「ブータン」に派遣されていました、豊田 泰洋さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/22放送

こんにちは、DJイタルです!
いや〜夏の甲子園も終わり、夏休みももう終わりですか?
夏の終わりが近づくにつれ、寂しくなるのは僕だけじゃないはず・・・
みなさんはこの夏、楽しみましたか?

さ、今週もはりきって参りますよ〜。

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成25年度1次隊として「ブータン」に派遣されていました、豊田 泰洋(トヨタ ヤスヒロ)さんです。
職種は「家畜飼育」です。
出身は、福島県田村市船引町です。

H25年1次隊ですから、つい最近、日本に帰って来たばかり。
今年の7月1日に帰って来たとか?
日本に帰って来てまだ1ヶ月ちょっと。
やっとこさ、日本に慣れてきたとこ?
まぁとりあえず靴下は履いてきたから大丈夫かな。笑
そっか、豊田さんは少し寒い国に派遣されていたからね。

暑い国に派遣されていた隊員は、靴下を履くことを忘れていますから。
ビーサンを脱ぎ捨て、靴下を履くことから初めていくのです。笑
2年間のブランクを埋める、日本に慣れるのも意外と大変なんです。

日本に帰って来て、久しぶりの吉野家の牛丼にめっちゃ感激したそうです。
そう、日本ってとても便利で、とても美味しい国なんです。
協力隊員は、海外を知ることで、改めて日本を知るのです。


さて、それでは、豊田さんの青年海外協力隊への道を探っていきましょう!

豊田さんは福島県田村市のご出身。当時はまだ合併前の船引町です。
子供の頃は、どちらかと言うとインドアタイプ。ちょっと根暗だったとか。
今の姿からは想像出来ませんが、太っていたとか。
ゲームが好きで、SONYに入ってゲームを作りたいと思っていたそうです。

中学校はソフトテニス部、高校は帰宅部。
高校時代はまさにインドアを絵に描いたような生活だったとか?
この頃は、海外への興味やボランティアへの興味もまるで無かったようです。

余談ですが、高校は福島県立郡山高校、なんと僕の後輩です。
いや〜、世の中狭いね。
後輩が協力隊に参加しているなんて、嬉しい限りです!
まぁ僕の方がちょっと先輩ですので、今日は先輩風吹かせようと思います!

豊田さんは普通科理系クラス。
この時もまだ将来の夢は見えず、とりあえずの進学の道だったのです。
そして東京農業大学に進学します。
実は東京農業大学から青年海外協力隊に参加される方って多いんですよね?
日本だけでなく、それだけ途上国の家畜や農業に活かせることを学べるのですね。それに、実践したくなるのかもしれませんね。

でも豊田さん、なぜに農大?
豊田さんのお父さんが獣医師さんで、自然と幼い頃から家畜に触れる機会も多かったようです。
でも、だからと言って、自分が獣医師になる気は無かったようです。

選んだ学科が畜産学科。系統遺伝学育種?
家畜の歴史を学ぶ、かなりコアなマニアックなところだそうです。
いやー難しそうですけど・・・いろんな学科があるもんですね。
そんな豊田さんの大学時代は大忙し。
何が忙しいって?
サークル活動に一生懸命だったのです。
よさこいソーラン同好会で全国各地を回って、どちらかと言わなくても、勉強よりもサークル活動が忙しかったのです!
自分でも学生生活を謳歌したと言っていましたよ。笑
目の前のコトに一生懸命になれるって大事ですよね。

さて豊田さんの海外との繋がりはと言うと・・・正直、海外にまったく興味が無かったのです。当然、協力隊もまだまだ出てこないっす。

大学院に進学してさらに研究を進めていきますと海外との繋がりがでてきます。
日本の畜産と海外の初期の畜産の違い。初期の畜産に興味を持つことで海外への興味に繋がっていったそうです。
                               
そして就職。牛の凍結精液の生産販売の営業のおシゴトです。
日本全国の農家さんをまわって、日本の畜産の現場を見ることができた。
大学で学んだことと現場のギャップ。じゃ海外ではどうなっているんだろう。
日本の畜産の現場を知ることで海外への興味が膨らんでいったのです。
そして自分の目標とする畜産のカタチが見えてきた。
その新たな目標になったのが海外での畜産だったのです。

大学の時に就職課で見かけた青年海外協力隊のパンフレット。
畜産飼育と言う職種があることも知っていました。
研究から現場まで経験して、繋がった先が青年海外協力隊だったのです。

あとは勢いです。
誰にも相談することなく、まずは一次試験。
書類を準備して、一次試験が通れば、自分は求められている人間かもしれないと、どんどん進んで行くのです。

一次試験通過後には会社も辞めていましたので、もう後には引けません。
二次試験の面接では感触も良かったし、正直、自信もあったそうです。

そこで届いた通知は「補欠合格」
いや〜、この番組でも久しぶりの補欠合格です。
これね、条件付きの合格でして、欠員が出た場合の補充だったり、派遣までに語学力の向上や健康の改善を必要とする場合に補欠合格となるのです。

「自分は天狗でした・・・」

大学で研究をし、大学院では英語で論文も書き、社会人になり日本の現場を知り、正直、自信があったのです。
何かを見透かされたように届いた補欠通知。

それから1ヶ月間ひたすら語学の勉強をしたそうです。
「今思えば補欠で良かった、天狗の鼻を折ってくれてありがとう。」
自分を見つめ直す良い機会になったそうです。

単に語学ってことだけでは無くて、総じての甘さみたいなモノがリセットできたのかもしれないですね。
海外で生きると言うことは、簡単じゃないってことですよね。
理想や希望ももちろん多いに結構ですけど、厳しさも忘れちゃいけないってことですよね。

って、何か偉そうなこと言ってスミマセン・・・

さて、豊田さんのブータンでの活動はまた来週です!



• JICA二本松インフォメーション ☆

8月12日(水)に、JICA二本松ではシニア海外ボランティアの修了式が行われました。シニア海外ボランティアとは40歳から69歳までのJICAボランティアの方々でして、青年海外協力隊候補者と一緒にJICA二本松で訓練するのです。ただ一足早く訓練が終了となり、派遣されるまでの間は、各自それぞれの学習を進めて行きます。

そして青年海外協力隊の訓練はと言いますと、あと26日。
訓練生にも、少しずつ疲れの色が見え始める頃でしょうか?

そんな中、東京から50名の高校生が8月17日(月)から5泊6日の日程でJICA二本松に来ています。
この高校生たちは、青年海外協力隊の派遣前訓練を体験し、国際社会への自覚や社会貢献を通して主体的な行動力をもつ人材の育成を目的とした「第一期東京グローバルユースキャンプ」の参加者です。
8月24日(月)から29日(土)まで第二期東京グローバルユースキャンプの参加者50名がJICA二本松で同じ体験研修を行います。

疲れが見え始めた訓練生にとっても、良い刺激になっていますね。
 
そして、9月26日(土)、27日(日)にJICA二本松でグローバルセミナー2015が開催されます。
このイベントは国際協力、国際交流、国際理解などを担う若者を育成することを目的に毎年開催されています。

JICA二本松の訓練の様子やグローバルセミナー2015の概要につきましては、JICA二本松のホームページ、またはFacebookでご確認いただけます。

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2015年8月22日(gy) 08:30

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