「ブータン」に派遣されていました、豊田 泰洋さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/29放送

こんにちは、DJイタルです!

なんか今週は涼しがったない。
なんか夏があっという間に通り過ぎていった感じです。
もうちょっと残暑を楽しみたいところですが・・・
皆さん、季節の変わり目は十分に体調管理注意して下さいね!

さて、
今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成25年度1次隊として「ブータン」に派遣されていました、豊田 泰洋(トヨタ ヤスヒロ)さんです。
職種は「家畜飼育」です。
出身は、福島県田村市船引町です。

25年度1次隊って、ついさっき日本に帰って来たばかりでしょ?
日本に帰って来たのはこの7月だそうです。
帰って来て最初に食った吉野家の牛丼は美味かったって。
アレも普遍的なニッポンの味かもしれませんね。笑

豊田さんが派遣された国が「ブータン王国」です。
幸せの国ブータン、何度かこの番組でもご紹介していますね。
北に中国、東西南はインドと国境を接する内陸国です。
「最後の秘境」、「シャングリラ」と評される ブータンは、ヒマラヤ山脈の東端にある仏教王国、手つかずの大自然と伝統文化が楽しめる国なのです。
最近は日本からの観光客も多いみたいですね。

標高が高く、日差しは強いんですが、やっぱ寒いって。
豊田さんが派遣されたのはブムタンという町で、ブータンの中でも寒い地域だそうです。
季節感的には冬冬秋冬、夏は無いみたい。笑。冬はマイナス20℃の世界・・・
あまりに寒いからお酒でカラダを温めるそうです。
豊田さんはブータンでウイスキーを覚えたのです。そう生きるために!!

食べ物は「幸」じゃなくて「辛」。
3食唐辛子?とにかく辛いモノばかり・・・漢字は似ていても、まるで違う。
2年間のほとんどお腹の調子が悪かったそうです。笑
そのせいなのか、15sやせたって。ブータン辛いダイエットか・・・

豊田さんの職種は「家畜飼育」
家畜(牛、ブタ、鳥など)の飼育に関する飼育環境の改善が主なシゴト。
農林省の農業試験場に派遣され人工授精の普及・指導にチカラを入れます。
実は豊田さんが想像するよりも機材は充実していたりするのですが、上手く使われていないのが現実です。
モノはあってもホコリをかぶっていて、使える人がいないのです。

これはブータンに限らず、開発途上国支援の難しさの一つでもあります。
ボランティアのあり方、国際協力のカタチ、まさに現場で考えさせられるのですね。

ブータンでの家畜飼育はまだ始まったばかりの初期段階だそうです。
まずは、どうやって農家の現場にまで普及させていくのか?
行政と農家などの現場との温度差もあり、そのギャップにも悩んだようです。
人工授精などの技術的なことから、販路の開拓などビジネスとしての土壌作りなど多くの課題もあったのです。

そして宗教や伝統・文化の壁に悩みました。
ブータンは殺生が許されない国。これはそもそもの畜産の分野では大きな問題となります。それは人間の管理下での畜産が難しいことを意味するのです。
日本の技術が使えない、家畜の数や種をコントロールできない。
どうやってアプローチすればいいのか、試行錯誤が続きました。
でも、だからこそおもしろかったって。
ちょっとニヤニヤしながら現場に行っていたそうです。
豊田さん、追い込まれると笑っちゃうタイプなのかな?笑

そしてもう一つ。家畜飼育の難しさは、時間がかかるということです。
ウシの人工授精をしてから仔牛が生まれるまで約1年。
ひとつひとつ将来のビジョンを説明しモデルケースを作り出そうと努力しますが、今ある生活に満足する人たちに次のステップを理解してもらうには、少し時間がかかるかもしれませんね。
2年間での成果を求めると、なかなか難しい活動だったようです。

でも難しかったけど、決して無駄じゃなかったと思います。
農家の人たちと腹を割って話し、愚痴や希望が聞けた。
前進後退を繰り返しながら一歩ずつ進んで行くしかないんですよね。

あとは夢や希望を語った現地の人達が動き出すしかないんです。
信じること、見守ること、応援すること。
これも立派な国際協力です。


そうだ、豊田さんね、なんと写真集作っていましたよ!
あっ、もちろんグラビアとかじゃないですよ。笑
ブータンで活動してきた協力隊2年間の記録です。

見せて頂きましたが、ちゃんとテキストも自分で書いていて、そのまま本屋さんに置けるんじゃない?ってくらいの完成度ですよ!

ブータンのワンチュク国王と一緒に撮った写真もあってビックリ!
なんと王室のロイヤルウェディングの手伝いをする機会があり、国王に会ったそうです!スゲェーでしょ?
青年海外協力隊、本当にいろんな出会いがありますね。

豊田さんのいつかの夢は、シニアボランティア。
その夢、応援します!!

• JICA二本松インフォメーション ☆

現在JICA二本松では、156名の青年海外協力隊訓練生が訓練に励んでいます。
訓練も残り19日、語学学習はもちろん、健康と安全管理、異文化理解やコミュニケーション手法の習得に励んでいます。

この訓練の中には、自主講座というものがあります。自主講座は「訓練生がこれまで身につけてきた専門分野を他の訓練生に教え、派遣国で必要とされる知識を共有する」というものです。青年海外協力隊はこう言った自主性も大いに求められるのです。
 
さて、そして9月26日(土)、27日(日)にJICA二本松でグローバルセミナー2015が開催されます。
このイベントは国際協力、国際交流、国際理解などを担う若者を育成することを目的に毎年開催されています。
応募用紙は9月7日必着となっておりますので、お間違えのないように。

また、9月下旬には世界の食を通して学ぶ異文化理解「おいしく学ぶ、世界の暮らし〜インドネシア編」が開催されます。
今回のイベントの講師にはインドネシアの文化や風景、食文化やそこで暮らす人々にスポットを当てて、映像や写真も使いながらお話頂きます。
インドネシア料理を楽しみながら異文化に触れてみませんか?

詳細につきましてはJICA二本松のホームページからご確認いただけます。

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2015年8月29日(gy) 08:30

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