「東ティモール」に派遣されていました、松野 由恵さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」10/31放送

こんにちは、DJイタルです。

もう10月も終わりですか。
いよいよ肌寒くなってきましたよ。
周りでは、もうファンヒーターを出したとかコタツを出したとか、ちらほら聞こえてきましたねぇ。
みなさん、体調管理十分注意してくださいね!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成25年度1次隊として「東ティモール」に派遣されていました、松野 由恵(マツノ ヨシエ)さんです。
職種は「義肢装具士」です。
福島県柳津町のご出身です。

なんかね、初めて会った気がしなかったんです。
そりゃそうですよ。
実は松野さん、協力隊派遣中にテレビに出ていまして、このブログでもご紹介しましたが「世界がチカラをくれた 青年海外協力隊のいま」という番組で密着取材されていたのです。
それを見てましたので、勝手に一方的に存じ上げていました。笑

この夏7月に日本に帰って来まして、まだ3ヶ月。
ということで、早速、靴下チェック。

安心して下さい!
はいてました!

協力隊から帰ってきたばかりの隊員は、靴下を履くことから始めるのです。
それが日本に慣れるための第一歩なのです。笑

小さい頃は2人のお兄さんの真似をして、やんちゃな子供だったそうです。
男兄弟に混ざり、男勝りの幼少時代を過ごしたそう。
そんな松野さんの子供の頃の夢は、ビッグな人になりたい!
まさに発言が小学生男子ですね。笑

このビッグ発言ですが、人と違うことがしたいと言う意味では、協力隊に繋がっているのかもしれませんね。


松野さんの「義肢装具士」というシゴト。
もしかしたら初めて聞いたと言う方もいらっしゃるでしょう。
簡単に言うと、義足・義手を作るお仕事。
これ国家資格だそうです。

高校生の時に、たまたま見たテレビに映っていたのが義足の陸上選手だった。
その走る姿がすごくカッコ良く、輝いて見えたのです。
それを見た瞬間に、衝撃が走ったそうです。

「どうやって走っているのだろう?」

それから義足に興味を持ち、義足に携わる仕事がしたいと思い、いろいろ調べてみると「義肢装具士」というシゴトを知ります。
そしてすぐに「義肢装具士」になろうと決意するのです。

偶然も偶然。
たまたまテレビのニュースで見た義足の陸上選手。
その偶然が、人生を大きく揺り動かしたのです。

高校卒業後は、義肢装具士になるために専門学校へ進学します。
3年間、義足作りを学び、そして国家資格を取るのです。

国家資格取得後は、義足を作る義肢装具製作所に就職されます。
民間の製作所は、家族ぐるみの小さな製作所から大きな会社まで様々。
なかなか見かけないようで、意外とあるんですって。

義足、義手、コルセット、装具などいろんなものを作りますが、もちろんすべてがオーダーメイドになります。
まさに手に職の世界です。

義足は、カラダの一部。
生活に密着したモノであり、人生を支えるモノでもあるのです。
責任も感じますし、それ以上にやりがいも感じるのです。

松野さんが勤務していたのが、仙台市の義肢装具製作所。
2011年の東日本大震災の影響は松野さんの住む仙台でも。
インフラが止まり数週間が過ぎて、でも体は健康なのに何も出来ない自分に嫌気さえ感じてしまったそうです。
「自分は、いったい何をしているんだろう・・・」

ふと、避難所になっている近くの体育館に足を運んでみると、外国人が言葉も分からないのに避難されているお年寄りにより添っている姿を見たのです。

「私にいったい何ができるだろう」
「海外で自分の技術を活かし、震災の恩返しがしたい」

込み上がってきた思いが、新しい扉を開けるのです。

まずは検索!「義肢装具士」「海外」
そうしてつながったのが、青年海外協力隊だったのです。

それまで青年海外協力隊もJICAも知らなかった。
初めて知った青年海外協力隊に「義肢装具士」というシゴトがあった。
運命だと思った。

協力隊を決断する時って、何かが繋がったと感じる瞬間があるんですよね。

そして無事に協力隊に合格した松野さん。
ですが・・・なんと合格するまで、会社にも家族にも内緒だったのです。
まぁ事後報告ってやつですが、ここまで秘密にする人も珍しいっ!

