「インド」に派遣されていました、 今野 亜耶さん


 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/4放送

こんにちは、DJイタルです!

さ、今週のゲストは先週に引き続き、105人目、
青年海外協力隊 平成25年度3次隊で「インド」に派遣されていました、
今野 亜耶(コンノ アヤ)さんです。
職種は「日本語教育」です。
岩手県のご出身です。
今年1月に帰国して、4月から郡山市にある専門学校で日本語教師として働いていらっしゃいます。

今野さんが派遣された国「インド」
インドは超メジャーでしょ?聞いたことくらいあるでしょ?
なんとなくでもドコにあるか分かるし、何となくどんな国か想像つきますね。
協力隊員が派遣されている国には、それドコ?って国に派遣される隊員がいますから、インドは割と想像しやすい国のひとつですね。

南アジアに位置し、13億人を超える世界第2位の人口を抱える大きな国です。
2060年頃まで人口が増え続け、いずれ中国を抜いて世界一の人口になると予想される国。ある調査では、世界最大の経済大国になるという予測も。
途上国と言うより新興国と呼ばれ経済成長が著しい国のひとつです。
広大な国土を持つため、気候は地域によって大きく変わるそうです。
なんと今年5月にはインド西部の都市では最高気温51℃を記録し、インド国内の最高気温を更新したとか。今年はインドも猛暑なんでしょうか。
まぁ北部のヒマラヤ地方や一部の北インド地方には冬もありますし、雨季、乾季、また四季のような季節を感じる地域もあるそうです。
今野さんが住んでいた北部は、首都デリーの近くで、こちらの冬はジャケットにストールを着込んでいたそうです。

って、紹介していながら、この番組ではインド派遣の隊員さんは初めて!
今は青年海外協力隊の派遣が再会されていますが、一時期はインドへの派遣が中断されていた時期もあるのです。それも結構最近ですよ。
現在では、日本語教育を中心に10数名の協力隊員が派遣されているそうです。
今野さんが派遣された時は・・・同期隊員ゼロ!
ひとりぼっちの旅立ちだったのです。
まぁ、ですから、この番組でもインドのご紹介は初めてなんです。
何卒お手柔らかによろしくお願い致します!

今野さんの職種は「日本語教育」
海外で日本語を教える先生です。
今野さんはインド北部の首都デリーの隣り、ウッダルプラデッシュ州モラナバードという町の私立の学校に派遣されます。
幼稚園から高校までの一貫校で、全校生徒が2000人とか。
これでも小さい方の学校なんですって。
この学校では3年生から8年生が日本語の授業が必修だったのです。
日本で言うと小学校3年生から中学2年生の子供たちに日本語を教えていたそうです。
40分の授業を1日6コマ、土曜日まで授業があったそうです。
まぁ正直、授業多いなって印象ですよね。
一年を通したカリキュラム作りから、授業で使う教材作りまで、自由にやっていいよと任されていたそうです。

一番大変だったのが、クラスコントロール。
授業中に立ち上がる子供もいれば、歩きまわる子供、ついには子供たち同士でケンカが始まってしまう始末。
小学3年生くらいだと英語も通じないし、もちろん日本語なんてもっと通じない。
コミュニケーションをとるためには、現地語を覚える必要があったのです。
特別に勉強すると言うよりは、日常生活の中で身につけていくそうですが、同僚の先生やお世話になっている校長先生の家族など、積極的に現地語を話すようにしていたそうです。
現地語を話すようになると子供たちの反応が変わるそうです。
子供たちの反応を理解できるようになると、対処方法が分かってくるのです。
授業の内容うんぬんではなく、まずはクラスをまとめることが大事なんですね。
日本語の先生というよりは、担任の先生に近かったとか。笑


さて、教育現場で何かと話題になるのが、保護者との関わり方なんですが。
海外のモンスターペアレント事情も気になりますよね?

今野さんの学校では友好的な保護者の方も多く、もっと叱って下さい、厳しくして下さい、という保護者の方もいたそうです。
ただ、インドの教育ではテストの点数や成績を重要視する傾向もあり、保護者によっては、もっとテストを簡単にして下さいという要望もあったようです。
またテスト範囲から出題傾向まで、保護者に問い詰められる面もあったとか。
ある意味、教育熱心な方が多いということですよね。子供より熱心です。笑

日本語教師が今野さんしかいなかったので、なかなか細かい相談ができずに悩んだりする時もあったようですが、それでも少しずつでも良くなるように試行錯誤の2年間だったそうです。

そんな今野さんを支えたのは、日本語を学んだ子供がもっと日本を知りたい、日本に行きたいと言ってくれたこと。
どんな小さなことでも日本を知ってもらえることが嬉しかったそうです。
系列校が集まって年に1度開催される日本文化祭では、歌や踊りはもちろん、お箸を使ってゲームをしたり、日本の文化を伝える活動もしていたそうです。

今や世界に誇る日本の文化と言えば、アニメですよね?
なんとインドで人気のアニメは、「ドラえもん」に「忍者ハットリくん」だって!
ドラえもんは知っているけど、ハットリくんは僕ら30代以上じゃないと知らないでしょ。笑 
子供たちによく忍者ハットリくんについて聞かれたそうですが、残念ながらハットリくん世代じゃない今野さんは答えられなかったそうです。

よーし、これからインドに派遣される隊員には、訓練所で忍者ハットリくんを必修にするでござる!ニンニン!


今年1月に日本に帰って来た今野さん。
もっぱらの悩みは、日本で日本語教師ってシゴトはできるのだろうか?だったんですが、これも縁と言いますか、巡り合わせなんでしょうか。
この4月に郡山の専門学校に新設された日本語学科で日本語を教えることになったのです。
学生時代からの縁で福島に来ることは決まっていたそうですが、福島でこのタイミングで日本語教師のシゴトが見つかったのは、まさにキセキ!?
インドとは違った日本語教師のシゴトを楽しんでいるそうです!
まさに協力隊の経験が活かされる素敵なシゴトですね。

そして、
いつか日本の子供たちの国際理解教育に携わりたいという夢も、応援します!


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では平成28年度第1次隊の訓練生158名が訓練を受けています。
今日で4月6日から始まった訓練も残すところあと11日となりました。
この2ヵ月で訓練生の顔つきもたくましくなったように感じます。

さて、明後日6月6日には、皇太子様との御接見を控えております。
この御接見は、訓練生がJICAボランティアとして、どのような活動をするのかをご報告する貴重な機会となります。
そして、JICAボランティア訓練生は訓練も終わりに近づくにつれ、少しずつ派遣に向けた準備を進めていきます。

さ、まもなく訓練生は最終試験を迎えます。
青年海外協力隊訓練生158名と、5月11日に修了証書を受け取った10名のシニア海外ボランティアと、合わせて168名のJICAボランティアが無事に派遣国に旅立っていけるよう願っています。

訓練の様子など、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。
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2016年6月4日(gy) 08:30

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