「モザンビーク」に派遣されていました、小野 真理子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/27放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成22年度1次隊として「モザンビーク」に派遣されていました、小野 真理子(オノ マリコ)さんです。
職種は「青少年活動」です。
福島市のご出身です!
現在は、NPO法人福島就労支援センターの副理事長です。


もうさぁ、
副理事長って聞いていたから・・・
どんな怖い人が来るのかと思っていたら、なんでしょう?!

たいへん可愛らしい方がいらっしゃって。笑
良い意味で副理事長っぽくないんです。笑

全国の副理事長という肩書きの方を集めて、可愛らしいグランプリやったら間違いなくベスト3に入るね!!

可愛らしい副理事長の子供の頃の夢は、なんと探偵!
名探偵コナンが大好きだったのです。
でも、現実はアニメのようにはいかない、って気付いちゃったんです。
そりゃまぁ、そんなに毎回、自分の周りで事件は起きないでしょ?!
現実は、浮気調査とか?かな?
私に浮気調査はできない・・・って諦めたそうです。笑

で、次なる夢は、人に伝えるシゴトがしたい。
高校卒業後は、東京の大学に進学し、コミュニケーション学科で学びます。
初めてのひとり暮らし、初めての東京は刺激が多かった。笑
東京の生活は新鮮で、全てが楽しかったそうです。
なんと、勉強も楽しかったって。

まぁ地方から東京に出ますと、見るモノ全てが新鮮で楽しいですよね。
まぁ、いつしかそれに染まってしまうのですが。笑

小野さんのスゴイのはね、その幻想?!に気付いちゃったんです。
それも1年生の夏に!東京に来てわずか半年で!

急に不安になったんですって。
楽しいだけの不安。
このまま4年が過ぎてしまう。
このままでいいのだろうか?

そんな時に目に止まったのが、あるポスターだったのです。
学校に貼ってあったフィリピンの子供たちの写真のポスター。
目がキラキラしていたそうです。

自然と湧いてきた思いが「この子供たちに会いに行きたい」
迷わず書いてあった説明会に参加します。
フィリピンの児童養護施設でボランティア活動をするNGOの案内だったのです。

話はあっという間に進んで行きます。
1年生の冬には、そのNGOが企画するワークキャンプに参加してフィリピンへ。
やったことはと言うと、力仕事、肉体労働。
子供たちが安全に遊べるように、学校の敷地の整備をしたそうです。
もっと言うと、道をつくる工事です!

国際協力、ボランティアの活動は様々で、これも立派な活動なわけです。

活動内容がどうこうより、貧困の子供たちと接することだけでも、
地元の青年とジェスチャーだけで通じ合えたことも、
ホントにこの経験が衝撃的で印象的で、自分の世界感が変わったそうです。

「貧しいのに、なぜこんなに幸せそうなんだろう。」

それは家族だったり、宗教だったり。
フィリピン人の考え方を、少しでも知ることができた。

異文化理解、国際理解を感じた瞬間だったのかもしれないですね。

それからは欲求が止まりません。
「もっと世界を知りたい!」

それから、海外に行きまくりです。笑
長期休みの度に海外に出かけます。
スタディツアーやワークキャンプ、大学のゼミの先生の紹介でNGOにも参加。
アジアを中心に、スリランカ、バングラデシュ、インド、タイ、ベトナム、カンボジア、ラオスとか、大学時代に10ヵ国以上は行かれたそうです。

卒論のテーマに選んだのも、4回も足を運んだカンボジアの子供たちについて。

実際にカンボジアのストリートチルドレンと触れあってみて、自分に何が出来るか考えます。
まずは同じ目線に立って、対等な立場で話し、周りを見てみる。
物乞いをしていた子供たちの表情が変わり、自分に楽しく笑ってくれた。

これまさに、協力隊の活動でしょ?
これまさに、青少年活動のシゴトじゃないですか。

もうそのまま青年海外協力隊に参加できるくらいじゃないですか!
と、思ったら、自分が協力隊になることは、考えていなかったって。

「私なんて無理・・・もっと技術のある人が、もっと大人の人が行くんでしょ?」
と思っていたのです。

シゴトとしての国際協力も考えます。
就活になれば、もちろん国際協力を視野に入れて就職活動をしたそうです。
国際協力に力を入れている会社も見たりもしましたが、でもピンとこない。

そこで出会ったのが青年海外協力隊のOV(経験者)です。
キター!やっぱ出会う時に出会うんだね。

大学の国際交流センターで出会った協力隊OVに‘あっさり’勧められます。
「行ってみなよ!行きなよ!」

意外と簡単に‘あっさり’言われたけど、
でも、すんごく背中を押されて大学4年生の春に、協力隊を受験するのです。

第2希望の「モザンビーク」に合格。
自分で書いたけど、モザンビーク?どこ?
ドコにあるかも分からなかったけど、でも合格したことが嬉しかった。

さぁ小野さんの「モザンビーク」での活動は、また来週です!




