「ブータン」に派遣されていました、豊田 泰洋さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/29放送

こんにちは、DJイタルです!

なんか今週は涼しがったない。
なんか夏があっという間に通り過ぎていった感じです。
もうちょっと残暑を楽しみたいところですが・・・
皆さん、季節の変わり目は十分に体調管理注意して下さいね!

さて、
今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成25年度1次隊として「ブータン」に派遣されていました、豊田 泰洋(トヨタ ヤスヒロ)さんです。
職種は「家畜飼育」です。
出身は、福島県田村市船引町です。

25年度1次隊って、ついさっき日本に帰って来たばかりでしょ?
日本に帰って来たのはこの7月だそうです。
帰って来て最初に食った吉野家の牛丼は美味かったって。
アレも普遍的なニッポンの味かもしれませんね。笑

豊田さんが派遣された国が「ブータン王国」です。
幸せの国ブータン、何度かこの番組でもご紹介していますね。
北に中国、東西南はインドと国境を接する内陸国です。
「最後の秘境」、「シャングリラ」と評される ブータンは、ヒマラヤ山脈の東端にある仏教王国、手つかずの大自然と伝統文化が楽しめる国なのです。
最近は日本からの観光客も多いみたいですね。

標高が高く、日差しは強いんですが、やっぱ寒いって。
豊田さんが派遣されたのはブムタンという町で、ブータンの中でも寒い地域だそうです。
季節感的には冬冬秋冬、夏は無いみたい。笑。冬はマイナス20℃の世界・・・
あまりに寒いからお酒でカラダを温めるそうです。
豊田さんはブータンでウイスキーを覚えたのです。そう生きるために!!

食べ物は「幸」じゃなくて「辛」。
3食唐辛子?とにかく辛いモノばかり・・・漢字は似ていても、まるで違う。
2年間のほとんどお腹の調子が悪かったそうです。笑
そのせいなのか、15sやせたって。ブータン辛いダイエットか・・・

豊田さんの職種は「家畜飼育」
家畜(牛、ブタ、鳥など)の飼育に関する飼育環境の改善が主なシゴト。
農林省の農業試験場に派遣され人工授精の普及・指導にチカラを入れます。
実は豊田さんが想像するよりも機材は充実していたりするのですが、上手く使われていないのが現実です。
モノはあってもホコリをかぶっていて、使える人がいないのです。

これはブータンに限らず、開発途上国支援の難しさの一つでもあります。
ボランティアのあり方、国際協力のカタチ、まさに現場で考えさせられるのですね。

ブータンでの家畜飼育はまだ始まったばかりの初期段階だそうです。
まずは、どうやって農家の現場にまで普及させていくのか?
行政と農家などの現場との温度差もあり、そのギャップにも悩んだようです。
人工授精などの技術的なことから、販路の開拓などビジネスとしての土壌作りなど多くの課題もあったのです。

そして宗教や伝統・文化の壁に悩みました。
ブータンは殺生が許されない国。これはそもそもの畜産の分野では大きな問題となります。それは人間の管理下での畜産が難しいことを意味するのです。
日本の技術が使えない、家畜の数や種をコントロールできない。
どうやってアプローチすればいいのか、試行錯誤が続きました。
でも、だからこそおもしろかったって。
ちょっとニヤニヤしながら現場に行っていたそうです。
豊田さん、追い込まれると笑っちゃうタイプなのかな?笑

そしてもう一つ。家畜飼育の難しさは、時間がかかるということです。
ウシの人工授精をしてから仔牛が生まれるまで約1年。
ひとつひとつ将来のビジョンを説明しモデルケースを作り出そうと努力しますが、今ある生活に満足する人たちに次のステップを理解してもらうには、少し時間がかかるかもしれませんね。
2年間での成果を求めると、なかなか難しい活動だったようです。

でも難しかったけど、決して無駄じゃなかったと思います。
農家の人たちと腹を割って話し、愚痴や希望が聞けた。
前進後退を繰り返しながら一歩ずつ進んで行くしかないんですよね。

あとは夢や希望を語った現地の人達が動き出すしかないんです。
信じること、見守ること、応援すること。
これも立派な国際協力です。


そうだ、豊田さんね、なんと写真集作っていましたよ!
あっ、もちろんグラビアとかじゃないですよ。笑
ブータンで活動してきた協力隊2年間の記録です。

見せて頂きましたが、ちゃんとテキストも自分で書いていて、そのまま本屋さんに置けるんじゃない?ってくらいの完成度ですよ!

