「ヨルダン」に派遣されていました、濱田 愛さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/25放送


こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成23年度2次隊として「ヨルダン」に派遣されていました、濱田 愛(ハマダ アイ)さんです。
職種は「体育」です。
出身は、愛媛県です。
現在は、福島復興局 市町村応援職員として、南相馬市健康づくり課で市民の方々の健診の手伝いや運動指導などをされています。

今回は南相馬市の職場にお邪魔しました!
久しぶりのお出かけ収録です。
まぁ何が良いって、協力隊OVの方が今活動されている現場を見られるのは嬉しいんです。
なんかね、より身近に感じられるんです。
生活感と言いますか、人間味を感じるんです。

ましてヨルダン派遣の方でしょ?
僕も去年、海外取材でヨルダンに行きましたので、一層身近に感じましたね!


濱田さんが、青年海外協力隊を初めて知ったのは中学校の教科書?
でも何をやっている人たちなのかは、正直想像も出来なかったそうです。
ただ、協力隊になれば海外に住めるかも。
何かすると言うよりは、海外に住めるという憧れはあったそうです。
この漠然すぎる憧れが、後の人生を変えることになるんですが。笑

さて、子供のころから運動が大好きな活発な女の子だった濱田さん。
将来は運動を伝える仕事がしたい。と、思っていたそうです。
そう、目指す道は体育の先生です。
さすが体育の成績はいつも「5」、スポーツも得意だったようですね。
中学まではバスケットボール、高校・大学はハンドボールに汗を流します。
大学では体育の先生としての知識、技術を学びます。
そして、大学卒業後は講師として体育指導もされました。

体育の先生の夢を追いながらも、人生の節目節目に頭をよぎる青年海外協力隊。
進路や就活を考えた時にも、度々、JICAのホームページを開いていたそうです。

で、ある時、先輩に協力隊の募集説明会に誘われます。
そこで出会った協力隊OVは本当に輝いていた。
いつか自分もそうなりたい。
意外と決断は早かったようです。
ずっと心の奥底にあった協力隊の道に、チャレンジする時が来るのです。


さてさて、運命のいたずらか、濱田さんの協力隊は紆余曲折。

受験の際、第1希望はモルディブ。第2希望はアフリカだったかな?
届いた合格通知に書いてあった派遣国は、シリア・・・
シリア?いったいドコ?まぁ正直です。

ところが訓練が始まる前に、中東では‘アラブの春’があり、シリアは政情不安に。
新規どころか、今活動している協力隊員もシリアからの撤退を余儀なくされます。
こうして濱田さんのシリア派遣はキャンセルになり、派遣国の変更になりました。

そして振り替えの派遣国も決まらぬままに、今度は・・・東日本大震災。
シリアへの派遣中止の知らせから、数日も経たずに震災が起きたのです。
その日から、協力隊の派遣前訓練が行われるJICA二本松は避難所になり、JICAの歴史でもはじめての避難所運営が行われるのです。

震災に翻弄されたのは、派遣前の訓練生達も一緒です。
いつから訓練が始まるのか、本当に派遣されるのか、不安だったと思います。
今、日本で何ができるのだろう、自分たちに何ができるのだろう、悩みました。

それでも海外では、自分たちを待っている人たちがいる。
そのために、目の前のことを一生懸命に

JICA二本松で訓練をするはずだった候補生は、大阪での訓練になりました。
濱田さんも大阪での訓練です。
ただ訓練には参加しているけど、まだ派遣国が決まっていないという状態。
行く国が決まってないのに、訓練するの?
これもかなりのレアケースですね。

ここまで派遣されるまでにいろいろある人も珍しい。
受験から訓練、派遣まで怒濤の協力隊生活。
アラブの春、東日本大震災、いろいろあり過ぎましたね。

平成23年度2次隊はある意味、特別な隊次かもしれませんね。
だからこそ、隊員同士の絆をより感じることができるのかも。

濱田さんのヨルダンでの活動はまた来週です。




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

7月19、20日に、ルワンダフルサマー2015が二本松市と福島市で開催されました。
このイベントは青年海外協力隊50周年を記念して、JICA二本松、ルワンダの教育を考える会、そして国際協力を勉強している福島大学の学生が主体となって企画いたしました。
イベント当日はJICA二本松で訓練を受けている訓練生や福島大学の学生、そして多くの方々にご来場いただきました。
お越し頂きました皆様、本当にありがとうございました!