• JICA二本松インフォメーション ☆

大変多くの方のご支援、ご協力を頂きまして平成27年度1次隊の訓練も6月17日に無事に終わりました。
訓練生がいないJICA二本松はとても静かです。
それでも、7月10日から始まる平成27年度2次隊の訓練に向けて、受入れ準備は着々と進んでおります。
全国から集まった訓練生が二本松でどのような成長を遂げていくのかとても楽しみです。

またJICA二本松では2ヶ月に1度、参加者に世界の食事を通して、異文化や国際協力を学ぶイベント「おいしく学ぶ、世界の暮ら」を行っています。
次回は8月にイベントを予定しております。
他にもJICA二本松では、世界の現状を伝えるための訪問学習や福島県内の学校で行う出前講座を行っております。

JICA二本松のホームページで随時更新しておりますので、ぜひご覧下さい。

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2015年6月27日(土) 23:39

「コロンビア」に派遣されていました、齋藤 真里さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/20放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成24年度2次隊として「コロンビア」に派遣されていました、齋藤 真里(サイトウ マリ)さんです。

先週のブログでは「斉藤真理」さんとご紹介してしまいましたが、
正しくは「齋藤真里」さんです。
字が違っておりました、本当にスミマセン・・・

職種は「作業療法士」です。
そして、JICA二本松がある我らがホーム、二本松市のご出身です!


齋藤さんが派遣されていた国が「コロンビア」です。
なんとコロンビア、この番組初登場!
え〜と、南米ですっ!
東にベネズエラ、南東にブラジル、南にペルー、南西にエクアドル、北西にパナマと接しています。
で、なんと、カリブ海にも、太平洋にも面しているのです!
コロンビアの経済規模は、南米では、ブラジル、アルゼンチンに次いで3位。
ラテンアメリカの中でも、最も安定した経済成長をした国だそうです。

赤道直下の国でしょ?とてつもなく暑い国かと思いきや。
基本的には熱帯性の気候ですが、国を縦に走るアンデス山脈の高度によって気候が変わるそうです。
首都のボゴタの標高は2500m、富士山の5合目以上の高さとか?
ですから日本の秋のような気候なんですって。
そして、まぁ高地ですから、標高に慣れるのに時間がかかりそうですね。
さすがに、走ると息切れがしたって。ひとり高地トレーニング?

齋藤さんのコロンビアでのお住まいは、首都でホームステイ。
ホームステイ先は、歯医者さんファミリーの家!
なんだかなぁ、良い生活してたんじゃないっすか?
休みの日は、家族とBarに行ってサルサを踊ったりしていたそうです。

そう、コロンビアの農産物と言えば、コーヒーでしょ!
で、コロンビアのコーヒーと言えば、ちょー甘いんだって。
コーヒーを頼むと、勝手に甘いコーヒーが出てくるくらいコロンビア人は‘甘党’なんだそうです。
まぁカロリーは気になるねぇ〜。

さて、齋藤さんの協力隊活動はと言いますと、
首都のリハビリテーション施設で作業療法士として働きます。
とても大きな施設で、同僚のコロンビア人作業療法士も10人いたそうです。

作業療法士と言うのは、ケガをした人などが日常生活を送れるように訓練したりコーディネートしていくシゴト。
コロンビアの施設でも、まさに前線で活動していたのです。
朝7:00から夕方5:30まで、しっかりきっかりのスケジュールで勤務。
協力隊のイメージですと、派遣国のゆったり時間に翻弄されるってのが多いんですが、逆に、ここまで時間がきっちりしているのは珍しいですね。笑
正直、なんか日本みたい・・・ですね。

でも、日本との違いにも、考えさせられるのです。
それは協力隊員にはどうすることも出来ない、社会の問題だったりもするのです。
コロンビアの保険制度は、加入している保険によって、使える病院、施設が決まっているそうです。
リハビリの施術の時間も同様だそうです。
保険によって、リハビリにかける時間が違うのです。
必要な人に必要なリハビリを、と思うのですが、保険制度がそうできない。
一施設ではどうしようもできないジレンマを感じたそうです。

