「エクアドル」に派遣されていました、 鈴木 沙織さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」2/27放送

こんにちは、DJイタルです!

もう2月も終わりですか。
なんか今年の冬は寒いのか暖かいのか、分からん。
インフルエンザと花粉が同時に来ている感じが・・・
みなさま、ご自愛下さい。

さて、今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成25年度3次隊で「エクアドル」に派遣されていました、
鈴木 沙織(スズキ サオリ)さんです。
職種は「青少年活動」です。
福島県郡山市のご出身です!

なんと今年1月に帰国したばかりのフレッシュマンです!
いや、フレッシュウーマンです!

鈴木さんが派遣された国が「エクアドル」。
ピンときます?どの辺にあるか分かります?
そう、赤道直下の南米の国です。
日本から見ると地球の反対側になりますかね。
北にコロンビア、東・南にペルー、西は太平洋です。
この太平洋の1000キロ離れた所に浮かぶ島が、ガラパゴス諸島です!
ガラパゴス諸島はエクアドルなんです!
もちろん鈴木さんも行ったそうですよ、うらやましい!


鈴木さんの職種は「青少年活動」
100種類以上ある協力隊の職種の中で大変人気のある、特別な資格を必要としない職種ナンバー2なんです。
人気の職種ですからね、そりゃ倍率も高いんですよ!
そんな受験戦争?厳しい選考?から勝ち抜いてきたのです。
なんか大げさな言い回しになりましたが、でも何度もチャレンジする方が多いのも事実ですね。
語学がどうとか、経歴がとか、まして性格がどうだとか、もちろんある程度の選考の基準はあるとは思いますが必ずしもそれだけではなくて、実はタイミングも大事なんだと思います。
自分の意志だけじゃない、必要とされるタイミングみたいのがあるような気がします。協力隊OVの方の話を聞いていると、導かれているように感じることがあるそうです。不思議なんですけどね。
スミマセン・・・全然協力隊受験に参考にならない話でしたね。笑
でも、諦めずにチャレンジするキモチ、協力隊への思いを持ち続けることも合格への道かもしれませんね。


鈴木さんが派遣されたのがアンデス山間部の小学校だったそうです。
子供たちの心を豊かに育てるための情操教育の実施というのが要請内容で、全校生徒40人、先生2人の小さな小学校で芸術科という授業で音楽や工作・絵などを担当していたそうです。
日本では児童英語教育に携わっていましたので、教えると言うことにはあまり不安もなかったそうですが、教科書もなくモノが少ないなかでどのように授業を作っていくか、また子供達にどう興味を持ってもらえるかをいつも考えていたそうです。
エクアドルでは、こう言った情操教育のような科目が授業として行われることが少なかったそうで、芸術科の授業が行われてもさすがラテンの国、ほぼダンスの授業だったりと、先生の得意不得意によって偏った授業が行われていたそうです。

ですので、音楽、歌、工作、絵などいろんなことをやってみて、子供達の反応を見ては工夫して、みんなが楽しみながら幅広く学べる授業を心がけていたそうです。

鈴木さんの授業はこれだけではなかったのです。
日本で英語を教えていたことを話すと、英語の授業も担当するようになったそうです。
エクアドルの英語教育では、小学校から英語を教えているところは少ないそうです。
英語の授業、これは鈴木さんの得意分野ですから本領発揮です!
英語の授業も芸術科と同じように、歌やゲームなど子供達のモチベーションに繋がる工夫をしながら教えていたそうです。

さて、鈴木さんの協力隊の大変だったコトと言うか珍しいところは、なんと活動する任地が2回変わっているんです。
協力隊は2年間同じ場所で活動するのが普通なんですが、1度だけではなく2回も任地が変わるのは、これホントに珍しいパターンなんです。

1度目は、アンデス山間部の小さな小学校が廃校になり隣町の小学校に統合され500人を超える大きな小学校に異動することになったのです。
授業の進め方や他の先生との調整など、大きな学校になればまた違った課題も生まれるようです。
人間関係づくり、環境作りもまたゼロからのスタートになってしまうのです。
協力隊員は長期的なビジョンで計画を立てて臨んでいますので、道半ばで変更になってしまうとね、そりゃ悔しいですよね。

でもね、鈴木さんすっごい前向きなんです!
もちろん悔しい思いもあったけど、任地が変わったことで多くの子供達と出会うことが出来て、関わったエクアドル人の数はどの隊員よりも多いから、いろんな角度からエクアドルを見ることが出来たことは良かった!って。
えぇ子やね〜!マイナスと思わずプラスに考えるって、これ人間力です!