周りは本当にビックリしたと思います。
正直、はじめは反対もあったそうです。
でも、松野さんの決意に最後はみんな背中を押してくれたのです。
周りに応援され、周りに感謝して。
涙を流しながら東ティモールに出発します!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松では平成27年度3次隊の訓練が行われています。
10月8日から始まった訓練も、もう3分の1が経過しました。
朝のラジオ体操から、語学訓練、午後の座学とスケジュールは盛りだくさん。
唯一のお休みが日曜日、訓練生もこの日は、外出したり羽を伸ばしたりしていることでしょう。

10月1日から始まったJICAボランティアの秋募集も、あと3日です。
ご応募を考えている方、応募を決意したけどまだ応募用紙を書いていない方、このラジオを聴いている方、このブログを読んでいる方、この機会にぜひJICAボランティアにチャレンジしてみてはいかがですか?

秋募集の詳細はJICAボランティアホームページをご確認下さい!

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青年海外協力隊の訓練の様子も更新中です。
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2015年10月31日(gy) 08:30

「サモア」に派遣されていました、佐原 悠太さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」10/24放送

こんにちは、DJイタルです。

今週も男前ですよ〜佐原さん!
さすが常夏の島に派遣されていましたので、こんがり小麦色が似合う感じです。

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成25年度2次隊として「サモア」に派遣されていました、佐原 悠太(サハラ ユウタ)さんです。
職種は「サッカー」です。

佐原さんが派遣された国が「サモア」
最近はラグビーW杯のニュースでよく聞きましたね〜。
勇ましいあの姿にラグビー女子も急増したとか?
あの戦う前のウォークライは鳥肌もんですよね?
ニュージーランドの「ハカ」が有名ですが、サモア代表が試合前に行う民族舞踊「シヴァタウ」も、ちょーカッコ好かった!
もうサモアの男はあのイメージですね。

太平洋、南半球、ポリネシア、常夏の島国「サモア」
人口は約18万人、大きさは鳥取県より小さいらしい。
日本からの観光客は少ないそうですが、オーストラリアやニュージーランドから、休日を楽しみに多くの観光客が訪れるそうです。
なんと人口の80%が肥満と言われているそうで、言わずと甘いモノや油っぽいモノが大好きなんだそうです。
コーヒーやお茶に砂糖5〜6杯は当たり前とか?!
そりゃ太るがな・・・
痩せた人を見れば珍しいものを見たって言われるくらい、佐原さんも珍しいモノ扱いだったんですね。笑

佐原さんの職種は「サッカー」です。
協力隊の「サッカー」と言うシゴトは、プレイヤーではなく指導者になります。
これからサッカーにチカラを入れていこうとする国や地域で、ルールからトレーニングまで幅広い技術と知識が求められます。
要請内容によっては指導者ライセンスなどの資格が必要な場合もあるそうです。

んで、サモアでのスポーツと言えば、そうラグビーです。
サモアのサッカー環境は、二の次どころか・・・
1にラグビー、2にラグビー、3にバレーで、4がサッカー?!
とまぁ、やっとやっとサッカーなんです。
そんなラグビーの国で、サッカーを広めるのも役目のひとつだったのです。。

佐原さんはサモアのサッカー協会に派遣されます。
サモアサッカー協会のテクニカル部門のスタッフとして活動します。
サモアのいくつかのサッカーチームで技術指導を行うのが佐原さんのシゴト。

と言っても、幅広いですよ。
老若男女、いろんな人にサッカー指導をします。
時には出張サッカー教室で地方を回り、サッカーの普及にもチカラを入れます。
基本、サッカー協会に集まってくる子供達は自発的ですが、地方に行けば行くほどサッカーを知らなかったり、初めてやる子も多かったそうです。
ボールを与えれば、ラグビーのように手に持って走る始末・・・笑

でも、そこで佐原さんが意識したのは、ルールよりまず楽しさを伝えること。
そりゃ急にアジア人がやってきて、新しいスポーツを始めるって言ったって、みんな半信半疑なわけですよ。
楽しくないと続かないから、何よりまずは楽しさを伝えるのです。
子供たちは純粋ですから、楽しければすぐに反応します。

そうして子供達が楽しんでサッカーに取り組むほど、佐原さんも忘れていたサッカーに対する思いも蘇ってきたそうです。
「やっぱ、サッカーってイイなぁ!」
人に伝えることで、ハッと気付いたりするんです。