さて、JICA二本松では平成27年度2次隊の訓練が始まって17日が経ちました。
訓練生同士もお互いの国や派遣されてからの活動の話などもしているようです。

そして間もなく、訓練のひとつ「所外活動」がはじまります。
この所外活動は福島県内の仮設住宅や養護施設、農園などにも訓練生がお邪魔しまして、施設の方々の活動を学ばせて頂く訓練なんです。
訓練の様子はfacebookで随時更新中です。

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2015年7月25日(土) 08:30

「ブラジル」に派遣されていました、武藤 啓一さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/18放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
平成23年度 日系社会シニアボランティアとして「ブラジル」に派遣されていました、武藤 啓一(ムトウ ケイイチ)さんです。
職種は「野球」です。
僕も高校まで野球をやっていましたから持ち上げて言いますが、
野球やっている人に悪い人はいませんから。コレ僕の持論です。
現在は、喜多方市 地域・家庭医療センター ほっと☆きらりの事務長をされています。

番組初の日系社会シニアボランティアさんです。
日系社会シニアボランティアについては、先週のブログをご参照あれ!

武藤さんが派遣された国「ブラジル」も、番組初登場!
ブラジルの人、聞こえますか〜!の地球の真裏の国。
地球儀を回してみると、日本の反対側の国です。
南米大陸最大の国、日本の22倍以上もの国土がある。
BRICsと言われる高い経済成長が期待される新興国です。
ラテンアメリカ最大の経済規模であり、世界でも7番目の経済規模。
世界的にみても、今まさに勢いのある国のひとつですよね。

実は、青年海外協力隊はブラジルには派遣されていませんが、
日系社会ボランティアでは最大の派遣国になります。

そしてブラジルと言えば、そう、サッカーですよね。
記憶にも新しい去年のサッカーワールドカップブラジル大会。
誰に聞いてもカナリアイエローのユニフォームを思い出すでしょ?

ブラジル国内においても、1にサッカー、2にサッカー、
3・4もサッカー、5も6もサッカーなんですって!笑

でもでも、武藤さんの職種は「野球」です!
例えるなら、日本でカポエラ教えるくらいのアウェー感でしょうか?

武藤さんが派遣されたのが、サンパウロから170km離れたブラジル第3の都市と言われるカンピナスと言う町。
日本で170kmと聞くとちょっと遠いかなって思うのですが、ブラジル人の感覚は日本の距離感の10分の1とか?
大変大きな国ですから、クルマで3時間くらいは全然近いそうです。

日系社会ボランティアが派遣されるのは国の機関や行政ではなく、日系社会の民間に派遣されるのです。

武藤さんが派遣されたのが日系集落の少年野球チーム。
この少年野球チームでの指導なんです。

現在、ブラジルには日系6世くらいまでの方がいまして、
人口約2億人のうち、日系人は約160万人だそうです。

スポーツ人口ではサッカーが大半を占める中で、日系社会では日系人が野球を広めたと言う思いがあり、特に親や祖父世代では愛されているスポーツだそうです。

もちろんブラジル人も野球は知っていますよ。
WBCにもブラジル代表は出場していますし、JICAボランティア出身の方がナショナルチームのコーチになったりもしているそうです。

衛星放送などでもメジャーリーグが見れますし、少しづつ野球の夢も広がっているそうです。
とは言っても、まだまだマイナースポーツ・・・
スポーツ店に行っても、野球の道具が売っていないのです。

道具を集めることや環境を整備することも武藤さんの活動になります。
環境と一口に言っても、グランドなどのハード面の環境整備もあれば、実はスポーツの裏にある非行の問題など、スポーツに時間を費やすことで非行にはしらせないようにするなど、子供の成長環境の整備というのも目的になっているそうです。また親と子のコミュニケーションの機会になっていたり、親がスポーツに期待しているモノが少なからずあるそうです。

武藤さんが教えることは、野球の技術だけではないのです。
挨拶やしつけなどもそのひとつ。
道具を大切にするってこともそう。

僕らも高校野球の時は、縦社会は厳しかったしなぁ。
意味の分からないルールもありましたよ。笑
良いとか悪いってことだけではないんです。
体育会系特有の厳しい社会性やルールと言いますか、ある意味、やれば出来るの精神論かもしれませんが、少なからず野球には、そんな美学があると思うのです。
ようはキモチというか心を教えるのです。

そして、チームワークの大切さ、団体競技の良さ、野球を通して人生に役立つ大切なモノを伝えてきたのです。

60歳を超えてからの挑戦は、世界が見えた活動だった。
64年の中のたった2年間だけど、人生のかけがえのない2年間になった。

夢は叶えると、また次の夢ができる。夢には終わりがないのです。

さぁ第2の人生はまだ始まったばかり。
ブラジルに行ってまたやりたいことが増えたみたいですね。
新たな夢は、喜多方のお酒や喜多方ラーメンをブラジルへ!
いいですねぇ、大きなビジネスチャンスかもしれませんね。

