「タイ」に派遣されていました、 齋藤 智恵子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」9/26放送

こんにちは、DJイタルです。

シルバーなウィークはいかがでしたか?
もしかしてまだ続いている人もいるとか?
ウワサによれば、今年は頑張れば9連休って人も?
まぁ頑張ればって・・・なかなか頑張れないんですが。笑

さ、今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成8年度1次隊として「タイ」に派遣されていました、
齋藤 智恵子(サイトウ チエコ)さんです。
職種は「養護」です。
現在は、郡山市の聾学校にお勤めの先生です。
「ふくしま青年海外協力隊の会」の事務局長さまです!
福島で協力隊員探すなら↑ココです!
まぁ個性の集まりですが、でも安心して下さい。
意外と、みんな普通の人です。笑

齋藤さんは子供の頃から‘なんか変わってるね’って言われてきたそうですが、
協力隊候補生になって訓練所に行ってみたら自分が普通だと気付いたそうです。
だって、あまりに周りが変わっている人たちばかりだったからって。笑
まぁ普通の尺度が何かってことです。
いろんな経験値を持っている方が、青年海外協力隊に集まってきます。
言えることは、いろんな人に出会い、いろんな刺激を受けることは間違いないのです!

さて、齋藤さんが派遣された国が「タイ」
タイはなんとなく皆さん分かりますね。
東南アジアの暑い国。微笑みの国。
タイ料理も一度は食べたことあるでしょう?
甘い、酸っぱい、辛い、が分かりやすいのが本場のタイ料理。
齋藤さんも2年間でだいぶ舌がタイ仕様になったらしく、帰って来てすぐは日本料理の味がわからなかったそうです。
それだけ本場のタイ料理は刺激的ということですね。

タイはとても親日的で、日本を感じるモノも多かったようです。
ドラマやアニメなどの日本の文化をよく褒められたそうです。
日本を誇りに感じることも多かったそうですし、日本を紹介する機会も多かったようですね。
まぁこれも青年海外協力隊の大きなシゴトです!

さて齋藤さんの職種は「養護」
タイの首都から北に150qくらいのところ、ロップリーという街にある国立の特別支援学校に派遣されます。
幼稚園と小学校を合わせたような学校で、聴覚障害と知的障害・発達障害の子供たち全校生徒200人くらいが通う、まだ出来て5年の新しい学校だったそうです。

おそらく今は1県に1校くらい特別支援学校があるそうですが、
当時は5,6県に1校くらいという、障害児教育がまだまだ始まったばかりという状況だったそうです。
始まったばかりの障害児教育の授業では手話を使ったり、どんな手立てで授業を進めればいいのか、現地の先生も大変苦労されていたのです。
学校の先生の数も日本に比べれば少なかったようです。
マニュアルなどが無い状態の教育環境を整備するために、協力隊には基本となるベース作りが求められていたのです。

齋藤さんは、カルタやトランプ、サイコロなどを使いながら、まずは遊びながら学ぶことを教えたそうです。
楽しんで学ぶコトが子供たちの意欲になります。
また次につながる授業を心がけていたそうです。

遊ぶ授業を見た現地の先生は、何で遊んでばかりいるの?と思ったそうです。
でも、いざテストなどをしてみると、生徒達の成績が上がっていくのを目の当たりにするのです。
目に見える形で結果になると、大人たちが信用しはじめます。
そうして齋藤さんの活動が認められていったそうです。

それからは先生達の研修や出前講座のようなものも活動のひとつになっていきます。

これからのタイの障害児教育のために何が残せるのか。
子供たちのために。先生たちのために。教育の未来のために。

遊ぶだけじゃないんです、次は作業学習です。
そうして始めたのが‘さおり織り’です。
日本の伝統的な織物をタイで作ろうと考えました。
作業工程を表にして、マニュアル化していくことで、子供達にも簡単にできるようになります。
昔から繊維業が盛んなこの地域には、女性の織物の文化があるそうで、自分も母親やおばあちゃんのように織物が出来ると、子供達が大変喜んでいたそうです。
チャレンジすることの喜び。
自分たちにも出来る喜び。
それを見た親も周りの人も喜んでくれる。

自分たちで作って、お祭りなどで販売もされたそうです。
さおり織りでペンケースや衣装など、さまざま。
モノが売れることで、世の中に認められた喜びを先生たちも感じることが出来たのです。
先生たちの意識が変わることが、教育の未来に繋がっていくのです。
ひとつのモノづくりがいろんなものに波及していくのを感じたそうです。


さて、齋藤さん、スゲェ貴重な経験をされたそうです。
学校に派遣されていましたので、夏休みなどの長期の休みがありました。
なんとその夏休みの時に、「出家」をされたそうです!!
出家って?そうです、あの仏門に入る出家です。
タイは仏教の国で、お坊さんはとても神聖な人として崇められるのです。
なんとせっかくなんで‘坊主頭’にもしてみたそうです。
もちろん格好だけではなく、価値観や気持ちの面でも大きく変わったそうです。
そして出家したことで周りに認められ、その後の活動がすごく楽になったそうです。
その地に生きるってことですね。
簡単なようで難しいようで、協力隊員にとっては大事なこと。ですね。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

いよいよ10月1日から青年海外協力隊の秋募集が全国各地で開催されます!
福島県内は4カ所で募集説明会を行ないます。
10月3日(土)4日(日)は、いわき市「アクアマリンパーク」で開催されます太平洋諸国舞踏会の会場にJICAブースを出展します。
同じく10月4日(日)は会津若松市で、会津エンジンのイベントに合わせて朝9時から「会津大学内の食堂」をお借りして説明会を行います。
10月7日(水)は、夕方6時〜夜8時まで福島市の「コラッセふくしま3階 企画展示室」で説明会を行います。
県内4カ所目は10月24日(土)午前10時〜12時まで、郡山市の「ビッグパレットふくしま4階 プレゼンテーションルーム」で行います。
会津若松、福島、郡山で開催されます説明会では、帰国隊員による体験談や個別面談も行っておりますので、ぜひお気軽にお越し下さい。

詳細はJICA二本松のホームページでも随時更新中です。

青年海外協力隊の秋募集やJICA二本松で開催されるイベントについてお話が聞きたいと言う方は、JICA二本松国際協力推進員の室井までお問い合わせ下さい。

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2015年9月26日(gy) 08:30

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