「コロンビア」に派遣されていました、齋藤 真里さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/20放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成24年度2次隊として「コロンビア」に派遣されていました、齋藤 真里(サイトウ マリ)さんです。

先週のブログでは「斉藤真理」さんとご紹介してしまいましたが、
正しくは「齋藤真里」さんです。
字が違っておりました、本当にスミマセン・・・

職種は「作業療法士」です。
そして、JICA二本松がある我らがホーム、二本松市のご出身です!


齋藤さんが派遣されていた国が「コロンビア」です。
なんとコロンビア、この番組初登場!
え〜と、南米ですっ!
東にベネズエラ、南東にブラジル、南にペルー、南西にエクアドル、北西にパナマと接しています。
で、なんと、カリブ海にも、太平洋にも面しているのです!
コロンビアの経済規模は、南米では、ブラジル、アルゼンチンに次いで3位。
ラテンアメリカの中でも、最も安定した経済成長をした国だそうです。

赤道直下の国でしょ?とてつもなく暑い国かと思いきや。
基本的には熱帯性の気候ですが、国を縦に走るアンデス山脈の高度によって気候が変わるそうです。
首都のボゴタの標高は2500m、富士山の5合目以上の高さとか?
ですから日本の秋のような気候なんですって。
そして、まぁ高地ですから、標高に慣れるのに時間がかかりそうですね。
さすがに、走ると息切れがしたって。ひとり高地トレーニング?

齋藤さんのコロンビアでのお住まいは、首都でホームステイ。
ホームステイ先は、歯医者さんファミリーの家!
なんだかなぁ、良い生活してたんじゃないっすか?
休みの日は、家族とBarに行ってサルサを踊ったりしていたそうです。

そう、コロンビアの農産物と言えば、コーヒーでしょ!
で、コロンビアのコーヒーと言えば、ちょー甘いんだって。
コーヒーを頼むと、勝手に甘いコーヒーが出てくるくらいコロンビア人は‘甘党’なんだそうです。
まぁカロリーは気になるねぇ〜。

さて、齋藤さんの協力隊活動はと言いますと、
首都のリハビリテーション施設で作業療法士として働きます。
とても大きな施設で、同僚のコロンビア人作業療法士も10人いたそうです。

作業療法士と言うのは、ケガをした人などが日常生活を送れるように訓練したりコーディネートしていくシゴト。
コロンビアの施設でも、まさに前線で活動していたのです。
朝7:00から夕方5:30まで、しっかりきっかりのスケジュールで勤務。
協力隊のイメージですと、派遣国のゆったり時間に翻弄されるってのが多いんですが、逆に、ここまで時間がきっちりしているのは珍しいですね。笑
正直、なんか日本みたい・・・ですね。

でも、日本との違いにも、考えさせられるのです。
それは協力隊員にはどうすることも出来ない、社会の問題だったりもするのです。
コロンビアの保険制度は、加入している保険によって、使える病院、施設が決まっているそうです。
リハビリの施術の時間も同様だそうです。
保険によって、リハビリにかける時間が違うのです。
必要な人に必要なリハビリを、と思うのですが、保険制度がそうできない。
一施設ではどうしようもできないジレンマを感じたそうです。

保険の種類というよりは、支払う保険料によって医療が決まるのです。
お金で医療を買う社会ですか・・・
ん〜、難しい問題ですよね。
協力隊は、そんな開発途上国のいろんな課題と向き合っているのです。

社会や環境、制度やルールは、なかなか変えられない。
今ある現状で、どう活動していくのか。
今いる現場で、どう活動していくのか。

自分に出来ることは、日々のリハビリ。
自分の活動を見せるコトで、学びとってもらうしかない。

最初は、言葉の壁もあって、意見の食い違いもあった。
優しい同僚に支えられながら、少しずつ自分の素直なキモチ、正直なキモチを伝えていくことで、同僚とも仲良くなり、リハビリのやり方についても相談できるようになった。
それでも人間関係、環境作りに1年かかったそうです。

日本の代表として、何かを残さなければならない。
そんな焦りもあったのです。

正直、一度は日本に帰りたいと思ったこともあった。
でも・・・
迷いながらも、ジタバタしながらも、一歩づつ進むしかないんですね。

変なプライドは捨てる。
自分から歩み寄る。
そして、目の前のことをやろう。
そう気付いたのです。

まずは自分が変わらないと、何も変わらない。

そう思ってからは、あっという間の残り時間でした。

最後の1週間は、ずっと泣いていたそうです。
施設の利用者さんには、コロンビア土産をたくさん頂いて。
同僚たちは、齋藤さんに秘密で、サプライズの送別会を用意していたそうです。
まぁ若干、気付いていたそうですが。笑
泣きながら、笑いながら、盛大なパーティーで送り出されたそうです。

それだけの周りの反応が、自分のやってきた活動のひとつの答えなのかもしれないですね。
そして、
現地の人の笑顔は、いつでもどこでも、協力隊のエネルギーなんですね。

そだ、ココだけの話、コロンビアにもメイドカフェがあるらしい。
そりゃこっちも笑顔になっちゃいますよ。笑



• JICA二本松インフォメーション ☆

6月19日に、JICA二本松で「おいしく学ぶ、世界の暮らし〜フィリピン編〜」が開催されました。

このイベントでは、青年海外協力隊員が派遣されている国にスポットを当て、各国の文化を目で見て、触れるだけでなく、その国の食事を楽しみながら国際理解を深めるイベントになっています。

イベントは2ヶ月に一度開催しており、次回のイベントは8月の予定。
インドネシア料理を通して異文化に触れてみませんか?

他にもJICA二本松では様々なイベントを行っております。
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2015年6月20日(gy) 08:30

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