「ケニア」に派遣されていました、 永瀬 光さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」4/9放送

こんにちは、DJイタルです!

季節が過ぎるのはなんて早いんでしょ。
サクラの季節はとくにそう思いませんか?
咲き始めたと思ったら、もう満開!
少しずつ緑が増えていくサクラに寂しさを覚えるのです。
暖冬で早足のサクラには、少しでもユックリしてもらいたいんですがね。

さ、緊張の新年度、新学期が始まっていますね。
夢は青年海外協力隊というあなた!
夢のために、今、目の前にあるモノを頑張るコトも協力隊の道ですよ!
なんてね。新年度、焦らず行きましょう!


さて、
101人目の今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成25年度1次隊で「ケニア」に派遣されていました、
永瀬 光(ナガセ ヒカル)さんです。
職種は「村落開発普及員」(現 コミュニティ開発)です。
出雲の国、島根県のご出身です!

先週も話しましたが、話しきれないほどのネタがある永瀬さん。笑
学校辞めて、リゾートバイトして、ニュージー行って、留学を繰り返して、10年ブラブラして、帰国して、警察官になって、リーマンショックで不安になって、起業家コースのセミナーに通って、警察官として現職参加で協力隊を受験して、合格して、東日本大震災があって、協力隊辞退して、でも諦めきれなくて、警察辞めて、再び協力隊受験して、合格したところまでが先週の話!
そりゃ1週で全てを話すのは無理やわ。笑

とにもかくにも、起業家コースのセミナーで立てたビジネスプランの中に、青年海外協力隊でアフリカに行き2年間タフな経験を積んでビジネスに活かすと。
 −警察官なのに。笑
こりゃ自分でプランを立てたからには行かなければならないと使命感、義務感にかられたそうです。
 −警察官なのに。笑

実は難しい人生の決断だったと思います。
タイミングや巡り合わせもあったと思います。
2013年に警察官として現職参加で応募して、合格もしていたのです。
その合格通知が届いた1週間後に、東日本大震災が起きました。
社会に貢献する、人のために役立つ、そのために警察官になったのに、今、日本を離れるワケにはいかない。東北の復興のために、一度は協力隊を諦めたのです。今できるコトをしようと思ったそうです。

それから2年・・・
本当に警察官のシゴトに魅力もやりがいも感じていました。
でも、協力隊への夢はもっと膨らんでいたのです。
震災とはいえ一度は合格を辞退している以上、もう迷惑はかけられないと警察を辞めて青年海外協力隊に参加することを決意したのです。


永瀬さんが派遣された国が「ケニア」です。
インド洋に面した東アフリカの国。ほぼ赤道直下ですが、国土の大半が標高1000m以上の高原で平均気温が19℃くらいと涼しいそうです。
まぁ涼しいと言うか、実は寒いらしい。夜中は0℃になるとか・・・
心配なのはマラリアじゃなくて、風邪だそうです。笑
英語とスワヒリ語が公用語です。他、60以上の現地語があるそうです。
東アフリカでは最も経済が発展した国で、企業や国際機関も多く、国民の商売の意識も高いそうです。

永瀬さんは、ケニアのエンジニアという町に派遣されます。
職種は村落開発普及員。まさに協力隊の代表的な職種で、現在は‘コミュニティ開発’と名前も変わっています。
永瀬さんは、農業省の地方事務所に配属されまして、地元の農家さんに生産能力の向上のための農業指導をするのがシゴトです。
農業ですよ、農業!
あれ?永瀬さんは前職が警察官、その前もいろんな経験をされていますが・・・
あれ?農業の経験はありましたっけ??
「無いっ!」
あーそうですか。まぁ無いならしょうがない。って、なんないでしょ?!
実は永瀬さん、現職参加合格の時に、訓練を受ける前に条件があったのです。
どこでもいいから農家に弟子入りして農業の基礎を学んで来なさい。というのが条件だったのです。随分ザックリとした条件ですが。
警察官時代に仲が良かった農家さんを訪ねて農作業を手伝ったりと、農業の流れを学んでいたそうです。農家さんもビックリでしょ?珍しい警察官もいるわい!と思っていたんでしょうね。笑
また技術補完研修もあり群馬県の有機農業をされている農家さんのところで研修をされたそうです。

永瀬さんの活動するエンジニア地域は、比較的降水もあり農業が盛んな地域だったそうです。ジャガイモ、にんじん、キャベツなどが生産されていて、ナイロビのフードバスケットと呼ばれるほど、生産から市場への流通まで仕組みが出来上がっている状態でもあったのです。
ある程度仕組みが確立されている中で、さて何ができるでしょうか?
ゼロからのスタートと言うのが多い協力隊ですが、ある程度出来上がっているところでは、次のステップへと専門家レベルの話を求められるコトもありそうなんですが。さてさて。

よくよくエンジニアの農業を見てみると、まだ無駄が多かったと言います。
生産にしても土地の使い方にしても、日本で学んだ基礎知識でも対応できることも多かったようです。
ただ、永瀬さん新しいこともやりたかったのです。
農業指導するためには自分もその地域の農業を知らなければならないと思い、自分でも土地を借りて農作物の生産をはじめます。
自分が農作物や土地、気候を知ることで幅が広がり、新たな農作物の提案もできるようになっていくのです。

そこで新たな作物として提案したのが、ブロッコリーです!
首都ナイロビのレストランなどでは食べられていましたが、地方ではその存在すら知られていなかったのです。
初めて見るブロッコリーに現地の人も疑いの目だったそうです。
まぁ確かに・・・あの姿を・・・初めて見れば・・・ねぇ。

まずは自分の畑で実験。作り方はキャベツに似ているし、なんとか作ってみてこの土地で出来ることも分かったのです。
さて課題は、都市部へ売るためにはまとまった数が必要なのです。
そのためには地元の農家の協力が不可欠なのです。
はじめは保守的でなかなか興味を示さなかった農家さん達も、調理実習をして味や栄養を知ってもらうことで少しずつ協力農家も増えていったそうです。

そして、農家さんだけではなくて、種を販売する種屋さんも動き出してくれるようになったのです。
まだまだ流通、販売までは課題も多かったようですが、いろんな協力があって広がっていくのを感じたそうです。
協力隊員から手を離れ、いつか一人歩きするように。
まだ少し時間はかかりますが、その第一歩が永瀬さんの活動だったのです。

農業の初心者だった永瀬さんが、いつかケニアで「ブロッコリーの父」と呼ばれる日が来るかもしれませんね。笑

永瀬さん、帰国後も大忙しです!
なんせ帰国してすぐに結婚したんですって。
その奥さんも、なんと青年海外協力隊員だそうです!
では、次は奥さんにもご出演頂きましょうね。
よろしくお願いしま〜す!



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さぁ新年度です!
今月はJICA二本松訓練所・洲崎所長にJICAボランティア事業についてお話頂きましたよ!
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2016年4月9日(gy) 08:30

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