「ベナン」に派遣されていました、中山 謙次郎さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」9/12放送

こんにちは、DJイタルです。

今週の連日の雨・・・
夏も、残暑も、どこへ行ってしまったのでしょう。
ここ何日も動いていない扇風機が寂しそうですし。
それどころか、あやうく暖房をつけるところでしたよ。
体調管理、気をつけましょうね。

さ、今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成25年度1次隊として「ベナン」に派遣されていました、中山 謙次郎(ナカヤマ ケンジロウ)さんです。
職種は「統計」です。
出身は、福島県郡山市です。

中山さんが派遣された国が「ベナン」です。
この番組では2人目になりますかね。
西アフリカの国、南北に縦長の国なんです。
西にトーゴ、北西にブルキナファソ、北東にニジェール、東にナイジェリアと接し、南は大西洋のギニア湾に面しています。憲法上の首都はポルトノボですが、事実上の首都はコトヌーと言われています。
亜熱帯気候で高温多湿ですが、南から北に向かって標高が高くなり、北部はサバンナと半乾燥の高地になるそうです。
ベナンと言えば、駐日特命全権大使のゾマホンさんが有名ですよね。

中山さんの職種が「統計」と言います。
実は、この番組でも初めての職種なんです。
なんか数字的なグラフ的な、なんか難しそうなイメージですが・・・
大きく言うとデータの管理というシゴトになりますかね。
もちろん派遣国の要請によって変わりますが、データベースの構築・管理、システムの保守管理というのもお仕事のひとつです。

中山さんが派遣されたのはベナンのコトヌーという町。
経済首都とも呼ばれベナンでは一番大きな都市だそうです。
このコトヌーの漁港に配属されます。
この漁港というのも日本の支援によって整備された港だそうです。
国の水産局が管理する漁港の統計部に配属され、基本的にはオフィスワークになります、漁獲データデースの構築、データを集めて管理するシゴトです。

もちろん現地の人達が自発的に継続して活動できるように、協力隊がいなくても、初めての人でも業務が出来るようにマニュアルづくりや環境作りも目指して行きます。

とは言っても簡単じゃないのです。
漁獲データを集める現地のスタッフが漁船を聞いて回るんですが、漁師の数はなんと800人。
800人の誰それが、どこで、何を、何匹捕ったかを記録していくわけです。
手間は正直かかります。

データを集めようという仕組みは素晴らしいんです。
でも、このデータを何にどんな風に活かしていくのかが課題だったそうです。
会議の資料としては利用されるが、具体的な活用が乏しかった。

集めたデータを有効にどう運用していけばいいのか。
同僚などに相談をしますと、一応の理解は得るのですが・・・
その後の動きに繋がっていかないのです。

実は別の課題もありまして、
職場では上司の言うことは絶対!という文化が強いそうです。
どんなに自分が違うことを思っていても、でも上司に従わなければならない。
中山さんの職場も例外ではなかったようです。

中山さんも上司と話しをする機会を設けていましたが、なかなか難しかった。
地域でチカラを持つ人がいて、その立場は変わらないそうです。
そういった人をいかに巻き込んで、協力していくか。

国に関わらず、協力隊共通の悩みかもしれませんね。
人間関係。コミュニケーション。
協力隊が2年間活動する中で、一番大事なコトで、一番難しいモノですね。

現地の方も、何がイイかを考え、どっちがイイか知っているんです。
ただちょっと、立場をこえて行動するのには時間がかかるのかもしれない。
一方、派遣国で地位や立場を超えることが出来るのも青年海外協力隊でしょ。

日本人にしか、青年海外協力隊にしか、出来ないことがきっとある


そうだ中山さん、ひとつ貴重な体験もされたそうで、
まぁ今だから笑い話だって言っていましたが・・・

中山さんがベナンで、名前しかしらない女性にいきなり子供を認知してくれと言われたらしい。
ガチで問い質しましたが、正直に身に覚えがないって。

この場合に限らず、海外で日本人が利用されるってことも少なくないですから。
自分で自分の身を守る、これも協力隊員の大切なシゴトです。


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では9月11日に語学の最終テストが行われました。
ほとんどの訓練生が初めて触れる語学に悪戦苦闘しながら授業に取り組んできました。

またJICA二本松では訓練中に2回の体力テストが行われます。
青年海外協力隊が派遣される国では、環境や食事面が日本と大きく違うため、健康管理がとても大切になります。充実した活動をおくるためにも体力の維持がとても大きな役割を持ちます。
この体力テストでは、訓練生同士が常に励まし合いながら取り組んでいます。

そして、来週に迫った修了式を終えれば、いよいよ青年海外協力隊員として今月下旬から派遣国へと出発して行きます。

さて、10月から平成27年度青年海外協力隊、シニア海外ボランティアの秋募集が開始されます。
10月4日に会津大学、10月7日に福島市のコラッセふくしま、10月24日に郡山市のビッグパレットふくしまで募集説明会を行います。
当日は帰国隊員の活動の様子や個別面談も行います。
予約の必要はありませんので、みなさんお気軽に足を運んで下さい。
青年海外協力隊に興味のある方、シニア海外ボランティアに興味がある方、今一歩踏み出せない方、みなさんのご参加お待ちしています。

募集説明会以外でもJICAボランティアについてお話が聞きたいと言う方は、JICA二本松国際協力推進員の室井までお問い合わせ下さい。

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2015年9月12日(gy) 08:30

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