「エクアドル」に派遣されていました、 鈴木 沙織さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」2/27放送

こんにちは、DJイタルです!

もう2月も終わりですか。
なんか今年の冬は寒いのか暖かいのか、分からん。
インフルエンザと花粉が同時に来ている感じが・・・
みなさま、ご自愛下さい。

さて、今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成25年度3次隊で「エクアドル」に派遣されていました、
鈴木 沙織(スズキ サオリ)さんです。
職種は「青少年活動」です。
福島県郡山市のご出身です!

なんと今年1月に帰国したばかりのフレッシュマンです!
いや、フレッシュウーマンです!

鈴木さんが派遣された国が「エクアドル」。
ピンときます?どの辺にあるか分かります?
そう、赤道直下の南米の国です。
日本から見ると地球の反対側になりますかね。
北にコロンビア、東・南にペルー、西は太平洋です。
この太平洋の1000キロ離れた所に浮かぶ島が、ガラパゴス諸島です!
ガラパゴス諸島はエクアドルなんです!
もちろん鈴木さんも行ったそうですよ、うらやましい!


鈴木さんの職種は「青少年活動」
100種類以上ある協力隊の職種の中で大変人気のある、特別な資格を必要としない職種ナンバー2なんです。
人気の職種ですからね、そりゃ倍率も高いんですよ!
そんな受験戦争?厳しい選考?から勝ち抜いてきたのです。
なんか大げさな言い回しになりましたが、でも何度もチャレンジする方が多いのも事実ですね。
語学がどうとか、経歴がとか、まして性格がどうだとか、もちろんある程度の選考の基準はあるとは思いますが必ずしもそれだけではなくて、実はタイミングも大事なんだと思います。
自分の意志だけじゃない、必要とされるタイミングみたいのがあるような気がします。協力隊OVの方の話を聞いていると、導かれているように感じることがあるそうです。不思議なんですけどね。
スミマセン・・・全然協力隊受験に参考にならない話でしたね。笑
でも、諦めずにチャレンジするキモチ、協力隊への思いを持ち続けることも合格への道かもしれませんね。


鈴木さんが派遣されたのがアンデス山間部の小学校だったそうです。
子供たちの心を豊かに育てるための情操教育の実施というのが要請内容で、全校生徒40人、先生2人の小さな小学校で芸術科という授業で音楽や工作・絵などを担当していたそうです。
日本では児童英語教育に携わっていましたので、教えると言うことにはあまり不安もなかったそうですが、教科書もなくモノが少ないなかでどのように授業を作っていくか、また子供達にどう興味を持ってもらえるかをいつも考えていたそうです。
エクアドルでは、こう言った情操教育のような科目が授業として行われることが少なかったそうで、芸術科の授業が行われてもさすがラテンの国、ほぼダンスの授業だったりと、先生の得意不得意によって偏った授業が行われていたそうです。

ですので、音楽、歌、工作、絵などいろんなことをやってみて、子供達の反応を見ては工夫して、みんなが楽しみながら幅広く学べる授業を心がけていたそうです。

鈴木さんの授業はこれだけではなかったのです。
日本で英語を教えていたことを話すと、英語の授業も担当するようになったそうです。
エクアドルの英語教育では、小学校から英語を教えているところは少ないそうです。
英語の授業、これは鈴木さんの得意分野ですから本領発揮です!
英語の授業も芸術科と同じように、歌やゲームなど子供達のモチベーションに繋がる工夫をしながら教えていたそうです。

さて、鈴木さんの協力隊の大変だったコトと言うか珍しいところは、なんと活動する任地が2回変わっているんです。
協力隊は2年間同じ場所で活動するのが普通なんですが、1度だけではなく2回も任地が変わるのは、これホントに珍しいパターンなんです。

1度目は、アンデス山間部の小さな小学校が廃校になり隣町の小学校に統合され500人を超える大きな小学校に異動することになったのです。
授業の進め方や他の先生との調整など、大きな学校になればまた違った課題も生まれるようです。
人間関係づくり、環境作りもまたゼロからのスタートになってしまうのです。
協力隊員は長期的なビジョンで計画を立てて臨んでいますので、道半ばで変更になってしまうとね、そりゃ悔しいですよね。

でもね、鈴木さんすっごい前向きなんです!
もちろん悔しい思いもあったけど、任地が変わったことで多くの子供達と出会うことが出来て、関わったエクアドル人の数はどの隊員よりも多いから、いろんな角度からエクアドルを見ることが出来たことは良かった!って。
えぇ子やね〜!マイナスと思わずプラスに考えるって、これ人間力です!

あ、あと2回目の任地変更ですが、これまたスゴイ経験です。
2回目は、なんと近所の火山が噴火したんですって!
ワォ!でしょ?
え、マジ?でしょ!
標高5800mもある大きな山が140年ぶりの噴火にした!
富士山よりも大きい山が噴火した!って、そりゃビビリますよね。

この火山の噴火により、アンデス側からペルーよりのアマゾン地区に任地が変わったそうです。ちょっと行けばジャングルだって。
また随分、環境が変わるもんです。
このジャングルでは・・・イヤ間違った、この任地では市役所の文化局の配属になりまして、小学校の巡回授業と市役所がやっている公開講座のお手伝いが主な活動になったそうです。

2回の任地変更、怒濤の青年海外協力隊でした。
日本に帰って来て1ヶ月、もう新たな夢が始まっていますね。

「自分が協力隊を目指したのは中学校の先生の経験談を聞いたから。
 いつか自分も、子供達に経験を伝える人になりたい!」

鈴木沙織さんの夢、応援します!!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

今日2月27日、JICA二本松では語学交流会を実施しています!
このイベントは派遣国の方々をJICA二本松訓練所に招き、訓練生はここまで学んだ語学力を活かし、自分自身がどのような活動をしたいか、なぜ自分が協力隊に参加したいのかなどを紹介します。

またご招待した現地の方に派遣国の文化や人々の暮らし、現地で行動する中で気をつけるべきことなど訓練言語で説明して頂きます。
訓練生は自分自身がどの程度の語学力を身につけることが出来たのか、ひとつの指標となるでしょう。

そして、いよいよ4月1日から平成28年度JICAボランティア春募集が始まります!
3月と5月にはJICA二本松で1日体験入隊を実施します!
興味のある方、ぜひご参加ください!
詳しくはJICA二本松のホームページでご確認ください!

訓練の様子は、JICA二本松のFacebookページで随時更新しています。
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2016年2月27日(gy) 08:30

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