「ケニア」に派遣されていました、 熊田 美樹さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/7放送

こんにちは、DJイタルです!

皆さんは今年のゴールデンなウィークはどんなふうに過ごしましたか?
あれ、GW遊びすぎて疲れてない?
遊びの余韻に浸ってシゴトが手についていませんよ〜!

あれれ、まだゴールデンウィークしている人がいるんですか?!
でた、噂の10連休って人ですね?!
あんまり休みすぎると会社行きたくなくなりますからねっ!
連休は、ほどほどにねっ!

って、ただただ羨ましいだけなんです・・・

さ、先週に引き続き、103人目のゲストは、
青年海外協力隊 平成25年度4次隊で「ケニア」に派遣されていました、
熊田 美樹(クマダ ミキ)さんです。
職種は「看護師」です。
ご出身は、福島県郡山市です。

そうなんです、まだ帰国して1ヵ月です。
今は何でも美味しいって!
実家に帰れば、美味しいゴハンが出てくる。
ただただ普通の幸せをしみじみ感じるのです。
別にケニアの食べ物がマズイってわけじゃないんです。
ただ、味付けがシンプルで・・・塩のみ?
何食べても同じ味?!らしい・・・
日本では料理をしなかった女性隊員も料理をするようになるらしいですよ。
必要に迫られると言うか、食べるコトにも工夫が必要になるんだって。
協力隊の2年間は花嫁修業にもなるんですね。笑

熊田さんが派遣された国が「ケニア」です。
インド洋に面した東アフリカの国です。国土の大部分が高原でやっぱり涼しいそうです。ってか寒いそうです。赤道直下なのに寒いんです。
先月ご出演頂きました永瀬さんも同じこと言っていましたね。
東アフリカでは最も経済が発展した国のひとつで、経済発展に伴い都市部などでは貧富の差も拡大しているそうです。
またゴミ問題など、社会のシステムや環境問題の意識が行き届いておらず、今後の大きな課題となっているが、経済格差に加え文化やモラルにも起因するため問題は根深いかもしれませんね。
もちろんケニアだけではなく開発途上国全般に言えることかもしれませんが、まさに協力隊が活動する国では、そういった問題に直面する隊員も多いのです。

まさに熊田さんが派遣された要請内容はそこに関わってくるのでしょう。
熊田さんの職種は「看護師」です。
首都ナイロビから北西に250km離れた、ケリチョという町の公立病院に派遣されます。なんと標高は2000mを超えるとか。
この公立病院で「5S」を広げ実践することが、熊田さんのミッションです。
あれれ、先週もやりましたよね?
「5S」!!では復習です。
「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「躾(しつけ)」でしたね。
日本から始まった5Sですが、世界中でいろんな文字に置き換えられて広がっているのです。
熊田さんが活動するケニアでもスワヒリ語で作られているそうです。
ちょっと無理矢理「5S」に当てはめているそうですが・・・
まぁいいんじゃないですか、5Sの中身が大事なわけですから。

これ簡単じゃん!って思った方。
そうは問屋が卸さないんですね。

日本人にとっては、小さい頃から当たり前に習慣化されたものですが。
所変われば。
このブログでは何度も言ってますが、日本の常識が世界の常識じゃないんです。

5Sを理解して実践するコトは、これは生活と習慣を変えるコトなんです。

実はこの病院では、2011年にJICAのプロジェクトで「5S」の導入はされていて、一部の人は研修も受けていて理解もしているスタッフもいたそうです。
ところが、この地域の部族の人はシャイな人が多く、他人に指示をしたり伝えると言うことが苦手な人が多かったのです。
せっかくの5Sプロジェクトも病院全体には浸透せず、熊田さんが派遣された時には、立ち消えになりかけていた状態だったのです。

まぁほぼゼロからのスタートになったわけですが、5Sが消えかけていた状況を考えると、5Sの理解というよりは広げ方の問題だと気付いたのです。
5Sを広げるには、実はリーダーシップが重要なんですって。
そして、みんなが姑・小姑になることも。笑
テレビの上のホコリをこするように、こまごまと気付いてあげることも大事なんだそうです。
ただみんな嫌われたくないですからね、なかなか強く言えないんですって。
なんか日本人みたい。笑。

じゃ何のためにやるか、メリットを伝える作戦にしますが、これまた。
時間が短縮できる、経営が上手くいく。と言っても、彼らにはピンとこない。
そもそも10時に来て3時帰る彼らには時間の感覚を訴えても響かない。
公立の病院だから給料変わらんし、経営って言われても・・・

そう、日本の現場でのメリットを押しつけても意味がないんです。
彼らのメリットを見つけてあげるコトに本当に苦労したそうです。
生活から身近に感じるメリットを地道に伝えるしかなかったのです。

もうあとは、気付いてもらうしかないそうです。
意識を変えられるのは、他の誰でもない自分なんです。

5Sは日本でも安定化するために3年から5年かかると言われているそうです。
病院に小委員会を作り、まずはリーダーとなる人達に少しでも5Sを伝えてきた土台作りのための2年間だったわけです、結果が出るのはもうちょっと先の話になりそうですかね。
これから後任の隊員が続いていく予定になっていますし、これからケニアにどう広がって定着していくのか、少し時間がかかっても信じて待つコトも協力隊の大事な役割ですよね。あとは楽しみに待ちましょ!

ケニアに行って、やりたいことが増えた熊田さん。
興味も増えたし、視野も広がったし、人生の選択肢が増えた。
協力隊がゴールではなく、ここからあらためてスタートなんですね!


そうだ、ここでケニアのあるある話を!
ケニアと言えばマサイ族ですよね?
ケニアのサバンナを駆け巡るイメージですが・・・
実はマサイ族はそこら辺にいるらしい。笑
で、マサイ族に限らず、ケニアの男性が口を開けば「ウチに嫁に来ないか?」だって、熊田さんも何度も誘われたらしいよ!
第二婦人を探しているんだとか。笑


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松訓練所では、平成28年度1次隊の訓練生169名が語学を中心に様々な訓練を行っています。
訓練が始まっておよそ1ヵ月が経ちました。
来月15日には修了式となり、6月下旬から各国へ派遣されていきます。
そして、シニア海外ボランティア訓練生は一足先に来週、修了式が行われます。

それぞれが夢に向かって努力の日々を続けているわけですが、その中でもいろいろな出会いがあります。
先月4月17日には二本松市内のお花見をしながら散策をして、市民の皆さんと交流できる「桜ウォーク」に参加したり、4月24日には普段からJICAを応援してくれる皆さんと二本松訓練所で朝河桜(あさかわざくら)の観桜会を実施しました。
訓練生は派遣国に行くことだけが目的ではなく、普段からJICAを応援して下さる方や地域とのつながりを通して成長していくことができます。

がんばれJICAボランティア訓練生!!

さぁ、そして、
平成28年度JICAボランティア春募集が真っ直中です!
5月9日(月)が春募集の締め切りになります。
まだ間に合いますよ、皆さんのご応募お待ちしております!!

詳しくはJICA二本松のホームページをチェックして下さい!!

訓練の様子など、JICA二本松のFacebookページも随時更新しています。
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2016年5月7日(gy) 08:30

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