「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/30放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 昭和62年度1次隊として「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩(スサキ タケヒロ)さんです。
職種は「公衆衛生」、
東京都のご出身です。
JICA二本松訓練所の‘所長’であります!

偶然、電車の中吊り広告で見つけた協力隊募集説明会の案内。
行ってみたら圧倒されて、そのまま協力隊を目指すコトに。
3週間の丸暗記勉強法で、見事?合格。
合格した秘訣は、成績や経歴じゃなくて、人=ヒトでしょうかね。
行きたいキモチが伝わった。ジタバタしていたのが良かったとか。笑

洲崎さんが派遣された国が「ザンビア」
この番組ではザンビア派遣は5人目ですかね。
おそらく最多出演国になりますね。
アフリカで最も平和な国のひとつと言われるザンビア。
アフリカ南部に位置する内陸国で日本の2倍くらいの大きさです。
ヴィクトリアの滝に、ゾウやキリン、シマウマなどザ・アフリカの動物たちと、まさにアフリカの大自然を感じる国。

「公衆衛生」という職種で派遣されますが、病気を予防する教育だったり、水質検査のような衛生分野などなど、ホントに幅広い職種のひとつなんです。

洲崎さんが派遣されたのが、ザンビア第2の都市・キトウエ。
キトウエの市役所・保健課に配属されます。
職場は、保健課の出先の診療所だったそうです。
ここではエイズという新しい病気の予防対策、啓発がお仕事になります。
予防啓発のための教材作り、知識を広めるための計画立案というのが具体的な活動だそうです。が・・・
教材作り、計画立案、言葉で聞くとちょっとカッコ良く聞こえます。が・・・
フタを開ければ、年上のザンビア人に折れ線グラフや棒グラフの書き方を指導したり?
要は、それまでデータ収集はされていても、まとめられていないと言う状況、データを集めても、活用されていなかったのです。
まずは、そのデータまとめ、分析から活動を進めていこうと思うのです。が・・・
活動するための環境が問題になります。

日本人ボランティアに与えられたスペースは、ザンビア人の事務室とは別で、診療所の受付の横にある小さな机。
診療所は多くの人が出入りしますし、また多くの会話が飛び交う受付けの横、なかなか集中してシゴトが出来る環境では無かったそうです。
もちろん限られた環境、設備、機材というのは協力隊では当たり前と思うのですが、それとは別に、どうにも疑問に思う部分もあったようで、インド人の上司に環境改善の直談判に行きます。
嫌がらせやイジメとは言いませんが、少し扱いが雑じゃないかと。

さすが24歳の若者、使命感に燃えていると言うか、
ある意味、血気盛んなわけですよ。
まぁそんな態度ですから、上司とも少しケンカ腰になります。
履歴書から保健衛生面の実務経験が無いことを突かれれば、反論もします。
ついには首都に行って、しかるべき所に訴える覚悟なわけです。

で、ホントに首都に行って、JICAの調整員さんに相談?いや直訴します。
その答えは、
「まぁまぁ洲崎くん。まずは現地に慣じみなさい」
「現地の人は、キミがどんな人か分からないでしょ?」
「見せる時間、学ぶ時間が必要だ」となだめられるのです。

納得しないまでも任地に帰ると、一緒に働いているザンビア人の同僚が、その上司に掛け合ってくれて、違う出張所への異動を考えてくれていたのです。
同僚は、みんなが居心地いいように頑張ってくれているのに、自分は何やっているんだろうと恥ずかしくなったそうです。
結果、違う出張所に移って、やっと本格的な活動がはじまって行ったのです。

この上司との関係はどうなったんだ!って?
ちゃんと人間関係は良くなっていくのです。
そのキッカケは、ワードプロセッサー!
そう、ワープロです!!
20歳代以下の方は、ワープロ知っていますかね??

1987年当時、日本の最先端のワープロを持っていた洲崎さん。
ましてザンビアではまだまだタイプライターの時代です。
その上司の娘さんの就職活動用の履歴書をワープロで作ってあげると、すごく喜んで、それから関係も良くなっていったそうです。

意外と簡単でしょ?行動だけ見ればね。
要は行動の裏側に何があるかを考えられるかどうか。
表面的なコトだけでは無くて、相手の環境やキモチを考えると言うことです。

協力隊の活動の大事なモノの一つが、人間関係です。
どうしても僕らは、人と関わり合って生きていますから。
それは、日本だろうが海外だろうが同じ、先進国も途上国も一緒です。
人間関係が上手くいくと、不思議と全ての活動に広がっていく。

人間関係、それは‘思いやり’ですよね。
相手を理解すると言うこと。

国際協力も、相手を理解するところから始まるのです。

さて、洲崎所長の話はこれだけじゃありませんよ!
なんと来週も登場!番組初の3週企画です!お楽しみに〜!






