「モザンビーク」に派遣されていました、小野 真理子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/4放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成22年度1次隊として「モザンビーク」に派遣されていました、小野 真理子(オノ マリコ)さんです。
職種は「青少年活動」です。
福島市のご出身です!
現在は、NPO法人福島就労支援センターの副理事長です。

先週も言いましたが、副理事長と言っても、とてもかわいらしい副理事長です。

小野副理事長が派遣された国が「モザンビーク」です。
この番組でも初!モザンビークです!
そう、アフリカの国です。アフリカの南東部に位置し、海に面しています。
南側に南アフリカ、南西にスワジランド、西にジンバブエ、北西にマラウイ、ザンビア、北にタンザニア、そして海を挟んで東にマダガスカルです。

あの織田信長の家臣・弥助は、現在のモザンビークの出身とも言われています。
書物には「名は弥助、身の丈六尺二分、黒人男性、身はすみのごとく」とその容貌が詳細に記述されているほど、当時、京都では評判になったとか。

近年、高い経済発展による経済格差の広がりや、HIV感染率の高さも目立ち、
国民の70%が貧困で世界で最も貧しい国の一つとも言われています。

小野さんは、モザンビークの首都マプトの公立の小学校に派遣されます。
職種は「青少年活動」ですが、この職種もホントに幅が広いのです。
音楽や学校関係から、環境などなど、要請によってぜんぜん違う活動なんす。
小野さんは、ほぼ学校の先生ですね!

で、小野さんの小学校は、超マンモス校!
なんと1クラス約100名、1学年7〜9クラス、7学年ありますので全校生徒で7000人とか。笑
いや、ほんとに笑っちゃう規模ですよね?

小野さんは6・7年生の体育や技術家庭科を担当されたそうです。
ほぼ先生と言うか、まさしく先生ですね。

もちろん学校の先生経験はナッシングです!
本来の要請内容は、情操教育の向上として首都の学校でイベント活動を実施する、というもの。
しかし、フタを開けてみれば、授業をやってくれ、と言うものだった。

さて小野さん、初めての先生です!
もうやるしかない、突き進むしかない、と思ったそうです。
一応、授業のカリキュラムはあって、年の初めに先生が決めるそうですが・・・
まぁ予想通りと言いますか、機能していないのです。
決めるコトが目的になっていて、決めても実施されないそうです。

そこで小野さん。
試行錯誤しながらも、カリキュラム、教科書に頼らない授業をするのです。
体育は、自分の学生生活を思い出しながら、日本の準備体操をやったり、ダンスを教えたり。
技術家庭科では、紙を使っていろんなものを作ったり、ついには日本語学習をしたり、書道もやったそうです。
子供たちにとってはどれも新鮮で、とても楽しんでくれたそうです。

そして小野さん。
活動は小学校の先生だけではないのです。
小学校は義務教育なんですが、実は学校に通えない子供たちもいるのです。
そんな子供たちを集めての青空教室を開いているモザンビーク人がいて、ぜひ自分にも手伝わせてほしいと直談判したのです。
もう、やりたいキモチが強かった!
授業の空き時間に開いた青空教室。
子供たちも勉強が出来ることが嬉しかったのです。
そんな子供たちの表情に、やりがいを感じたそうです。

それから小野さん。
やっぱり本来の要請内容であるイベントがやりたかったのです。
日本とモザンビークの絵の交流会、日本祭り、運動会といろんなイベントを企画していきます。
子供たちが活動できる場所、輝ける場所を作りたかったのです。
そこで生まれる感情だったり、きっと未来に繋がるモノがあると思ったのです。

さぁて、何が大変って?
子供よりも、大人を巻き込んでいくのが大変なんです。
運動会って何?授業以外で働く?もちろん残業なんて言葉はない。
まぁ大変だったそうです。
少しずつ理解してもらい、少しずつ準備を進めていく。しかないんです・・・
準備に半年かかったそうです。

そうして苦労して開催した運動会は大盛況!
子供たちの表情はホントに嬉しそうで、一生懸命で、仲間との助け合いを感じることが出来た。
子供たちはもちろん、大人も大興奮の運動会だったそうです。


ホントに充実した青年海外協力隊の活動だったのですね。

2年間だけど、倍以上いたような感覚さえあるって。
1日1日いろんなことが起きて、内容の濃い2年間だった。
毎日がスペシャル!だった。

虫と一緒に生活していたって。
日本のゴキブリとはサイズ感が違っていたって。
ヤモリはペット。アリの行列は当たり前だって。
名前の知らない虫がいっぱいいたって。
それが人生のかけがえのない日々になった。
そこに会いたいと思える人がいる。第2の故郷ができたのです。


さて小野さん。
福島で何かがしたい。福島を盛り上げたい。と思い、
現在は、NPO法人福島就労支援センターで副理事長をされています。
そして、7月1日には、福島市にパソコン教室がオープンします!!

パソコン教室で、パソコンを通して人をつなげたい。
就職につなげることはもちろん、地域の活性化、地域の和を広げたいそうです。
このNPO法人の理事にはモザンビークの同期だったり、協力隊のOVが名を連ねているそうです。
協力隊OVが集まれば、いろんなことが出来るのです。

国際協力や協力隊に興味がある方も必見ですな。
こりゃ一石二鳥、パソコンだけじゃなく協力隊やモザンビークについても聞けますよ!
収益は開発途上国の教育ために寄付されるそうです。
パソコンを学ぶことが開発途上国の支援にもつながるのです。
詳しくは、「パソコン教室まなびや」で検索して下さい!

さぁ、小野さんの新たな一歩は始まったばかりです。



• JICA二本松インフォメーション ☆

7月10日(金)からいよいよ平成27年度第2次隊の訓練が始まります。
今回の訓練も青年海外協力隊は70日間、シニア海外ボランティアは35日間の合同訓練をJICA二本松で行います。
訓練では200時間以上の語学訓練と健康管理や安全能力の向上を目的とした訓練、福島県内の被災地を視察し、復興について学ぶツアーや地域の人達と交流して協力隊のあり方を学ぶ講座など、訓練の内容は多岐に渡ります。

今回も全国各地から多くの訓練生がJICA二本松へ集まります。
前回の訓練に引き続き、皆様のご支援ご協力をよろしくお願い致します。

そして、ラジオを通して、国際協力に興味を持った皆様!
秋募集で皆様のご応募を心よりお待ちしております。
福島県内で行われる青年海外協力隊・シニア海外ボランティアの説明会、そして秋募集の日程が決まりましたら、改めてお伝え致します。

そして、
ぜひJICA二本松Facebookページ、チェックして下さいね!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

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キミノチカラFacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2015年7月4日(gy) 08:30

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