ブータンのワンチュク国王と一緒に撮った写真もあってビックリ!
なんと王室のロイヤルウェディングの手伝いをする機会があり、国王に会ったそうです!スゲェーでしょ?
青年海外協力隊、本当にいろんな出会いがありますね。

豊田さんのいつかの夢は、シニアボランティア。
その夢、応援します!!

• JICA二本松インフォメーション ☆

現在JICA二本松では、156名の青年海外協力隊訓練生が訓練に励んでいます。
訓練も残り19日、語学学習はもちろん、健康と安全管理、異文化理解やコミュニケーション手法の習得に励んでいます。

この訓練の中には、自主講座というものがあります。自主講座は「訓練生がこれまで身につけてきた専門分野を他の訓練生に教え、派遣国で必要とされる知識を共有する」というものです。青年海外協力隊はこう言った自主性も大いに求められるのです。
 
さて、そして9月26日(土)、27日(日)にJICA二本松でグローバルセミナー2015が開催されます。
このイベントは国際協力、国際交流、国際理解などを担う若者を育成することを目的に毎年開催されています。
応募用紙は9月7日必着となっておりますので、お間違えのないように。

また、9月下旬には世界の食を通して学ぶ異文化理解「おいしく学ぶ、世界の暮らし〜インドネシア編」が開催されます。
今回のイベントの講師にはインドネシアの文化や風景、食文化やそこで暮らす人々にスポットを当てて、映像や写真も使いながらお話頂きます。
インドネシア料理を楽しみながら異文化に触れてみませんか?

詳細につきましてはJICA二本松のホームページからご確認いただけます。

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2015年8月29日(土) 08:30

「ブータン」に派遣されていました、豊田 泰洋さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/22放送

こんにちは、DJイタルです!
いや〜夏の甲子園も終わり、夏休みももう終わりですか?
夏の終わりが近づくにつれ、寂しくなるのは僕だけじゃないはず・・・
みなさんはこの夏、楽しみましたか?

さ、今週もはりきって参りますよ〜。


今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成25年度1次隊として「ブータン」に派遣されていました、豊田 泰洋さんです。
職種は「家畜飼育」です。
出身は、福島県田村市船引町です。

H25年1次隊ですから、つい最近、日本に帰って来たばかり。
今年の7月1日に帰って来たとか?
日本に帰って来てまだ1ヶ月ちょっと。
やっとこさ、日本に慣れてきたとこ?
まぁとりあえず靴下は履いてきたから大丈夫かな。笑
そっか、豊田さんは少し寒い国に派遣されていたからね。

暑い国に派遣されていた隊員は、靴下を履くことを忘れていますから。
ビーサンを脱ぎ捨て、靴下を履くことから初めていくのです。笑
2年間のブランクを埋める、日本に慣れるのも意外と大変なんです。

日本に帰って来て、久しぶりの吉野家の牛丼にめっちゃ感激したそうです。
そう、日本ってとても便利で、とても美味しい国なんです。
協力隊員は、海外を知ることで、改めて日本を知るのです。


さて、それでは、豊田さんの青年海外協力隊への道を探っていきましょう!

豊田さんは福島県田村市のご出身。当時はまだ合併前の船引町です。
子供の頃は、どちらかと言うとインドアタイプ。ちょっと根暗だったとか。
今の姿からは想像出来ませんが、太っていたとか。
ゲームが好きで、SONYに入ってゲームを作りたいと思っていたそうです。

中学校はソフトテニス部、高校は帰宅部。
高校時代はまさにインドアを絵に描いたような生活だったとか?
この頃は、海外への興味やボランティアへの興味もまるで無かったようです。

余談ですが、高校は福島県立郡山高校、なんと僕の後輩です。
いや〜、世の中狭いね。
後輩が協力隊に参加しているなんて、嬉しい限りです!
まぁ僕の方がちょっと先輩ですので、今日は先輩風吹かせようと思います!

