「サモア」に派遣されていました、 湯澤 千里さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」12/26放送

メリークリスマス!!
こんにちは、DJイタルです。

クリスマスパーリーは楽しみましたか〜?
みなさんの元にサンタさんは来ましたか?

僕のクリスマスの思い出はと言いますと、
3年前のクリスマスに、フランスはパリでスリに遭って無一文になったコトです・・・
皆さんもパリの地下鉄にはご注意を。


さて今年最後の放送ですね。
今週のゲストは、
平成25年度2次隊で「サモア」に派遣されていました、
湯澤 千里(ユザワ チサト)さんです。
職種は「理科教育」
長野県のご出身です。

そう長野県と言えば、JICAの訓練所があります。
国内に2カ所しかないJICAボランティアの訓練所、我らがJICA二本松訓練所と、もう一つがJICA駒ヶ根訓練所です。
丘の上というか、山の上というか、山の中というか、環境も似ているとか。


湯澤さんの海外への興味は、ホントに衝撃的なんです。
はじめはお父さんの勧めで、小学生から強制的に英語を習わされていたそうです。強制的って・・・
今から言っておきますが、実はお父さんが結構キーマンです。笑

もうひとつ衝撃的なキッカケが、
あの「9・11」アメリカ同時多発テロ事件だそうです。
あの日、アメリカ行きの飛行機に父親が乗っていたそうです。

当時、中学生だった湯澤さん。
思春期真っ直中、父親とはあまり口もきかない時期だったとか。

2001年9月11日、その日のニュース映像に衝撃を受けた。
その日、その時間、父親がアメリカ行きの飛行機に乗っていた。
もうテレビの中の話じゃなかった。
口もきかなかったはずの父親が、心配でしょうがなかった。
遠い国で起きている事件が、こんなに身近にとてもリアルに感じたのです。
こんなに父親を心配するとは。はじめて心配したかもしれない。
父親の存在をあらためて感じたのです。

結果的には父親が乗った飛行機ではなかったのですが、その瞬間にアメリカ行きの飛行機に父親が乗っていたという事実が、湯澤さんのキモチを変えたのです。

父親が帰ってきてから、いろんな話をしたそうです。
あんなにしゃべったのは久しぶりだったと言います。

身近な人を通して初めて感じた海外との距離。
テレビの世界じゃない、今起きているリアル。

世界ではいったい何が起こっているのだろ?
もっと世界を知りたい。そう思ったのです。


大学生になると自分の目で海外を見に行きます。
参加したカンボジアのスタディツアーで初めて見た開発途上国に衝撃を受けたそうです。
子供たちに自分の持っているペットボトルを取られたり、思いもよらないコトが起こる。そんな経験がいろんなコトを考える機会になったそうです。
それから開発途上国に興味が湧き、アフリカ、インド、タイなどを周ったそうです。
途上国に生きるチカラと言うか、‘人間くささ’に興味を持ったと言います。
それが協力隊に参加する大きなキッカケになっているそうです。

あ、でも大学卒業してすぐに協力隊ではないのです。
ここでもお父さんが登場しますよ!
人生のポイントには必ず父親が登場するんですね。

湯澤さんは新卒での協力隊の参加も考えたそうですが、父親が、
「まずは社会経験をしなさい!」
と、こう聞くと頑固なお父さんかなと思いきや。
実は湯澤さんのお父さんは協力隊にも理解があって応援してくれていたそうです。
夢があるのは良いこと、でも社会経験をしてからでも遅くはないよ。と。
父親の勧めもあり、大学卒業後は教育関係の民間企業に就職されます。

今思えば、社会経験をすることで得るモノが大きかったそうです。
自分に合う職種を考える時間にもなったし、活かせる経験の幅が広がったと言います。

一度、自分のコトも協力隊のコトも客観的に見てみると、また違ったモノが見えてくるかもしれませんね。
焦らないことも大事かもしれませんね。

湯澤さんのサモアでの活動についてはまた来週〜!