あ、あと2回目の任地変更ですが、これまたスゴイ経験です。
2回目は、なんと近所の火山が噴火したんですって!
ワォ!でしょ?
え、マジ?でしょ!
標高5800mもある大きな山が140年ぶりの噴火にした!
富士山よりも大きい山が噴火した!って、そりゃビビリますよね。

この火山の噴火により、アンデス側からペルーよりのアマゾン地区に任地が変わったそうです。ちょっと行けばジャングルだって。
また随分、環境が変わるもんです。
このジャングルでは・・・イヤ間違った、この任地では市役所の文化局の配属になりまして、小学校の巡回授業と市役所がやっている公開講座のお手伝いが主な活動になったそうです。

2回の任地変更、怒濤の青年海外協力隊でした。
日本に帰って来て1ヶ月、もう新たな夢が始まっていますね。

「自分が協力隊を目指したのは中学校の先生の経験談を聞いたから。
 いつか自分も、子供達に経験を伝える人になりたい!」

鈴木沙織さんの夢、応援します!!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

今日2月27日、JICA二本松では語学交流会を実施しています!
このイベントは派遣国の方々をJICA二本松訓練所に招き、訓練生はここまで学んだ語学力を活かし、自分自身がどのような活動をしたいか、なぜ自分が協力隊に参加したいのかなどを紹介します。

またご招待した現地の方に派遣国の文化や人々の暮らし、現地で行動する中で気をつけるべきことなど訓練言語で説明して頂きます。
訓練生は自分自身がどの程度の語学力を身につけることが出来たのか、ひとつの指標となるでしょう。

そして、いよいよ4月1日から平成28年度JICAボランティア春募集が始まります!
3月と5月にはJICA二本松で1日体験入隊を実施します!
興味のある方、ぜひご参加ください!
詳しくはJICA二本松のホームページでご確認ください!

訓練の様子は、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。
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2016年2月27日(gy) 08:30

「エクアドル」に派遣されていました、 鈴木 沙織さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」2/20放送

こんにちは、DJイタルです!

いや〜最近は忙しくないかい?
何がってさ、お天気ですよ!
春のような陽気になってみたり。
急にマイナス気温まで寒くなってみたり。
暖冬なら暖冬でユックリしてくれりゃいいのに。
今年の冬将軍は、まぁ落ち着きがないっ!
それに合わせて例年よりも遅れてインフルエンザが流行っているとか?
皆さんも気をつけましょうね。

さて、今週のゲストは、

青年海外協力隊 平成25年度3次隊で「エクアドル」に派遣されていました、
鈴木 沙織(スズキ サオリ)さんです。
職種は「青少年活動」です。
福島県郡山市のご出身です!

あらっ、郡山にもこんな素敵な人がいたのかい?!
声を大にして言いたい私の持論ですが、協力隊女子カワイイ論!
今回も健在でございますよっ!
さぁテンションが上がってまいりましたよっ!
ここ最近はシニアボランティアが続きましたしね。笑

鈴木さん、なんと今年1月に帰国したばかり!
今年の1月ですよ1月、ついさっきじゃないですか!
日本に帰って来て3週間だってさ!
大丈夫かな?
日本語に不安ありませんかね?
靴下ちゃんと履いているかな?

って、な〜んの心配もいりませんでしたよ!
ちょっと寒いと言っていましたが、靴下履いとるしすでに順応しています。笑


鈴木さんの青年海外協力隊との出会いは、中学生の時!
なんと中学校の先生に協力隊のOVの方がいたそうです。
そして、その協力隊OVの先生が言った言葉が心に残っていたそうです。
「途上国の人たちは、貧しいかもしれないけど心はキレイなんだよ」

正直、細かいことはあまり覚えてないけど、コレだと思ったそうです!
中学生ながらに、協力隊に行くことを決意するのです。

中学生くらいの時期にいろんなモノに触れてみるって大事なのかもしれませんね。
国際協力に限らず、なんでもですけど。
どう感じるかはそれぞれだし、選択肢はいろいろあっていいと思うのです。
なぜか分からんけど惹かれたり憧れたりするモノってありますよね。
それが後々、何かに化けるかもしれませんよ。
それが何かのキッカケになるかもしれませんしね。