• JICA二本松インフォメーション ☆

平成27年度1次隊の訓練も残すところ、あと2週間あまり。
5月30日の訓練では、訓練性が派遣される国々の人をJICA二本松に招き「語学交流会」を行います
語学交流会は訓練期間中に学んだ語学を使い日本の文化の紹介やコミュニケーションを取る実践的な訓練となっています。

そして来月(6月)、世界の料理を食べながらその国の文化や人々の暮らしに触れるイベント「おいしく学ぶ、世界の暮らし」が開催されます。
今回のテーマ国は「フィリピン」です。
まもなくJICA二本松のホームページで募集を開始いたします。
こちらも、ぜひご参加下さい!

そして、
ぜひJICA二本松Facebookページ、チェックして下さいね!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

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2015年5月30日(土) 08:30

「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/23放送

こんにちは、DJイタルです!

さぁ昨日から、いわき市で「太平洋・島サミット」が開催されています。
開催前から学生さんや子供たちも準備を手伝って、楽しみにしていましたよね。
のぼり旗をあげたり地元の歓迎ぶりもスゴイ!盛り上がっとりますよ!
海外からたくさんのお客さまをお迎えして、この福島を知って頂く良い機会になりますよね。
こう言った国際会議が福島で開催されることが、マジうれしいっす!!

さて、先週まではそんな島サミット開催に合わせ太平洋の島国を紹介しておりましたが。
今週からは〜、リニューアル!!
なんと、オープニングのBGMが変わりましたっ!!

ってことで、キモチ新たによろしくお願い致します!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 昭和62年度1次隊として「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩(スサキ タケヒロ)さんです。
職種は「公衆衛生」、
東京都のご出身です。
でなんと、訓練生が恐れるJICA二本松訓練所の‘所長’であります!
もう、僕らの背筋も伸びてしまいます。笑
でもって、久しぶりの昭和派遣の方です。

さて、洲崎所長の経歴はと・・・
あれ?意外と行き当たりバッタリな感じ?
と言うか、人生の節々にいろんな出会いがあり、タイミングがあり。
そう山あり谷あり。ですかね。

小学校の卒業文集に書いた夢は、グリニッジ天文台の主任研究員。
すんげぇ具体的なんです。
でも、自分がなんでそう書いたかは、覚えてないそうです。
天体、宇宙、UFO、幽霊まで、見えないモノへの興味、好奇心は強かった。
そう言う意味では、見えない外国・海外ってのも関心の対象だったのかもしれないですね。

と言っても、いつしかグリニッジ天文台はどこかへ忘れてしまいます。
将来は、中学校教師の父親の薦めもあり、漠然と高校教師か大学教授の道を目指すことになります。

歴史が好きだったので、大学は文学部歴史学科。
そこで考古学研究会に入り、関東周辺の遺跡をめぐり、発掘にのめり込みます。
もちろん大学に行くよりも、発掘現場に行く方が多かったとか。
遺跡調査は大学の考古学研究会などに発掘の手伝いの話がきて、アルバイトのようにお金を貰いながら、発掘調査に携われるのです。

大学1年の後半に、茅ヶ崎である遺跡の発掘をしていたそうです。。
夜は発掘仲間とアパートでお酒を交わしながら、その日に出土した土器の欠片について語り合いながら、一応に盛り上がります。
その時偶然ついていたテレビでは、黒柳徹子さんがアフリカのエチオピアの飢餓を伝えていたそうです。
土器の話で盛り上がりながらも、次第に耳は黒柳徹子さんの声に引きつけられていきます。
気付くと集まった5人が全員黙り込み、テレビに釘付けだったそうです。
映っていたのは、エチオピアの飢餓に苦しむ痩せこけた子供たちの顔。

番組が終わると誰かがふぅっとため息をついて、
「俺たちは、いったい何に興奮していたんだ・・・」
「こんなんでいいのだろうか?」と疑問が湧いてきたそうです。
と同時に、
「自分の好きなことがこの世の中とかけ離れていて、役に立ちそうにない」
と思った時、深い絶望感を感じたそうです。

