「ザンビア」に派遣されていました、 大内 伸代さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」12/12放送

こんにちは、DJイタルです。

なんとなんと今回はおでかけ収録です。
な〜んでかって?

説明しよう!
JICAが展開している「中小企業海外展開支援事業」で、インドネシアの研修生がいわき市にある八光工業東北工場に研修に来ているということで行ってきたのであります。
そう、ここにも青年海外協力隊OVのチカラが活かされているのです。

ってことで、今週のゲストは、
平成21年度1次隊で「ザンビア」に派遣されていました、
大内 伸代(オオウチ ノブヨ)さんです。
職種は「青少年活動」
福島県川俣町のご出身です。
現在はオーピーシー株式会社の海外コンサルタント部に所属し、JICAと一緒に日本企業と海外の橋渡しをされています。

またまた説明しよう!
JICAの「中小企業海外展開支援事業」は、中小企業の優れた製品や技術を途上国の開発に活用することで、途上国の開発課題の解決と、日本の国内経済の活性化を目指しています。
また中小企業の海外展開の準備段階に合わせて、いろんな支援メニューがありますので、海外展開を考えている企業の皆様、ぜひお気軽にご相談下さい。

今回のインドネシア人の研修は、まさにコレです!
インドネシアの研修生4人が、いわき市にある八光工業東北工場でコンクリートブロック製造を学んでいるのです。
なんと受入先の八光工業の方とインドネシア人研修生の4人にもご出演いただきますよ! あっ、来週っすね。

さぁ今週は大内さんのお話です。

大内さんは飛んでいる飛行機を見上げては海外に思いを馳せていたのです。
あの飛行機に乗って海外に行ってみたい。
青春の歌の歌詞にありそうな、映画の1シーンにありそうな情景です。
詩人ですなぁ。

英語はとにかく好きだった。
外国で働きたい、外国人と話してみたいと思い英語の勉強はしていたそうです。
短大でも英語を学び、就職した会社でも海外とのやりとりがあった。
英語を使った仕事に魅力を感じた反面、より難しさも感じたそうです。
だからこそもっと知りたいと思ったのです。

で、この流れで青年海外協力隊かなと思いきや・・・まだまだ先です。
だってまだ、JICAも協力隊も知らないんですから。笑

さて大内さん、実はいろんなことやっているんです。
ある意味、協力隊に参加するためのあらゆることを経験しているのです。

まずは、なんと学校の先生をされていたのです。
ここであらためて教育の大切さを感じたそうです。
そしてなんとJICAのプログラムで教師海外研修にも参加しています。
学校の先生を開発途上国に派遣して様々な研修を行うプログラムです。
とにかく海外に興味があったから出来ることは何でもチャレンジしたそうです。

でなんと、実はJICA二本松でも働いたことがあるのです。
驚きでしょ?!協力隊に派遣される前にですよ。
青年海外協力隊員が帰国してから勤務するケースは多くありましたが、訓練所で働いてから協力隊に参加する人は少ないんじゃないかな?!
でまぁ、このJICA二本松で多大な影響を受けたことは間違いないですよね。
周りには協力隊経験者がゾロゾロいて、まさに派遣される前の訓練生がワイワイやってる環境で、自分も海外に興味があったら、影響を受けないワケがないですよね。笑  
ハイ!もう決まり!参加決定ですっ!

って言っても、もちろん試験があるんです。
特別扱いは、ないっす。
これがJICAがガチなところです。笑

そう、大内さん1回落ちているんです。
4年間JICA二本松で働いていたけど、不合格だった・・・
こればっかりはねぇ。
やっぱ要請内容のマッチングとタイミングが重要なんですよね。
自分がどんなに行きたくても、相手に必要とされなければ行けないのがJICAボランティアなんです。

諦めることなく、キモチはより強くなっていきます。
大内さんは2度目のチャレンジで見事合格します。
そして自分が協力隊を決意したJICA二本松訓練所で訓練することになるのです。
勝手知ったるJICA二本松ですから、建物の構造はもちろん、ランチのメニューからお風呂の温度さえ知っているかもしれない。笑
ホーム気分で余裕の訓練になるもんだと勝手に思いましたが、知っているスタッフもたくさんいますし、今までスタッフとして訓練生に指導していた手前、粗相も出来ないし、かなり緊張した訓練だったようです。
訓練所スタッフと訓練生、同じ場所でも立場が変われば見え方も違うんですね。

そんな訓練を終えて派遣された国が「ザンビア共和国」です。
アフリカ南部の内陸国。この番組ではお馴染み?6人目でしょうか。
毎度言いますが、世界遺産のビクトリアの滝があり、ゾウやキリンにカバなど、ザ・アフリカな動物たちも生息する、アフリカで最も平和な国のひとつに数えられます。

職種は「青少年活動」、これまた人気の職種です。
なぜかって?
資格がいらないからです!だから倍率も高いのよ。

大内さんは、ザンビアの首都ルサカの中でも低所得者地域でコミュニティスクールと孤児院を運営しているNGOセンターに配属され、教員をしながら、孤児院の子供たちが自立出来るように収入向上活動など、ホントに幅広い活動をするのです。
その地域や人に合わせて何でも出来るのが、この職種の魅力なんですって。

このコミュニティスクールには公立の学校に通えない子供たちが集まってきます。
正直、先生も少ない、教科書もペンもノートもない環境だったそうです。
実は赴任された時には教科書があったそうですが、休み明けにいよいよ授業がはじまるって時に教科書が無くなってしまったのです。
なんと先生が売ってしまったのです。
途上国では思いがけないことが起こるのだそうです。
まぁちょっとは覚悟していてもね、想像をこえるコトが起こるのです。

そんな波乱のスタートの協力隊活動でしたが、2年間で少しずつ変わっていく実感もあったそうです。
ビーズ作りなどで孤児の収入が得られるようになった。
子供達も自主的に学びたいと言ってくれるようになった。
ザンビアの子供達の未来が少しでも広がっていくコトを感じることができた。

そして協力隊の2年間の活動が間違いなく今の大内さんの活動にも繋がっていくのですね。
まだまだ大内さんの国際協力は終わりません。

続きはまた来週です!


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では12月11日(金)に語学の最終試験を行いました!
ほとんどの訓練生が初めて触れる言語に苦労しながらも、語学の先生や仲間と一生懸命取り組んだ成果が実を結んでいることと思います。
語学の最終試験を無事にクリアすれば、青年海外協力隊員として12月下旬から1月上旬にかけて派遣国21ヵ国へ出発します!

また12日の今日は、午後から体力テストを実施いたします。
訓練所に入ってどれだけ体力に変化が見られたのでしょうか。
体力は派遣国で健康的に過ごすために不可欠な要素です。
訓練所では朝のラジオ体操からランニング、体育館や筋トレ器具の充実しているトレーニング室などを利用しての健康維持、体力の向上を心がけています。

さ〜て、来週はいよいよ修了式!!
103名の訓練生が無事に訓練所を後にすることを願っています。

訓練の様子はJICA二本松Facebookページで随時更新中!
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2015年12月12日(gy) 08:30

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