「エクアドル」派遣されていました、高山 尚之さん |
「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」11/21放送 こんにちは、DJイタルです。 さて先週もご紹介しましたが、復習クイズです! 先週のブログを見れば答えはすぐに分かります! それでは問題です、ジャジャン! Q、JICAボランティアの種類(ヒント:○○ボランティア)を全て答えよ! シンキング タ〜イム! 正解は、 番組のタイトルにもなっています「青年海外協力隊」と、同じく20歳から39歳までが応募できる「日系社会青年ボランティア」。 そして40歳から69歳まで応募できる「シニア海外ボランティア」と「日系社会シニアボランティア」です。 あとは、1ヶ月から参加できる「短期ボランティア」もあります。 年齢や職種によってもいろんなカタチがあるJICAボランティアです。 この中の2つも経験されているのが、今回のゲストさんです! 今週のゲストは、先週に引き続き、 日系社会シニアボランティアで「アルゼンチン」に、シニア海外ボランティアで「エクアドル」派遣されていました、高山 尚之(タカヤマ ナオユキ)さんです。 職種はアルゼンチンでは「日本語教育」、エクアドルは「教育評価」です。 福島県福島市のご出身です。 先週もご紹介した通り、現在はなんとドミニカ共和国に住んでいるのですっ。 高山さんはドミニカ共和国のJICA現地事務所で、企画調査員として協力隊の活動をバックアップしています。 今は、一時帰国中なんです。 元々は中学校の先生だった高山さん。 一念発起して45歳で教員を退職して、国際協力の世界へ! そこから国際協力の世界にどハマリしまして、2回のシニアボランティアに参加されます。 1度目は「日系社会シニアボランティア」でアルゼンチンへ。 職種は日本語教育です。 日系社会で日本語を教える先生に、日本語の教え方を教えるシゴトです。 ようは日本語学校の先生、の先生です。 こう言った日本語学校は、現在では日系人だけでなく、日本語を学びたい学生に日本語を教えているそうです。 語学だけでなく、日本の文化、価値観を伝えることも日本語学校の役割なのです。 でも現実は、2世、3世、4世になった日系社会は日本語も含めて日本が薄れているのも感じるそうです。 そこで教える2世、3世の先生も同じ。 現地の先生は日本語教師が本職ではなく、週末だけ日本語を教える言わばボランティアのような先生たちが多く、正直、先生としては素人なんです。 教えたいけど悩んでいる。 場当たり的で、非効率的な授業もある。 どうしていいか方法論を持たない。 でも、だから、どうしたらいいんでしょう? サムライのような精神論じゃないけど、 これは日系人の魂を次の世代に残していく使命をもった先生達への支援なんです。 正直、現地の先生を支えているのは、日系人として次の世代に伝えていかなければならない使命感だそうです。 でも、それだけでは続かない・・・続けられないのです。 長く続けていくためには、モチベーション、経済的な支え、達成感が大事。 そう言った課題を現地の先生と共有し、一緒に取り組んでいくこと。 そして精神的な支えになることもシニアボランティアのシゴトなんですね。 45歳で派遣されて、第二の故郷と呼ぶほど思い入れの強い場所になったアルゼンチン。今でも帰りたいと思える場所だそうです。 そして日系人と繋がる中で、日本人として恥ずかしくない生き方をしなければならないと、日本人としての責任を感じたそうです。 そして2度目は「シニア海外ボランティア」で南米エクアドルへ。 そう、あのダーウィンの進化論のガラパゴス諸島は、エクアドルの領土です。 エクアドルはスペイン語で赤道と言う意味、まさに赤道直下の国。 職種は「教育評価」現在は「小学校教育」と言います。 日本の教育現場的に言うと、教育委員会に入って指導主事という立場になるそうです。教育関係者以外はピンときませんが。笑。 めちゃ簡単に言いますと、小学校の先生、の先生です。 現地の小・中学校を周り、現地の先生に授業のアドバイスをするシゴト。 それは技術的なモノだけではなく、指導力向上のための仕組みを組織的に作っていこうと言う提案もしていきます。 しかーし、やっぱり一筋縄にはいかないんですね。 シニア海外ボランティアにも、青年海外協力隊に共通する壁があるんですね。 やはりぶつかるのは文化、ある意味ではプライドなのかもしれません。 日本を押しつける気も無いし、無理にやろうとも思ってない。 そんなこと協力隊員もシニア隊員も、みーんな分かっているのに・・・ でも、どんなに頭では分かっていても、もどかしさが出てくるそうです。 世界中で時間通り電車がやってくるのは日本だけなのです。 日本の当たり前は世界では当たり前じゃない、に改めて気付くそうです。 1mm、1cm動かすために、時間をかけて、やりたいコトのもっと前から始めていくのです。 先生のあり方、先生の自負心、先生のモチベーションから考えてみる。 そして、いつでも教育の指標は子供たちなんですね。 子供達の表情が変われば、大人も変わる。 ひとつ変われば、いろんな変化をもたらすのです。 高山さんがとっても大事に伝えたことは、 「みなさんは国の未来を担う最前線にいるんです!」 高山さんは45歳で教員を辞めてしまったけど、世界の教育現場に携わり教育者の目線を忘れることは無いんですね。 高山さんのモットーは「一生、教員!」なのですっ! さて今回の一時帰国は、ドミニカ共和国からJICA現地事務所の同僚も一緒に日本に来ているんです。 なんと今回の収録に同行頂きましたので、お願いしてご出演いただきました。 フィデルさん26歳、ちょー日本語上手いの! 今年の甲子園を賑わした、オコエ瑠偉選手に似ているかな?! 来日は3回目だそうですが、福島は初めてなんですって。 で、今まで訪れた日本の中で、福島が一番好きだって! マジ嬉しいッス! 福島の人は、とても優しくて家族みたい。って。 そして高山さんは、お父さんのような人。だって。 ついでに、一番好きな食べ物は、「たこ焼き」だそうです。笑 はじめての外国人のご出演も頂きまして、ついにこの番組もグローバル化してきましたね。笑 ☆ JICA二本松インフォメーション ☆ 現在、JICA二本松では平成27年度3次隊の訓練が行われています。 11月20、21日の2日間は、野外訓練が行われています。 この2日間は語学訓練から解放され生き生きとした表情が見受けられます。 JICA二本松で行われる様々な訓練の中のひとつがこの野外訓練。 仲間とともに知恵を出し合いながら必要最低限の設備や物資を最大限活用し団結を図るという目的があります。 野外訓練中はグラウンドにテントを張り、薪に火を付けて炊飯を行うなど普段の訓練生活とは違った内容となっています。 そして2日目には、オリエンテーリングによって編成された各グループが9q〜13qの決められたコースを歩きます。 普段とは違う訓練に疲れも出ますが、お互いに励まし合いながら乗り越えていってほしいですね。 訓練の様子はJICA二本松Facebookページで随時更新中! チェックして下さいね! アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc あなたの「いいね!」お待ちしております。 合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。 キミノチカラFacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818 |
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