考古学と飢餓がどうとか、そもそも比べられるものでもないけど、
大学生の心に衝撃を与えたことは間違いないですね。

洲崎さんの進路がそこで大きく変わっていきます。
本人は恥ずかしい行動変容だと言っていますが・・・
考古学の古い歴史から、より現代に近い時代の研究をと考えます。
選んだのが、ドイツ近現代戦争史・・・
こりゃまた・・・難しそう・・です・ね。

なんか、まだまだ青年海外協力隊は出てきそうにありませんが・・・
一応、青年海外協力隊については大学のセミナーで紹介されていたのを覚えていたとか、特殊な技術を持っている誰かが行っているもので、自分とは縁の無いものだと思っていたそうです。

さて、進路就職について洲崎所長も悩みました。
親の期待に応えたいと言うキモチもあります。
一応、大学院進学を考えます。
でも親が薦めるシゴトとしての先生や教授は、自分に向いているのだろうか。
他に向いているものがあるかもしれない。分からない。

その迷いが、なんと大学院受験で白紙答案を出します。
いやぁ、まさかの白紙答案って。
ウソをつけないから、正直なキモチで白紙にしたそうですが、
まぁ勇気あるわい。

で、もっとスゴイのはね。
白紙答案出しておきながら、次の日の面接にも行ったらしい。
怒られるどころか、面接する教授陣は「おぉよく来たな」だって。
ここまでくると、白紙答案がどんなヤツなのか興味も湧くのでしょう。
ALL or NOTHING ってやつですかね。笑

まぁもちろん、結果もNOTHINGですよ!

不合格は分かっていたけど、さて、どうしようかと。
大学院は落ちましたが、聴講生として大学に行きます。
が、でも、
大学の教授や先輩の話を聞いてもピンとこない。
いろいろとアルバイトを変えてみても見つからない。
就職して落ち着いてきた同級生を見ると、より焦る。
マズイ。どうしよう。

そんな時に、神様が天から糸を垂らしてくれたそうです。
電車の中吊り広告で、青年海外協力隊募集説明会の告知を見つけたのです。
青年海外協力隊募集中、○月○日募集説明会、中野サンプラザで開催
すぐに応募しようと思ったわけじゃないんです。
ただ説明会っていうんだから、説明してくれるんだろうと思ったそうです。

聴講生だから時間はタップリある。
でも、だまされちゃいけない。
と、半信半疑で説明会に参加します。

で、疑って行ってみたのに、圧倒されたそうです。
協力隊OVのキラキラした表情。イキイキした身振り。この雰囲気は一体何?
何を話したのか、具体的な話はいっさい覚えてないけど、でも感動したのです。
よくよく説明も聞いてみれば、こんなお得なプログラムは受けなきゃ損だとさえ思ったそうです。
そして説明会の帰りには、とにかく受けようと固く決意するのです。

どうしたらいいんだと迷っていたところから、これに向かって足を踏み出そうと言うものが見つかった‘喜び’。
こっちだと思えるものが見つかった。本当に嬉しかったそうです。

こうして洲崎所長の青年海外協力隊の道が始まっていくのです!


• JICA二本松インフォメーション ☆

JIC二本松では今月(5月)13日に、35日間の訓練を終えたシニア海外ボランティア18名の修了式が無事に行われました。
また、青年海外協力隊を目指す訓練生は、残り1ヶ月の訓練期間があります。語学やそれぞれ派遣される国についてさらに知識を深めていきます。

JICA二本松では、訓練性以外の一般の方にも聴講頂ける「公開講座」を準備しております。
5月25日(月)19:10から21:00まで「地球のステージ」という講座を開講いたします。この講座は紛争、災害、貧困について音楽と映像を使ったコンサート形式の講座となっております。
ご興味のある方は、ぜひJICA二本松へ。

続いてはイベントのご紹介です。
来月(6月)、世界の料理を食べながらその国の文化や人々の暮らしに触れるイベント「おいしく学ぶ、世界の暮らし」が開催されます。
今回のテーマ国は「フィリピン」です。
まもなくJICA二本松のホームページで募集を開始いたします。
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2015年5月23日(土) 08:30

「パプアニューギニア」に派遣されていました、渡辺 英彦さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/16放送

こんにちは、DJイタルです!