鈴木さんのキッカケは協力隊OVの中学校の先生だったと。
協力隊を夢に持つ中学生は、進学について考えました。
協力隊になるためには、まずは英語を勉強したい。
なんと学区を越えて、国際文化を学べる福島南高校に進学します。
郡山から福島へ、片道2時間かけて通学していたそうです。
それでも、海外に姉妹校もあり、英語の授業も多いということで選んだのです。
実際にイギリスの姉妹校に短期留学もされていたそうです。

しっかりと自分の夢に向かって準備をする。
明確な夢があるからこそ出来るのかもしれないけど、中学生や高校生で、ここまで将来を考えて選択するって、
なかなか出来るコトじゃないですよね。

そして鈴木さんの準備はこれだけじゃないんです。
なんとJICA二本松で開催するユース(高校生向け)の国際協力のセミナーにも参加されているそうです。
JICA二本松では国際協力や国際理解の様々なイベントが開催されていますが、
そう言った研修会・セミナー出身の協力隊員が増えることは嬉しいですね!

鈴木さんはこのユースのセミナーに参加して協力隊への意識が変わったそうです。
ただ協力隊を目指すのではなく、一生できるシゴトを見つけて、その経験として協力隊に参加するといいよ、
と協力隊OVの方からアドバイスされたそうです。
ただ目標とするより、やりたいコトの手段として協力隊がある。
高校卒業後の進路を考える大きなキッカケになったのです。
すぐに協力隊ではなく、自分のシゴトを考えます。

そうして考えたのが、子供に英語を教えるコトをシゴトにしよう。
高校卒業後は、語学の専門学校に進学して児童英語教育を学びます
子供に話す英語と、TOEICなどの試験に出る英語は違うのです。
英語を話せるコトと、教えられるコトは違うんですって。
まぁ言われれば確かにって思いますけど、教育は実践が難しいのですね。

知ってます? 9歳の壁!
児童英語の世界では、「9歳の壁」と言う言葉があるそうです。
これは9歳までは耳が発達していて発音を聞いたり真似をするのに抵抗がない時期だそうです。
ようはネイティブ発音になれるかどうかって年齢だそうで。
いや〜自分が小さい頃にそれを知っていればなぁと思うばかりですが。笑

鈴木さんは、専門学校卒業後3年間、子供英語教室で講師をされたそうです。
そうして鈴木さん25歳、協力隊にチャレンジする時がやってきます!
中学生の時から夢見た青年海外協力隊。
これだけ準備を重ねてきた鈴木さんでも一発では合格できないんですね・・・
なんと3度目の正直で合格となります。
まぁとにかく倍率が高いのがこの「青少年活動」という職種なんです。
倍率が高い職種ナンバー2だす!

鈴木さんのエクアドルでの活動は、また来週です!


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松では平成27年度4次隊の訓練が行われています。
先週は11名のシニア海外ボランティアが訓練を無事に修了しました。
年齢という垣根を越えて、シニア海外ボランティアは多くの仲間を作ることが出来たと思います。

さぁ訓練も後半、JICA二本松訓練所では派遣国を意識した講座が増えてきたように感じます。

そんな中訓練所では、昨日今日の二日間、野外訓練を行っています。
この訓練の目的は日常生活と異なる環境下においても柔軟に適応するチカラと、仲間と共同作業を行うチカラを養います。
そして、今回の野外訓練では雪の多い岳温泉地域の除雪作業が困難な方々のお住まいを中心に生活道路などの除雪作業も予定されております。
訓練生は地域の方々と接することで感じることも多いと思います。
JICAボランティアの訓練は地域の支えがあって成り立っています。
JICA二本松・洲崎所長の講座でもあった「地域の人々へ貢献する意識と経験がJICAボランティアには必要である」という言葉を実感してもらいたいと思います。

そして!JICA二本松のホームページも生まれ変わりますよ!
魅力あるページへ、ぜひお楽しみに!

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2016年2月20日(gy) 08:30

「ボリビア」に派遣されていました、宮嶋 昭さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」2/13放送

こんにちは、DJイタルです!

