さないんですね。

日本人にとっては、小さい頃から当たり前に習慣化されたものですが。
所変われば。
このブログでは何度も言ってますが、日本の常識が世界の常識じゃないんです。

5Sを理解して実践するコトは、これは生活と習慣を変えるコトなんです。

実はこの病院では、2011年にJICAのプロジェクトで「5S」の導入はされていて、一部の人は研修も受けていて理解もしているスタッフもいたそうです。
ところが、この地域の部族の人はシャイな人が多く、他人に指示をしたり伝えると言うことが苦手な人が多かったのです。
せっかくの5Sプロジェクトも病院全体には浸透せず、熊田さんが派遣された時には、立ち消えになりかけていた状態だったのです。

まぁほぼゼロからのスタートになったわけですが、5Sが消えかけていた状況を考えると、5Sの理解というよりは広げ方の問題だと気付いたのです。
5Sを広げるには、実はリーダーシップが重要なんですって。
そして、みんなが姑・小姑になることも。笑
テレビの上のホコリをこするように、こまごまと気付いてあげることも大事なんだそうです。
ただみんな嫌われたくないですからね、なかなか強く言えないんですって。
なんか日本人みたい。笑。

じゃ何のためにやるか、メリットを伝える作戦にしますが、これまた。
時間が短縮できる、経営が上手くいく。と言っても、彼らにはピンとこない。
そもそも10時に来て3時帰る彼らには時間の感覚を訴えても響かない。
公立の病院だから給料変わらんし、経営って言われても・・・

そう、日本の現場でのメリットを押しつけても意味がないんです。
彼らのメリットを見つけてあげるコトに本当に苦労したそうです。
生活から身近に感じるメリットを地道に伝えるしかなかったのです。

もうあとは、気付いてもらうしかないそうです。
意識を変えられるのは、他の誰でもない自分なんです。

5Sは日本でも安定化するために3年から5年かかると言われているそうです。
病院に小委員会を作り、まずはリーダーとなる人達に少しでも5Sを伝えてきた土台作りのための2年間だったわけです、結果が出るのはもうちょっと先の話になりそうですかね。
これから後任の隊員が続いていく予定になっていますし、これからケニアにどう広がって定着していくのか、少し時間がかかっても信じて待つコトも協力隊の大事な役割ですよね。あとは楽しみに待ちましょ!

ケニアに行って、やりたいことが増えた熊田さん。
興味も増えたし、視野も広がったし、人生の選択肢が増えた。
協力隊がゴールではなく、ここからあらためてスタートなんですね!


そうだ、ここでケニアのあるある話を!
ケニアと言えばマサイ族ですよね?
ケニアのサバンナを駆け巡るイメージですが・・・
実はマサイ族はそこら辺にいるらしい。笑
で、マサイ族に限らず、ケニアの男性が口を開けば「ウチに嫁に来ないか?」だって、熊田さんも何度も誘われたらしいよ!
第二婦人を探しているんだとか。笑


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松訓練所では、平成28年度1次隊の訓練生169名が語学を中心に様々な訓練を行っています。
訓練が始まっておよそ1ヵ月が経ちました。
来月15日には修了式となり、6月下旬から各国へ派遣されていきます。
そして、シニア海外ボランティア訓練生は一足先に来週、修了式が行われます。

それぞれが夢に向かって努力の日々を続けているわけですが、その中でもいろいろな出会いがあります。
先月4月17日には二本松市内のお花見をしながら散策をして、市民の皆さんと交流できる「桜ウォーク」に参加したり、4月24日には普段からJICAを応援してくれる皆さんと二本松訓練所で朝河桜(あさかわざくら)の観桜会を実施しました。
訓練生は派遣国に行くことだけが目的ではなく、普段からJICAを応援して下さる方や地域とのつながりを通して成長していくことができます。

がんばれJICAボランティア訓練生!!

さぁ、そして、
平成28年度JICAボランティア春募集が真っ直中です!
5月9日(月)が春募集の締め切りになります。
まだ間に合いますよ、皆さんのご応募お待ちしております!!

詳しくはJICA二本松のホームページをチェックして下さい!!

訓練の様子など、JICA二本松のFacebookページも随時更新しています。
こちらもチェックして下さいね!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

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2016年5月7日(gy) 08:30

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