いや〜もうカウントダウンですよ!
もぅ〜いくつ寝ると〜、島サミット〜!

そう、いわき市で開催されます「太平洋・島サミット」
いよいよ来週、5月22・23日開催です。
日本を含めて18ヵ国が参加する首脳級の国際会議。
太平洋の島国が抱える様々な課題について共に解決策を探り、太平洋島嶼地域の安定と繁栄を目指し、首脳レベルで議論を行うのです。
そんな島サミット開催に合わせて、この番組でも太平洋の島国を紹介しています!

今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成11年度2次隊として「パプアニューギニア」に派遣されていました、渡辺 英彦(ワタナベ ヒデヒコ)さんです。
職種は「造園」
郡山市のご出身です。

さぁ、太平洋の国6ヵ国目は、P・N・G!
「パプアニューギニア」です!
青年海外協力隊ではパプアニューギニアのことをPNGと言います。
ソロモン諸島、バヌアツ、フィジーと同じメラネシアの国です。
この番組では、渡辺さんが3人目のPNG隊員になります!
毎度PNGのご紹介は、
「世界最後の楽園、最後の秘境と呼ばれ、自然に恵まれた国!」
なんですが・・・
青年海外協力隊の中では、過酷な国のひとつに数えられるらしい。
協力隊OBの方に聞くと、みんなが口をそろえて、そう言う・・・らしい。
統計を見ても、派遣された隊員はほとんど男性。今も、全て男性隊員です。
「黒魔術」や「魔女狩り」の噂もある国・・・

って、何か脅しのようなご紹介ですが、
派遣された隊員は声を大にして「とても親日的で、大好きな国」と言います。
数千を超える独立した部族が存在し、800を超える現地語があると言われています。
手つかずの大自然と独特のカルチャーが息づいているのです。

渡辺さんが派遣されたのは、パプアニューギニアのニューブリテン島ラバウル。
ラバウルは、実は日本と関係の深い地域なんです。
第2次世界大戦の時に、日本軍の基地があった場所なのです。
正直、現地の人の感情的には複雑な部分もあるのかと思ったのですが、実は、とても親日的なんだそうです。逆に現地のおじいさんに日本の歌を教えてもらうほどです。

渡辺さんは「造園」と言う職種です。
派遣されたのはラバウルの市役所で、ランドスケーパーというお仕事。
基本的には都市景観の緑化・美化を目的に、公園や街路などの都市空間の整備をするお仕事。植木屋さんと言うよりは、公共事業ですかね。
でも、ラバウルの要請はそれだけではないのです。
ラバウルは、実は火山の町でもあるそうです。
1994年に大規模な噴火がおこり、町が火山灰で覆われてしまったのです。
被害が大きかったエリアは今でも火山灰に覆われたままの場所もあるとか。
火山灰で荒廃したラバウルの町を緑化すると言う災害復興の一面もあるのです。

さて、単純に木を植えればイイってわけじゃないんです。
日本とはまったく違った土壌、植物の種類、天気・気候も違います。

まずは、どんな地域に、どんな植物があって、どう育つのか、を調べます。
そして、どんな所にどんな植物も植えればいいのか、植栽計画を考えていきます。
現地の大学にも協力してもらい肥料を確保したり、実際に現地の植物を挿し木しては、あらたな個体数を増やしたりと挑戦の日々が続きます。
基本は「創意工夫」と「人力作業」です。
まあ簡単に言うと、限られたモノと人でやるってことです。
現地では、無いことが当たり前ですから、そんなことは全然マイナスじゃない。
むしろマイナスが無いなら、もうプラスだけです!

渡辺さんが伝えたかったことは、造園の知識・経験ももちろんですが、
PNGの人の美化意識、ゴミ意識の改善も大きな目標になったのです。
緑化して町をキレイにすることで、汚さずキレイに保つ意識を持ってほしかったのです。キレイの基本というか基準を意識づけしたかったのです。
そのためにも一度見せたかった。だからこそカタチにしたかった。
現地の人に緑化したキレイな街並みを見せれば、意識はきっと変わると思ったのです。

意識が変われば、またそれが広がり、大きく繋がっていくのです。
現地の人たちが続けられる活動にするために、技術移転だけでなく、環境改善や意識改革も協力隊の大事な活動のひとつなんですよね。
青年海外協力隊は、未来につなげるシゴトなんです。