さぁバレンタインデーイヴです。
ドキドキしている女子も多いでしょ?
ウキウキしている男子もいるでしょ?
あ、もしかしてまだ準備していない女子!
安心して下さい!まだチョコレート買いに行くの間に合いますよ!
さぁ男子は希望を捨てずにプチアピールしましょ!


さて、今週のゲストは、先週に引き続き、
シニア海外ボランティア 平成21年度2次隊で「ボリビア」に派遣されていました、宮嶋 昭(ミヤジマ アキラ)さんです。
御年64歳でございます!
今週も登場のご挨拶はスペイン語でしたね!
職種は「水資源開発」です。
現在は、福島県会津若松建設事務所で働いていらっしゃいます。


宮嶋さんが派遣された国が「ボリビア」です。
南アメリカにある日本の3倍以上の広大な面積の国。
北・東はブラジル、南はアルゼンチン、南東にパラグアイ、南西にチリ、北西はペルーに囲まれた内陸国なんです。
憲法上の首都はスクレなんですが、事実上の首都はラパスです。
ラパスは世界一標高が高い首都でも有名ですよね。標高が3600m以上、国際空港がある山頂部では4000mを超えるとか。
旅行される方は高山病対策が必要ですね。
そして、やっぱり行ってみたいのが、ウユニ塩湖!!
標高3700km、南北100km、東西250kmと、とんでもなくデカイ塩の湖。
でも、こんだけ有名なのに実は世界遺産じゃないんですよね。

宮嶋さんはそんなボリビアで2年間活動していたんですが、なんともったいないことにウユニ塩湖に行かなかったらしい。
えー、真っ先に行くとこでしょー、なぜー?
一緒に働いていた同僚に、あんなキツイ所には行くなと言われたらしい。笑
意外とボリビアの人達には人気がないらしいんです。
近すぎるのかな?いつでも行けると思っているのか?
東京の人が東京タワーに行かないのと同じ感じかな?笑

さて、宮嶋さんのシゴトは「水資源開発」
なにやら井戸掘りでもするんでしょうか?
宮嶋さんが派遣されたのが東部のサンタクルス県の地下水プロジェクト。
井戸を掘って水道を作る水の技術者として派遣されます。
実はもう10年位JICAでも井戸掘り指導はしていたそうで、実際にはある程度井戸掘りの技術は進んでいたようです。
それよりも水質悪化が問題となっていて、派遣されてすぐに水質のモニタリングの要望があったようです。
協力隊では要請内容とは違ったシゴトになる場合が、たまにあります。
現地の状況の変化に合わせて要望が変わるため、JICAボランティアは柔軟な活動が要求されるのです。

もうすでに多くの井戸が掘られていたため、水質改善のためのモニタリング指導が主なシゴトになりました。
さぁそして、シゴトを始めるにあたり大事なことがあったのです。
それは、同僚全員の顔と名前を覚えることだそうです。
朝出勤して、まず最初にやることはスタッフ全員と挨拶すること。
まぁたしかにこれは大事なことじゃないですか?
でもね、文化が違いますから。まさに異文化理解です。
ボリビアの挨拶は、顔を合わせてハグをすることなのです。
正直、日本人にはちょいとハードルが高いかもしれませんよね。最初は。
そうして宮嶋さんの朝は、一人づつ名前を呼んでハグすることから始まったのです。

宮嶋さんの活動は、現地の大学の先生と一緒に井戸から雨季と乾季の水を採取し、水質検査をしてデータ化することを目指します。
地域差や時間経過のデータから水の区分をしていくシゴトだそうです。
もちろんデータ化することが目的ではなく、水質改善のための過程なのです。
宮嶋さんが派遣されたプロジェクトは、2年間のJICAボランティアで完結できるものではなく、長い時間もかかり、今なお続いているそうです。

プロジェクトの規模が大きくなれば、より人と時間が必要になるんです。
長いプロジェクトに参加していると、すべての成果を見届けることが出来ない寂しさもありますよね。
それでも宮嶋さんは、もっと出来ることがあったかもしれないけど、限られた時間だからこそ、今ある活動を大切にしたいと思っていたそうです。
そう言う意味では、この2年間という時間はちょうど良い期間なんだそうです。