保険の種類というよりは、支払う保険料によって医療が決まるのです。
お金で医療を買う社会ですか・・・
ん〜、難しい問題ですよね。
協力隊は、そんな開発途上国のいろんな課題と向き合っているのです。

社会や環境、制度やルールは、なかなか変えられない。
今ある現状で、どう活動していくのか。
今いる現場で、どう活動していくのか。

自分に出来ることは、日々のリハビリ。
自分の活動を見せるコトで、学びとってもらうしかない。

最初は、言葉の壁もあって、意見の食い違いもあった。
優しい同僚に支えられながら、少しずつ自分の素直なキモチ、正直なキモチを伝えていくことで、同僚とも仲良くなり、リハビリのやり方についても相談できるようになった。
それでも人間関係、環境作りに1年かかったそうです。

日本の代表として、何かを残さなければならない。
そんな焦りもあったのです。

正直、一度は日本に帰りたいと思ったこともあった。
でも・・・
迷いながらも、ジタバタしながらも、一歩づつ進むしかないんですね。

変なプライドは捨てる。
自分から歩み寄る。
そして、目の前のことをやろう。
そう気付いたのです。

まずは自分が変わらないと、何も変わらない。

そう思ってからは、あっという間の残り時間でした。

最後の1週間は、ずっと泣いていたそうです。
施設の利用者さんには、コロンビア土産をたくさん頂いて。
同僚たちは、齋藤さんに秘密で、サプライズの送別会を用意していたそうです。
まぁ若干、気付いていたそうですが。笑
泣きながら、笑いながら、盛大なパーティーで送り出されたそうです。

それだけの周りの反応が、自分のやってきた活動のひとつの答えなのかもしれないですね。
そして、
現地の人の笑顔は、いつでもどこでも、協力隊のエネルギーなんですね。

そだ、ココだけの話、コロンビアにもメイドカフェがあるらしい。
そりゃこっちも笑顔になっちゃいますよ。笑



• JICA二本松インフォメーション ☆

6月19日に、JICA二本松で「おいしく学ぶ、世界の暮らし〜フィリピン編〜」が開催されました。

このイベントでは、青年海外協力隊員が派遣されている国にスポットを当て、各国の文化を目で見て、触れるだけでなく、その国の食事を楽しみながら国際理解を深めるイベントになっています。

イベントは2ヶ月に一度開催しており、次回のイベントは8月の予定。
インドネシア料理を通して異文化に触れてみませんか?

他にもJICA二本松では様々なイベントを行っております。
ホームページにて随時更新しておりますので、ぜひご覧下さい!

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2015年6月20日(土) 08:30

「コロンビア」に派遣されていました、斉藤 真理さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/13放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成24年度2次隊として「コロンビア」に派遣されていました、斉藤 真理(サイトウ マリ)さんです。
職種は「作業療法士」
JICA二本松がある我らが本拠地、二本松市のご出身です!

フフフフフッ。
箸が転がっても、笑っちゃう年頃なのかな?笑
なんか収録前はねぇ、笑いが止まらない感じでしたよ。笑笑
緊張しているから、と言っていましたが。ww
和気あいあいの収録です。

この番組はね、ホントにいつも楽しい収録なんです!
だから、ついつい収録時間が延びてしまって、立ち会いのJICAスタッフさんにも、編集するディレクターさんにも迷惑かけるんです・・・スミマセン。

斉藤さん、さすが二本松市の出身です!
小学生の時、学校行事でJICA二本松に行ったことがあったそうです。
その時の印象は、外国の方がたくさんいて、すごい世界があるんだなと。
そして、いつか自分も行けたらいいな、とぼんやり思ったそうです。

こうした海外への憧れもあり、英語も好きだったそうです。
将来は英語に携わる仕事に就けたらいいなぁと、漠然とは思っていたそうです。

さて、高校生になったある日。
父親の薦めで見たTV番組が、作業療法士の特集だったのです。
ちょうどそのタイミングで学校にも、作業療法士の職場見学の案内があった。
行ってみたら楽しくて、やってみたいと思ったのです。