豊田さんは普通科理系クラス。
この時もまだ将来の夢は見えず、とりあえずの進学の道だったのです。
そして東京農業大学に進学します。
実は東京農業大学から青年海外協力隊に参加される方って多いんですよね?
日本だけでなく、それだけ途上国の家畜や農業に活かせることを学べるのですね。それに、実践したくなるのかもしれませんね。

でも豊田さん、なぜに農大?
豊田さんのお父さんが獣医師さんで、自然と幼い頃から家畜に触れる機会も多かったようです。
でも、だからと言って、自分が獣医師になる気は無かったようです。

選んだ学科が畜産学科。系統遺伝学育種?
家畜の歴史を学ぶ、かなりコアなマニアックなところだそうです。
いやー難しそうですけど・・・いろんな学科があるもんですね。
そんな豊田さんの大学時代は大忙し。
何が忙しいって?
サークル活動に一生懸命だったのです。
よさこいソーラン同好会で全国各地を回って、どちらかと言わなくても、勉強よりもサークル活動が忙しかったのです!
自分でも学生生活を謳歌したと言っていましたよ。笑
目の前のコトに一生懸命になれるって大事ですよね。

さて豊田さんの海外との繋がりはと言うと・・・正直、海外にまったく興味が無かったのです。当然、協力隊もまだまだ出てこないっす。

大学院に進学してさらに研究を進めていきますと海外との繋がりがでてきます。
日本の畜産と海外の初期の畜産の違い。初期の畜産に興味を持つことで海外への興味に繋がっていったそうです。
                               
そして就職。牛の凍結精液の生産販売の営業のおシゴトです。
日本全国の農家さんをまわって、日本の畜産の現場を見ることができた。
大学で学んだことと現場のギャップ。じゃ海外ではどうなっているんだろう。
日本の畜産の現場を知ることで海外への興味が膨らんでいったのです。
そして自分の目標とする畜産のカタチが見えてきた。
その新たな目標になったのが海外での畜産だったのです。

大学の時に就職課で見かけた青年海外協力隊のパンフレット。
畜産飼育と言う職種があることも知っていました。
研究から現場まで経験して、繋がった先が青年海外協力隊だったのです。

あとは勢いです。
誰にも相談することなく、まずは一次試験。
書類を準備して、一次試験が通れば、自分は求められている人間かもしれないと、どんどん進んで行くのです。

一次試験通過後には会社も辞めていましたので、もう後には引けません。
二次試験の面接では感触も良かったし、正直、自信もあったそうです。

そこで届いた通知は「補欠合格」
いや〜、この番組でも久しぶりの補欠合格です。
これね、条件付きの合格でして、欠員が出た場合の補充だったり、派遣までに語学力の向上や健康の改善を必要とする場合に補欠合格となるのです。

「自分は天狗でした・・・」

大学で研究をし、大学院では英語で論文も書き、社会人になり日本の現場を知り、正直、自信があったのです。
何かを見透かされたように届いた補欠通知。

それから1ヶ月間ひたすら語学の勉強をしたそうです。
「今思えば補欠で良かった、天狗の鼻を折ってくれてありがとう。」
自分を見つめ直す良い機会になったそうです。

単に語学ってことだけでは無くて、総じての甘さみたいなモノがリセットできたのかもしれないですね。
海外で生きると言うことは、簡単じゃないってことですよね。
理想や希望ももちろん多いに結構ですけど、厳しさも忘れちゃいけないってことですよね。

って、何か偉そうなこと言ってスミマセン・・・

さて、豊田さんのブータンでの活動はまた来週です!



• JICA二本松インフォメーション ☆

8月12日(水)に、JICA二本松ではシニア海外ボランティアの修了式が行われました。シニア海外ボランティアとは40歳から69歳までのJICAボランティアの方々でして、青年海外協力隊候補者と一緒にJICA二本松で訓練するのです。ただ一足早く訓練が終了となり、派遣されるまでの間は、各自それぞれの学習を進めて行きます。

そして青年海外協力隊の訓練はと言いますと、あと26日。
訓練生にも、少しずつ疲れの色が見え始める頃でしょうか?