さて、そのブラジルの流行のラーメン屋でバイトでもしようかな。笑



• JICA二本松インフォメーション ☆

7月9日から始まった平成27年度第2次隊の訓練。
訓練生は、派遣されてからの2年間を無事に過ごすための体力維持講座や予防接種を行います。
語学訓練もすでに始まり、ほとんどの訓練生が初めて触れる語学を楽しんでいるようです。

そして、7月20日(祝)海の日に、福島県教育会館大ホールで、「青年海外協力隊50周年記念 ルワンダフルサマー2015 〜ルワンダとふくしまのキセキ〜」を行います。
このイベントは、青年海外協力隊の活動、桑山紀彦さんの地球のステージ、ルワンダ人留学生を招いての福島県とルワンダについてなどのトークライブを行います。
入場は無料となっておりますので、青年海外協力隊の活動や地球のステージ、そして国際交流に興味のある方はぜひ会場にお越しください!
詳細につきましては、JICA二本松ホームページをご確認ください。

そして、
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2015年7月18日(土) 08:30

「ブラジル」に派遣されていました、武藤 啓一さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/11放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
平成23年度 日系社会シニアボランティアとして「ブラジル」に派遣されていました、武藤 啓一(ムトウ ケイイチ)さんです。
職種は「野球」です。
現在は、喜多方市 地域・家庭医療センター ほっと☆きらりの事務長をされています。

さぁ、今週は初めてづくし!
もう最初から説明しなければならないことがいっぱいありますね。笑

まず日系社会ボランティアも初ですし、シニアボランティアも初ですよね。

では、説明しよう!
番組では今まで、青年海外協力隊を中心にご紹介してきましたが、この青年海外協力隊は「JICAボランティア」の一つなんです。

1965年、青年海外協力隊の初代隊員が派遣されてから今年で50年。
これまで4万人以上が世界89ヵ国でボランティアとして活動してきました。

現在、青年海外協力隊のほかにも、シニア海外ボランティア、日系社会青年ボランティア、日系社会シニアボランティアが創設されて、幅広い世代の方に「JICAボランティア」に参加していただいています。

そうなんです!
「JICAボランティア」は4種類のボランティアがあるのです。

アジア、アフリカ、中南米、大洋州、中東の開発途上国の国づくりのためのボランティアが‘青年海外協力隊’で20歳〜39歳まで、‘シニア海外ボランティア’は40歳〜69歳までの方が参加できます。

中南米の日系人社会で、中南米地域の発展のためのボランティアが‘日系社会青年ボランティア’で20歳〜39歳、‘日系社会シニアボランティア’は40歳〜69歳までの方が参加できるのです。

「JICAボランティア」は、年齢、活動する地域・コミュニティにより4つのボランティアに分けられているのです。

で、今回ご出演の武藤さんは、日系社会シニア・ボランティアなんです!
定年後に日系社会シニアボランティアに参加されています。
なんと武藤さん、元は町役場(合併後は市役所)の職員さんだったのです。

公務員として勤めながらも、実はずっと海外に興味があったそうです。
29歳でカナダに行ったのが始まり。
30代前半には、福島県が主催していた青年海外派遣事業「若人の翼」に参加されブラジルなど南米を回って、視察・研修をされたそうです。
この時の南米の方との触れあいが、ずっと心に残っていたのです。

「必ず、いつか、南米へ、ブラジルへ」

「若人の翼」から帰国後は、より積極的に海外へのつながりを持っていきます。
海外からのホームステイを引き受け、12ヵ国33名の外国人の受入れをされたそうです。
最初は家族も戸惑っていたそうですが、だんだん慣れてくると、今度はどこの国の人が来るのだろうと楽しみにもされていたそうです。
もう、まさに国際交流ですよね!
国際交流も国際協力も、家族の応援、協力が大切なんですね。
こうして外国の方々と触れあうほど、また海外への思いも膨らんでいくのです。

そして、いよいよそのチャンスがやってきます。
定年が近くなり、その後の人生を考えた時に思い浮かんだのが「JICAボランティア」だったのです。
ホームステイの受入れなど国際交流をするなかで、JICAとのつながりもありましたし、頭の片隅にはJICAボランティアがずっとあったかもしれません。
ただ、仕事をしている間は、正直、自分に出来るものだと思わなかった。