協力隊に参加して改めて感じるコト、見つめ直すコトってあるんです。
立場や見方を変えてみて、初めて見えてくるモノがあるんです。
シゴト。ジブン。ニッポン。
協力隊、佐原さん、日本人、だからこそ、できるコトが見えてくるんですね。

楽しいから始まったサッカーは、いろんなコトに繋がっていくのです。
そう楽しいだけでもダメ。
じつはここからが大事で、日本的に言えば、挨拶とかマナーも大事ってコト。
挨拶をする、ルールを守る、周りを敬うなど、時には厳しく教えることもあったそうです。
それが教育や人間形成に繋がっていくのです。

こうした佐原さんの活動は、サッカーの裾野を広げる活動から、トップを育てる活動にまで広がっていきます。

なんと佐原さん、サモアのナショナルチームのコーチも努めたそうです。
2018年サッカーワールドカップに向けたナショナルチームに参加し、オセアニアの1次予選を突破すると言う、サモアのサッカーの歴史に新たな1ページを刻んだのです。

結果を見ればスゴイでしょ?
でも、もちろん順風満帆ではなくて、悩みや葛藤もあったのです。
やっぱ人間関係なんですって。
文化・風習を尊重しながら、現地の人を立てながら、でも言うことは言う。
この辺のバランス感覚が協力隊には必要なんですよね。

まぁ良くも悪くも、日本でも世界でも、僕らは人と生きてる。

協力隊は、一人じゃ活動できませんから。
それは一人じゃない、ってことでもある。

人間関係に悩むのも、共に生きてるから。
青年海外協力隊は、派遣国で現地の人達と、共に生きてるんです。


佐原さん「まず自分から動かなきゃ変わらないよ」って。
あとは、恥かいてなんぼ。だってさ。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

10月24日は、郡山市のビッグパレットふくしま 4階 プレゼンテーションルームでJICAボランティア秋募集説明会を開催します!
自身も体に障害を持ちながら、世界中の聴覚障害者のために活動を続けた方の活動報告を行います。
当日は手話通訳者も同行致しますので、活動について詳しく聞きたい方の対応も可能です。
福島県4カ所目、最後の説明会となりますのでぜひ足をお運び下さい。
開催時間は、午前10時〜12時です。

詳細につきましては、JICA二本松のホームページをご確認下さい!

そして、ぜひJICA二本松Facebookページもチェックして下さいね!
青年海外協力隊の訓練の様子も更新中です。
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2015年10月24日(gy) 08:30

「サモア」に派遣されていました、佐原 悠太さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」10/17放送

こんにちは、DJイタルです。

いやー男前やねぇ。
シュッとして、サッとしてる感じの好青年ですよっ!
こりゃモテるがな。笑

今週の男前ゲストは、
青年海外協力隊 平成25年度2次隊として「サモア」に派遣されていました、佐原 悠太(サハラ ユウタ)さんです。
職種は「サッカー」です。

これまたフレッシュマンです!
なんせ9月末に帰って来たばかり。
やっぱり日本はメシが美味いって、久しぶりの日本を噛みしめています。
2年間常夏にいましたので、冬を忘れていて、もう寒いそうです。早っ。笑。
でも、
安心して下さい!
はいてますよ!
くつ下!

協力隊から帰国すると、まず靴下に慣れるのに1ヶ月かかります。笑
そりゃ一年中、半そで、短パン、ビーサンですからね〜。

でも、さすが佐原さん、サッカー隊員だったから、結構くつ下を履いていたんですね。
ここまでくつ下に順応している隊員さんは久しぶりです。笑

福島市の出身ですが、小学校から高校まで二本松市ですごされていたそうです。
そう我らがJICA二本松訓練所のお膝元でございます。
なんと小学校の時に学校行事で、JICA二本松に見学に来ているそうです。
佐原さんが今29歳。年齢的に考えると、おそらく20年くらい前。
たぶんJICA二本松が出来てすぐの頃に来ているんでしょうね。
佐原さん、なんか運命感じます!