渡辺さんは、現在は学校の教材を扱うシゴトをされています。
帰国後は、造園からは離れて新たな道を選択したのです。
間接的ながらも日本の教育に関わるシゴトにやりがいを感じているそうです。
もしかしたら未来の青年海外協力隊員が、その教材を使って学んでいるかもしれませんね。
それも未来につなげるシゴトですよね。
協力隊の経験はいろんなカタチでつながっていくのです。


渡辺さんのPNGおもしろエピソードは、
よほどボロい格好をしていたのか、観光などで来た日本人が、わざわざ着ていたポロシャツを脱いで「コレを着なさい」と渡されたとか。
さすがに服まではJICAから支給されませんからね。笑



• JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では平成27年度1次隊の訓練が真っ直中!
70日間の訓練も半分が過ぎ、訓練性の顔つきにも変化が見られるようになりました。
先日14日には、訓練性は二本松市内の社会福祉施設や農家、保育園などを訪問しボランティア活動を体験しました。
JICAボランティアの訓練には、このように福島県内の方々のご協力のもと行われる訓練が多くあります。

またJICA二本松では、訓練性以外の一般の方も受講できる「公開講座」を実施しています。
興味のある方は「JICA二本松 公開講座」で検索して下さい。
この機会にぜひ、国際協力に触れてみてはいかがでしょうか?

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2015年5月16日(土) 08:30

「パプアニューギニア」に派遣されていました、渡辺 英彦さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/9放送

こんにちは、DJイタルです!

いよいよ、アレが近づいてきましたね〜。
アレですよ、アレ!
そう、いわき市で開催されます「太平洋・島サミット」
日本を含めて18ヵ国が参加する首脳級の国際会議。
そんな島サミット開催に合わせて、この番組でも太平洋の島国を紹介しています!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成11年度2次隊として「パプアニューギニア」に派遣されていました、渡辺 英彦(ワタナベ ヒデヒコ)さんです。
職種は「造園」
郡山市のご出身です。

実はね〜、渡辺さんとは一度お会いしたことがあるのです。
偶然にも飲み屋で。笑
その時に協力隊OVだとお聞きしましてね。これは是非ご出演頂きたいと思っていましたから、誠に勝手ながら今回の収録はスゴイ嬉しいんです!
ご出演頂きまして、あざ〜す!!

渡辺さんの職種が「造園」です。
この番組も4年目を迎えますが、こちらの職種は初登場ですね。
造園。言葉で聞くと、何やら植木屋さんのようなイメージなんですが・・・
大きく言えば国や自治体の緑化・美化のための計画作りや技術指導のシゴト。
都市景観の緑化・美化を目的に、公園や街路などの都市空間の整備をするそうです。
植木屋さんと言うよりは、公共事業でしょうか。
そんな渡辺さんのPNGでの活動は来週お聞きしますよ。
あっ、青年海外協力隊ではパプアニューギニアをPNGと略します。
ぜひ覚えて下さい!これであなたも協力隊通です!!笑

さて、まずはどうして協力隊に興味を持ったんでしょ?
職種は専門的ですからね。実際そんなに要請も多くない職種です。

高校の時にテレビで見て、なんとなく協力隊は知っていた。
大学は農業系学部で、緑地環境や植栽計画について学んでいたそうです。

実は、農業系の大学・学部には協力隊に参加される方が多いのです。
それだけ海外から必要とされる分野、チカラなんですよね。

先輩や同級生にも協力隊に参加されている人がいて、実際に派遣される人達を身近に見ると、漠然とだった夢がリアルになっていくのを感じるのです。
いつか行きたいから、絶対に行くんだと言う確信に変わっていったそうです。

一応、就職も考えましたが、とりあえず新卒派遣を狙って大学在学中に協力隊を受験します。が、残念ながら不合格。
この「造園」という職種は、実務経験が問われる職種でして、なかなか新卒では難しいのです。

やはり実務経験が必要だと言うことで、大学卒業後は知り合いの造園会社に身を置き、修行の日々を過ごします。
大学よりも、この修行の3年間で協力隊に活きる知識、経験を得たそうです。
個人の庭園の手入れから街路樹を植える公共事業まで幅広く学びます。
実際に木を使ってカラダで覚えることがはるかに多かったのです。

