「グアテマラ」に派遣されていました、 猪本 恵美さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」3/12放送

こんにちは、DJイタルです!

昨日の3月11日はどのように過ごされましたか?
あれから5年。
もう5年か、まだ5年か、それぞれの5年があったと思います。

5年前の3月11日は、平成22年度4次隊の修了式でした。
多くの訓練生が訓練も無事に終わり晴れて協力隊員として二本松を旅立った日でもあります。
その数日後には、JICA二本松はJICAの歴史の中で初めて避難所になりました。
多くの避難者を受入れ、初めての避難所運営にJICAスタッフが尽力することになりました。
今の福島の復興の裏にJICA二本松があったことは間違いありません。

もちろん協力隊員も不安の中で派遣されました。
今、日本が大変な時に海外の支援なの?と思った隊員もいたと思います。
でも、任地では多くの温かい支援も頂き、今、自分に出来るコトを頑張ろうと思った隊員も多かったと思います。

そんないろんな思いを忘れないコトが大切だと思うのです。
そのコトを改めて思う日なのかもしれませんね。
3月11日。
昨日あなたは、どんなコトを、誰の顔を思い出しましたか?


今週のゲストは先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成25年度3次隊で「グアテマラ」に派遣されていました、
猪本 恵美(イノモト エミ)さんです。
職種は「環境教育」です。
福島県福島市のご出身です!

猪本さんの派遣された国が「グアテマラ」
最近はコーヒーの産地としても名前を聞きますが、どこにあるか分かりますか?
メキシコの南側にある中米の国。カリブ海にも太平洋にも面した国です。
赤道に近い南国ではありますが、地域によって気候差があるようです。
実はラテンアメリカで、日本人が初めて移民した国ともいわれているそうです。

このラテンアメリカで、猪本さんはどんなシゴトをしてきたのでしょう?
猪本さんの職種は「環境教育」
なにやら難しそう? 
もちろん環境についていろんなコトをするのがシゴト・・・
実はすごく幅の広い職種でもあります。
猪本さんが派遣されたのが‘山を守るNGO’です。
実はグアテマラにも沢山のマヤ遺跡が残っているそうです。
そんなマヤ遺跡がある山を守る団体がこのNGOなのです。
‘マヤ’の‘ヤマ’を‘マモル’です。
もちろんマヤの歴史的な遺跡を残そうと考える人もいますが、その反面、地元で生活している人にとっては、そこにある木は薪になり生活のために山に入るのです。
もうひとつ、山に火をつけて大きく燃え上がればその年は豊作になると信じられているマヤの迷信?があるそうです。
マヤの遺跡がある山を燃やしているのは、マヤの文化を信じている人たちでもあるのです。
良いとか悪いではなくて、文化・風習の話なのです。

そこで猪本さんのシゴトはと言いますと、その山の周りにある小学校を巡回して山の大切さ、自然の大切さを伝える授業をしていたのです。
これ難しい授業ですよ。
文化・風習の問題ですし、生きるためにやっていることですから、頭ごなしに環境を叫んでも伝わるものではないですからね。
そこが猪本さんの苦労したところであり、授業ではかなり意識していた部分だそうです。
小学校4〜6年生の子供たちにどう伝えていけばいいのか?
教科書もなし、マニュアルもなし、グアテマラの授業スタイルを知ることから始めたそうです。
最初の1年は本当に準備の時間でもあったそうです。
長期的なプランで1年間を通して授業をすすめられる準備をして、自分がカリキュラムを立てた2年目が勝負の年になったのです。
水、ゴミ、空気、土、地球温暖化、生態系と6つのテーマに分けて授業をしていたそうです。
身近な地域の課題から地球規模の問題まで幅広い授業をしていたそうです。
また、その守るべき山へ課外授業にも出かけたそうです。
子供達は実際に山を見せるコトで、自分たちの身近な問題として意識させたかったのです。
まぁ子供達にとってはピクニックですから、何日も前から楽しみしていたそうです。やっぱり楽しみながら学ぶことも大事なんですね。

協力隊の活動の中で大事なのが、協力してくれる人との出会いです。
猪本さんは、JICAのプログラムで日本に来たことのあるグアテマラの環境省の人と出会ったのです。
猪本さんの活動に興味を持ってくれたのです。
このグアテマラの環境省の人の協力のもと、一緒に中学校や高校をまわって出前授業もされていたそうです。

こうした出会いによって活動が大きく広がっていくのですね。


さて猪本さんのグアテマラでの私生活はと言うと、
めちゃくちゃモテたって!!
黒髪、色白がモテるらしく、まさに猪本さんがソレです!
人生一番のモテ期をグアテマラで過ごしたようです。笑



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

震災から5年が経ち、昨日の3月11日JICA二本松では震災に関する特別講座を実施しました。
日本が震災から復興に向かう姿をぜひ派遣国の方々にも伝えて頂きたい。
様々な視点を持って2年間のJICAボランティアを経験した隊員には、ぜひ日本のさらなる復興のためにチカラを尽くしてもらいたいと思います。
明後日は、いよいよ修了式です。
72名の青年海外協力隊員が修了証書を手にします。
JICAボランティアとなった皆さんにはぜひ派遣国の人のために活躍してもらいたいと思います。

そして、いよいよ4月1日から平成28年度JICAボランティア春募集が始まります!
3月26日(土)には、JICA二本松訓練所で1日体験入隊入門編を実施します!
また、4月17日(日)には福島市のAOZ(アオーゼ)ふくしま4階で春募集の説明会を開催します。
そして5月1日(日)にはJICA二本松で1日体験入隊合格編を実施します!

ボランティアには興味あるけど経験がない方、開発途上国に興味がある方、何が出来るか分からないけど何かしたいという熱い方、ぜひ1日体験入隊に参加してみませんか?
夢をカタチにするチャンスです!
詳しくはJICA二本松のホームページをご覧下さい!

訓練の様子は、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。
ぜひチェックして下さいね!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
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2016年3月12日(gy) 08:30

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