そんな中、東京から50名の高校生が8月17日(月)から5泊6日の日程でJICA二本松に来ています。
この高校生たちは、青年海外協力隊の派遣前訓練を体験し、国際社会への自覚や社会貢献を通して主体的な行動力をもつ人材の育成を目的とした「第一期東京グローバルユースキャンプ」の参加者です。
8月24日(月)から29日(土)まで第二期東京グローバルユースキャンプの参加者50名がJICA二本松で同じ体験研修を行います。

疲れが見え始めた訓練生にとっても、良い刺激になっていますね。
 
そして、9月26日(土)、27日(日)にJICA二本松でグローバルセミナー2015が開催されます。
このイベントは国際協力、国際交流、国際理解などを担う若者を育成することを目的に毎年開催されています。

JICA二本松の訓練の様子やグローバルセミナー2015の概要につきましては、JICA二本松のホームページ、またはFacebookでご確認いただけます。

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2015年8月22日(土) 08:30

「モンゴル」に派遣されていました、森 勝也さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/15放送

おばんです、DJイタルです!
いやいや、おぼんです!

お盆休みいかがお過ごしでしょうか?
高校野球も盛り上がり、まさに夏休み気分の今週ですね。
さぁ、この番組は、お盆も休まず営業です!

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成24年度2次隊として「モンゴル」に派遣されていました、森 勝也(モリ カツヤ)さんです。
職種は「バレーボール」です。
出身は、和歌山県です。
今年の2月からはJICA二本松訓練所スタッフとして訓練生のサポートをしています。

森さんが派遣された国は「モンゴル」です。
モンゴルと言えば、朝青龍、白鳳、など日本の角界を賑わしておりますモンゴル出身の力士たち。
モンゴルでも日本の大相撲は大人気で、相撲中継も放送されているそうです。
あとは、大草原、遊牧、ゲル、馬頭琴かな?

中国、ロシアと大国に挟まれた内陸国です。
ですから、もっぱら肉食かな?
羊に山羊、牛、馬、お肉はなんでも食べたそうです。
逆に、海を見たことがない人もいて、海や魚についてよく聞かれたそうです。

やっぱり冬の寒さは厳しかったようです。
協力隊のほとんどは南国と言うような暖かい国のイメージがありますよね?
ちゃんと雪の降る国にも派遣されているのです。笑
ただねぇ・・・僕らの言う寒いとは次元が違うのです。
森さんが住んでた町は、ロシアまで30qの国境の町。
冬はマイナス40℃にもなる極寒の町。
一応、四季はあるそうですが、夏はホントに短く、冬が半年?続くそうです。

さぁそんな極寒のロシアとの国境の町で青年海外協力隊の開始です。
配属はモンゴルの中高一貫校の生徒たちの部活動の指導です。
ようはバレーボール部のコーチですな。
モンゴルはさすがに冬は極寒ですし、屋内のスポーツが人気なようです。

さぁ、授業が終わると毎日、バレーボール部の練習です。
子供たちへの直接指導もあれば、先生への技術移転も大きな役割なんです。
自分たちボランティアがいなくなってからの未来を考えて、指導者を育てることもが国の未来に大きく繋がっていくのです。

と言いましたが、実は森さん、バレーボールの指導経験はほとんど無いのです。
高校・大学ではバレーボール部に所属、選手として活躍していましたから、選手としての目線や後輩指導をアレンジして、自分なりの指導方法を考えていくのです。

やっぱり子供たちの笑顔は万国共通なんですね。
そして、子供たちの表情を見て、成長を知るわけです。
授業ではありませんが、子供を近くで見守り、先生とはまた違った大切なポジションかもしれませんね。

子供たちにバレーを好きになってほしい。
そんなキモチで始まったモンゴルでの青年海外協力隊。
ついには、一番頑張っていた子供が、将来バレーボールを教える先生になりたいと言ってくれたのです。
ホントに嬉しかったそうです。
しっかりと森さんのキモチ伝わったんですね。

で、意外と面倒くさい?のが、大人なんですって。
なんてったって、すぐサボる・・・笑


さぁ、
森さんは現在JICA二本松訓練所のスタッフとして、サボらず、日々、訓練のサポートをしています。
自分の経験を伝え、より隊員目線でサポートができるのは協力隊OVならではですよね。

次の若者にしっかりと青年海外協力隊を伝えて下さいね!