英語も好きだったので、正直、大学進学は迷ったそうです。
ただ父親のアドバイスもあり、専門職、手に職を考えて作業療法士を目指すことになるのです。

大学で作業療法士を学び、資格を取り、そして就職。

総合病院で作業療法士として5年以上勤務されたそうです。
学校で学んだコト以上に、勉強に追われ、シゴトに追われる日々も。
英語も勉強したいと思っていましたが、なかなか進まず。
正直、やりたかったコトとやっているコトのギャップを感じることもあった。

そんな時に、東日本大震災が起きます。

今思えば、協力隊を目指すキッカケになったのかもしれない東日本大震災。
震災の時、ボランティア活動に参加されます。
実際に参加したボランティアで、いろんな思いが出てきた。

世界中からきたボランティアの姿を見て、自分に何ができるんだろう。
作業療法士として、世界で出来ることがあるのではないか?
自分にしか出来ないことがあるのではないか?

人生一度きり、自分のやりたいことをやろう!
そこで自分がやりたいことを書き出してみたのです。
今、何が出来るんだろう。
その中に、「青年海外協力隊」がありました。

そして身近にも、先輩が協力隊に参加していたのです。
すごく良かったよ、と話を聞いた時に、再び情熱が湧いたのです。

東日本大震災で感じた、人生の不安。
人生、何があるかわからない。
このままでいいのだろうか。
人生、後悔しないように。
やりたいことやりたい。
自分の価値を見いだしたいと思ったのです。

震災で感じたボランティアのあり方、ボランティアの存在。
資格を活かし、より必要とされる場所へ。

さぁ、いよいよ青年海外協力隊への挑戦です。

なんと親には受験することは秘密だったとか。
心配をかけまいと、思いきや、落ちたら恥ずかしいから言わなかったって。

それと、正直反対されるかも、と思っていたそうです。
ところが、意外や意外・・・
「グローバルだね!行ってきたら!」と応援されたそうです。
そして、「自分が決めたんだから文句を言わないように」とも。

やっぱり家族は分かっているんですね。
分かっているからこそ、優しい応援と厳しい応援がある。

そう、家族の応援があって、青年海外協力隊があるのです。


来種は、コロンビアでの活動について!
お楽しみに〜!



• JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では、6月12日に語学の最終試験が行われました。
今回の訓練を受けている平成27年度1次隊は、70日間の訓練期間のうち210時間を語学訓練に充てています。

そして、6月17日には、JICA二本松で修了式が執り行われます。
70日間の訓練を終え、訓練生から晴れて青年海外協力隊員となり、今月下旬から2年間、それぞれの派遣国に旅立って行きます。

今隊次も、二本松市をはじめ、多くの福島県の皆さんにお世話になりました!
開発途上国のために何かをしたいという思いを持って、全国から福島県に集まった約200人の青年海外協力隊員のこれからの活躍にぜひご期待下さい!

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2015年6月13日(土) 08:30

「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/6放送

こんにちは、DJイタルです!
いや〜、ね。
話が盛り上がりまして、なんと、番組初の3週出演です!

今週のゲストは、先週、先々週に引き続き、
青年海外協力隊 昭和62年度1次隊として「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩(スサキ タケヒロ)さんです。
職種は「公衆衛生」
東京都のご出身です。
現在は、JICA二本松訓練所の‘所長’であります!


洲崎さんの協力隊活動は、インド人の上司とのケンカから始まりました。
アフリカのザンビアでインド人とバトル?
なにかお互いに思い込みと行き違いがあったのかな。
まぁ、とにもかくにも、若かったんですかね。笑

洲崎さんに、この濃い?協力隊活動で達成した成果を聞きましたら、

「ないんです。」・・・だって。

あれ?ビックリの答えが返ってきたんですけど。
まさかの所長の口から、「ない」って返ってくるとは思わなかった。

まぁ「ない」ってのはちょっと大げさですけど、
でも、すごく正直で、まさに青年海外協力隊のリアルかもしれないですね。

コレとアレです!っては言えない。
ただ、何かの参考になったり、やり方の例としてやってきたものはあります。

当時、新しい病気としてやっと知られてきたエイズの予防が、洲崎さんの活動の大きな柱だったのです。
ひとつは、その予防・啓発のためにエイズ予防劇団を結成して、エイズの予防教育・知識について劇団が分かりやすく演じて、多くの聴衆に伝えていく活動をしていました。
そして、もうひとつが、紙芝居です。
まさに昭和の娯楽である、あの紙芝居です。
紙芝居の利点は、ウラに言うべきトコが書いてある。
これは、人が変わっても、初めての人でも、字が読めれば誰でも出来る。
言葉・言語を換えれば、その地域にあったモノにできるのです。