新しい訓練所はとてもキレイで、そこで初めて外国人を見たのです。
初めて訪れたJICA二本松の印象は、カレーが美味しかった。笑
本場のカレーの味が子ども心に印象的だったんですね。
おー、これは良いアプローチかもしれませんよ、舌に訴える!メシでアピール!
心をつかむには、胃袋をつかむ。って恋愛のHow to本にも書いてあったし・・・
ちょっと脱線気味でしたが、まぁどんなカタチであれ、少しでも子供の心に残るものがあればね。

でも正直に、まさか自分が協力隊に行くとは微塵も思っていなかったそうです。

小さい頃の夢は、サッカー選手!
小学校から始めたサッカーは中学・高校でも、そして大学ではフットサルを始め、人生でずっとサッカーを続けてきたのです。
とは言え、サッカー選手の夢はもちろんハードル高いっす。

で、次の現実的な夢を考えた時に浮かんだ人生のキーワードが「子供」と「サッカー」だった。
子供とサッカーを結びつけるシゴトがしたい。
日本にはいろんな会社があるもんです。全国にスポーツスクールを展開する会社に就職し、福島のサッカー担当として、スポーツ指導、スクール・イベントの運営をされたそうです。

いいですよね。やりたいことがシゴトになるって素敵です。

さて、協力隊への道はと言うと。
本に載っていた海外の写真を見て行ってみたいと思い、大学生の夏休みに1ヶ月間のバックパッカーの旅に出かけます。これが初めての海外だったそうです。

いやー、初めての海外の割にはハードル高くないかい?!
いきなり航空券だけを握りしめて、バックパックで東南アジアの旅ですよ。
宿はないけど、とりあえず行ってみればなんとかなると思っちゃったのです。
題して、海外に行けば何かが見つかるかもしれない若さと勢いの旅。笑

初めての海外は、当たり前だけど見るモノ全てが新鮮だったそうです。
ベトナム、タイ、ラオス、カンボジアなどを回ったそうですが、行ってみてもなんとかならないコトもあったけど、いろんな人に助けられ旅だったのです。

そして何より、子供達の学ぶ意欲や生きるチカラに感動したそうです。
貧しくても、障害がある子供でも、学校の先生や医者になりたいと夢を語り、自分以上の英語を話す子供たちがいて、気持ちが大きく揺らいだそうです。

「自分もやることやんないといけない」
「こうした子供達に何か貢献したい」

まさに人生を考える大きな経験だった。
今思えば、人生を変える大きなキッカケのひとつだったと言います。
若さで勢いに任せた旅って言ってましたが、案外イイもんかもしれませんよ。
何事も経験ってことですよね。

こうして佐原さんの人生のキーワードに「海外」がプラスされます。

そりゃ人生単純じゃないけど、ちょっと単純に考えてみる。
こうやって人生考えてみると、案外わかりやすいかもしれないですね。
自分がやりたいコト、大事にしているモノをキーワードにして並べてみる。
連想ゲームみたいに。

佐原さんの人生のキーワードは3つ。
「子供」「サッカー」「海外」
これをつなげてみると〜、
海外リーグのプロサッカー選手によるサッカー教室・・・じゃなくて。

佐原さんは、それが‘青年海外協力隊’だったのです。
「子供」「サッカー」「海外」に携わるシゴトをしてみたいと思い、いろいろ調べていくうちに辿り着いた青年海外協力隊。
二本松で育ち協力隊は知っていたけど、まさかサッカーって職種があるとは。

何かに導かれ、何かが繋がったと感じるとき。
人はそれを、運命と呼ぶのです!

笑笑。ちょっと大げさに言いましたけど。
でも協力隊にくる人は、なんか、みんな、そんな、運命を感じるのです。

佐原さんの運命はそれだけじゃないんです。
じつは佐原さん、補欠合格。それだけでは協力隊に派遣されません。
候補者のキャンセルや要請の追加が無ければ、協力隊に行けません。
こればかりはもう他力本願です。

そして1ヶ月後、受験の際に無かったサモアが追加要請になったのです。
「サモア?どこ?行きます!」

佐原さんのサモアでの活動は、また来週です!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

平成27年度3次隊の訓練生がJICA二本松に入所して、まもなく10日目。
そろそろ訓練生も慣れてくる頃でしょうか。
今回も二本松市のJICA二本松訓練所と長野県駒ヶ根市のJICA駒ヶ根訓練所では、福島県出身者がそれぞれ訓練を受けています。
現在36名の福島県出身者が青年海外協力隊・シニア海外ボランティアとして世界中で活躍しています!

