「ザンビア」に派遣されていました、 大内 伸代さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」12/19放送

こんにちは、DJイタルです。

先週も言いましたが、今回はおでかけ収録です。
JICAが展開している「中小企業海外展開支援事業」で、インドネシアの研修生がいわき市にある八光工業東北工場に研修に来ているということでお邪魔したのです。
そう、ここでも青年海外協力隊OVのチカラが活かされているのです。

そんな協力隊OVがこちら!
先週に引き続きまして登場です。
平成21年度1次隊で「ザンビア」に派遣されていました、
大内 伸代(オオウチ ノブヨ)さんです。
職種は「青少年活動」
福島県川俣町のご出身です。

大内さんのザンビアでの協力隊の活動は先週ご紹介いたしました。
ザンビアの首都ルサカの低所得者地域でコミュニティスクールと孤児院を運営しているNGOセンターに配属され、教員をしながら、孤児院の子供たちが自立出来るように収入向上活動など幅広い活動をしてきたのです。

そして、2011年6月に帰国すると、またJICA二本松に勤務されます。
協力隊の募集説明会やボランティアセミナーを担当されていまして、この番組関係でもイベントなどで大変お世話になったのです。

現在は、「オーピーシー株式会社」の海外コンサルタント部に所属し、JICAと一緒に日本企業と海外の橋渡しをされています。

今回の研修であるJICAの「中小企業海外展開支援事業」は、中小企業の優れた製品や技術を途上国の開発に活用することで、途上国の開発課題の解決と、日本の国内経済の活性化を目指しています。

で、今回はインドネシアの研修生4人が、いわき市にある八光工業東北工場でコンクリートブロック製造を学んでいるのですが、この研修者の受入れを手伝っているのが大内さんなのです。
JICAと企業のコーディネートから、受入れ企業の担当者とインドネシア研修生を繋ぐ、とても重要な役割の大内さんなのです。

今回インドネシアからの研修生の受入れをしている企業が「八光工業株式会社」です。なんと本社は九州・鹿児島でごわす!
なぜ九州の会社の工場がいわき市にあるの?!
実はこの会社、すごいモノを造っているのです。
今までは固めることが難しかった有機物や微細な粒子を固めてしまう固化剤を開発されたそうです。

今回は東北工場の代表で取締役統括部長の和田芳英さんにもお話を伺いました。
もちろん和田さん、九州男児でございます!

八光工業(株)は配管工事や製缶、ブロック製造などを行う企業なんですが、有機物などを固める特許技術を使って堆積物やガレキの焼却灰などを再利用した2次製品を作り、東北の復興に活かしたいと、いわき市に工場を新設されたそうです。

で、JICAとのつながりはと言うと、
その特許技術を開発途上国の国づくりに活かせるのではないかと、先に紹介した「中小企業海外展開支援事業」に応募し採択されたのであります。
インドネシアで課題となっている廃棄物の石炭灰を再利用した強度の高いコンクリートブロックの製造方法を提供し、インドネシアの環境整備・インフラの整備を図ることで、自然災害にも強い国づくりを目指すのです。

東北の復興と開発途上国へ技術提供、カッコイイ会社でしょ!!!

和田さんに大内さんの印象を伺いましたら、すごいマジメだって。
もう少し遊び心があってもいいかなって、夕食の席で話していたそうです。笑
もちろん、インドネシア人研修生との間を上手く繋いでくれる頼りになる存在だそうです!

さて、インドネシアからの研修生の皆さんにもお話を伺いましたよ。
インドネシアの国立研究機関「LIPI」から派遣された4人の技術者と研究者、そして通訳さんの5人に聞きました。

まず真っ先に全員が口を揃えて「寒いっ!」
そりゃそうだよね〜、インドネシアは年中常夏やもん。
日本に来るためにわざわざ上着も準備したそうです。
ダウンジャケットに手袋もね。
まぁこれも日本の思い出になりますね。笑

研修生は11月28日から12月6日まで日本に滞在しまして、鹿児島では講義や視察が行われ、いわき市では製造実習や沿岸部の被災地視察などを行いました。
九州から東北へ、そして東京と、日本を飛び回る研修日程もハードでしたが、インドネシアの国づくりのために技術を学び、そして活かしていく大事な役目があるのです。
国のために技術を得ようとする意欲はさすがですね。

JICAボランティアと同じように、彼らもまた、国の代表なんですね!

最近この番組、協力隊OV以外の出演者も多いですね〜。
あの〜無理矢理じゃないですからね。笑
協力隊OVの今の活動を知る方に、たまたまご出演いただいているのです。
これだけJICAボランティアのOVがいろんなところで活躍しているってことですよね。

そして今回は、青年海外協力隊だけじゃないJICAの事業も少しお分かり頂けましたかな。
海外に派遣するだけでなく、海外からの受入れや日本の企業のマッチングなどJICAの活動も本当に幅広いのです。


じゃ最後にみんなで「ハイ、チーズ!」
インドネシア語で「サトゥ ドゥア ティガ〜」だそうです。
ラジオ出演も日本の良い思い出になりましたかな。笑



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

平成27年度3次隊の訓練が無事に終了しました!
今回は青年海外協力隊103名、シニア海外ボランティア10名、併せて113名の訓練生が全国からここ福島に集まってきました。
ほとんどの訓練生が初めて習う語学に戸惑いながらも一生懸命に取り組み、派遣国で無事に過ごすためには、どのような心構えが必要なのかを学びました。
そして、福島県の現状を知るために被災地に足を運び、震災からの復興と復興に携わる人達との触れあいも経験しました。
福島での様々な出会いや経験を通して、それぞれの派遣国で大いに活躍してくれることを願っています!

そして来月5日からいよいよ平成27年度4次隊の訓練が始まります!
次の訓練生も多くの仲間に出会い、大きく成長してくれることでしょう。

訓練の様子はJICA二本松Facebookページで随時行進しています!
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2015年12月19日(gy) 08:30

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