実際に多くのお祭りなどでも公演をしたり、娯楽の少ないザンビアではぜひ来てくれと人気があったそうです。
これまさに協力隊っぽい活動ですよね。

でも課題もあると言います。
劇団や紙芝居という発想は、受け継がれるかもしれない。
しかし、劇団の公演を続けていくためには、少なからずお金もかかるのです。
団員が集まるための交通費やら、いろんな経費やら。
ただ楽しいからってだけでは続かないのです。

協力隊の活動では、‘継続’というのがひとつ課題になります。
それは、協力隊員が帰った後も。特に。

劇団や紙芝居に限らず、協力隊で出来ることに限りがあります。
協力隊で出来ることはここまで、足りない部分を埋める仕掛けづくり、システムづくりと言うのも、JICAでチカラを入れているところのひとつなんです。
JICAの専門家や、場合によっては現地の役人が組みながら、補完し合うシステムづくりが大事になってくるのです。

一時の幸せだけではなく、継続していく幸せ。
そして幸せが当たり前になり、幸せが日常に変わること。
青年海外協力隊員の願いですよね。

洲崎所長に、青年海外協力隊の2年間の活動を総括して頂きました。
宣伝じゃないけど、やらなきゃもったいない。他の人を幸せに出来たかは自信がないけど、自分はいろんな勉強をさせてもらった。次に自分が出来ることの幅が広がった。その経験から、また次の誰かの役に立つかもしれない、と。

そして、小さな幸せに感謝できるようになったそうです。
これは僕たちが東日本大震災で感じたことでもありますよね。
当たり前と思っていることのウラには、たくさんの人が関わっていて、そのたくさんの人の生活があって、そのたくさんが繋がって世の中がある。
物ゴトの裏側を想像すると楽しくなれるそうです。
電車が時間通りにくる。
スイッチを入れれば電気がつく。
蛇口をひねれば水が出る、しかもその水が飲める。
やっぱ日本ってスゲェんです!
日本を再確認し、日本の誇りを感じることが出来るのも、青年海外協力隊なんですね!

そんな2年間の協力隊からの帰国後はと言いますと。
洲崎さん、なんとまたザンビアに行くのです。w
久しぶりに日本に帰って来て、ラーメン食って、カツ丼食ったと思ったら、
今度はJICAの調整員としてザンビアに行きます!

このザンビア調整員時代に、将来を決める出会いがあったのです。
同じザンビアの同僚の調整員さんが、国際協力でシゴトをする上では、この方を目標にすべきだ!と思えるほど、すばらしい方だったそうです。
自分の将来へのモデルケース、まさに目指す人に出会ったそうです。
そこからシゴトとしての国際協力への道が始まっていくのです。

出会い、後押し、タイミング、いろんなものが重なりあって、JICA職員になり、東京本部などの国内勤務とタンザニア、ケニア、ウガンダなどの在外事務所勤務も経験されます。
そして、この4月からJICA二本松訓練所所長として、この福島にやってきたのです。
ドイツ近現代戦争史を学んでいた青年が、JICA二本松の所長になる。
人生は分かりませんね〜。笑

自分は計画性はないけど、たまたま出会った時に、一番自分に向いてそうなものをやってきたら、いろんな経験をさせてもらった。
そして、出会った方から、能力を引き出してもらったと実感しているそうです。

可能性、能力の限りは誰も知らない。
いろんな出会いの中で、つながりの中で導かれていくモノもある。

青年海外協力隊は、その可能性を探るヒントやキッカケになるかもしれないですね。




• JICA二本松インフォメーション ☆

平成27年度1次隊の訓練も残すところ、あと10日となりました。
訓練生は最終試験に向けて、毎日よる遅くまで語学勉強をしています。

今月(6月)19日には、JICA二本松で「おいしく学ぶ、世界の暮らし」が開催されます。
このイベントは青年海外協力隊員が活躍している様々な国について、食を通して理解を深めよう!というイベントです。
今回の対象国は「フィリピン」です。
6月9日(火)まで応募を受け付けております。定員になり次第締め切りとなりますので、お早めにお申し込みください。
電話またはメールで受け付けております。

JICA二本松:0243-24-3200(担当:永井)
詳しくはJICA二本松のホームページでご確認下さい。

そして、
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2015年6月6日(土) 08:30

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