• JICA二本松インフォメーション ☆

8月12日(水)にシニア海外ボランティアの修了式が無事に終わりました。
シニアの皆さんは9月にいよいよ派遣国に旅立って行きます。

JICA二本松訓練所では156名の訓練生が、晴れて青年海外協力隊員になるために残り35日間の訓練に励んでいます。
訓練は語学訓練意外にも健康や安全管理、体力テストやスポーツ大会、野外訓練など多岐にわたります。
これらの訓練をすべてクリアして青年海外協力隊員として派遣されていきます。
訓練の様子についてはJICA二本松のホームページ、Facebookで確認して下さい

そして、9月26日(土)、27日(日)にJICA二本松でグローバルセミナー2015が開催されます。
このイベントは国際協力、国際交流、国際理解などを担う若者を育成することを目的に毎年開催されています。
今年度からグローバルセミナーに高校生向けのユースコースが加わりさらにパワーアップした内容となっております。
高校生から一般の方まで、多くの方のご参加をお待ちしております。

JICA二本松の訓練の様子やグローバルセミナー2015の概要につきましては、JICA二本松のホームページ、またはFacebookでご確認いただけます。

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2015年8月15日(土) 08:30

「モンゴル」に派遣されていました、森 勝也さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/8放送

こんにちは、DJイタルです!
8月に入りまして、ますます暑くなっとります。
熱中症など、十分に注意してくださいね!

今頃、教師海外研修の先生方はボリビアを楽しんでいるんだろうなぁ〜。
いいなぁ〜。ええなぁ〜。
毎年、夏休みのこの時期に、福島県内の学校の先生方を海外に派遣する教師海外研修がありまして、今年は南米ボリビアなんです。
普通の海外旅行では行けない、様々な視察や経験ができるおもしろい研修なんです。
たまに現地の食べ物にビビることもあるけど・・・それも経験です。笑
そう、2012年にその教師海外研修に取材で同行した時に、一緒にアフリカに行った先生が今、青年海外協力隊員としてボリビアに派遣されているんです。
「菊池せんせ〜い!がんばっとるか〜!」
帰国したら是非この番組出てもらいましょうね。
いや〜、楽しみですね〜。
いや〜、でも会いに行きたかったなぁ〜。笑

さ、暑さに負けず、今週も頑張りましょう!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成24年度2次隊として「モンゴル」に派遣されていました、森 勝也さんです。
職種は「バレーボール」です。
出身は、和歌山県です。
今年の2月からはJICA二本松訓練所スタッフとして訓練生のサポートをしています。
つい2、3年前には自分が訓練生だったわけですから、なんか不思議ですよね。
今は厳しく?時には優しく?訓練生を見守っています!


森さんの協力隊の道は「ペルシャ語」から始まります。
外語大学に進学して、専攻したのが「ペルシャ語」だったのです。

もともと英語が好きだったり、高校の時にオーストラリアに短期留学されたり、と海外への興味はあったようですし、学校の先生を目指して外語大学を目指したはずが・・・

なぜに、ペルシャ語?
ん??
どこの言葉ですか???

イランの言葉だそうですが、まぁ正直ピンとこないですよね。
ところが、なんと、皆さんが駅で立ち寄る「キヨスク」はペルシャ語です!!
ワォ!でしょ?
「キヨスク」はペルシャ語で、お店と言う意味だそうです。
まさかのペルシャ語、使っていますよ〜みなさん!

森さんがなぜペルシャ語を専攻したかと言うと、おもしろそうだから!!
ワォ!でしょ?
スゴイ理由ですよ、おもしろそうだからって。
なんか羨ましいと言うか、理由が単純であればあるほど、純粋と言いますかね。
僕たち、忘れていませんか?
いろんな計算や打算で、素直な気持ちにフタをしていませんか?

新しい言語を学ぶことが、ホントに楽しかったそうです。
そして卒業旅行では、念願のイランに行ったのです。
やっと行けたイランはとても親切な国で、4年間学んだペルシャ語が通じた時はとても嬉しかったそうです。
今でも、人生で行った国で一番良かったそうです。

これだけ語学を学びますと、やはり就職は海外志向かなと思いきや。
就職は無難に・・・普通に生きていこうと思った。
ペルシャ語を選択した本能とは、また違う方向に行くのです。
これもまた人間くさいと言いますかね、みんな悩む道ですよね。