しかし、この「造園」と言う職種は要請件数も少ないですし、まったく要請が無い時もあるのです。
そうなんです、協力隊は開発途上国から要請がないと派遣されないのです。

渡辺さんは要請が出るたびに協力隊を受験し、自分では何回受けたか忘れるほどでして、多分3〜4回かな?って言っていましたが真相はいかに。
だって、面接官に顔を覚えられるほどですからね。

「また、キミか」
受け続けると面接官も顔見知りになります。笑

面接官も鬼じゃありませんから、
「今度イイ募集があったら、優先的にまわすからね」と。
やる気と情熱は伝わります。 

そして、いよいよ何回目かの受験で見事合格するのです。
嬉しさよりも、やっと合格した安堵感の方が大きかったそうです。

少し時間がかかったけど、自分には必要な3年間だったと言います。
自分の意志を貫いた3年間。
夢のための必要な時間。
この時間があったからこそ、協力隊の自分がいた。

協力隊員の中には、協力隊として派遣される2年間よりも、合格するまでの準備期間の方が長い人も少なくないのです。
でも夢を追いかけるその時間は、決して無駄じゃないのです。
その時間が、夢をさらに大きくするのです。

でも渡辺さん、キモチも大きくなったのかな?
ちょっとはしゃいじゃったのかな?
訓練の最後には落とし穴が待っていたのです。
退所間際に訓練所でソフトバレーボール大会があって、そこで足を捻挫。
なんと、修了式には松葉杖をついていたって。笑。否。笑えない・・・

いや〜、さすがに松葉杖では派遣国に行けませんよ。
渡辺さんは無事にPNGに派遣されるのでしょうか?
また来週です!



• JICA二本松インフォメーション ☆

4月26日、JICA二本松では1日体験入隊が開催され、将来青年海外協力隊を目指す150名の方々が全国から集まりました。
そして、JICAボランティアの春募集の締め切りもあと3日となりました。
5月11日(月)が春募集の締め切りとなっておりますので、迷っている方はぜひこの機会にご応募ください!

5月13日(水)に35日間の訓練を終えた平成27年度1次隊18名のシニア海外ボランティアの修了式がJICA二本松で執り行われます。
訓練を無事に終了したシニア海外ボランティアの皆さんは、1ヶ月後にいよいよ出国となります!

そして、教師海外研修の募集も引き続き行っております。
今年度の訪問国はウユニ塩湖で有名な中南米ボリビア!!
研修期間は2015年7月31日から8月10日まで。
国際理解教育に関心があり、日本の教育現場で役立てたいと願う福島県内の教員を対象としたプログラムになります。
必要書類はJICA二本松のホームページからダウンロードできます。
海外での経験をぜひ教育現場で役立てたいと考えている福島県内の教員のみなさんのご応募を心よりお待ちしております!

考えているだけでは、何も始まりません。一歩、踏み出してみませんか?

そして、
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2015年5月9日(土) 08:30

「マーシャル諸島」に派遣されていました、岡部 聡子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/2放送

ゴ〜ルデンなウィ〜ク!!
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
大渋滞なGWも、この番組は休まず営業ですっ!
こんにちは、DJイタルです!

いよいよ5月です!いよいよ近づいてきましたよ〜!
いわき市で開催されます「太平洋・島サミット」
日本を含めて18ヵ国が参加する首脳級の国際会議。
そんな島サミット開催に合わせて、この番組でも太平洋の島国を紹介しています!

今週のゲストは先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成7年度1次隊として「マーシャル諸島」に派遣されていました、岡部 聡子(オカベ サトコ)さんです。
職種は「看護師」
神奈川県のご出身です。

さぁ島サミット参加国、5ヵ国目は〜、「マーシャル諸島」です!
この番組で紹介するのは、実は初めてです!
まぁ南太平洋に浮かぶ島国だって言うのは、もうおわかりですよね。
岡部さんが派遣された国「マーシャル諸島」
「真珠の首飾り」とも呼ばれるマーシャル諸島全域を領土とする島国。
ミクロネシア連邦の東、キリバスの北に位置します。
赤道直下の熱帯雨林気候ですから、基本暑いっす。
言語はマーシャル語と英語が公用語。歴史的に見ると日本の委任統治領であった関係から、高齢者の中には日本語をお話できる人もいるそうです。
岡部さんの派遣当時は、実は野菜がすごい貴重だったらしい。
ってか、現地の方はほとんど野菜を食べないとか?!
でも、ゴハンはお腹いっぱい食べるのです。
田舎の方に行くと、洗面器いっぱいのゴハンが出てくるらしい。笑
ですから、マーシャル派遣の隊員は、男女問わず太るらしい。笑