そうだ!来週はもう来年ですね?
今年も本当にこの上なく大変たくさん非常にお世話になりました!
年末にはお世話になったあなたにハムを送りたいキモチでいっぱいです。
キモチだけですみませんが・・・
また来年もお世話になることはまちがいありません。
どうぞ何卒よろしくお願いします!!

では、よいお年を〜!


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

平成27年度3次隊の訓練が無事に終了いたしました。
今回の訓練を通して青年海外協力隊103名、シニア海外ボランティア10名、併せて113名のJICAボランティアが誕生しました!
全ての訓練日程を通して一人も欠けることなく二本松訓練所を卒業いたしましてスタッフ一同嬉しく思います。

訓練生が去った訓練所では次の訓練に向けて研修棟や宿泊棟のメンテナンスが行われます。
そして来月5日からいよいよ平成27年度4次隊の訓練が始まります!
次の訓練生は83名!
青年海外協力隊訓練生は70日間、シニア海外ボランティア訓練生は35日間の訓練を受けます。
平成27年度4次隊の83名がどのように成長していくのかとても楽しみです!

訓練の様子はJICA二本松Facebookページで随時更新しています。
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2015年12月26日(gy) 08:30

「ザンビア」に派遣されていました、 大内 伸代さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」12/19放送

こんにちは、DJイタルです。

先週も言いましたが、今回はおでかけ収録です。
JICAが展開している「中小企業海外展開支援事業」で、インドネシアの研修生がいわき市にある八光工業東北工場に研修に来ているということでお邪魔したのです。
そう、ここでも青年海外協力隊OVのチカラが活かされているのです。

そんな協力隊OVがこちら!
先週に引き続きまして登場です。
平成21年度1次隊で「ザンビア」に派遣されていました、
大内 伸代(オオウチ ノブヨ)さんです。
職種は「青少年活動」
福島県川俣町のご出身です。

大内さんのザンビアでの協力隊の活動は先週ご紹介いたしました。
ザンビアの首都ルサカの低所得者地域でコミュニティスクールと孤児院を運営しているNGOセンターに配属され、教員をしながら、孤児院の子供たちが自立出来るように収入向上活動など幅広い活動をしてきたのです。

そして、2011年6月に帰国すると、またJICA二本松に勤務されます。
協力隊の募集説明会やボランティアセミナーを担当されていまして、この番組関係でもイベントなどで大変お世話になったのです。

現在は、「オーピーシー株式会社」の海外コンサルタント部に所属し、JICAと一緒に日本企業と海外の橋渡しをされています。

今回の研修であるJICAの「中小企業海外展開支援事業」は、中小企業の優れた製品や技術を途上国の開発に活用することで、途上国の開発課題の解決と、日本の国内経済の活性化を目指しています。

で、今回はインドネシアの研修生4人が、いわき市にある八光工業東北工場でコンクリートブロック製造を学んでいるのですが、この研修者の受入れを手伝っているのが大内さんなのです。
JICAと企業のコーディネートから、受入れ企業の担当者とインドネシア研修生を繋ぐ、とても重要な役割の大内さんなのです。

今回インドネシアからの研修生の受入れをしている企業が「八光工業株式会社」です。なんと本社は九州・鹿児島でごわす!
なぜ九州の会社の工場がいわき市にあるの?!
実はこの会社、すごいモノを造っているのです。
今までは固めることが難しかった有機物や微細な粒子を固めてしまう固化剤を開発されたそうです。

今回は東北工場の代表で取締役統括部長の和田芳英さんにもお話を伺いました。
もちろん和田さん、九州男児でございます!

八光工業(株)は配管工事や製缶、ブロック製造などを行う企業なんですが、有機物などを固める特許技術を使って堆積物やガレキの焼却灰などを再利用した2次製品を作り、東北の復興に活かしたいと、いわき市に工場を新設されたそうです。

で、JICAとのつながりはと言うと、
その特許技術を開発途上国の国づくりに活かせるのではないかと、先に紹介した「中小企業海外展開支援事業」に応募し採択されたのであります。
インドネシアで課題となっている廃棄物の石炭灰を再利用した強度の高いコンクリートブロックの製造方法を提供し、インドネシアの環境整備・インフラの整備を図ることで、自然災害にも強い国づくりを目指すのです。

東北の復興と開発途上国へ技術提供、カッコイイ会社でしょ!!!

