「コスタリカ」に派遣されていました、 佐藤 広美さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」3/26放送

おめでとうございます、DJイタルです!
ありがとうございます、100人目です!

先週もご紹介しましたが、なんとこの番組、ついに100人目のゲストをお迎えすることになりました!
リスナーさんをはじめ、本当にたくさんの方々の協力のおかげです。

お世話になった皆さまへ、夏にはカルピス、年末にはハムを贈りたい気持ちでいっぱいです。
もちろん気持ちだけですが。笑
いやーキモチだけで本当に申し訳ないんですが、でもキモチだけは‘めいっぱい’です!
本当にありがとうございます!!

次は、めざせ全員です!
青年海外協力隊に参加したすべての人に出演してもらいましょう!
お家に帰るまでが遠足です、のように。
番組出演するまでが協力隊です、みたいな。笑


さぁ先週に引き続き、栄えある100人目のゲストさんです。
青年海外協力隊 平成21年度4次隊で「コスタリカ」に派遣されていました、
佐藤 広美(サトウ ヒロミ)さんです。
職種は「作業療法士」です。
福島県双葉郡浪江町のご出身です!
帰国後は、福島市にある仮設住宅に家族で住んでいらっしゃいます。


佐藤さんが派遣された国が「コスタリカ共和国」
ニッポンから見ると地球の反対側の中米の国。
北にニカラグア、南にパナマ、太平洋にもカリブ海にも面している国。
常夏の国っぽい、バナナ、パイナップル、マンゴーなどトロピカルなフルーツもよく採れるそうです。
甘い物が好きな国で、午後3時には必ず甘い物を囲んで交流するそうです。
そして中南米の国ですからコーヒーも有名ですよね。
まぁ予想がつきますが、やっぱりコーヒーがめちゃくちゃ甘いそうです。
砂糖をタップリ入れて飲むのがコスタリカスタイル。
コスタリカに旅行の際は、コーヒーを頼む時は注意して下さいね。
コーヒーを頼んだら、必ず甘いやつが出てきますから。

自然豊かな国で、国立公園や自然保護区が多く「環境保護先進国」と呼ばれているそうです。
コスタリカはとても自然動物も多いそうです。
まぁ動物が多いのが理由になりませんが・・・
佐藤さんがコスタリカで犬にかまれた数、なんと3回!!
3回って、よほど犬に好かれていますよね。
海外で特に気をつけなければならないのが狂犬病です。
3度目の時はなんとコスタリカ国内にワクチンが無く、隣のニカラグアからJICAの調整員がアタッシュケースに入れて運んでくるコトに。
笑いゴトじゃなくて、これもう大ゴトですよ。
協力隊員の中でも、これ珍記録でしょうね。

コスタリカに行く際は、甘いコーヒーと野良犬に注意ってことですね。


佐藤さんの職種は「作業療法士」
このシゴトは、ケガや病気からの回復を支援する医療的なリハビリテーションや高齢者や子供たちへの福祉や療育といったカタチもあるそうです。

佐藤さんが要請内容から選んだのが子供達への支援です。
コスタリカの首都サンホセから車で3時間の町にある子供達の教育と療育をする施設に配属されます。
発達障害の子供やカラダが不自由だったり車イスの子供たちが通う教育施設で、現地の作業療法士と一緒に療育や生活支援をしていたそうです。
多い日は30人以上の子供たちが集まり、朝のお祈りからモノ作り、生活訓練で掃除や料理、もちろん勉強もありと、実生活を意識したリハビリをされていたそうです。

しかし、まだまだコスタリカでもこう言った施設は少なく、遠くて通えない子供たちや施設を知らない家庭も多かったようです。
そこで佐藤さん達も待つだけではなく、子供たちの家を訪ねて、家庭環境に合わせたリハビリや、通ってくれるように施設の案内にもチカラを入れていたそうです。
また施設を知ってもらうためにも特別支援学校で文化交流をしたり、独立記念日にダンスを踊ったりと活動は様々です。

そして、施設だけではなく、作業療法士も少ないのです。
コスタリカでは作業療法士は新しいシゴトで、まだまだ人が少ないのが実情だそうですが、やっと養成校を増やす動きも出てきたのです。
佐藤さんが派遣されたことで、作業療法士を現場で育てると言うコトも期待されていたのですね。こりゃ責任重大です。
まぁ佐藤さん的には、育てるんじゃなくて一緒に成長していくコトなんですね。
日本はこうしていたけど、コスタリカではどうする?
教えると言うよりは一緒に考えることを大事にして、現地に無いモノは、あるモノを使って作るコトもしていたそうです。

そうすることで出来るコトが少しずつ増えていったそうです。

佐藤さんの私生活でも出来るコトが増えてきた2年目。
日本では、あの震災が起きるのです。

発生当日にコスタリカでもニュースになり大騒ぎだったそうです。
朝、ホストファミリーから伝えられた日本の地震。
JICAの調整員から伝えられた故郷の事故。
ただパソコンと電話の前をウロウロすることしか出来なかったそうです。

地球の反対側で日本を知るには、少し時間がかかりました。
日本の家族の安否を知ったのは、1ヵ月後だったそうです。

まだ協力隊の時間は半分残っている。もっとシゴトがしたい。
コスタリカの為に、青年海外協力隊として出来るコトがまだあるはず。

でも、コスタリカの家族や同僚はみんな同じコトを言ったそうです。
「コスタリカはいいから、日本の家族のために出来るコトをしなさい。」

涙が溢れた。
残るか帰るか、悩んでいる気持ちを打ち消すように背中を押してくれたのです。

2011年7月、コスタリカの家族から段ボールいっぱいのキャミソール?タンクトップ?を持たされて帰国します。
コスタリカは常夏、衣料と言えば袖無しなんです!

浪江町から福島市に避難していた家族の元へ帰ることが出来ました。
そして結婚、そして出産。
震災から5年、もう新たな道が始まっています。

佐藤さんの次の夢は、息子を青年海外協力隊へ!
親子二代で協力隊、いいですねー!
まぁ期待の息子さん、まだ9ヵ月ですけどね。笑




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

先週と今週と2週に渡りまして、JICA二本松訓練所・洲崎所長に50周年を迎えたJICAボランティア事業の今後についてもお話頂きましたよ!

時代と共にボランティアのあり方も変わってきているのですね。

いよいよ4月1日から平成28年度JICAボランティア春募集が始まります!
3月26日(土)には、JICA二本松訓練所で1日体験入隊入門編を実施します!
また、4月17日(日)には福島市のAOZ(アオーゼ)ふくしま4階で春募集の説明会を開催します。
そして5月1日(日)にはJICA二本松で1日体験入隊合格編を実施します!

ボランティアには興味あるけど経験がない方、開発途上国に興味がある方、何が出来るか分からないけど何かしたいという熱い方、ぜひ1日体験入隊に参加してみませんか?
夢をカタチにするチャンスです!
詳しくはJICA二本松のホームページをご覧下さい!

訓練の様子など、JICA二本松のFacebookページも随時更新しています。
ぜひチェックして下さいね!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。
キミノチカラFacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2016年3月26日(gy) 08:30

ID
Pass

Generated by MySketch GE 1.1.4

Remodelling origin is MySketch 2.7.4