けど、定年後なら、自分の経験を活かせる場所があるかもしれない。
何より人生後悔したくない、今しかない。と思ったのです。

さて、自分がチャレンジできる職種は何だろうと考えた時に、素直に自分が出来るコトを探したそうです。
募集要項を眺めて、そして、目に入ったのがスポーツ関係、野球だったのです。
要請は、ブラジルの日系の子供たちへの少年野球の指導です。
武藤さんは、野球の審判の資格を持っていたり、少年野球の指導経験もありましたので、コレだと思ったそうです。

さぁ、もちろん日系社会シニアボランティアにも、筆記試験・面接があります!
なんとここで公務員経験が活きてくるのです。
書類作成は何十年もやってきましたし、考えを文字にして書式化することは得意なんです。笑

さて、JICAボランティアの最大の協力者は、家族です。
武藤さん、家族への相談は・・・一応・・・あまりしてない。笑
あんまり説明すると反対されるからって。
JICAから募集要項がウチに届いても、ウラ返しにしておいたそうです。
まぁ多分、家族は気付いていたそうですが。
あまり反応せず、見守っていたのは、家族の優しさかもしれませんね。

若人の翼やホームステイの受入れなど、今までの国際交流の経験からも、ご家族の応援するキモチと言うか、‘覚悟’はあったのかもしれませんね。

武藤さんのブラジルでの活動については、また来週です!




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

7月9日(木)から平成27年度第2次隊の訓練がいよいよ始まりました!
全国から集まった訓練生は約2ヶ月の訓練を通して、立派なボランティアとしてアジア、中東、アフリカなど27ヵ国へ派遣されます。
訓練では語学のほかに健康管理や安全面、そして福島県の皆さんの力をお借りして実践される講座があります。
訓練内容はfacebookで随時更新されますので、ぜひご覧下さい!

そして、7月20日(祝)海の日に、福島県教育会館大ホールで、「青年海外協力隊50周年記念 ルワンダフルサマー2015 〜ルワンダとふくしまのキセキ〜」を行います。
このイベントは、青年海外協力隊の活動、桑山紀彦さんの地球のステージ、ルワンダ人留学生を招いての福島県とルワンダについてなどのトークライブを行います。
入場は無料となっておりますので、青年海外協力隊の活動や地球のステージ、そして国際交流に興味のある方はぜひ会場にお越しください!
詳細につきましては、JICA二本松ホームページをご確認ください。

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2015年7月11日(土) 08:30

「モザンビーク」に派遣されていました、小野 真理子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/4放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成22年度1次隊として「モザンビーク」に派遣されていました、小野 真理子(オノ マリコ)さんです。
職種は「青少年活動」です。
福島市のご出身です!
現在は、NPO法人福島就労支援センターの副理事長です。

先週も言いましたが、副理事長と言っても、とてもかわいらしい副理事長です。

小野副理事長が派遣された国が「モザンビーク」です。
この番組でも初!モザンビークです!
そう、アフリカの国です。アフリカの南東部に位置し、海に面しています。
南側に南アフリカ、南西にスワジランド、西にジンバブエ、北西にマラウイ、ザンビア、北にタンザニア、そして海を挟んで東にマダガスカルです。

あの織田信長の家臣・弥助は、現在のモザンビークの出身とも言われています。
書物には「名は弥助、身の丈六尺二分、黒人男性、身はすみのごとく」とその容貌が詳細に記述されているほど、当時、京都では評判になったとか。

近年、高い経済発展による経済格差の広がりや、HIV感染率の高さも目立ち、
国民の70%が貧困で世界で最も貧しい国の一つとも言われています。

小野さんは、モザンビークの首都マプトの公立の小学校に派遣されます。
職種は「青少年活動」ですが、この職種もホントに幅が広いのです。
音楽や学校関係から、環境などなど、要請によってぜんぜん違う活動なんす。
小野さんは、ほぼ学校の先生ですね!

で、小野さんの小学校は、超マンモス校!
なんと1クラス約100名、1学年7〜9クラス、7学年ありますので全校生徒で7000人とか。笑
いや、ほんとに笑っちゃう規模ですよね?