和田さんに大内さんの印象を伺いましたら、すごいマジメだって。
もう少し遊び心があってもいいかなって、夕食の席で話していたそうです。笑
もちろん、インドネシア人研修生との間を上手く繋いでくれる頼りになる存在だそうです!

さて、インドネシアからの研修生の皆さんにもお話を伺いましたよ。
インドネシアの国立研究機関「LIPI」から派遣された4人の技術者と研究者、そして通訳さんの5人に聞きました。

まず真っ先に全員が口を揃えて「寒いっ!」
そりゃそうだよね〜、インドネシアは年中常夏やもん。
日本に来るためにわざわざ上着も準備したそうです。
ダウンジャケットに手袋もね。
まぁこれも日本の思い出になりますね。笑

研修生は11月28日から12月6日まで日本に滞在しまして、鹿児島では講義や視察が行われ、いわき市では製造実習や沿岸部の被災地視察などを行いました。
九州から東北へ、そして東京と、日本を飛び回る研修日程もハードでしたが、インドネシアの国づくりのために技術を学び、そして活かしていく大事な役目があるのです。
国のために技術を得ようとする意欲はさすがですね。

JICAボランティアと同じように、彼らもまた、国の代表なんですね!

最近この番組、協力隊OV以外の出演者も多いですね〜。
あの〜無理矢理じゃないですからね。笑
協力隊OVの今の活動を知る方に、たまたまご出演いただいているのです。
これだけJICAボランティアのOVがいろんなところで活躍しているってことですよね。

そして今回は、青年海外協力隊だけじゃないJICAの事業も少しお分かり頂けましたかな。
海外に派遣するだけでなく、海外からの受入れや日本の企業のマッチングなどJICAの活動も本当に幅広いのです。


じゃ最後にみんなで「ハイ、チーズ!」
インドネシア語で「サトゥ ドゥア ティガ〜」だそうです。
ラジオ出演も日本の良い思い出になりましたかな。笑



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

平成27年度3次隊の訓練が無事に終了しました!
今回は青年海外協力隊103名、シニア海外ボランティア10名、併せて113名の訓練生が全国からここ福島に集まってきました。
ほとんどの訓練生が初めて習う語学に戸惑いながらも一生懸命に取り組み、派遣国で無事に過ごすためには、どのような心構えが必要なのかを学びました。
そして、福島県の現状を知るために被災地に足を運び、震災からの復興と復興に携わる人達との触れあいも経験しました。
福島での様々な出会いや経験を通して、それぞれの派遣国で大いに活躍してくれることを願っています!

そして来月5日からいよいよ平成27年度4次隊の訓練が始まります!
次の訓練生も多くの仲間に出会い、大きく成長してくれることでしょう。

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2015年12月19日(gy) 08:30

「ザンビア」に派遣されていました、 大内 伸代さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」12/12放送

こんにちは、DJイタルです。

なんとなんと今回はおでかけ収録です。
な〜んでかって?

説明しよう!
JICAが展開している「中小企業海外展開支援事業」で、インドネシアの研修生がいわき市にある八光工業東北工場に研修に来ているということで行ってきたのであります。
そう、ここにも青年海外協力隊OVのチカラが活かされているのです。

ってことで、今週のゲストは、
平成21年度1次隊で「ザンビア」に派遣されていました、
大内 伸代(オオウチ ノブヨ)さんです。
職種は「青少年活動」
福島県川俣町のご出身です。
現在はオーピーシー株式会社の海外コンサルタント部に所属し、JICAと一緒に日本企業と海外の橋渡しをされています。

またまた説明しよう!
JICAの「中小企業海外展開支援事業」は、中小企業の優れた製品や技術を途上国の開発に活用することで、途上国の開発課題の解決と、日本の国内経済の活性化を目指しています。
また中小企業の海外展開の準備段階に合わせて、いろんな支援メニューがありますので、海外展開を考えている企業の皆様、ぜひお気軽にご相談下さい。