そして10月1日から11月2日まで青年海外協力隊・シニア海外ボランティアの秋募集を行っております!
福島県の秋募集説明会はすでに2カ所で開催され、残すは10月24日(土)ビッグパレットふくしまだけとなりました。
午前10時〜12時まで、郡山市の「ビッグパレットふくしま 4階 プレゼンテーションルーム」で行います。

当日は、JICAスタッフやOB・OGによる個別相談、そして帰国後の不安も解消するためにJICA進路相談カウンセラーも参加します!
また協力隊の体験談報告会を予定しています。

秋募集の詳細はJICA二本松のホームページでも随時更新中です。
募集要項は郵送することも可能です。

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青年海外協力隊の訓練の様子も更新中です。
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2015年10月17日(gy) 08:30

「エチオピア」に派遣されていました、三上 歩美さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」10/10放送

こんにちは、DJイタルです。

10月10日です。
体育の日です、昔は。今は10月の第2月曜とか。
昭和生まれは、ついつい10月10日は体育の日と覚えているんですね。笑
今日、明日、運動会とかやっているのかな??
赤組も白組も、みんなガンバレ〜!


今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成22年度3次隊として「エチオピア」に派遣されていました、三上 歩美(ミカミ アユミ)さんです。
職種は「幼児教育」です。

現在は、JICA二本松の厳しい訓練を担当するスタッフさんです。
JICA二本松訓練所も、いよいよ平成27年3次隊が入ってきて大忙しです。
※ 訓練の模様は、JICA二本松のFacebookで紹介していますよ。

さて、三上さんが派遣された国が「エチオピア」です。
東アフリカの国、ソマリア、ケニア、スーダン、南スーダン、エリトリア、ジブチに囲まれた内陸国なんです。
世界地図で見ると海に面しているように見えるのですが、実は内陸国。
今はなんと直行便があるそうです!
国土の大部分はエチオピア高原を含む高地で、年間の平均気温は15℃に満たないそうです。
気候分布から見ると熱帯の地域なんですが、標高によって気温が違うようです。
首都のアディスアベバの標高も2400メートルと高地で、とても涼しく過ごしやすいのです。
でも、空気が薄いんだって・・・そりゃ、まぁ、そうでしょうね。笑

三上さんやっぱり正直で、食べ物は「美味いもんじゃない」って。
匂いも、辛さも、油の量も・・・最初は苦労したそうです。
でも、生活していくとだんだん美味く感じるようになるんだそうです。
そうして学んだことが、「人間は慣れるんだ!」です。


さて三上さんは「幼児教育」と言う職種です。
簡単に言うと幼稚園・保育園の先生ですね。
要請によって、幼稚園教諭や保育士の資格が必要であったり、数年の実務経験が必要だったりするそうです。

三上さんは国の教育省ようなところに派遣されます。
首都のアディスアベバで、市内の幼稚園教育担当部門でいくつかの幼稚園を担当して巡回していたそうです。
まずは幼稚園の先生としてのシゴトです。
そこで遊びを取り入れた活動保育、制作、運動などを実践していきます。

実はエチオピアでは、幼稚園は勉強するところなんだそうです。
公立、私立などの違いはありますが、両親が幼稚園に勉強を望んでいるのです。
幼稚園は、小学校へ進学するために勉強を教えるところ。
イイ学校に進学して、イイ大学へ行って、イイ就職をするために、英語、現地語、算数を学ぶ幼稚園もあるそうです。

もちろん全てを否定出来ませんが、そう言った幼児教育の環境を、現場から変えていくことも要請内容の一つだったのです。
海外のような遊びを取り入れた幼児教育をエチオピアでも広げていきたい、と言うのが国の狙いなのです。

さて、それを現場の先生たちにどう伝えていくのかが、大きな課題だったそうです。
遊んで学ぶ幼児教育を伝えて行くのですが、現地の先生には、なんで‘遊び’なのかが分からないのです。
実際に遊びを取り入れることで、子供達も喜び、楽しんで参加するんですが、現地の先生の目には、‘うるさい’‘騒がしい’と映ってしまうのです。

親からは、小さいうちから勉強を詰め込むことを求められている。
先生の板書をキレイに書き写すことが素晴らしい生徒と評価されてきた。

三上さんが見たのは、考えるじゃなく真似るだけの子供たちだったのです。
今の勉強は、先生が書いたことを真似るだけで、まったく考えていない。

そこで自発的に考えるために、楽しいから始めていくのです。
考えるチカラを養うために、遊びながら学ぶのです。
楽しければ、子供たちにはすぐに伝わっていきます。
難しいのは大人の先生たちなんです。

多くの先生に理解してもらうために、週末はいろんな地域でセミナーを開催したそうです。
ここで大事なのが、‘お茶の時間’だそうです。
お茶??
はい、お茶の時間です!