あと、それと、日本人男性はマーシャルではモテるらしい。笑

同期の男性隊員が羨ましかった岡部さんの職種は「看護師」
首都の公立病院に派遣されます。マーシャル唯一の病院です。
離島にも診療所のようなものはあるらしいのですが、マーシャルの中で病院と呼べるのはココだけ。と言う医療環境です。
ドクターはほとんどが外国人、ナースでさえも外国人が多かったそうです。
医学部や看護学校のようなものがマーシャルには無く、現地のドクター、ナースを育てる環境が無いのも大きな課題かもしれないですね。

なんとか日本の経験、技術、知識を伝えようと岡部さんは奔走します、が・・・
医療に対する意識や感覚の違いにギャップを感じるものも多かったようです。

日本では当たり前のコトも、当たり前じゃ無い。
なかなか理解されないコトも多かったのです。

さて、どうするか?
意識改革や医療技術の底上げも必要なんだけど、
まず先に、ひとつ好かれることが大事だと感じたそうです。

押しつけても意味が無いんです。
嫌われると、どんなに良いことをしても受け入れられない。

まずは人間関係。信頼されて、はじめて始まるのです。
内容が最優先ではなく、効率や生産性だけでない、現地にあったカタチを探していくことが大事なのです。
短期的ではなく、良い習慣として残っていくコトが大事なのです。

そうして、現地の人に信頼されると「何でもやってみろ!」と言ってくれます。
日本では何かを始めるには、企画して、計画して、説明して、説得して、すごく時間がかかったし、却下されることもあった。
でもマーシャルでは「とりあえずやってみろ!」
チャレンジするキモチ、何をするのにも可能性を感じさせてもらえたと言います。

クリスマスにはクリスマスキャロルを企画すると、みんなが賛同してくれます。
当日は、みんなで楽しんで一緒に歌ってくれるのです!
チャレンジすることに背中を押してくれる国なんです。

でも歌の練習には、だれも来ないらしい。
みんな練習はキライみたいです。笑


岡部さんは、現在は大学で先生をされています。
なんと看護じゃなくて、栄養教育です。
マーシャルでは糖尿病や高血圧のような生活習慣病の患者さんが多かった。
協力隊でマーシャルの患者さんを見て、看護も大事だけど、食事から変えなければ、根本的な解決にならないと感じていたそうです。
そこで「栄養」「食育」に興味を持ち、一から学び直すことを決意します。
協力隊から帰ってきてからは、大学に通って管理栄養士の資格を取ります。
卒業後は、資格を活かしクリニックで栄養のお仕事をされるのです。

そしてついに、自分では想像もしてなかった大学の‘先生’になります。
いろんなことにチャレンジして経験を重ねてきた岡部さんでも、これだけは想像出来なかったって。笑
縁があって大学の先生になった。と言いますが、これも巡り合わせですね。

「可能性は誰にでもある、それを選ぶのは自分なんです。」
岡部さん自身がそうだったように、いろんな道いろんな可能性があることを伝えていきたいそうです!

未来の青年海外協力隊員が教え子の中から出てくるかもしれませんね。



• JICA二本松インフォメーション ☆

ゴールデンウィークの5月5日「こどもの日」に、福島市街なか広場で開催される‘にこにこ祭り’にJICAブースを出展いたします。
JICAブースでは、今月いわき市で開催される大洋州・島サミット応援缶バッジの作成と、民族衣装の試着コーナー、世界中で活躍している青年海外協力隊員への応援メッセージコーナーを準備しております。
ぜひ、ご家族そろって足をお運び下さい。

そして、ついに今年もあの季節がやってまいりました!
2015年度教師海外研修募集のお知らせです!!
今年の海外研修はウユニ塩湖で有名なボリビア!!
研修期間は2015年7月31日から8月10日まで。
国際理解教育に関心があり、日本の教育現場で役立てたいと願う福島県内の教員を対象としたプログラムになります。
JICA二本松ホームページ「イベント情報」からご確認下さい。
情熱を持った先生のご応募を心よりお待ちしております。

考えているだけでは、何も始まりません。一歩、踏み出してみませんか?

そして、
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2015年5月2日(土) 08:30

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