今回のインドネシア人の研修は、まさにコレです!
インドネシアの研修生4人が、いわき市にある八光工業東北工場でコンクリートブロック製造を学んでいるのです。
なんと受入先の八光工業の方とインドネシア人研修生の4人にもご出演いただきますよ! あっ、来週っすね。

さぁ今週は大内さんのお話です。

大内さんは飛んでいる飛行機を見上げては海外に思いを馳せていたのです。
あの飛行機に乗って海外に行ってみたい。
青春の歌の歌詞にありそうな、映画の1シーンにありそうな情景です。
詩人ですなぁ。

英語はとにかく好きだった。
外国で働きたい、外国人と話してみたいと思い英語の勉強はしていたそうです。
短大でも英語を学び、就職した会社でも海外とのやりとりがあった。
英語を使った仕事に魅力を感じた反面、より難しさも感じたそうです。
だからこそもっと知りたいと思ったのです。

で、この流れで青年海外協力隊かなと思いきや・・・まだまだ先です。
だってまだ、JICAも協力隊も知らないんですから。笑

さて大内さん、実はいろんなことやっているんです。
ある意味、協力隊に参加するためのあらゆることを経験しているのです。

まずは、なんと学校の先生をされていたのです。
ここであらためて教育の大切さを感じたそうです。
そしてなんとJICAのプログラムで教師海外研修にも参加しています。
学校の先生を開発途上国に派遣して様々な研修を行うプログラムです。
とにかく海外に興味があったから出来ることは何でもチャレンジしたそうです。

でなんと、実はJICA二本松でも働いたことがあるのです。
驚きでしょ?!協力隊に派遣される前にですよ。
青年海外協力隊員が帰国してから勤務するケースは多くありましたが、訓練所で働いてから協力隊に参加する人は少ないんじゃないかな?!
でまぁ、このJICA二本松で多大な影響を受けたことは間違いないですよね。
周りには協力隊経験者がゾロゾロいて、まさに派遣される前の訓練生がワイワイやってる環境で、自分も海外に興味があったら、影響を受けないワケがないですよね。笑  
ハイ!もう決まり!参加決定ですっ!

って言っても、もちろん試験があるんです。
特別扱いは、ないっす。
これがJICAがガチなところです。笑

そう、大内さん1回落ちているんです。
4年間JICA二本松で働いていたけど、不合格だった・・・
こればっかりはねぇ。
やっぱ要請内容のマッチングとタイミングが重要なんですよね。
自分がどんなに行きたくても、相手に必要とされなければ行けないのがJICAボランティアなんです。

諦めることなく、キモチはより強くなっていきます。
大内さんは2度目のチャレンジで見事合格します。
そして自分が協力隊を決意したJICA二本松訓練所で訓練することになるのです。
勝手知ったるJICA二本松ですから、建物の構造はもちろん、ランチのメニューからお風呂の温度さえ知っているかもしれない。笑
ホーム気分で余裕の訓練になるもんだと勝手に思いましたが、知っているスタッフもたくさんいますし、今までスタッフとして訓練生に指導していた手前、粗相も出来ないし、かなり緊張した訓練だったようです。
訓練所スタッフと訓練生、同じ場所でも立場が変われば見え方も違うんですね。

そんな訓練を終えて派遣された国が「ザンビア共和国」です。
アフリカ南部の内陸国。この番組ではお馴染み?6人目でしょうか。
毎度言いますが、世界遺産のビクトリアの滝があり、ゾウやキリンにカバなど、ザ・アフリカな動物たちも生息する、アフリカで最も平和な国のひとつに数えられます。

職種は「青少年活動」、これまた人気の職種です。
なぜかって?
資格がいらないからです!だから倍率も高いのよ。

大内さんは、ザンビアの首都ルサカの中でも低所得者地域でコミュニティスクールと孤児院を運営しているNGOセンターに配属され、教員をしながら、孤児院の子供たちが自立出来るように収入向上活動など、ホントに幅広い活動をするのです。
その地域や人に合わせて何でも出来るのが、この職種の魅力なんですって。