たかがお茶の時間ですか?ってお思いでしょうが、されどお茶の時間なんです。
いやー、僕もまさかと思いましたよ、でもコレが大事なんです。
まさに協力隊の活動のヒントはここにあるかもしれませんよ。

これが文化であり、尊重するところなんです。
エチオピア人にとってお茶の時間はとても大事で、生活の一部なのです。
お茶が出ない会合はありえない。そんなのセミナーじゃない。
開催する地域には、エチオピアの幼児教育のためにお茶を出して下さいと頼み込んだそうです。

で、まさかのお茶の時間に、もうひとつスゲー大事なことがあるんです。
お茶の時間から始まるコミュニケーションや人間関係もあるそうです。
講師とか先生とか生徒とか立場は関係なしに、たわいもない雑談を通して、人として向き合える時間なのかもしれないですね。
明文化されないけど、協力隊の大事なコトのひとつなんじゃないかなって思うんです。
現地で共に生きるって、多分、こういうことなんですよね。

そうしてセミナーに集まった先生たちが幼児教育を学び、またそれを自分の学校や地域に伝えて行くのです。
エチオピア人の先生たちが理解し自発的に動き始めることが大事だったのです。
教育省の上の人から現場の先生まで、伝わっていくまで時間もかかります。
それでも、日本人の考えではなくて、エチオピア人の考えなんだと気付いてもらうことで、少しずつ動き始めたそうです。

エチオピアの幼児教育は始まったばかり。
三上さんから始まった活動は、今では100人を超える参加者が集まる大きなセミナーになっているそうです。
これから数年後、数十年後のエチオピアの未来が楽しみですね。

さてと、ではお茶にしますか。笑



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

いよいよ10月9日に平成27年度3次隊の訓練生がJICA二本松に入所しました!
シニア海外ボランティアの訓練生は35日間、青年海外協力隊の訓練生は70日間、語学訓練や様々な講座、体力テストなどを通して大きく成長していくことでしょう。

そして、10月24日(土)は県内最後の青年海外協力隊秋募集の説明会ビッグパレットふくしまで開催されます。
午前10時〜12時まで、郡山市の「ビッグパレットふくしま 4階 プレゼンテーションルーム」で行います。

当日は、自身も聴覚障害を持ちながらドミニカ共和国で「途上国で障害者のチカラを引き出したい」という思いから協力隊の参加した方を招き、2年間の協力隊の経験をお話頂きます!
ぜひ、お気軽にお越し下さい!!

秋募集の詳細はJICA二本松のホームページでも随時更新中です。

そして、ぜひJICA二本松Facebookページもチェックして下さいね!
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2015年10月10日(gy) 08:30

「エチオピア」に派遣されていました、三上 歩美さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」10/3放送

こんにちは、DJイタルです。

10月ですね〜。
秋ですね〜。
9月は長雨が続いて早くも秋を感じてしまいましたよね〜。
10月はカラっと晴れて、思い残した夏の分も楽しみたいですね〜。
不完全燃焼の夏を取り返しましょう!!

さ、今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成22年度3次隊として「エチオピア」に派遣されていました、三上 歩美(ミカミ アユミ)さんです。
職種は「幼児教育」です。

神奈川県川崎市のご出身ですが、今は大自然の二本松に。
JICA二本松の厳しい訓練を担当するスタッフさんです。
訓練所の今は、次の平成27年3次隊の入所を待っている状況ですかね。
訓練所って、訓練生がいなくても、次の訓練のための準備などで意外と忙しいんです。

さて、本題へ。
三上さんの小さい頃の夢は、幼稚園の先生!
小さい頃に引越しをして、新しく入った幼稚園の先生に憧れたのです。
引っ越して慣れない幼稚園で、でもすぐに仲間に入れるようにしてくれて、いろんな子供がいる中で、集団で生活できるように見てくれている先生がいたそうです。
自分もそんな先生になりたいと思ったのです。
幼稚園の頃には、もうすでに幼稚園の先生になりたかったのです。

最初は憧れだった幼稚園の先生が、いつしかリアルな将来の夢に変わります。
そのために進学をして、資格を取ります。
短大まで進学して、幼稚園教諭と保育士の資格を取得。
そして幼稚園に就職、思い描いたように幼稚園の先生になります。

その後、幼稚園の先生として7年。

将来の夢が幼稚園の先生一筋でしたから、
正直、ボランティアに興味があったわけでは無く・・・
正直、青年海外協力隊は知らなかったわけで・・・
本当に正直に、まったく青年海外協力隊を知らなかったって。笑

でも逆に考えますと、
ま〜ったく知らなかった人が、青年海外協力隊に参加するんです!