宮嶋さんがおっしゃっていました。
やりたかったこと、準備していたことは沢山あったけど、もしかしたら思い描いていたことの10分の1くらいしか出来なかったかもしれない。

でもそれは、全てを自分でやらないことが大事だからです。
日本のモノを当てはめても継続しないからです。
現地の人の価値感で作り上げていかないと崩壊してしまうからです。
あくまで現地の人たちが自分たちのチカラでやるお手伝いなのです。
現地の人の意識が始まりなのです。

せっかく設備があるのに機能していないモノも沢山目の当たりにしたそうです。
現地の人が現地の物で作り、維持管理ができるモノじゃないと、どんなに日本の技術を結集した最新のモノでも意味がないのです。

正直、技術には国境があるそうです。
その土地の文化と価値観に合ったモノと仕組みを作ることが大切だそうです。
それを感じて見極めるにもちょっと時間がかかりますよね。
言葉が分からないうちは、まず現場を見ることが一番だそうです。
そして出来るだけ寝食を共にすることだそうです。
宮嶋さんは、現地のエンジニアと仲良くなって手当たり次第現場に行っていたそうです。
こんなに現場に連れて行けって言ったのは、お前が初めてだ。と驚かれたそうです。
そうすることで言葉も覚えたし、信頼関係も築けたのです。
ちなみに宮嶋さんが初めて覚えたスペイン語が、このクソ野郎だって!笑。

JICAボランティアは、やっぱ現地で共に生きるってことなんですね。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松では平成27年度4次隊の訓練が行われています。
そして、今週水曜日には11名のシニア海外ボランティアが訓練を無事に修了しました。
訓練も残り31日、73名の青年海外協力隊訓練生はまだまだ訓練に励んでいます。

語学授業もより実践的な内容になり、ボランティアの考え方や世界の宗教理解、現地の方を訓練所に招いての語学交流会など、派遣に向けて準備を整えています。

そして、来週19・20日に野外訓練を実施します。
この訓練では生活班ごとにグラウンドや体育館にテントを張ったり、支給された食材や水を使って野外炊飯を行います。
与えられた物をいかに工夫して最大限に活用できるか。
それぞれに与えられた役割にしっかり責任を持つことができるか。
これも大事な訓練なんです。

訓練の様子は、JICA二本松のホームページやFacebookページでも随時更新しています。
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2016年2月13日(gy) 08:30

「ボリビア」に派遣されていました、宮嶋 昭さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」2/6放送

こんにちは、DJイタルです!

さぁ、いよいよカウントダウンです。
何がって?
記念すべき100人に向けて、めでたいカウントダウンっす!
みなさまにご愛顧頂きまして、もうすぐ出演者が100人になります!

さぁ、今週のゲストは、97人目です!
シニア海外ボランティア 平成21年度2次隊で「ボリビア」に派遣されていました、宮嶋 昭(ミヤジマ アキラ)さんです。
御年64歳でございます!
職種は「水資源開発」です。

先週の猪口さんに続き、カッコイイおじさんをご紹介します!
まだまだ若いモンには負けてられませんってオーラがビシビシ出てる!
でもギラギラした感じじゃなくて、覇気っすよ、覇気!
いやー、マジ、かっけーのよ!
なんと登場のご挨拶もスペイン語でしたよ!

宮嶋さん、見た目もスゴい若いのです。
御年64歳ってご紹介しましたけど、全然見えない!
写真見ていただければ分かりますでしょ!?
カッコ良く年を重ねるってのは、こう言うことですよね。

神戸のご出身です、なんかシティボーイの匂いもチラホラしますね。笑
宮嶋さんの明るい性格も神戸の雰囲気や瀬戸内海の晴れやかな気候の影響があるのかもしれませんね。
小学2年の時に、福島県二本松に引っ越されて来たそうです・・・
ってことは、神戸歴よりも福島歴の方が断然長いわけで、ほぼ福島人ですね。
もう二本松って聞いただけで、急に親近感が湧きます!