このコミュニティスクールには公立の学校に通えない子供たちが集まってきます。
正直、先生も少ない、教科書もペンもノートもない環境だったそうです。
実は赴任された時には教科書があったそうですが、休み明けにいよいよ授業がはじまるって時に教科書が無くなってしまったのです。
なんと先生が売ってしまったのです。
途上国では思いがけないことが起こるのだそうです。
まぁちょっとは覚悟していてもね、想像をこえるコトが起こるのです。

そんな波乱のスタートの協力隊活動でしたが、2年間で少しずつ変わっていく実感もあったそうです。
ビーズ作りなどで孤児の収入が得られるようになった。
子供達も自主的に学びたいと言ってくれるようになった。
ザンビアの子供達の未来が少しでも広がっていくコトを感じることができた。

そして協力隊の2年間の活動が間違いなく今の大内さんの活動にも繋がっていくのですね。
まだまだ大内さんの国際協力は終わりません。

続きはまた来週です!


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では12月11日(金)に語学の最終試験を行いました!
ほとんどの訓練生が初めて触れる言語に苦労しながらも、語学の先生や仲間と一生懸命取り組んだ成果が実を結んでいることと思います。
語学の最終試験を無事にクリアすれば、青年海外協力隊員として12月下旬から1月上旬にかけて派遣国21ヵ国へ出発します!

また12日の今日は、午後から体力テストを実施いたします。
訓練所に入ってどれだけ体力に変化が見られたのでしょうか。
体力は派遣国で健康的に過ごすために不可欠な要素です。
訓練所では朝のラジオ体操からランニング、体育館や筋トレ器具の充実しているトレーニング室などを利用しての健康維持、体力の向上を心がけています。

さ〜て、来週はいよいよ修了式!!
103名の訓練生が無事に訓練所を後にすることを願っています。

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2015年12月12日(gy) 08:30

「タイ」と「パナマ」派遣されていました、 森田 久夫さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」12/5放送

こんにちは、DJイタルです。

いよいよ師走ですね〜。
なんか今年は暖冬らしいのですが、どうでしょう?
まぁ別に暖かくはないわな・・・やっぱ冬だす。
こういった冬はドカ雪が降るとか?!
暖冬だからと油断は出来ないですね。
さぁて冬支度しましょ!


今週のゲストは、先週に引き続き、
シニア海外ボランティアで「タイ」と「パナマ」派遣されていました、
森田 久夫(モリタ ヒサオ)さんです。
職種はタイでは「農業指導」、パナマは「有機農業」です。
農業教員からシニア海外ボランティアの世界へ飛び出した農業のスペシャリスト、御年67歳でございます!!

今は会津若松市に住んでいらっしゃいまして、シルバー人材センターにも登録をして農業などのお手伝いをしているそうです。
2度のシニア海外ボランティアを終えて、ユックリとしているのかと思いきや・・・もう、じっとしていられないのでしょうね。笑
先週もちょっと触れましたが、なんと3度目のシニア海外ボランティアに向けてこの前の秋募集に応募して、今まさに一次試験の合格発表待ちなのです。
シニア海外ボランティアは69歳まで。
まだまだチャンスがある限り、体が続く限りチャレンジしたいそうです。


今までの2度の活動も少しご紹介しましょうね。
最初のシニア海外ボランティアは60歳の時「タイ」へ。
タイの首都バンコクからバスで2時間、シーラチャという港町に「農業指導」という職種で派遣されます。
国の機関で農業改良センターの地方支部のような所に派遣されまして、その土地で、人為的に出来ることを提案していくことがシゴト。
そのためには現地を歩いて、現場を見て、直接アドバイスしていくことが大事だと言います。

森田さんが伝える農業の基本は、まずは土づくり!
農作物が変わっても、気候が違っても、まずは土づくり!
微生物を使って発酵剤を使って、有機物の肥料を作っては農家に配り歩いたそうです。
まずは目で見てもらうことから始めなければなりません。
でも、培養された液体の有機物の肥料を見ても、正直ピンとこない・・・
もちろん現地のみなさんは半信半疑ですよ。
やっぱ定着するには時間がかかります・・・