これスゴイでしょ??
あるキッカケで、一人の女の子が開発途上国に2年間ボランティアに行っちゃうんです。

では、そんな協力隊を知らなかった普通の女の子が協力隊に参加しちゃうキッカケとは?

海外の幼稚園を見てみたい、海外の幼稚園で先生をしてみたいと思ったのです。
その時に勤務していた幼稚園の園長先生に相談してみたところ、ちょうど幼稚園で研修の受入れの話があったそうです。
その研修に来た方との出会いが、三上さんの人生を大きく変えるのです。
その方は、カンボジアに幼稚園を作るために研修に来られたそうです。

園長先生も、計画無しに辞めて海外に行きなさいとも言いづらいし、せっかく海外と幼稚園と繋がる人が研修で来るんだから、いろいろと聞いてみたらと勧められます。

カンボジアに幼稚園を作るNGOから年上の研修生がやって来ます。
そして三上さんの質問攻めが始まります。
なぜ海外で幼稚園?
どうやってやるの?
どんな感じ?
何が必要?

いろんなことを教えてもらい、話をする中で、初めて‘それ’を聞くのです。

「三上さんは若いんだから‘青年海外協力隊’に行ってみたら」
「語学に不安があっても、訓練があるから大丈夫よ」

こんな身近に海外で幼稚園を作ろうとしている方がいて、背中を押された。
初めて聞いた青年海外協力隊。そんな道があるの。
具体的な話を聞いて、自分でも出来るかもしれないと感じさせてくれた。
いつか海外に行きたいと思っていたものが、急に目の前に降りてきた。

それからあっという間に説明会に参加します。
そこで協力隊のOBの方の話を聞いて、より参加へ傾いて行きます。

ボランティアに興味も関心も無かった自分が、海外に行って何かできるのか。
ただ海外の幼稚園を見てみたい、先生になってみたい、それだけでやれるのか。
いろんな不安があったそうです。

その時にOVの方が言っていたのは、
「やろうやろうと意気込んで行って出来ないことにショックを受けるより、ただ芯を持って、その国に合った出来るコトをする方が大事」と。
それを聞いて、すごく気持ちが楽になったそうです。

ボランティアって言葉だけだとすごく難しいと思ってしまって、
意気込んで元気に頑張らなくちゃいけないと思い込んでいたけど、
自分がやりたいコトがひとつでもあるなら行けるんだ。と考えが変わったそうです。

ホントに素敵な‘出会い’だった、と言います。
偶然か、巡り合わせか、運命か、いろんな出会いがあります。
何かのアクションを起こす時に、その出会いに気付けるかどうか。

青年海外協力隊、その出会いに導かれてくる人も少なくないのです。
そして、ここでもまた、新たな出会いがあるのです。

三上さんのエチオピアでの出会いは、また来週です!


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

9月26日、27日はJICA二本松で国際理解や国際協力の現場レポートなど、世界とのかかわりを目的としたイベント「グローバルセミナー2015」が開催されました!
今年で19回目を迎えたイベントに、大変多くの方にご参加いただきまして、本当にありがとうございました!
また来年もやりますよ〜、興味のある方はぜひご参加下さい!

さぁ、いよいよ10月1日から青年海外協力隊の秋募集が始まりました!

まずは、10月3日(土)4日(日)いわき市「アクアマリンパーク」で開催されます太平洋諸国舞踏会の会場にJICAブースを出展します。

同じく10月4日(日)は会津若松市で、会津エンジンのイベントに合わせて「会津大学内の食堂」にJICAブースが出展いたします。

10月7日(水)は、夕方6時〜夜8時まで福島市の「コラッセふくしま」で秋募集の説明会を行います。

県内4カ所目は10月24日(土)午前10時〜12時まで、郡山市の「ビッグパレットふくしま4階 プレゼンテーションルーム」で行います。

会津若松、福島、郡山で開催されます説明会では、帰国隊員による体験談や個別面談も行っておりますので、ぜひお気軽にお越し下さい。

詳細はJICA二本松のホームページでも随時更新中です。

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2015年10月3日(gy) 08:30

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