そして社会人として4年間、関西で不動産の営業をされたそうです。


大学時代から、青年海外協力隊は知っていたそうです。
「おもしろそうだな、いつかやってみたいな。」
ただ、その時は勇気も確固たる意志も無かったのです。

就職して2,3年、自分の人生を考えた時に浮かんだ疑問。
今の会社を辞めて、でも次のステップはどうする?
海外への憧れ、学んできた語学、どこか胸の奥にあった青年海外協力隊。

よし、行ける時に行こう。
就職して4年、ついに協力隊へのチャレンジを決意します。

まず2011年の春に応募を考えますが、この震災の年は募集スケジュールも通常と違っていたりで、募集を見逃してしまい、次の2011年の秋募集で応募したそうです。

応募までは誰に相談することなく、会社にも家族にも秘密だったそうです。
家族にいたっては、なんと合格してから報告したそうです。
普通なら家族もビックリしそうですが、意外とあっさりだったそうです。
さすが、ペルシャ語を学んだ息子はそれくらいのことは言い出すかもしれん、と思っていたかもしれませんね。笑

実は試験でも一波乱ありまして、なんと森さん、面接の時、遅刻します!
えー遅刻って、それアウトでしょ!
まぁ、印象は悪いんですが、これには理由があります。

仕事が終わってから最終で関西から東京に試験に向かいますが、なんと電車で事故があり、最終に乗れずに面接に間に合わないと言う事態になります。

そこですぐにJICAに連絡をすると、電車の経路や時間を調べてくれて、無事に面接を受けることが出来たそうです。
その時の親切なJICAの対応に、感激したそうです。

決して落とすための試験ではなく、適材適所でボランティアを活かすことがJICAの役目ですから、そうした若いチカラを応援するのはもちろんですし、ぜひ興味がある方は些細なことでも相談するとイイかもしれませんね。
JICAの皆さん、優しいですから。笑

まぁ毎度毎度いろんなことがあります、青年海外協力隊の道はそれぞれですね。
森さんのモンゴルでの活動は、また来週です!



• JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松では平成27年度2次隊の訓練が行われています。
172名の訓練生は、それぞれの派遣国に合わせた語学を学んでおり、昨日は語学の中間試験が行われました。
そして来週12日(水)にはシニア海外ボランティアの修了式が行われます。
16名のシニア海外ボランティアが一足先に訓練所を後にし、9月下旬から随時派遣されていきます。

そして、9月26日(土)、27日(日)にJICA二本松でグローバルセミナー2015が開催されます。
このイベントは国際協力、国際交流、国際理解などを担う若者を育成することを目的に毎年開催されています。
プログラムにはグループディスカッションや模擬体験、体験談の報告など様々なプログラムをご用意しております。
ぜひお気軽にご参加下さい!

JICA二本松の訓練の様子やグローバルセミナー2015の概要につきましては、JICA二本松のホームページ、またはFacebookでご確認いただけます。

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2015年8月8日(土) 08:30

「ヨルダン」に派遣されていました、濱田 愛さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/1放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成23年度2次隊として「ヨルダン」に派遣されていました、濱田 愛(ハマダ アイ)さんです。
職種は「体育」です。
出身は、愛媛県です。
現在は、福島復興局 市町村応援職員として、南相馬市健康づくり課で市民の方々の健康指導や運動指導などをされています。

そうです、今回はお出かけ収録です!
濱田さんの職場の会議室?をお借りして収録させていただきました。
ご協力ありがとうございます!!

濱田さんが派遣された国が中東「ヨルダン」
合格当初はシリアへの派遣予定でしたが、アラブの春によりシリアが政情不安のためヨルダンに変更になります。そのヨルダンと聞いたのも訓練中だったそうです。
平成23年度2次隊、東日本大震災直後の隊次は訓練所が変更になったりと、ちょっと特別な隊次なんです。

さてヨルダンですが、僕も行ったことがあります!
昨年の教師海外研修の同行取材でヨルダンに行きましたよ。
※ 詳しくは、2014年9月のバックナンバー参照

中東の国、日本から飛行機でドバイを経由して20時間。
西はイスラエルとパレスチナ、北はシリア、東はイラク、南はサウジアラビアと国境を接しています。
人口も大きさも北海道くらい。国土の8割が砂漠の国。
砂漠の大変暑い国なんですが、実は季節もあって、冬には雪が降るのです。
死海やペトラ遺跡、ワディ・ラム砂漠などの観光資源も多い国です。