こういう方法もありますよ。こんな取り組みもあるよ。と選択肢として提案して、一人でも二人でも始めてくれればラッキー!少しずつ芽生えてくれればイイと思っていたそうです。
焦らず無理せず、現地の人が自発的に参加できるものを見つけていくのです。

農業の答えはすぐにでないけど、しっかりと充実感はあった。
それと同時にモノ足りなさもあったそうです。
これは1年間という時間のモノ足りなさだったのです。
森田さんの最初のシニア海外ボランティアの要請は1年間だったのです。


モノ足りなさを感じて帰国した森田さんの2度目の挑戦は‘すぐ’です。
だってモノ足りなかったんだもん。笑
62歳で中米は「パナマ」に派遣されます。
スペイン語の国パナマに「有機農業」という職種で派遣されます。
やっぱ森田さんの人生の中心は農業なんですね。
さて、2度目の派遣はパナマのエルバジェという町。なんと日本でいう軽井沢のような避暑地というか観光の町だそうです。
ただ観光の町と言っても現地の人の働き口は限定的で、なかなか生活に結びつかないのも事実。そこでパナマとしても農業の充実を図りたいという思いから、農業専門のシニア海外ボランティアの派遣になったのです。
森田さんはパナマの農林水産省の支所に配属され、栽培技術の普及・生産性の向上を目指して活動されます。

森田さん、もちろんココでも土づくりからはじめていきます!
前回派遣のタイでは稲作が中心だったんですが、パナマでは野菜栽培の畑が中心だったそうです。
田んぼと畑ですから何か大きな違いがあるのかと思ったら、
同じ農業!田んぼも畑も土づくりが大事なのは変わりないそうです。

さすが、リピーターシニアボランティアなりのやり方もあるんですね。
あまりむやみに広げず、まずは自分が実践してみるコト。
インパクトや分かりやすいカタチを見せることも大事なんです。
もちろん、すぐに成果が出るモノばかりじゃない。
だから、成果だけでなく取り組むカタチ(姿勢)も大事にしたい。のです。
一生懸命、日本人がひたむきに頑張る姿を見せたかったそうです。
別に見栄とかじゃないですよ。
じゃ何故かって?
「なにより自分たちは日本代表だから。」だそうです。

年齢も性別も職種も関係ない、JICAボランティアは日本代表なんですよね!


さて森田さんの日本代表はまだ続きそうですね。
2012年にパナマから帰国、今は3度目のチャレンジ真っ最中なんです。
まだ一次試験の合格発表待ちですが、次の夢はアルゼンチンかニカラグアか。
応募用紙は精一杯書いた。健康も問題ない。
合格でも不合格でも、今希望を持ちながら生活していることが人生の張り合いになっている。
この取り組んでいるコトは無駄じゃないし、このチャンスに感謝したい。
何より今を大切にしたい!
森田さんの今のキモチが「老驥伏櫪(ろうきふくれき)」
気になった方は、どんな意味かぜひ調べてみて下さい!

すげぇな〜、JICAボランティアの先輩!ちょーカッコイイでしょ!
もう一度ボランティアに行って、もう一回この番組にきてもらおう!
お待ちしてま〜す!




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松では103名の青年海外協力隊候補生が訓練に励んでいます。
12月5日の今日は、講座テストが実施されます。
訓練生は語学の授業以外に国際協力やJICAボランティア事業について、異文化理解、安全管理、JICAボランティアとして活動するにあたり必要な知識の習得度を確認するテストを行います。
講座と語学、両方をクリアして初めて青年海外協力隊員を名乗ることができます。
なにも難しいことを学ぶわけではありません。派遣国の様子や海外で生活する上で最低限の知識の習得を目指すもので、しっかり講座を受ければ誰でも合格できます!!

また来週は、いよいよ語学の最終試験!!
これまで学んできた成果を発揮し、103名全員で訓練所を旅立ってくれるでしょう!

訓練の様子はJICA二本松Facebookページで随時更新中!
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2015年12月6日(gú) 08:30

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