小野さんは6・7年生の体育や技術家庭科を担当されたそうです。
ほぼ先生と言うか、まさしく先生ですね。

もちろん学校の先生経験はナッシングです!
本来の要請内容は、情操教育の向上として首都の学校でイベント活動を実施する、というもの。
しかし、フタを開けてみれば、授業をやってくれ、と言うものだった。

さて小野さん、初めての先生です!
もうやるしかない、突き進むしかない、と思ったそうです。
一応、授業のカリキュラムはあって、年の初めに先生が決めるそうですが・・・
まぁ予想通りと言いますか、機能していないのです。
決めるコトが目的になっていて、決めても実施されないそうです。

そこで小野さん。
試行錯誤しながらも、カリキュラム、教科書に頼らない授業をするのです。
体育は、自分の学生生活を思い出しながら、日本の準備体操をやったり、ダンスを教えたり。
技術家庭科では、紙を使っていろんなものを作ったり、ついには日本語学習をしたり、書道もやったそうです。
子供たちにとってはどれも新鮮で、とても楽しんでくれたそうです。

そして小野さん。
活動は小学校の先生だけではないのです。
小学校は義務教育なんですが、実は学校に通えない子供たちもいるのです。
そんな子供たちを集めての青空教室を開いているモザンビーク人がいて、ぜひ自分にも手伝わせてほしいと直談判したのです。
もう、やりたいキモチが強かった!
授業の空き時間に開いた青空教室。
子供たちも勉強が出来ることが嬉しかったのです。
そんな子供たちの表情に、やりがいを感じたそうです。

それから小野さん。
やっぱり本来の要請内容であるイベントがやりたかったのです。
日本とモザンビークの絵の交流会、日本祭り、運動会といろんなイベントを企画していきます。
子供たちが活動できる場所、輝ける場所を作りたかったのです。
そこで生まれる感情だったり、きっと未来に繋がるモノがあると思ったのです。

さぁて、何が大変って?
子供よりも、大人を巻き込んでいくのが大変なんです。
運動会って何?授業以外で働く?もちろん残業なんて言葉はない。
まぁ大変だったそうです。
少しずつ理解してもらい、少しずつ準備を進めていく。しかないんです・・・
準備に半年かかったそうです。

そうして苦労して開催した運動会は大盛況!
子供たちの表情はホントに嬉しそうで、一生懸命で、仲間との助け合いを感じることが出来た。
子供たちはもちろん、大人も大興奮の運動会だったそうです。


ホントに充実した青年海外協力隊の活動だったのですね。

2年間だけど、倍以上いたような感覚さえあるって。
1日1日いろんなことが起きて、内容の濃い2年間だった。
毎日がスペシャル!だった。

虫と一緒に生活していたって。
日本のゴキブリとはサイズ感が違っていたって。
ヤモリはペット。アリの行列は当たり前だって。
名前の知らない虫がいっぱいいたって。
それが人生のかけがえのない日々になった。
そこに会いたいと思える人がいる。第2の故郷ができたのです。


さて小野さん。
福島で何かがしたい。福島を盛り上げたい。と思い、
現在は、NPO法人福島就労支援センターで副理事長をされています。
そして、7月1日には、福島市にパソコン教室がオープンします!!

パソコン教室で、パソコンを通して人をつなげたい。
就職につなげることはもちろん、地域の活性化、地域の和を広げたいそうです。
このNPO法人の理事にはモザンビークの同期だったり、協力隊のOVが名を連ねているそうです。
協力隊OVが集まれば、いろんなことが出来るのです。

国際協力や協力隊に興味がある方も必見ですな。
こりゃ一石二鳥、パソコンだけじゃなく協力隊やモザンビークについても聞けますよ!
収益は開発途上国の教育ために寄付されるそうです。
パソコンを学ぶことが開発途上国の支援にもつながるのです。
詳しくは、「パソコン教室まなびや」で検索して下さい!

さぁ、小野さんの新たな一歩は始まったばかりです。



• JICA二本松インフォメーション ☆

7月10日(金)からいよいよ平成27年度第2次隊の訓練が始まります。
今回の訓練も青年海外協力隊は70日間、シニア海外ボランティアは35日間の合同訓練をJICA二本松で行います。
訓練では200時間以上の語学訓練と健康管理や安全能力の向上を目的とした訓練、福島県内の被災地を視察し、復興について学ぶツアーや地域の人達と交流して協力隊のあり方を学ぶ講座など、訓練の内容は多岐に渡ります。

今回も全国各地から多くの訓練生がJICA二本松へ集まります。
前回の訓練に引き続き、皆様のご支援ご協力をよろしくお願い致します。

そして、ラジオを通して、国際協力に興味を持った皆様!
秋募集で皆様のご応募を心よりお待ちしております。
福島県内で行われる青年海外協力隊・シニア海外ボランティアの説明会、そして秋募集の日程が決まりましたら、改めてお伝え致します。

そして、
ぜひJICA二本松Facebookページ、チェックして下さいね!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

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2015年7月4日(土) 08:30

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