濱田さんの職種は「体育」
首都アンマンのUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機構)が管轄するパレスチナ難民キャンプの中にある学校で、体育の先生として活動されます。
ムスリム社会ですので、男女で学校が別々になります。
ですので、濱田さんは、女子校の体育の先生ですかね。
6歳から16歳くらいの生徒が通う義務教育の学校だそうです。
難民キャンプと言っても、街が形成されていて、ちゃんと校舎もあるそうです。
僕らが想像するテント張りの難民キャンプとはちょっと違うかもしれませんね。

ただし、それでも校舎が足りないらしく、午前と午後で学校が入れ替わるそうです。午前中は第4中学校が校舎を使って午後は第5中が使う、みたいな。
それも月ごとに変わっていくので、間違って違う学校に行ってしまうこともあるとか。笑

さて授業は、と言うと、まずは集団行動から教えるそうです。
あ、あの日体大的なスゴイ行進をするやつじゃなくてね。
基本的な、みんなで集まって一緒に行動していくって言う日本では意識もしないところなんですが、ヨルダンではそこから教えていくのです。

宗教的に女の子が活発に、って言うのは難しいかなと思いきや、ヨルダンの子供たちは体育が大好き。
正直、宗教上制限されることもあるので、私生活では運動することは難しい反面、授業で運動することを楽しんでくれたそうです。

また、生徒とは反対に、先生の意識改革は大きな課題だったようです。
カウンターパートと呼ばれる相方の先生は、気分が乗らないとDVD鑑賞になったり、体育の授業をやらないこともあったそうです。
はじめは語学の壁もあり、なかなか伝えられないこともあったそうです。
協力隊員誰しもがぶつかる人間関係の壁でもありますね。
まぁこれは急には変わりませんので、少しずつのようですね。


協力隊の活動はそれだけではないんです。
まわりの他の学校にも視察に行ったり、また授業もされていたそうです。
他の体育隊員の学校と繋いでドッジボール大会を開催したり、現地の先生へのワークショップなどをやったり。
良い悪いではなく、今までのヨルダンの体育だと競技的なこと技術的なことばかりだったので、楽しさや協力することの大切さなど情操教育的なものを伝えたいと思ったそうです。

それが一人の先生に伝われば、また他の先生に繋がっていく。
はじめは一人でも、時間をかけて少しずつ大きく広がっていく。

きっと、今でもヨルダンでは濱田さんの思いが繋がっているんですね。


濱田さんは平成23年度2次隊、震災の影響でJICA二本松で訓練が出来なかった隊次。
震災前後の協力隊員の中には、復興の手伝いがしたいと被災地に来てくれる隊員も少なくありません。濱田さんもその一人です。

ずっと気になっていたそうです。
震災があった時、何も出来なかった。
海外にいても、ちゃんと震災を伝えられなかった。
ちゃんと自分で見て、ちゃんと恩返しがしたい。
理由は様々ですが、復興への思いは同じ。
今まさに、福島や東北の復興に、協力隊のチカラが活かされているのです。


せっかく南相馬まで来ましたので、収録が終わってから濱田さんとJICAスタッフさんとランチへ。
そして、なんとこの番組初期の6人目のゲスト清山まことさんも一緒です。
そうですよ、清山さんも南相馬でしたよね。
スゴイでしょ、協力隊OVはちゃんと繋がっているんです。
イヤ〜楽しいっす。何でしょうこの同窓会気分は!笑
清山さんオススメのビュッフェランチ、マジ美味かったっす!
でも、そう言えば、お店の外観しか撮らなかった・・・



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では平成27年度2次隊の訓練が始まって24日が経過。
青年会海外協力隊を目指す訓練も約3分の1が終了しました。
そして、シニアボランティアの皆さんはあと11日で訓練を終えます。

さて、8月1日にはスポーツ大会が開催されます。
スポーツ大会は「あいうえお順」で決められた全12班のチーム対抗で行われます。年齢、派遣国、職種、生まれも育ちも違う、全国から集まった候補生が一つになって優勝を目指します!
このスポーツ大会も訓練のひとつなんです。団結力や協調性、チームワーク、お互いに勇気づけることやフォローすることの重要性などを学ぶ、大事な訓練なのです。
果たしてどのチームが優勝するのか!?

訓練の様子はFacebookで随時更新しています。
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2015年8月1日(土) 08:30

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