小さい頃から海外に興味があったそうです。
宮嶋さんは戦後のお生まれですが、おじいさんもお父さんも叔父さんも軍人として海外に行かれていて、海外の話を聞く機会が多かったようです。
海外への興味は膨らみ、大人になったらなんとか日本を脱出しようと思っていたそうです。
いつかは海外に行ってみたいという思いがそれからずーっと心の中にあったそうです。

しかし、なかなか現実は難しかったと言います。
学校を卒業すると働くことが当たり前で、働くことは生活のため。
いつしか海外への思いは、日本の中で埋没してしまったそうです。

でもね、諦めていたわけじゃないんです。
人それぞれ環境や事情がありますから、タイミングを計っていたと言う方が正しいのかな。
若さや勢いじゃないチャレンジがあるのですよ。
日本で培ったその社会経験こそが、シニア海外ボランティアで活かされることになるのです。

シニア海外ボランティアで派遣されるまで宮嶋さんは水道のコンサルタントの会社に勤めていたそうです。
市町村の水道の規模予測、施設計画・設計、水源の開発、水処理と水道に関わる様々な仕事をされていたそうです。
水道はインフラですから、町づくりの一部でもあるわけですよね。
僕たちが当たり前に使っている水道も、当たり前じゃない国が世界には沢山あります。
水資源の開発が町づくり、国づくりに繋がる。
それが出来るのも専門的な知識と経験を持ったシニアのチカラなんです。

宮嶋さんのシニア海外ボランティアの決断は、59歳。
定年までほんのちょっとの時間を残して決断をしたのです。
60歳定年まで待てない、体が元気なうちにチャレンジしたいと思ったのです。
子供たちも成長し手が離れた、今しかないと思ったそうです。
「水資源開発」という職種を見つけた時、まさに自分にピッタリだと思った。自信があったわけではないけど、これなら出来ると思ったそうです。

さて、年齢はいくつだろうとJICAボランティアは試験があります。

初めての受験は、アフリカ・マラウイで井戸掘りの要請だったそうです。
語学試験では、まったく英語が聞き取れなかった・・・
予想通り、不合格でした。

それから仕事の合間を縫っては、必死に英語の勉強をされたそうです。
とりあえず英語を聞き続けたそうです。
CDやラジオで英語のヒアリング、耳を慣らしていたそうです。
そして不合格から7ヶ月。
ついに2回目のチャレンジで合格したのです。

ラテンの空気に誘われて、何としても行きたかった南米はボリビア!
なぜかラテンの陽気さが自分に合うと思ったそうです。

実はシニア海外ボランティアは派遣国に家族が同伴することが出来るのです。
宮嶋さんも奥さんに相談したそうですが・・・勝手に行って下さい、と。
いやいや変な感じじゃなくてね。笑
ちゃんと応援して送り出してくれたから行くことができたそうです。
支えがあったからこそ、いてくれたからこそチャレンジできたそうです。
奥さんには、とってもとっても感謝しているのです。

さぁ合格の後は、続いては訓練です。
ボリビア派遣の訓練生は、JICA駒ヶ根(長野県)で訓練を行います。
青年だろうがシニアだろうがJICAボランティアは訓練があります。
同じひとつ屋根の下で訓練です。
年齢も性別も出身も経歴も違う人達が集まって共同生活をする。
それも上下関係がなく、みんなが同期。
大人になってからこういった経験ってまず無いっすよね。
一般的な企業、組織では考えられない集団ですよね。
同じ夢を持って集まった人達。
同じ国に派遣される同期は、仲間と言う一生続く関係になるんですね。
そんな仲間たちと一緒に派遣国に旅立つのです。

宮嶋さんのボリビアでの活動は、また来週です!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松では平成27年度4次隊の訓練が行われています。
1月5日から始まった訓練も、1ヶ月を過ぎました。
2月6日(土)は午後からOV-DAY任国事情、就職別活動セミナーの講座を行います。
今日の講座では、最近まで協力隊員として活動していたボランティアを訓練所に招待し、訓練生に派遣国の様子や活動の話、実際の現場で想定される問題点や文化の違いなどを話して頂きます。
訓練生も実際に派遣される任地をイメージして、より実りある訓練を行うことでしょう!

また、JICA二本松では、2月8日(月)に中間テストを行います。
訓練生はここまで学んだ成果を発揮し、また、これからの語学に対する姿勢や自分自身の弱点などを見つけ出します。

そして、2月9日にはいよいよシニア海外ボランティアの修了式を行います。
10名のシニア海外ボランティアが修了証書を手にします!

訓練や修了式の様子は、JICA二本松のホームページやFacebookページでも随時更新しています。
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2016年2月6日(gy) 08:30

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